1. 耳で旅する「みみ三重ラジオ」
  2. #31「熊野は世界一の『供養花..
#31「熊野は世界一の『供養花火』の聖地!? 趣味で花火を競い合った大正時代のルーツと、火薬に宿る家族の想いを聞く」Guest: 和田祐加子さん(和田煙火店 代表取締役)
2026-07-24 21:02

#31「熊野は世界一の『供養花火』の聖地!? 趣味で花火を競い合った大正時代のルーツと、火薬に宿る家族の想いを聞く」Guest: 和田祐加子さん(和田煙火店 代表取締役)

「みみ三重ラジオ」は、三重県の伊勢から熊野をみなさんといっしょに旅するように巡り、ゆく先々で出会う人や地域の声をお届けするポッドキャスト番組です。
だいたい毎回、毎週金曜日20時に、Spotify、Apple Podcast、YoutubeMusicなどの音声配信プラットフォームで最新の番組を配信しています。
リスナーのみなさんからのお便りをお待ちしております。
▼お便りはこちらから
⁠https://mimimie-radio.studio.site

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

このエピソードでは、三重県熊野市にある和田煙火店の代表取締役、和田祐加子さんがゲストとして登場します。100年以上の歴史を持つ同社は、大正時代に趣味で花火を競い合っていた時代から続く伝統を受け継いでいます。熊野の花火は、お盆の供養花火として、故人の冥福を祈り、現世とあの世をつなぐ役割を担っており、世界一大きな供養花火大会とも言われています。また、プロポーズに使われるメッセージ花火など、多様な花火文化についても語られます。花火師としての子供の頃の思い出や、現代の花火製造におけるデジタル化、そして安全への配慮についても触れられています。特に、和田さんが一番好きな花火である「彩色千輪」は、その手間暇かけた製造工程と美しい姿で、多くの人々を魅了しています。

和田煙火店への訪問と歴史
耳見えラジオ!はい、今回も始まりました。耳見えラジオパーソナリティの玉置由里子です。
今回も伊勢から熊野へ、耳から三重へ。耳見えラジオは毎月4回。
だいたい毎週金曜日にSpotify、Apple Podcast、YouTube Musicなど、音声配信プラットフォームで最新の番組を配信しております。
今日はですね、ちょっとももちゃんは隣にいないんですけど、私一人で熊野市に遊びに来ております。
熊野市は和田園花展さんという、東木州あるいは南三重にお住まいの方なら、名前を聞いたことがない方はいないんじゃないかなと思うぐらい、
皆さんご存知の花火を作っていらっしゃる、そして打ち上げもしていらっしゃる、和田園花展さんにお邪魔しまして、
和田園花展代表の和田さんにちょっとお話を伺えるということで、今日はお邪魔してまいりました。
ということでご紹介します。和田園花展代表取締役の和田由加子さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
This program is brought to you by Kobadaman andyou.
ありがとうございます。
今日実はさっき、オアセの音声ガイドの収録がありまして、お邪魔をしまして、ついでにと言ってはダメですけど、
耳見えラジオも収録させていただこうということで、いろいろお話を伺えればと思うんですけど、
さっきもいろいろお伺いしてたんですけど、和田園花展さんは創業なさって100年以上になるんですね。
100年以上経ってますね。
大正3年っておっしゃってましたね。
大正3年。
大正3年であってました。
あってます。
計算したら112年前ということだったんですけど。
そうですね。
熊野の花火のルーツと供養花火
さっきちらっとお伺いしたお話では、
大正3年ごろというかご創業なさった頃は、結構この地域では趣味で花火を打ち上げてるみたいな方が多かった。
なんかこう練成っていって、星が連なってる花火をどれだけ長くできるかとか、そうやったり、趣味でやってる方が4,5件あったみたいでして、
その中で残ったのがうちだったみたいで。
なるほど、じゃあその花火、もう趣味で花火をやってた方々の仲間うちの1人がおじいちゃん。
初代おじいちゃんです。
それが今まで4代目ですよね、和田さんが。
まだ残って、今も花火を作ってらっしゃると。
昔からそういう花火好き文化みたいなのが根強かったんですかね。
この辺。
そうなんでしょうね、そうやって競い合って作ってるっていう。
でも熊野はあれなんですけど、やっぱり発本雇用花火として発達してきてるみたいで、
お寺の境内から始まって、熊野の花火とかも始まってるみたいです。
そうなんですか。
最初はお寺の境内で。
ちょっとポンポンやってたのが今の熊野花火まで大きくなってるらしく。
そうなんですか。
その間は知りませんけど。
知らなかったです。
ほんとに誇りとしては個人をしのんで、
そうですね、ほんとに。
あの世とこの世をつなぐ役割として。
だから熊野は多分世界一大きな雇用花火大会になるみたいですね。
そうですか。
私も移住してきて4年目とかになるんですけど、
最初はコロナで花火ができなかった年が何年か続いて、
一昨年くらいに初めて見て、
やっぱり最初にその雇用花火にびっくりしました。
そうですか。
天国のおじいちゃん、天国でも大好きだった高菜漬け食べてるみたいな。
おじいちゃんの好きだった高菜漬けの色をイメージして緑色にしましたみたいな。
そういうすっごいほっこりする花火にすごいびっくりした思いがあって、
やっぱりそれがこの辺りの花火の発祥というか。
発祥なんですよね。
供養花火の広がりとメッセージ花火
その和田炎火展さんは北は南伊勢、南は串本までご担当させてもらってますね。
ですよね。
その中で結構雇用花火っていうのは串本から南伊勢辺りはどこでもそうなんですか?
そうでもないですね。
やっぱりお祭りに伴う花火っていうのもありますし、
やっぱりお盆に集中してるのがやっぱり発盆供養が多いです。
でも大安西の港祭りも発盆の方の花火っていうのが半分ぐらい入ってますね。
北東地域でいうとどことどことどこは発盆供養やなみたいなのは?
ねえ、やっぱり下の方ですかね、三重県の北も入ってますし。
北町とかも?
北も発盆供養花火ですね。
じゃあ和田炎火展さんはその度に発盆供養の花火をあげられる個人個人のご家庭に話を聞きに行くってことですか?
それは大安西の港祭りだけなんです。
そうなんですか。
だから社長になって初めて体験させていただいたので、
最初お話しするのもどうかなと思ったんですけど、
やっぱり花火って安いものではないので、
少しでも気持ちに沿ってあげられるような花火を打ち上げてあげたいっていうのがありますので、
いいなと思いますね、今では。
ちなみにそれは頼もうと思ったら、皆さん市とかで集約されてるんですか?
そうですね。港祭りの場合は市の方で全部やってくださってますね。
じゃあ一口いくらみたいな感じで応募して?
もうこれでお願いしますっていう金額だと思うんですけど、
早打ちにするかスターマインにするかっていうのとか決めて、そこからご依頼が来ますね。
私もいつか、熊野の花火だと供養以外にもプロポーズとかに使ってる人も最近。
メッセージ花火ですね。
そのコーナーがあるんですよね、熊野の花火は。
プロポーズとかしてますよね、そばに。
隣町の新宮へ洋服とか買いに行った時に声かけられて、私プロポーズされて結婚した人なんですよね。
初めて会いましたって言って。
本当ですか?
嬉しいですって。
おかげで結婚しましたみたいな。
熊野の花火でプロポーズされてて。
本当にいるかどうか。
本当ですよね。
何万人って、熊野の花火の観客さんがいる中で、結婚してください、ドーンって。
あれが一番盛り上がる。
めちゃくちゃ盛り上がる。
周りの高校生でもうわーってなって、超盛り上がって。
でも結果がわかんないわけですよ、私たちが。
初めてお会いしたとこ。
これさ、振られてたらどうするみたいな。
こんなみんな祝福で断りにくいよね、逆にみたいな。
話をしてて、無事実ったってことですね。
無事実ったカップルさんもいらっしゃいました。
よかったです。
あの日、熊野の花火にいらっしゃった方、無事実ってます。
祝福しましょう、一緒に。
面白いですね。
花火師としての子供時代とキャリア
俺も聞いてみたかったんですけど、花火の世界って、普通に生活してたらなかなか足を踏み入れることのない業界かなと思ったりするんですけども。
和田さんは子供の頃から親しまれてきた、当たり前みたいな感じだったんですか?
周りの人がそう言ってくださるんですけど、私はその意識が全然なかったので、あ、そうなんやなと思って。
そうですよね。一時大阪の方で新旧市さんとして10年くらいはいらっしゃった。
結構大阪でも驚かれませんでした?実家が花火の家なんて。
それを伏せてましたね。
どうしてそれは?
あまり言う機会もなく。
別にそんな言うほどのことでもないかなみたいな。
私だったらもう言いふらしちゃうようなんですけどね。花火作ってるね、うちの人間って。
逆にそれを実感するようなタイミングはあったんですか?花火作ってるって結構特殊なんやなみたいな。
そうやって皆さんに言っていただいて、あ、やっぱり特殊なんやなっていう。当たり前のように育ってきたから。
子供の頃はどういう作業を手伝ってたんですか?
今ではダメなんでしょうけど、現場行って、昔は手も細かったんで小さい筒にも手が入ったりして重宝されましたよね。
今では入りませんけど。
腕じゃないと入らない頭痛とかもあったわけですね。
今、例えば一緒にお仕事されてる花火師さん、従業員の方々っていうのはどんな感じで会社に入って来られるんですか?
だいたい来てた方の知り合いとか、あまり一元さんで来ていただいてもわからないですよね。
ちょっと怖いところもあるので、繋がりで入ってきてくれてますね。
なるほど。ある程度花火の前知識があるような方で手伝ってくれへんみたいな。
今来てくれてる方が連れてきてくれる。
紹介してくれて。
だから身元もなんとなくわかってらっしゃるから、安全かなってまだ。
例えばですけど、近隣の若者が花火の世界に興味があるから小田原花展さんで働きたいって言ったら、弟子を取るようなことはされてるんですか?
うちもまだそこまで大きくないので、若い方育てていきたいっていう思いもありますけど、まだちょっと力がないので。
そうなんですか。でもチャンスがあればできたらいいなって。
そうですね。若い子育ててほしいですね。
その打ち上げの部分っていうのはまた別に夏だけ手伝いに来てくれたりする子たちもいるので、そこでも若い子育ててほしいなと思いますね。
当日の手伝いってのはちなみにどんなことするんですか?
花火製造の現場とデジタル化
最初はあれですけど、仕込みの方ですよね。
その筒に花火玉を入れていったり。
筒を組んでとか、仕込んでとか、そのうち電気の配線してもらったりとか、いろいろ作業ありますので。
花火大会の当日の間にめちゃくちゃやることがきっちりしてる感じなんですね。
でもそれが一箇所の花火大会だけじゃなくて、お盆時期なんかは毎日刻みでやるってことですよね。
お盆は10号が7箇所くらい小さいところですけど、でも分かれていかないといけないので、結構大変なんですよ。
その時はどこどこで判を分けて?
分けて行っていただいて、みんな無事に終わるようにと思いながら身を取って送り出して。
そうですか。
いやいやいやそれは。
やっぱりこの辺、供養花火のあれが多いので。
やっぱお盆にあげないと。
10号、16、17はやっぱりね。忙しいですね。
本当にそこに向けて1年間、その3日間に向けて1年が動いてるみたいなイメージですか?
7月入ったら毎週のように花火が入ってますので、そこからが始まりですね。
本当に忙しい時にありがとうございます。
聞きたいこといろいろあったんですけど、今って花火がデジタル化されてるんですか?
打ち上げの方はコンピューターで制御するような花火が主流になってきてますね。
例えばこの筒が番号が振ってあって、ボタンを1番押すと1番が上がるみたいな、そんな単純じゃないかもしれないですけど。
ボタン1個押すともう制御されたものがずっと最後まで。
プログラムが最後まで走るみたいな。
0.何秒とかの時間でやってきます。
その点火とかも手ではやらなくてよくて、コンピューターでパチッと点火されるみたいな。
コンピューターとか電気、点火とか。
昔は筒に走っていくのをついてこうやって手でつけてた時代もあったんですけど、やっぱりね、危険すぎますので。
そうですよね。
今は電気とコンピューターですね。
和田さんが小さい頃はそういう危険な現場も見たりしてたんですか?
掘り込んだり、筒に火種を掘り込んだりとか、やってた頃もありましたけど、やっぱりね、耳もやられますしね。
やっぱり危険は伴ってますので、今電気で安全になってるから。
そうですね。
ありがたいですね。
花火業界の繋がりと安全祈願
面白いです。
これも聞きたかったんですけど、花火の会社さん同士の横つながりみたいなのもあったりするんですか?
そうですね。やっぱりご一緒にさせていただく現場とかもありますし、それでつながりはできていきますね。
どんなことをお話しされるんですか?
話…。
やっぱり皆さん、企業秘密っていうのもありますでしょうし、そんなに何でも聞けるアレでもないので、当たり障りのないこと聞いたり。
最近どうでかみたいな、ぽちぽちでなみたいな感じも。
最低限みんなが知ってるであろうことは聞けるんですけど、それぞれの花火屋さんの守られてるものがあると思いますので。
なかなか聞きづらいですよね。
そうなんですね。
小野さん、花火を打ち上げる当日に花火師さん達との聖光を祈る玄閣儀みたいなのは何かされるんですか?
玄閣儀といいますか、うちは会社自体が赤っていう色が魔除けの色なので、タオルを赤にして会社名入れて作ってるんですけど、それをつけたりして望んでますね。
お守り代わりですかね。
この鬼ヶ城の準備っていうのが結構、日本一過酷な現場って言われてるので、そういう意味もあって、母が作ったみたいです。
その魔除けの色を使って。
みんな安全に行こう、仕事終えて戻ってこれるように。
鬼ヶ城も断崖絶壁の海沿いの狭いところで作業されますよね。
歩くだけでもね、大変なのに30キロある尺筒を担いで行ったりするんですよね。
一回ハイキングしたことありますけど、昼間に荷物なしで歩いても怖いようなトゲトゲの岩のところ。
安全にちゃんと戻ってこれるようにという意味を込めて赤を背負って。
赤のタオルで。
その赤の色っていうのはお母様が考えた?
多分そうやったと思います。そういう魔除けっていう、赤は魔除けっていうのを知ってたと思うんで。
確かに火を取り扱われる世界でもあるから赤っていう色がぴったりな感じがします。
その母も尺筒に火種をこうやって放り投げてたので。
かっこいい。
そうですね。特に自分も体感してるんで、危険性をね。
そういう意味での。
余計にそういうの作ったんやと思います。
本当ですね。覚悟というかね、安全にやるぞっていう気持ちを込めて。
ありがとうございます。
お気に入りの花火「彩色千輪」
こんなところかい。
これもふれこでもいいんですけど、和田さん的にこの花火は一番好きだなみたいなのあるんですか?
この街の花火。
それはやっぱりこの彩色仙林ですかね。
そうなんですね。種類としても。
いいんです。その話聞きたいです。
でも結構カメラマンさんたちの間では人気の。
大好きです。
私もやっぱこれ見ると彩色仙林を見るとやっぱもう、うわーいいなーってなりますね。
だからありがたいですね。田舎の花火屋なんですけど、こんだけ一つでも有名なものがあったら。
彩色仙林も色んな色とりどりのものもあれば、真っ青のものとかもあれば、年によって違ったりもしますよね。
最近はちょっと彩色が多いんですけど。
その揃えてるのもあるんだ。
ありますね。青仙林とか青竹の。
これだけじゃないんですね。
そうなんですよ。これだけ。よその花火屋さんは単色で作られる時もありますよね。
秘密かもしれませんけど、彩色仙林1個作るのに期間はどれくらいかかるんですか?
中にこの2合玉って直径6センチの玉が入ってるんですけど、それから作るからすごい手間がかかって。
星も、星からすると。
中のおかやくですね。
星って。
それから作るので、それを混んで。
この中に33個入ってますので、だから結構手間が一番かかる花火ですけど、一番喜んでいただける花火ですね。
手間暇かかってる分。
一人で作るわけじゃないですよね。
そうですね。星掛け担当の方とかいろいろ担当がありますので。
要素でいろいろ作って、最後もこのでっかい花火玉に1個組んでっていう。
それがね、かける期間はほんとすっかりかかる。
単位ですけども、一瞬ですよね。
一瞬ですもんね。ほんとに。
でも確かに彩色仙林が打ち上がるタイミングをいつも見逃さないようにしようと思うのに、
今だった!みたいな。
まばたき厳禁みたいな。
まばたき厳禁。だから今年のオアセの花火はね、
ラストのスターマイルの最初に。
なんで最初にあげるかっていうと、やっぱり煙が一つもない時にあげたいので。
それはもう見る方としても、是非それを見たいっていう。
確かオアセカウントダウンするって言ってたと思います。
カウントダウンしてから仙林が上がるって言ってましたね。
別に見逃しはできないですね。
大丈夫だと思います。
エンディング
最後までご視聴ありがとうございます。
そうですね。
まだ見逃せない。
ほんとに。
虎の音ね。
見逃しの音ね。
というわけで、和田園家庭の代表の和田裕加子さんにお話を伺いました。
和田さん、ありがとうございました。
この番組は、トリオ事務局がお送りしました。
21:02

コメント

スクロール