1. 国際政治学者・三牧聖子のCatch Up
  2. 米韓合同演習、トランプ大統領..
米韓合同演習、トランプ大統領は縮小を指示
2026-08-18 09:37

米韓合同演習、トランプ大統領は縮小を指示

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授で国際政治学者の三牧聖子さんによるニュース解説です。日々の国際情勢を分かりやすくお伝えします。

※RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で毎週火曜日に放送したものです。

田畑竜介
Groooooow Up

公式ホームページ ⁠https://rkb.jp/radio/gu/⁠

公式X ⁠https://x.com/rkbgu⁠

公式Instagram ⁠https://www.instagram.com/rkb.rkbgu/⁠

#田畑竜介 ⁠https://x.com/tabacchi_rkb

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

サマリー

イランとの核開発交渉の期限切れにより、アメリカは経済制裁という手段に頼らざるを得なくなっている。一方、トランプ大統領は北朝鮮との関係改善をアピールするため、米韓合同演習の規模縮小を指示した。さらに、ロシアのプーチン大統領による北方領土電撃訪問は、日本にとって外交的に難しい局面を迎えている。

00:02
日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Up。毎週火曜日は国際政治学者の三牧聖子さんです。
三牧さん、おはようございます。 おはようございます。
イラン核交渉の行き詰まりとアメリカの経済制裁
さて、アメリカとイランの戦闘集結に向けた覚書、その交渉期限を過ぎてしまいましたよね。
はい、大変残念な状況ですね。
核開発問題に関してはもう討議すらできずに、我々にとっても大きな関心地であるホルムズ海峡の状況も変わらずということで、覚書は実情無効になったというところですね。
ただ、そのまま無効のまま、境外化しているような覚書ですけども、今後どういうふうに進めていくことになるんですかね。
先週、ベッセント財務長官がイランに対して厳しい経済的措置を取るというふうに発表していて、今週になりましたので、そろそろアメリカがどういう経済措置を打ち出すか発表されると思うんですね。
ただ、この経済的措置を出してきた背景には、アメリカが軍事的にイランを威圧する手段がなくなってきていると、
防空ミサイル、いろんな兵器が足りなくなってきて、だから経済制裁というふうに出してきているんですが、イランに対しては、やれる経済制裁はほとんどやっているんですね。
ですので、あり得るとしたらイランと取引をする第三国への制裁になると思うんですが、これもどこまでイランの圧力になるかは、かなり疑問というところで、
正直なところを率直に言うと、トランプ政権なかなか打つ手なしというような状況だと思いますね。
そしてホルムズ海峡に関しては、オマーンがちょっと存在感を出してきていますよね。
トランプ政権は表だってまだホルムズ海峡を全面通行、戦前の状態に戻すと。
これも認められない。ですのでオマーンが、これはイランだけでなく、アメリカにも、これはあなたにもイラン戦争の勝利と言える面があるんですよと。
オマーンがうまくイランとアメリカの間で立ち振る舞って、いわゆる戦前の状況、自由に通行できる状況ではないけれども、
イランが管理しているという状況でもない状況を作り出せるか、おっしゃる通りかなり重要な存在であると言いますね。
オマーンというのは、イランとも付き合えるし、その他のアラビア周辺国とも付き合えるというような、全方位的な外交をやっているんですかね。
おっしゃる通り、本当に全ての国と関係が良くて、それが売りというかですね、そこに諸国ですので、そうした立ち振舞いで今まで国でやってきたと。
やっぱり今アメリカとイランをつなげる存在っていうのは非常に貴重ですので、アメリカも一応表立っては通行料を認めないという立場を取っていますが、
いろんな水面間でやりとりはあるというような状況だと思いますね。
トランプ大統領の米韓合同演習縮小指示の背景
そしてアメリカの新たな動きとしては、朝鮮半島に目を向けて、韓国との軍事演習というものの規模を縮小するような動きが出ているようですね。
これ突然のトランプ大統領のSNSでの発表だったんですね。
ですので今お話ししてきたイラン戦争が実質手詰まりで、アメリカが花々しい勝利は得られないということで、トランプ大統領今度はアジアだと。
そうだ、トランプ政権は第一期の時に現職の大統領としては初めて北朝鮮に訪問した。
また電撃的に訪問をして、北朝鮮の核開発問題に進展をもたらして、
私は北朝鮮、朝鮮半島問題でこんなに大きな外交的果実をあげたということが言いたくなっている。
とすると何か関係改善のメッセージを送らなきゃいけないということで、
突然米韓の合同演習の規模縮小に言及したというふうに見てよいのではないかと思いますね。
当時撮ったであろうツーショットも出したりして、なんか宗派を北朝鮮として送っているような感じですね。
はい、でも客観的な状況としてはですね、最近北朝鮮はウクライナ戦争を続けているロシアと関係を深める。
そうですね、実は派兵もしていて。
さらに今月ですね、国連で憲章が禁じている、いろんな条約が禁じている弾道ミサイルの発射実験とかもしているわけなんですね。
客観的に見ると、核開発問題で進展をもたらせるような行動の変化は見られないわけなんですが、
トランプ大統領は自分の外交的果実を得たいために思いついたと。
さらにはやっぱり韓国に対するかなり厳しい批判ですね。
韓国はフィランス戦争に協力しなかったじゃないかと。
これも北朝鮮と関係改善、交渉する一つ、今私たちが向き合っている背景なんだという言い方をして、
これちょっと我々にとっても怖いですよね。
いつ日本もフィランス戦争に協力しなかったじゃないかって言われるのか。
どの同盟国も、またトランプ大統領のこの同盟国批判モードが始まったというですね、
ちょっと戦線強強してしまうところもありますね。
なんか八つ当たりにも近いなという感じがするんですけれどもね。
ロシア大統領の北方領土訪問と日本の外交的課題
そんな中、今チラッと出てきた、ロシアの話で言うと、
週末に北方領土を電撃訪問ということがありましたね、プーチン大統領。
こちらも訪問してしまったということで、
最高指導者が北方領土を訪問するというのは、
1945年にロシアが北方領土を占拠してから、初めてですので、
これは私たち日本にとっても大きな事態。
しかもこれは高市政権にとっても少し微妙なところで、
例えば岸田政権等に比べてですね、高市政権はその後日中関係も悪化して、
イラン戦争でエネルギー危機もあるので、
若干ですね、ロシアと関係改善を模索して、
まずは学術交流から再開しようと、
日本として最も受け入れられないですね、
大統領の北方領土訪問があったと。
ちょっと私たちもロシアに対して甘い期待を抱いて、
実際戦争もやめてないのに、
融和的な方向に動いていた、
そのこともちょっとやっぱり反省しなきゃいけないなという局面ですよね。
今回の一件を受けて、じゃあロシアへの経済制裁を緩めるかというと、
それはやっちゃいけないですよね。
それは決してやってはいけないですし、
どういうありえないことをされてしまったわけですので、
こちらも言葉だけの批判でいいのかと。
実際新たな制裁、これは受け入れられないことをどう示すか。
他方で、今回ロシアの駐日大使が、
中国の駐日大使と連名で、
あからさまに日本を警戒批判するような共同声明を出しているんですね。
これも相当異例なことで、
日本としてはロシアに厳しく当たらなきゃいけない。
他方で、向こうも中国、ロシアという大国が今、
非常に関係を強めていますので、
こちらもあまりに対応を誤ると、
そして今トランプ政権もイーランを見たり、
北朝鮮を見たり、行動が不安定ですので、
相当今外交的に難しい局面。
高市政権の外交が試される局面ですね。
分かりました。
ミミワキさんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は国際政治学者の今木聖子さんでした。
09:37

コメント

スクロール