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日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するCatch Up.
毎週火曜日は国際政治学者の三牧聖子さんです。
三牧さん、おはようございます。
おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いします。
イランの強気な条件提示とアメリカの苦境
さて、ホルムズ海峡の開放に向けてアメリカに対してイランが6つの条件を提示しましたね。
そうですね。これはアメリカの海上封鎖をもうやめろと。
さらにアメリカに、今までこれだけ戦争で破壊してきたんだから、いろいろ補償、賠償もするというですね、大変強気な内容なんですね。
これは本来ですね、アメリカ数ヶ月前、1ヶ月くらい前でも一個打に値しないというような態度を取るようなですね、そういう内容ではあるんですが、
今アメリカではですね、もうイラン戦争を続ける、これ無理じゃないかとちょっと言われているんですね。
ずっとアメリカ軍事的には圧倒してきたわけなんですが、非常に戦略性を欠いた攻撃で、ものすごくとりわけ防空ミサイルですね、守るためのミサイルを使ってしまって、これが枯渇してきていると。
そういう現状もあって、トランプ大統領はもうですね、イランの核開発問題は全く触れないで、このイランの物の条件、これはさすがにあまりに強気なんですが、相当程度イランに情報をした内容での和平しかもうないんじゃないかというですね、そういう見立ても出てきましたね。
となるとでもアメリカとしてはもうそれを飲まざるを得ないぐらいまで追い込まれてきているっていうことなんですか?
はい、もちろんですね、軍事的には強いんですけども、アメリカ軍というのは世界に展開しているわけですね。
例えばワンガン諸国が攻撃された時に使うようなパトリオット、これ戦争が始まる前はですね、2000発以上あったのが今800発ほどになっている。
半分切っているんですね。
そうするとその間にですね、もしアジアやヨーロッパで不穏な動きをする国があった場合、これ私たちも一言ではないですよね。
実際すでにアメリカがこのパトリオットだけではなくサードミサイルとか、かなり半分以上使っちゃったというような状況で、他の国で何かあった時に戦前のような形では守れないと。
イランがいつまでも情報をしないのに、これ以上軍事的な圧力を強めて、意味があるのかという声は軍トップです。
参謀本部議長、軍トップも空爆やってても意味がなくて出口を探さなきゃいけないということを言い始めている状況なんですね。
ただこれを飲むという形になると、じゃあこのイラン攻撃って何だったんだっていうような状況で、
これトランプ政権としてはかなり追い込まれる厳しいことになりそうですよね。
皆さんにおっしゃる通りで、トランプ大統領この武器弾薬が枯渇しているというニュースに激怒していて、
SNSでですね、武器弾薬は足りてるんだと。
一体誰がこんな情報を漏えいしたんだという、そっちに怒りを向けるのは違うだろうという感じなんですけれども、
トランプ大統領としてもかなりこの情報は気になってると。
私はどんな内容の和平になってもトランプ大統領は勝利を宣言するだと思いますが、
イランの核開発問題を解決する、イランの核開発を制限すると言って戦争を始めたのに、その問題は全く手つかず。
イランは相対的にアメリカが湾岸諸国を守れるような武器を使い切ってしまった。
相対的にイランが優位、地域でも強い発言力を持つような状況を残して戦争を終えるという、そういう可能性も出てきましたね。
トランプ政権の外交政策と中間選挙への影響
そうなると面白くないのがイスラエルになってくるのかなとも思うんですけど、
イスラエルはこのまま静観するんですかね?
最近ですね、イスラエルはこのイランの問題だけでなくガザでももう決戦しないと。
私たちはもう私たちが終わりと思うまで戦うんだと。
アメリカに背くような姿勢も見せていて。
これもアメリカ国民からすると、一体トランプ大統領はそもそも戦争を停戦させると。
私は平和の大統領になると言って大統領になったのに、戦争を止められてない。
ネタニア府省をガザでもイランでも全く言うことを聞かせられてない。
外国政策では中間選挙に向けてトランプ大統領のポイントがほとんどないという状況で、
迎える可能性も現実に帯びてきましたね。
となると旗色が非常に悪くなる。
日米協調介入とアメリカの国益
国内に目を向けるとというところで、先日日米協調介入がありましたけれども、
これは国内向けにアメリカとしては住宅などの国民からの不満とかも上がっていると思うので、
ここに手を打たないとというものもあったんですかね。
そうですね。トランプ大統領は友情、日本との友情を謳っていましたけれども、
実際にはアメリカ選挙ももう3ヶ月後ですので、
これは当然のことながらアメリカの国益、トランプ政権の思惑が当然、
それがうまく絡み合ったというところですね。
なるほど。このまま円安ではっていうところもあったんだと思います。
中東における新たな防衛協定と地域秩序の変化
中東の諸国でいうと、サウジアラビアとトルコ、パキスタンの3カ国が、
共同防衛協定に署名しましたよね。
これはですね、少し前だったらあり得ないと。
イラン戦争が当然こうした動きを生み出してしまったわけですね。
つまりもうアメリカとの同盟関係では守ってもらえないと。
この同盟はあくまでどの国も対象にしてないと。
純粋に防衛的な同盟なんだけれども、アメリカだけには頼れない。
例えばパキスタンは核を持っていますし、
サウジアラビアは本当にお金がある地域の大国、トルコも大国ですよね。
こういう国がアメリカと相対的に距離を持って、独自で地域で守り合っていこうと。
こういう状況を生み出したと言えますね。
他にも中東にはアメリカが軍の拠点を置いているところがあるかと思うんですが、
この3カ国以外にも今後そこにじゃあウチもって増えていく可能性ってのもあるんですかね。
エジプト等の加盟も将来はあるのではと言われていて、
そうするとですね、今まではアメリカと同盟を結んで守ってもらう。
それによってアメリカは中東で存在感を持っていたわけなんですが、
もうこのイラン戦争でアメリカがむしろ守ってくれるところが戦争を呼び込んできたと。
イランがますます相対的に強大になったということになれば、
むしろアメリカにあんまり近づきすぎてると危険だと。
私たちはアメリカともちゃんと距離ありますよという形で、
イランはなかなか危険な国ですけど引っ越せませんので、
これらのワンガン諸国もアメリカと距離を持ちながら、
地域大国イランやイスラエルと対峙していく。
そういう本当に新しい中東の秩序が生まれつつあると。
この動きは決して三カ国に限られたものでは将来なくなる可能性もありますね。
ということはこの三カ国、そしてその他の周辺国も連携は取るけれども、
あくまでもイランは刺激しないようにってところは大事にしてるってことですかね。
そこは本当に強調して、これはあくまで対イランの防衛ではない。
やっぱりアメリカが守ってくれなかったことに対する対応ですと、
純粋に防衛的ですというのは強調しているところですね。
なるほど。分かりました。
まとめと今後の展望
ちょっと今日は中東情勢の動きについて解説していただきました。
ミマキさんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は国際政治学者のミマキセイコさんでした。