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俺は、カニカマ。かっこいいカニカマなんだぜ。
俺には、仕事がある。
俺の仕事は、カニになりきること。
それこそが、俺の仕事なんだぜ。
俺は、サラダに紛れ込む。
サラダに紛れ込んで、カニの役割を演じる。
それから、そのまま食べられることもある。
そのまま、カニになりきって、醤油なんかをつけられて、口の中に運ばれる。
それこそが、俺の仕事って話。
俺には、いろんな名称がある。
その名称こそが、例えば、ロイヤルカルビ。
ロイヤルカルビではなくて、よ、よ、よ、ロイヤルカリブ。
そう、あのカリブの王様。そんな雰囲気を感じねえか?
それから、マリンクイン。海の女王、マリンクインなんだぜ。
代わりどころの名称といえば、ソシタラバ。
シタラバだったかな?ソシタラバだったかな?
シタラバだったと思う。
そう、今言ったとおり、ソシタラバというところと、タラバガニの掛け合わせ、シタラバ。
シタラバなんて呼ばれることもあるんだぜ。
そして、これを忘れちゃいけねえ。
その名称こそが、なんだったっけ?なんだったっけ?なんだったっけ?
そんなことは言わせねえぜ。
カニチャイマッセ。カニチャイマッセなんて呼ばれ方もある。
いろんな名称があるわけだが、俺は口の中に運ばれたら焦点される。
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そんなお話、お聞きいただきありがとうよ。また聞いてくれよな。