ダンスの重心と文化・宗教的背景
こんにちは、midoriです。今日は、ダンスの重心の取り方と、宗教的な信仰とか文化の背景についての関係を話してみたいと思います。
私は、大学時代に社交ダンスをやっておりまして、社交ダンスっていろんな重心の取り方があるんですよね。
基本的には、スタンダードっていうワルツとか、クイックステップとかのダンスに関しては重心を高く、
ラテンは基本的には重心が低いダンスが多いんですけれども、ただ、種目によってですね、重心の取り方が結構いろいろあるんですよね。
で、そういうところであったりとか、あとは例えば、日本舞踊を見たりとか、あとはフラダンスとか、結構重心の低いところが一緒だなぁとか思ったりとか、
あとはジャズダンスとか、チアダンスとか、そういうのは逆に重心が高いなぁとか、この重心の取り方ってどういうところで決まってくるんだろうっていうのがずっと疑問だったんですよ。
それについて今回ちょっと調べてみたので、それについて話したいと思います。
世界中のダンスをいろいろ見ていくと、基本的にはそのさっき言ったように重心の高いダンスと重心の低いダンスっていう風に大きく2つに分けられるんですよね。
で、これって単なるスタイルの違いっていうことではなくて、実際にはその国のですね、とかそのダンスが生まれたその文化圏の考え方として、神様がどこにいるかっていう信仰心とかで、その重心の取り方が変わってくるっていうところがありまして、はい。
クラシックバレーは極限まで重心を高くして、つま先立ちをして、重力を感じさせないようなステップを踏んでいるという踊り方ですけれども、それはですね、キリスト教的な考えがすごく影響しているそうで、神様は空の上、天にいて、その神様に近づきたい。
重心の高いダンスと低いダンスの宗教的解釈
人間は地の上にいる、地上にいる人間たちを超越して神に近づくべきなんだみたいな考えがあるからこそ、ああいう踊り方になっていると。
で、一方でですね、例えば日本舞踊だったりとかハワイのフラダンスとかって、すごい重心が低くて、膝を曲げて重心を下に落として踊るんですけれども、こっちはですね、日本の神様もハワイの神様に関しても、大地とか自然の中に宿ってるっていう考え方なんですよね。
だから、地面をしっかり踏みしめることで神様と交信するとか、あとは荒ぶる地霊を沈めたりするみたいな、そういう背景があってああいう踊り方になっているそうです。
だから、重心を高くして背伸びをするような踊り方は天への祈りや憧れ、で、足をしっかり踏んで重心を落として踊る踊り方は大地への祈りっていうふうに区別できるそうです。
なんですけどね、車高ダンスに関してはですね、これが綺麗に区別できなくて、あれはですね、エリート貴族とストリートの野生児っていうところがすごい混ぜこぜになってるんですよね。
社交ダンスにおける重心の多様性
例えば、スタンダードの中に入っているのは、ワルツ、クイックステップ、スローフォックストロット、タンゴっていうのが基本的に入っている4種目になるんですけれども、
ワルツとかクイックステップとかっていうところに関してはですね、これは貴族の舞踏会が発祥になっているので重心は高い。
だから、労働者階級とは違ってお貴族様たちの優雅な踊りなので、ふわふわした重心の高いダンスなんですけれども、ただタンゴだけはものすごく重心が低いんですよね。
これはですね、タンゴの発祥がアルゼンチンタンゴなんですけれども、アルゼンチンのバス絵の酒場で、労働者たちが不安な状態だったり孤独な状態を抱えて揺るぎそうように踊っていたっていうところから、低い重心が作られているっていうところがあるそうです。
あとはですね、さっき紹介したクイックステップとかフォックストロートっていうところ、あとラテンのジャイブっていうのはですね、これはジャズ文化から生まれたダンスなんですよね。
だから最初はですね、社交ダンスになる前は、もっとドタバタした感じの騒がしいダンスだったんですけれども、
これが社交ダンスというところで一つのカテゴリーに入れられるときに、もうちょっとお上品にみたいなところでちょっと矯正をかけられて、ああいう形になったそうです。
ラテンダンスの方なんですけれども、ラテンはですね、基本的にはキューバとかの踊りが多くて、チャチャチャとかルンバとか、
あとサンバとかですね、南米系の踊りが多いんですけれども、異端なのが一つあって、それがパソドブレという種目なんですけれども、
このパソドブレはですね、東急市の踊りなんですよね。
だからフラメンコの要素とかも入っているんですけれども、さっきの3種目に比べるとちょっと重心が高めです。
あとポーズの取り方が違っていて、サンバとかルンバとかは若干その膝を曲げる曲げないとかの違いはあるんですけれども、
基本的にはですね、腰をグッと中に入れて、お尻を突き出すようなポーズを取るんですけれども、
ストリートダンスと重心の関係
ただパソドブレだけはお尻をグッと中に入れ込んで胸を張る、フラメンコとかのポーズを思い浮かべていただけるとわかりやすいのかなと思うんですけれども、
ちょっと基本ポーズの取り方が違うんですよね。
あれはですね、どうしてそういうポーズを取っているかというと、死に直面する英雄の誇りを表現しているから、
だから胸を張って誇らしげなポーズを取っているということだそうです。
というところでですね、結構いろんな要素が含まれていて、混ぜこぜになっているからこそ、
社交ダンスは重心というところでいうと綺麗には描かれていなくて、
基本的にはスタンダードの方が重心高めなんだけれども、単語だけ違う。
ラテンに関しては基本的には南米系の大地の踊りが中心なので、重心低めなのが多いんですけれども、
その中でもパソドブレやジャイブはちょっと重心が高いという違いがあったりします。
ダンスの背景を探る面白さ
こういうところで見ていくとですね、いろんな宗教的な背景であったり文化的な背景というところが見えて面白いなと思うんですけれども、
最後にちょっと気になったのがですね、ストリートダンスはどうなんだろうと思ったんですよね。
ストリートダンスってそもそも宗教とあんまり関係なさそうなんですけれども、
これをね、こういう文脈で分析したときどうなるかというところでジェミニーに聞いてみたところですね、
すごい面白い対比を見せてくれて、
ヒップホップとかはキリスト教的なバレエとかでいう上上っていう重心を無視した踊り絵のカウンターとしてできてるよっていうふうにまとめてくれました。
これはどういうことかというとですね、
ヒップホップとかってアップダウンっていうふうに重心を上げて下げてみたいな感じのリズムの取り方をするんですけれども、
これがその重心を下げるのが基本になってくるので、
これはですね、バレエみたいな重心を無視した天井の理想を追いかける奇麗事への反抗っていうふうに取れると。
だから神様は空の上にいるんじゃないと。
ヒップホップの方はですね、
ヒップホップというかストリートダンスはアフリカのダンスがルーツになっているので、
キリスト教的な神様は天にいるっていう考えではなくて、
神様が大地にいるとか、ソウルの中にいるみたいな考えの方が強くて、
なので重心を低くして、地面を強く踏みしめたり叩いたりとか、そういう動きが多いんですよね。
だからストリートダンスで言うと、
それが神様との対話であり、祈りの形と言えるというふうにまとめてくれました。
そう思うとすごく面白いなと思うんですよね。
もともとはギャングとかの戦い、殺し合いを防ぐためにダンスで勝負するとか、
そういうところが基本的にはルーツだと思うんですけれども、
宗教的な側面で見ると、そういう見方もできるのかというところが面白いなと思いました。
私自身もね、そんなにダンスすごいやり込んでたかとか詳しいかというとそこまでではないんですけれども、
ただ、やったことによって重心の取り方だったりとか、動き方というところにどんな背景があるのかなというのがすごく気になったので、今回調べてみました。
はい、なのでダンスあまり興味がなかったとか見たことないという方もですね、
こういった側面でそれぞれのダンスを見ていただけると、いろんな発見があるんじゃないかなと思います。
聞いていただいた方はありがとうございました。