1. 夕焼けひとりきり
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2024-02-03 10:51

紙芝居 大事な1日 from Radiotalk

#昭和レトロ#思い出#思いやり#夕焼け#ミッキーロンリー
00:10
夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和2桁生まれのパーソナリティー、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、
明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代、
暖かく優しい、そんな昭和の情景、
心のもんままお話しできればと思っております。
どうぞお聞きください。
時は昭和40年代、50年代、
とある富士山の滑り台がある公園。
こちらで男の子たちはキャッチボールを終えて、
女の子たちはゴム跳びを終えて、
秋和くん、時夫ちゃんもいる。
そんな10人ほどのグループが、また広場のところに体育座りして、
みんな誰かを待っているようです。
あれ?大きな黒い自転車、やってきた。
紙芝居のジェウジさんだ。
すごい、またみんなも喜んでるジェウジさん、
みんなの前に来ました。
私、ミッキーも声をかけないで後ろの方から様子を見ます。
準備が終わりました。幕が上がります。
始まるよ。
大事な一日のお話。
昔あるところに男がいた。
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その男はお師匠さんがいる。
学問も武術もお師匠さんのところで習っている。
そんな彼もついつい怠け者の性格が災いとなって少々困っている。
ジェウジさんは紙芝居を続けます。
お師匠様、今日勉強、ちょっと疲れちゃって、
明日もあるし、あさってもあるから、
たまにはお休みにしようよ、お師匠様。
バカもん、後で私のところについて来い。
ジェウジさんは紙芝居をめくります。
お師匠様の後、男がついて行きます。
そんな彼が連れて行ってもらったのは、病気で子供が母親を看病して、
少しでも一日を、もう一日をと懸命に看病している。
あと一日、行きたい。
そんなお母さんの気持ちを看病している娘さんがいます。
お師匠さんと男は窓からそっと見て、自分の道場に戻ります。
ジェウジさんは紙芝居をめくります。
男は黙っていました。
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お師匠さんは言います。
時間とお金が大事だという時は金なり。
男よ、時を命と置き換えてみてはどうじゃ。
これからの1年、5年、まだあるようじゃけれど、過ぎ去ったはず。
1年、5年はあっという間じゃ。よく考えるがよい。
ジェウジさんは紙芝居をめくります。
男はひどく反省しました。
ジェウジさんは道場でお師匠様と一緒に心を温め、時間を命。
そんな風に置き換えて、毎日を大事に大事に生きることを決めました。
おしまい。
ジェウジさんは紙芝居をめくります。
パチパチパチ。
秋和くん、東京ちゃん、そしてお友達もみんなまた黙ってしまいました。
そしてみんな一人一人うなずいて急に真面目に家でお母さんのお手伝いするって言ったり
宿題しなくちゃって言ったり、そんなことを言う子供たちもいました。
09:01
富士山公園が夕焼けに灯ってきました。
みんなそれぞれの自転車に乗って木路に着くようです。
みんな気をつけてね。夕焼け一人きり。
今日はまた富士山公園でジェウジさんが紙芝居を披露していました。
同じ一日でも明日がある、明後日があるっていう風に思う人もいれば、もうあと一日行きたい。
そんな風に思う人もいる。時間を命。気づかせてくれました。
私もそう思って生きていきたいと思います。
皆さんもこのお話どう思われますでしょうか。
夕焼け一人きり。
今日は短くなりましたが、このあたりでお話を終わりたいと思います。
お付き合いしていただき、本当にありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。
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