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夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和二桁生まれのパーソナリティ、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代。
暖かく優しい昭和の情景、心を思うままにお話しできればと思っています。
どうぞお付き合いください。
今日は、富士山の滑り台のある公園でのお話。
男の子がキャッチボールしたり、バットで軽いバッティングの練習をしたり、
女の子たちがゴム跳びを終えて、男の子たちの野球の練習を眺めています。
応援したり、ニコニコしながら冷やかしているのかもしれませんね。
秋和くん、ときおちゃん、小学校を卒業して春休み、中学校入学前の情景です。
下級生に最後のアドバイスって言ったところでしょうか。
自分が幼い頃から進級して、自分も教えてもらったように、下級生への面倒を見ること。
それも大事なこととして受け継がれている様子です。
その舞台でも富士山公園は大事な場所。
遊びのまた大事なお話の場所。
今日は私ミッキーが様子を見てまいりましょう。
時は昭和50年代。富士山公園での物語。
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男の子たちが同じ町内の上級生から下級生まで、それぞれの趣味についてノックしたりして補給して、
内野だったり、朝目の外野からフライを取ったりして、ボールを回しながらノックをしているのは秋和くん。
中学校へ進学する前にこの4丁目。正直言って強くないチームです。
ただ気持ちだけは試合中に泣きべそをかいたりしながらも最後までいつも戦って、
相手チームに何度も何度も本ベースを駆け抜けられていた。
でも投げ出すことはなかった。そんな秋和くんも小学校では頑張りました。
なんとか少しでも強くなってほしいと思って、それぞれの内野種。
内野種。内野種にノックをしています。心を込めているのでしょうか。
ときおちゃんがいました。その姿を他の女の子と眺めています。
転校生も一緒です。ニコニコして笑ったり。
時折、男の子たちの元気な姿を見て安心したり応援したり。
時々、男の子たちが転んだりするとキャって言って笑ったり。
微笑ましい光景です。あれ、オートバイだ。北海道さんがやってきた。
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北海道さん。ときおちゃんが声をかけます。
やあ、久しぶり。秋和くん、練習してるみたいだね。
なんとか強いチームにしたいっていう練習なんだね。頑張ってる。
北海道も嬉しいよ。ときおちゃんが言います。
北海道さんって野球できるの?任しといて。
よーし、少しコーチでもしようかな。
大丈夫?北海道さん。ときおちゃん心配そうです。
秋和くんが、北海道さん、どうしたの?
秋和くん、ピッチャー僕にやらせて。
投げるよ。北海道さん振りかぶってキャッチャーに向かって投げたら、いきなり冒頭でした。
ごめんごめん。秋和くん少し不安そうな顔。
よーし、今度はボール。ワンパウンドギリギリ。
北海道さん、練習にならないよ。秋和くんが言います。
よーし、次はちゃんと投げるよ。秋和くん。振りかぶって投げた。
投げた。秋和くん、お尻の辺にいきなり北海道さんのボールがデッドボール。
痛がってます。痛い痛い痛い痛い。ちょっと北海道さん頼む。
気をつけてよ。ごめんごめん。ごめんね。秋和くん。
北海道さん、ギブアップ。
ときおちゃんが言います。全然ダメじゃん。北海道さん。戻ってきました。
北海道さんはときおちゃんと一緒に一塁の後ろから並んで応援することにしました。
しょんぼりしてます。
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ときおちゃんが。北海道さん。これ。ときおちゃんが手のひらパー出して見る気が2つありました。
北海道さん、元気出してね。ありがとう。ときおちゃん。
秋和くんは立ち直ってまた下級生の子供たちにノックしてます。
ずいぶん中学校へ進学する前のこと、頼もしい姿になりました。
ときおちゃんも、下級生の女の子たちにいろんな引き継ぎを終えて、ときおり富士山公園に来る約束していました。
富士山公園が夕焼けに染まってきました。
北海道さんはみんなに挨拶して帰ります。
みんな、また会おうね。
今日は夕焼け一人きり、ある富士山公園、秋和くん、ときおちゃん、下級生への引き継ぎ。
心を込めたノックやゴム飛びの教え方、終わりました。
今日はこのあたりでお話を終わりたいと思います。
お付き合いしていただきありがとうございました。
次回の番組、お楽しみに。