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夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和二桁生まれのパーソナリティ、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、それは懐かしいあの頃。
明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代。
暖かくて優しい、そんな昭和の時代を
皆さんと一緒に心の思うまま思い出してお話ししてみたいと思います。
どうぞお付き合いください。
今日は昭和レトロのお話。
趣を変えてジャジな気分で
あるバーでのある男のお話。
そんなテーマでお話し続けたいと思います。
ある男がカウンターの端で一人でお酒を飲んでいます。
ビンビンをあげてハイボール。
カウンターの上には漬物。
そして厚揚げ。
何か思いを発せるのでしょうか。
時より難しい顔してチビチビ飲んでいます。
話しかけてみましょう。
やあ、ミッキー。久しぶり。
今、昔のことを思い出してたんだ。
恥ずかしいけど恥ずこいっていうやつかな。
その子のことを思い出しててね。
なんとなくお酒飲んで浸ってたんだよ。
それは、小学生時分ある日沖縄からの転校生で
目がクリクリとした小金の子だったね。
時より目が合ったりして
自分を意識し合っているのかどうかわからない。
ただ、中学校に行った後、体育大会の時とか
時より近くにいることになって
多少は気になるというか
向こうはどう思ってたかわからないけどね。
ある日、転校することになってその子が
隣の市に行ったんだよね。
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思い切って話しかけたよ。
その子の家の近所を散歩したり
小さな風水のある公園の見下ろせる喫茶店。
そんなところで子供じゅんにおませに
コーヒーなんか飲んだりもしたね。
緊張もしたし、なかなか目が合わせられなかったり。
思い出すよ。
まあ普通の話して別れたけどね。
その後は遠距離まで行かなくても
なかなか行きづらいというか
自然消滅ってわけか。
後にその子の中学校は荒れてて
不良と言われる子たちが多くて
その子も髪を染めた。
そんな話も入ってきたね。
別に何とかしようという気もなかったし
ショックもなかったね。
その後年月経て
たまたま僕の友達から
その子が自殺したっていう話が
ニュースで飛び込んできたんだよね。
これもずいぶん年月経ってたし
びっくりした。
そんな気持ちの方が大きくて
ショックもないというか
ただ今思うのさ
あのままお付き合いしてたり
そしてその子の人生考えた時に
近くにいたら
何とか結果は変わったのかななんて
自分の誓うのなさというか
何とかしたかった。
そんな気持ちが複雑に
今豪作してるんだよ。
お酒飲みながら噛み締めたんだ。
やりきれないっていうのがね
ミッキーもそんな気持ちになったことあるかな。
ごめんね。変なこと聞いて。
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ミッキー、今日は話聞いてくれてありがとう。
またね、話は変わります。
今日は昭和レトロのお話ということで
ある男が
そんなカウンターの隅で
思いにふけてしびしびとお酒をたしなむ
お話は当時の初恋の思いで
そんで自分のことを語ってくれました。
とりとめのない話だって言って
教えてくれたんだけども
その男にとっては
本当に欠かせない人生のページで
これからも頑張って生きていくのだと思います。
皆さんも
お酒を飲んだり
コーヒーを飲んでほっとするひととき
あの時こうだったかな
こうすればよかったかななんて
考えるけれども
結局結論は出ない。
そんな気持ちになること
ありますでしょうか。
そんなある男のつぶやき
今日は取り上げてみました。
夕焼けひとりきり
短くなりましたが
このあたりでお話を終わりたいと思います。
お付き合い下さいまして本当にありがとうございます。
次回の番組お楽しみに。
