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夕焼けひとりきり始まりました。
昭和。二桁生まれのパーソナルト、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ。今は懐かしい思い出。
明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代。
温かく優しい昭和の情景。
心をもままにお話しできればと思っています。
どうぞお付き合いください。
今日は昭和レトロのお話。
富士山公園。大きなスミライト広場がある。
子供たちは竹山したり、中には剣玉代々で競い合ったり。
縄跳びをしている。大縄跳びをしている子もいる。
二、三人で二つのチーム。みんな元気いっぱいだ。
そんなお遊びを終えて、広場にみんなが集まってきた。
退屈割りをして誰かを待っている様子。
私、ミッキーがそばにいて様子を伺いたいと思います。
どうぞお付き合いください。
時は昭和50年前。
富士山公園での物語。
子供たちはそれぞれの遊びを終えて、広場に退屈割りをして誰かを待っている。
あれ?あの大きな黒い自転車。荷台には紙芝居。
ジェオウジさん、やってきた。
みんな喜んでる。
待ってたかい?
ジェオウジさんはニコニコ。
ジェオウジさんの方が楽しみしてたみたいだ。
子供たちは万歳したり。
ジェオウジさんが紙芝居の準備を終えて幕を広げます。
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特製お弁当の幕。
パチパチパチ。
ある小学校の遠足のこと。
みんな目的地に着くまでのバスの中でワイワイガヤガヤ。
そして目的地の行きのあるいつもの富士山公園とは比較ならないほど大きな遊園地がある場所に到着して
みんな昼食の時間になろうとしてた時のこと。
みんなそれぞれに親御さんに作ってもらったお弁当を持って始まる頃の話。
だよ。
ジェオウジさん紙芝居をめくります。
子供たちがみんな自慢しようとして
僕のはこんなおにぎりなんだよ。
私のはコロッケだよとか言って。
唐揚げもあるんだよとか言ってみんな自慢してる。
そんな中、一人の男の子が
うわぁ、こぼしちゃった。
彼は半泣き状態。
お母さんに作ってもらったお弁当を余儀ごとひっくり返しちゃったみたい。
手を滑らしたみたい。
彼は大泣き。
どんどんみんなのクラスも
そんな彼を察知して静かになっていく。
ジェオウジさん紙芝居にめくります。
そんな中、ある女の子が
私のおにぎりあげるよ。
彼は少し泣き顔が止まって
ありがとう。
そしたら他のクラスのみんなも
おかずをこれ食べて、これ食べて
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そんなお弁当をひっくり返したお友達は
いつの間にか自分のひっくり返した容器のお皿の上が
おかずやお弁当が元の大きさ以上に出来上がった。
おにぎりやみんなのお友達のおかずが集まってきた。
ジェオウジさん紙芝居にめくります。
そのお友達はいつの間にか泣くのをやめて
みんなにいいよいいよ
僕が悪いんだからって言ってるのに
気がついたら
みんなのお弁当以上に自分のが一番
おかずも多くなってしまって
カニさんのソーセージがあったり
タコさんのソーセージがあったり
お弁当も特性の誰よりも立派なものになってしまいました。
ジェオウジさん紙芝居にめくります。
みんなそんなお弁当をひっくり返した子にあげていいなって言いながら
その顔はうらやむこともいいなって言いながら
その顔はみんなハチキレンばかりの笑顔
お弁当をひっくり返した彼も笑顔
そのクラスは笑顔満開
美味しいなぁ
美味しい
美味しい
みんなが他のクラスの子たちも羨ましがられるような
一番素敵なクラスになって
彼はみんなに本当にお辞儀を
お礼をこれじゃないぐらいにペコペコしてる
素敵なお話だね
ジェオウジさん最後のページをめくります
09:07
おしまい
パチパチパチパチパチパチ
今日は昭和劣等のお話
富士山公園での紙芝居
ジェオウジさんが特製お弁当の紙芝居
それはある男の子が遠足の時にひっくり返して弁当をなくしてしまっても
クラスのみんながどうぞこれ一品これ一品って
そんな彼のことを思って
あげたら誰よりも大きな特製弁当が出来上がった
そんな傷もみんなの力で
かばい合うことの大切さ
お友達はみんなうんうんって言って
ジェオウジさんの紙芝居を楽しんだやつ
富士山公園が夕焼けに染まってきました
みんなそれぞれの自転車にまたがって軌道に着きます
みんな気をつけて帰るんだよ
今日は夕焼け一人きり
このあたりでお話を終わりたいと思います
お付き合いしていただき本当にありがとうございます
次回の番組お楽しみに
