1. 夕焼けひとりきり
  2. 留守番電話 from Radiotalk
2024-01-17 11:03

留守番電話 from Radiotalk

#昭和レトロ#思い出#思いやり#夕焼け#ミッキーロンリー
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夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和二月生まれのパスタランティー、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、明日の審判へもせず駆け抜けた昭和の時代。
そんな暖かいやさしい昭和の時代、記憶を呼び戻して皆さんにお伝えできればと考えております。
どうぞお付き合いください。
今日は昭和レトロ、携帯電話、メールといった、そんな便利なツールがない昭和の時代。
固定電話で、庶民の方は、連絡手段としてやり取りしていました。
時には、不在の時には、固定電話の留守番電話、帰宅するとポッとして、要件を聞く、そんな光景が蘇ってきます。
今日は、そんな固定電話を、そして公衆電話を、シーンとして捉えた、あるテレビ、アニメの、私が昔見たお話、エピソード交えてお伝えしたいと思います。
どうぞお聞きください。
主人公は、ある女の子。年齢は、もうすぐ15歳を迎えようとしています。
場所は児童養護施設。そちらで、リーダー的な存在で、年下の男の子、女の子の面倒を見て、みんなの模範となるような、そんな素敵な女の子に成長していました。
時は、さかのぼること、10年前、女の子は、お母さんの病気で亡くし、お父さんにおんぶされて、モードリーに出かけていました。
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そこで、風貌の決して良いとは言えない、チンピラというのでしょうか。お父さんと女の子は絡まれます。
おんぶしたまま、お父さんは、生徒を防衛して、女の子を守ろうとした際、そのからかったチンピラ風の男が、打ちどころが悪く、頭を打ちつけて、死んでしまいます。
そんな罪をかぶって、父親は刑に服すことになり、刑務所に入ることになります。女の子は身寄りがなく児童養護施設に預けられ、そして現在まですくすくと成長した女の子になっていました。
女の子が15歳になろうとしていた時に、ある子供のいないお年寄りの裕福なご夫婦から、里親の申し込みが施設の園長にございました。
実は、お父さんは少し前に出所して、園長とは連絡をとって、娘さんの成長の具合を聞いて、決して自分の姿を、こんな今になって娘さんの姿を見ることは遠くからしたらできない。
そんなふうにして見守っていたんです。
15歳のお祝いに、腕時計を買って、園長に通してプレゼントをしようと試みます。
そんな時に、女の子に里親の申し込みがあるお話を聞きます。
お父さんは、腕時計のプレゼントを渡すこともなく、そのまま持って帰ることとしました。
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そんな帰り道に、女の子が偶然出くわしてしまうんです。
お父さんなんでしょ。私、ずっと園に来て私のことを見ているのを知っていたんだから、どうして私のところに声をかけてくれないの。
そんな女の子は、お父さんに訴えます。
お父さんは何も言えません。
うつむいて何も喋ることなく、立ち去ろうとします。
そして女の子は、近くの公衆電話から、里親申し込みのあったご夫婦の家庭の電話、公衆電話を使って
私、決めました。
お世話になります。よろしくお願いします。
そんな里親へのご挨拶を聞いて、肩を落としてお父さんは立ち去ります。
夜になって、ガード下のおでんで、大将に自分の娘を自慢して、
こんな里親の申し込みがあったんだ。いいことなんだよね。大将を祝ってくれよ。
そんなふうにして、お父さんは酔っ払ってしまいます。
良いことだ。父親として喜ばなきゃいけない。
そんなふうにして、自分の一人の部屋に着くのでした。
朝になって、自分の留守番電話がピカピカ光っているのに、お父さんは気が付きます。
半分、酔いがまった状態で、留守番電話のボタンを押します。
そんな電話からの声は、お世話になります。よろしくお願いします。
これからよろしくお願いします。
そんな驚くことなかれ、自分の娘が父親である自分の留守番電話に
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そんなメッセージを入れてくれていたのでした。
その瞬間、真っ暗な部屋のカーテンはバッと開いて、日差しが差し込みます。
そして、お父さんと娘さんは、今までの取り戻せなかった時間を
これから一緒に思い出を作り、いろんなことに歩み出すのでした。
そんなドラマチックなアニメドラマでした。
以上です。
今日は昭和レトロの中で、固定電話、そんな留守番電話を舞台にした
幸せのお話です。
今、便利となった携帯やメールでは、なかなか感じることのできない時間ですが、
こんなひとときも懐かしくて、そしてまた感じたい、そんなひとつのドラマでした。
今日は夕焼けひとりきり。
短くなりましたが、このあたりでお話を終わりたいと思います。
本当にお付き合いしていただきありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。
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