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夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和二桁生まれのパーソナリティ、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代。
温かく優しい、そんな昭和の情景、心の思うままにお話しできればと思っております。
どうぞお付き合いください。
とあるJAZZ Bar 昭和、そんな素敵な名前のお店です。
カウンターの奥に男が一人、味わい深くしみじみと、薄めのハイボードを飲んでいます。
その男の名は、J。また会えました。
私、ミッキーがお話し聞いてまいりたいと思います。
どうぞお付き合いください。
Jさん、こんばんは。
やあ、ミッキー。久しぶり。また会えたね。
深刻そうな顔してるって?
あ、そうだね。少しそんな気分だ。
何があったかって?
あまり話にできないようなことなんだけれども、ある人のね、プライバシーにも関わることだから、話せることは限られてくるけど、
20年ほど前にお亡くなりになられた人がいてね、僕にとって思い出の人なんだよね。
ただ、その悲しい知らせを知ったのは、恩師のミニ同窓会とでも言おうか、
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その時に私の師人が教えてくれてね、何やらもう20年ほどになるそうだ。
その人とはね、自分の小学校、中学校の時の思い出の人なんだけれども、
そうだね、自分が中学校2年、3年のあたりだろうか、高校進学の受験勉強とか、
その方は転校していったばかりでね、その学校で環境なれるのに苦労したと思う。
そんな時期だったね。
その後、自然消滅というか、間柄は特には恩師不通とでも言おうか、
その転校していった学校っていうのは少し荒れててね、当時は。
その後、生活が少し不安定なことも噂では入ってたよ。
そして、自分もその後大阪に行くようなことになったり、
社会人になって家庭を持ってずいぶん年月も経ってた。
そんな矢先の知らせなんだ。
話だけどね、全然気がつかなかったよ。
何があったかも知らないし、そこまで知ろうとも思わない。
なんせ、その人の人生もあるし、こちらの人間関係だっていろいろある。
ただ、自分が知った時に線香をあげた方がいいかどうか少し迷い回ってね、
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訪ねてみたんだ。
そしたら、まだ自宅はあってね、マンションなんだけれども、
管理人にも確認したり、迷ってたら同じマンションの住民にも
簡単に事情を話したら、訪ねられたらどうですか。
そんな後押しもあったんだけれども、悩んだね。
ただ、年月も経って、いきなり線香の親にとっても
記憶を忘れたそんな人物が訪ねてこられてもおかしいと思ったし、
結局、やめたよ。
その判断、今は正しかったと思ってる。
このまま胸の心の中にしまい込んだね。
ミッキー、この話どう思うかい。
Jさん、そんなことあったんだね。
人の人生って、考えようによっちゃ他人が入ってはいけない部分がありますよね。
ありがとう、ミッキー。
Jさん、乾杯しよう。
話は変わります。
ジャズバー昭和で、Jさんが昔の知人の悲しい知らせを知り、
線香をあげに行きたいっていう迷いがあったという話。
私、ミッキーも同じようなことを考えたと思いました。
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でも、Jさんの心の中で大事に思い出も、
そして、その知人に対する尊敬のね、
お悔やみの気持ち、大事にされてるんだなと思いました。
皆さんも、いろんな人生の人間の交差点、ありましたよね。
夕焼け一人きり、この辺りでお話を終わりたいと思います。
お付き合いしていただき、本当にありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。