ヴィバリーヒルズ風の声の出し方
声を武器にするラジオへようこそ。
このチャンネルは、ボイストレーナー歴20年の声マニアな私が、
いろんな方の声を分析したり、声に役立つ、そんな情報をお届けしているチャンネルです。
今日はオーダーをいただきまして、先日優勝しました、M-1で優勝しました、
タクロー、2人でコンビでタクローなんですが、その2人がやっていた、ヴィバリーヒルス風の声の出し方。
あれちょっとやってみたいけど、あれどうやってやってんの?っていう、そんなオーダーいただきましたので、
今日は、ヴィバリーヒルス風の声の出し方、こちらをご紹介させていただきます。
最初にお知らせさせてください。私は、声のパーソナル診断というのをやっております。
声の印象とか、自分ではあまり分からないと思うんですけど、それを診断させていただいたり、
実際に分析させていただいて、こういう声の出し方をすると、より求めている声に近づきますよ、みたいな、
そんなアドバイスをさせていただいている、そんなサービスになっています。
ぜひこちらのチャプターのリンクをチェックしていただけたらと思います。
では、そうそう最初に、今日ちょっといつもと違う環境で収録しているので、
音質がいつもと違ったり聞きにくかったらごめんなさい。
さでは、お待たせいたしました。ヴィバリーヒルス風の声の出し方。
タクローのお二人もやってましたし、ちょっと懐かしいところで言うと、
ナダギタケシさんとかやってらっしゃいましたよね。あの感じです。
あれをやっていきます。ぜひぜひヴィバリーヒルス風になってください。
コツというか、とても大切なポイントが一つありますので、これ必ず守ってください。
それは、照れないこと。これ結構大事です。照れるとうまくいかないので、
ぜひ一人で、誰かに聞かれたら恥ずかしいと思うので、一人で練習してみるといいかもしれません。
ただ、ちょっとこれを人前でやってみたいなという気持ちが少しでもあるのであれば、照れずにやる。
じゃあちょっとやるなって言って、やるときも絶対照れない。振り切ってやっていただくっていうのがコツかなという風に思いますので、
ぜひ照れずにやっていきましょう。
声の練習方法
では、あの声。あれってどうやってやっているのかなんですが、
鼻空というあの部分を結構使っています。
鼻空って鼻って書くんですね。鼻の共鳴空、空洞の空じゃないんですけど、
肉付きに空と書いて空ですね。鼻の共鳴空と書いて鼻空なんですが、
鼻っていうワードをすると鼻声、こういう鼻声をイメージされる方多いんですね。
私もちょっと鼻声なんであれなんですが、鼻空に響かせるイコール鼻声にするではないので、
ちょっとそこも意識しながらやっていただけたらいいかなと思います。
じゃあ鼻空使うってなんやねんなんですが、口を開けたまんま、「ん?」と言ってください。
今私これ口を開けています。口開けハミングなんて呼んでいるんですけれど、
こうすると分かりやすいですね。
からガギグゲゴのガーに移行すると、ベロの根っこが盛り上がっていたのが降りてくる。
盛り上がっていたのが降りてくる。こういう動きをするんじゃないかなと思います。
んの時がベロの根っこが盛り上がっていて、口に出てこないように通り道を通せんぼしている感じですね。
で、ベロが降りる時にガッガッという発音になって、声、んも声ですけど言葉になってくるという感じです。
このんがのんの時の状態です。やってみてください。
んの時ちょっと鼻筋、頬鼻の上らへんかな。これをちょっと触って見ながらやると、ブルブルと震えてないですか。
ん、ん、じわじわじわと微かな振動があると思います。
これ鼻空が響いている感覚、指でも分かりやすいと思うので、ここにビリビリビリと来ていたら割と正解かなと思います。
では、この状態でちょっと高めの音で、アーと言ってみてください。
このアーはですね、サモ、外人さんが言葉を考えている時、日本人でいうエー、アノーみたいな感じのを、外人さんってアン、アン、アンって言うじゃないですか。
あのイメージで、んがのまんま、ん、ん、こういう風にやってみてください。
ん、アン、アン、アン、ずっとこれです。
やってますか。ちょっと私だけ恥ずかしの無しですよ。一緒にやってくださいね。
無しですよとか言って、押し付けてすみません。でもやってください。
はい、口開けハミングで、鼻の方に声を持っていくようなイメージで、んーです。
これをして、アーですね。んー、んーの状態で、アー、アー、伝わっているといいんですが。
この状態で、えっと、何だったかな、ホットドッグでも食べながら、ゴールデンレトリーバーを撫でるよ、みたいな、確かそんな、そんなところがあったと思うんですけど、あれをちょっとやっていきます。いきますよ。
アン、ホットドッグでも食べながら、アン、ゴールデンレトリーバーでも撫でるよ。
これです。分かりますかね?
普通に喋ると、ホットドッグを食べながら、になるんですけど、んー、こっちで、ホットドッグでも食べながら、こんな感じです。
ちょっと鼻声っぽくなるけど、鼻を詰まらせるわけではなくて、んー、アー、この状態のまま、アー、ホットドッグでも食べながら、です。
伝わっているのかな、これ。
イメージ的には、口から声が出ているのではなくて、鼻筋から声を出しているような、そんなイメージです。
で、口もね、ちょっと口の形を横にペチャッと潰すような感じですね。口を縦に開くのではなくて、横にエン、エン、こんな感じですね。こんな感じで、ホットドッグでも食べながら、っていう風にやると、よりビバリーヒルズ感が出ると思います。
いや、ビバリーヒルズ感、ちょっと間違っていると思いますけど、ななぎさんとか、たくろんさんがやっているビバリーヒルズ感が出ると思うので、まず、てれない、てれないで、んー、アー、をします。
で、その状態で、ちょっと口を平べったくします。んー、アー、こんな感じですかね。これで、ホットドッグでも食べながら、です。
やってくれてます?私一人で置いてけぼりになってないんですかね。
いや、なってないと、んー、いいんですけどね。はい、ということで、こんな感じです。
あのー、こんな感じで鼻腔に響かせる、ちょっと響きをペチャンコに潰している、で、かといって鼻声、私鼻声なんでごめんなさいね。鼻声、鼻をこうやって詰まった声とは違う。
この辺を意識してもらうと、えー、いいかなと思います。
はい、今日はね、あの、ビバリーヒルズのやり方ちょっと面白そうだからやってみたいんだけど、あれどうやってやってんの?という、そんなオーダーにお答えさせていただきました。
えー、めっちゃ役に立つでしょ。めっちゃ使うじゃないですか、日常で。ぜひやってください。
使わへんね、使わへんけど、あ、でもいいんじゃないですか、あの、忘年会のネタとかにもいいんじゃないかなと思うので、ぜひやってみてください。
ということで、えー、オーダーいただきましてどうもありがとうございます。