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声を武器にするラジオ
どうも、ボイストレーナーみかです。
この配信は、声の診断や分析をする声マニア
ボイストレーナー歴19年の私が、あなたの声と発信に役立つ情報をお届けしていく番組です。
今日は、「間」についてのお話です。
何か話をするときや、プレゼンテーションをするときなど
間を取るといいですよ、とか
そんな風に言われますが
間を取るだけだと、本質的なところが変わっていないので
あんまり聞いている方には変化が感じなかったりするという
そんなお話をしていこうと思います。
最初にお知らせです。
3月1日東京に行きます。品川でオフ会しますので
ぜひぜひ来れそうだよという方、遊びに来てください。
3月1日の朝10時から1時間半ぐらいを予定していまして
ゆるゆると、声に役立つお話もしながら
基本オフ会ということで、いろいろ交流ができたらいいなと思っております。
とはいえ、せっかくですので、一人ずつ声を聞いて
声のワンポイントアドバイスみたいなものもしていこうと思っておりますので
ちょっと面白そうじゃないかと
名前がね、声をうるおす会なんですけど
声うるおしたいわという方、声うるおしたいぜという方
男女問いません。そして、お子様連れても大丈夫ですので
ぜひぜひ遊びに来ていただけたらと思います。
場所的にね、ちょっと狭いところなので
少人数という形でさせていただきますので
先着順とさせていただいております。
詳細とかお申し込みのページは
概要欄に貼ってあるリンクから遊びに
チェックしてみてください。
では、本題です。
間ですね。結構この間については
いろんな方から聞いたよという方
いらっしゃるんじゃないかなと思います。
間を取るって、割とテクニカルなところだったりするので
結構話しやすい話題ではあるんですけど
じゃあ、なぜ間が必要かというところを
お話ししていこうと思います。
間を取った方が聞きやすいよなとか
いうのはなんとなく体感で分かっているけど
じゃあどこで間を取るといいんだろうとか
ちょっとやってみようと思うと不自然になるとか
間を取ると緊張しちゃうとか
そういうことがあると思います。
これね、ほんと分かります。
私も結構早口で幕し立てちゃうこともありますし
一人喋りに慣れていると
自分のペースで喋ってしまうので
間を取ることを忘れてしまうことが
あります。ありますがめちゃくちゃ重要です。
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この間、じゃあなんで取るの?
っていうところなんですけれど
まずそもそもの
なんで間を取らなきゃいけないの?
っていうところが分かってないと
ここがクリアできないかなというふうに思います。
実はこの前のレッスンで
その間の話になったんですが
なんとなく間を空けてる感じだったんですね。
じゃあどうしてここで間を取るのかな?
というところになるとやっぱり分からなかったりして
だから不自然なのかなという
そういう気づきがありました。
では問題です。
どうして間は必要なんでしょうか?
次元爆弾ではないんですけれど
この間、これは相手のための間です。
話している方は今から話すこととかは
大体は頭に入っているので
理解した状態で口にします。
でも聞いている方は初めて聞くワードだったり
初めて理解するような内容だったりするので
脳みそもフル回転で聞いてくれていたりするんですね。
フル回転じゃないにしろ
相手が何かしている最中に
こうやって音声配信だったり
会議は何かしている最中じゃないかもしれませんが
相手が分かりやすいようにお話をしていく上で
相手が理解していく時間というか
そういうものが必要になります。
こっちは分かった上で喋っているので
トントントンと話を進めても
この順序で喋ったよなぁが分かりますが
相手はそうではないんだということが分かると
ちょっとここの説明ややこしいかもなぁの後で
少し間を空けるという
そういうふうに繋がっていきます。
今度のプロジェクトでこういうところが問題になってきます。
これとこれとこれです。
これとこれとこれは
こうとこうとこうでこうで
こうと言っていくと
なんやった?ってなってしまうので
今回のプロジェクトで重要なのが
3つポイントがあって
これとこれとこれです。
では1つずつお話ししていきます。
最初はこれです。
みたいなふうにほんのちょっと間を作るだけでも
随分聞きやすくなるし
今から3つの話しするのね
1個ずつ説明してくれるのねっていうのを
作るためにほんとちょっとの間でも
相手が理解する隙間を作ってあげるという
意識をすると聞きやすくなるんですよね。
ということでどうして間が必要なのかというと
相手のため。
もちろん聞きやすいという理由がありますが
なんで聞きやすいかというと
相手が理解する時間を渡すことができるから
という感じになります。
食事で例えるとちょっと分かりやすいかもしれないんですが
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じゃあいただきますと
ご飯を口に入れました。
まだモグモグしているけれど
から揚げを口に突っ込みます。
から揚げとご飯が口の中にあるんだけど
じゃあ次は茶碗蒸しを口に突っ込みます。
ご飯とから揚げと茶碗蒸しが口の中に
いっぱい入っているんだけれど
お茶を飲みます。
全部入ってるんだけどどんどん次飲もう
っていうふうにすると
1個ずつの味の違いなんか分かりませんし
飲み込めてないので
めっちゃ飲み込むの大変ですよね。
ということでまずご飯を食べてもらって
ごっくんとしてもらう。
ここの隙間を作る。
飲み込めたら
じゃあ次から揚げも美味しいんでどうぞ。
モグモグモグ
実は下味にこんなのつけてるんですよ。
へーなんていう
ちょっとした隙間を作りながら
食事をしていくと美味しいじゃないですか。
それと一緒で
しゃべりも間を作って
相手の理解をどれくらい伝わっているかな
って様子を伺うためにも
間が必要になってきます。
対面だったら
相手の表情とかで分かりますが
対面じゃないときは
もうこちらが先に予想をして
こういう時にちょっと時間があると
想像が広がりやすいかなとか
そういうことを想像して
間を作る。
相手のために間を作る。
そういうふうに間の意味
ということが分かってくると
おそらく周りからの反応も
全然変わってくると思います。
あの人の話分かりやすいよねとか
今回のプレゼンめちゃくちゃ良かったよねとか
そんな感じでですね
なぜそれをしているのかっていうのを
理解することによって
より自分の発している言葉が
いいものになっていくということがあるので
ぜひね、間を取るっていうのは大事なんですが
なんでその間を取るの?
いつ取ると効果的なの?
その間は何のために作っているの?
そういうことが分かってくると
ずいぶん違った発信になっていくと思いますので
ぜひぜひ試してみてください。
会社のプレゼンで
いまいちしっくりした反応もらえないなとか
話し方は多分いけてるんだけど
なんか届いてる感じがしない。
そんな方はね、今回のこの間を使うと
ガラッと印象も変えられるかなという風に思うので
ぜひぜひやってみてください。
それと他にも、他にもあるんです。
日常会話、普段の会話でも
例えば子どもが喋っているのをちょっと待ってみて
聞いてみるとか
こちらが喋る時も間を使って
うまくコミュニケーションを取っていくような練習を
日常会話でやっておくと
本番でうまくいくので
いきなり本番でやろうとせずに
普段の会話からちょっと間を意識して
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今言ったこと伝わったかなっていうのをね
家族の顔なんかを見ながらやってみたりとか
あとは会議じゃない時
普通の会社の同僚とかの会話の時に
今のでいけるかなっていう風に意識をすると
勝手に多分間ができるんですよね。
この普段から日常会話から意識をすることで
本番が生きてきますので
ぜひぜひ今回の間の話
めっちゃ大事なんですけど
本番だけやるんじゃなくて
普段から
普段から意識していただくことで
めちゃくちゃ力になっていくので
一個ずつはそんな
ちゃんとやろうとしなくて大丈夫です
必ず失敗するので
最初は失敗したりしていくので
ちゃんとやろうとせずに
ちょっと試そうかなぐらいで
ぜひぜひやっていただきたいのが
間です
私も最近ちょっと一人喋りが多くなってきたので
間を意識していこうと思います
一緒にやっていきましょう
ということで
今日もあなたの声のアウトプット
応援してまいります
ボイストレーナー美香でした
またね。バイバイ