今回のゼロワンラジオは、リスナーからいただいたお便りをもとに、「社内起業プログラムは本当に新規事業開発人材を育成できるのか?」というテーマでお届けします 。
「プログラムを通じて個人の学びや気づきはあるものの、行動定着には至らず自己満足に終わっているのではないか」という事務局のリアルな苦悩に対し 、ジョージと上田が本質的な回答を提示します。
結論として、プログラムによる人材育成自体は可能であり、参加者が降格することはなく昇格していくケースが多く見られます。評価項目に関しても、学術的な研究に基づき19〜20項目程度の指標がすでに存在しています 。
しかし、「事業開発ができる人材」が育つかどうかは個人の能力だけでなく、会社全体の環境に大きく依存します。一部の優秀な人材だけを教育しても、周囲が反対する環境では事業は生まれません。重要なのは、事業開発に適した人材が参加するためのインセンティブ設計や、挑戦を後押しする人事・評価制度など、個人への教育だけでなく組織環境・文化・制度まで考える必要があることを指摘しています。
本エピソードは、社内起業プログラムの企画・運営に行き詰まりを感じている事務局の方や、自社の評価制度・インセンティブ設計に課題を持つマネジメント層に最適な内容となっています。
□トピック
オープニング・リスナーからのお便り紹介
プログラムで「人材育成」はできるが、「事業開発人材」が育つかは環境次第
評価指標は学術研究で19〜20項目がすでに出ている
一人のスーパーマンを育てても、周囲が反対すれば事業は起きない
新人教育からの文化醸成と、本気の「インセンティブ設計」の必要性
構造的に無理な環境で頑張り続けるべきか?
無理な状況下で「中途半端な助け船」を出すことの弊害
企業人としての制約の中でどう戦うか
■合田 ジョージ・羽山 友治 著『新規事業の本質』について
8/5に出版された書籍『新規事業の本質』では、新規事業に関する手法や概念のつながりを整理し、読者が「自社の状況に応じて考え・判断するための材料を示すこと」を目指し、国内外の論文と実践知を組み合わせて執筆しました。
▼ 執筆に込めた想い(note)
合田ジョージのnoteにて、本書を執筆した背景や理由をまとめています。
併せてご覧いただけますと幸いです。
https://note.com/01booster_gg/n/na4e34fc0e56a?sub_rt=share_sb
▼ 【第1章】試し読みはこちら
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MC#1
合田 ジョージ GEORGE GODA
株式会社ゼロワンブースター代表取締役
MBA、理工学修士。東芝の重電系研究所・設計を経て、同社でSwedenの家電大手との国際アライアンス、中国やタイなどでのオフショア製造によるデザイン白物家電の商品企画を担当。村田製作所にて、北米向け技術営業、米国半導体ベンダーとの国際アライアンス、Motorolaの全世界通信デバイス技術営業に携わり、その後、同社の通信分野のコーポレートマーケティングにて全社戦略策定を実施。スマートフォン広告のIT StartupであるNobot社に参画、Marketing Directorとして主に海外展開、イベント、マーケティングを指揮、同社のKDDIグループによるバイアウト後には、M&Aの調整を行い、海外戦略部部長としてKDDIグループ子会社の海外展開計画を策定。現在は01Boosterにてコーポレートアクセラレーター・事業創造アクセラレータを運用すると共にアジアを中心とした国際的な事業創造プラットフォームとエコシステム構築を目指している。日本国内の行政や大学を含む、多数の講演やワークショップ実施の実績あり。
MC#2
上田 夏生 NATSUKI UEDA
大学卒業後、経済産業省に入省。以後、コーポレート・ガバナンス、電力産業、中小企業税制、人事・コンプライアンス、ディープテック・スタートアップ支援、福島復興推進に関する業務に従事。ディープテック・スタートアップ支援に関する業務では、「起業家主導型カーブアウト実践のガイダンス」の策定に向けた研究会運営・ガイダンス作成、ディープテック・スタートアップ支援事業などの研究開発支援事業や起業家支援プログラムの制度設計・運用、ディープテック・スタートアップへの事業開発支援に向けた法的基盤の整備(NEDO法改正)などの業務を担当。一橋大学大学院経営管理研究科経営管理プログラム修了(MBA)。
MC#3
奥田 敦葉 ATSUHA OKUDA
同志社大学を卒業後、新卒で大手物流倉庫会社に総合事務職として入社。日々の在庫管理と現場改善業務を担当し、管理系の改善業務の面白さに魅了される。その後、IT人材系のベンチャー企業に入社し、バックオフィス部門の統括として経理総務業務、業務効率化、新卒教育等に携わる。2022年3月より01Boosterに参画。
01Boosterは、新規事業・イノベーションに取り組む組織に対し、構想設計から実行フェーズまでを支援する事業創造カンパニーです。
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