アースオーガの挑戦
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活用する、メタグリ研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
皆さん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
FarmersVoices🍊vol.65の放送になります。よろしくお願いします。
先週の川上牧場さんの放送でもありましたけれど、確定申告の時期ですね。
年々経費も増えていって複雑になっているので、本当に億劫です。
たぶん昔に比べれば、今はスマホとかパソコンだけで完結しちゃうので、どんどん楽にはなっているとは思うんですけれど、
それでもこういった事務作業は好きになれないですね。
そういえば、以前放送で言っていたアースオーガを購入しまして、土壌に縦穴を掘ってそこにソラタンを入れたんですけれど、
アースオーガを買って土壌に縦穴を掘って、もちろんソラタンを入れることも目的の一つなんですけれど、
土壌の交番を貫通させることが一番の目的なんですよ。
どうもアースオーガでは交番を貫通できないんじゃないかなと、どうしても途中でガガガガガガとしっかり奥まで入っていかなくて。
去年発売された農文教で、縦穴掘りの本があってそれも読んだし、
AI使っても調べて、アースオーガで交番を貫通できるみたいなことが全部書いてあったので、
おかしいなあ、間違いできるはずなんだけどなあと思っていたんですけれど、
パープレキシティの学術モード、僕そのパープレキシティのプロで使えるので、
プロだと論文の中から調べることができるというモードで調べたところ、アースオーガじゃパワーが足りないそうです。
交番を貫通させることが一番の目的なんですけれど、それができないのか。
アースオーガのピット、ドリルを一番大きいサイズ、20cmのサイズで買ったので、
それが大きければ大きいほど負荷がかかって、オーガの出力、パワーが足りないんじゃないかなと思って、
20cmじゃなくて5cmのやつを追加で購入しました。
これでもう一回チャレンジして、交番を貫通させることをなんとか達成したいです。
これができるのとできないのじゃ大きな違いがあるんじゃないかなと思います。
もちろん交番を貫通させずに素材有機物、僕の場合はソラタンを入れることもかなり土壌にとってはいいことだと思うんですけれど、
なんとか交番を貫通させて土壌に留まる水を減らす。
これがやっぱり排水性に大きく関わると思うので、この留まる水が農業にとっては結構厄介なことだと思うので、これをなんとか達成したいなと思っています。
カーボンファーミングの定義
話は変わりまして、メタグリ研究所の雑談のチャンネルの方にも少し共有させていただいたんですけれど、
とある研究機関に土壌分析をしてもらいまして、補助の全炭素量を調べてもらいました。
結果としまして通常の同じような土の質の畑の2.21倍の炭素量があるそうです。
これを調べてもらったことによって何が言えるかというと、
ちゃんとした研究機関で調べてもらって、炭素量が同じような土質の畑に比べて2.21倍あるということは、カーボンファーミングができているんじゃないかと。
つまり環境に優しい農業ができていると証明されたことになるんじゃないかなと思うんですよ。
例えば、私は無農薬で化学肥料も使わず環境に優しい農業をしていますという人は、実際そうなのかもしれないんですけれど、
誰もそれを証明してくれる人はいないんですよね。
客観的に言えないということは、景品表示法に引っかかるわけなんですよね。
僕の場合は、ちゃんと分析してもらって、証明書も出してもらったので、
これはちゃんと環境に優しい農業ができてますというふうに言えることじゃないかなと。
これは非常に大きいなと思っています。
前振りが長くなってしまいましたけれど、今回のテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはカーボンファーミングの実施というテーマでお送りしたいと思います。
先ほどから何度も言っていますカーボンファーミングという言葉を皆さんは聞いたことはありますか?
私も最近知りました。
カーボンファーミングについて具体的な定義があるのかなと思ったんですけど、実はそういうものはないそうです。
カーボンファーミングの実践方法
でもイメージとしては、農業や土地の管理の手法を通じて、
大気中の二酸化炭素を土壌や植物に吸収・固定し、温室効果ガスの削減に寄与する持続可能な農業の一形態です。
ということらしいです。パープレキシティに教えてもらいました。
具体的にどうすればこのカーボンファーミングが実践できるかと言いますと、
まず一つ目は不耕気栽培。土壌を耕さず、土壌の構造を維持することで炭素の放出を抑えます。
つまり土壌を耕してしまうと有機物が細かくなって分解されやすくなるんですよね。
分解されると二酸化炭素が大気中に放出されるので耕してしまうというのはカーボンファーミングにはなりません。
さらに言いますとカバークロップの利用。作物の間に土壌を覆う植物を植え、炭素固定や土壌の進出防止に役立てます。
カバークロップを利用するとなぜ炭素が土壌に固定されるかと言いますと、カバークロップは植物なのでもちろん光合成をします。
ということは大気中の二酸化炭素を吸収してくれます。
このカバークロップが枯れると土壌に分解されて、分解と言っても本当になくなるわけではなく、ゆっくりゆっくり分解されていくので、大気中にある二酸化炭素を吸収して土壌の中に入るということができるわけです。
さらに言うと有機物の投入、堆肥や有機肥料、生ゴミや農業残砂の活用をして土壌に炭素を増やします。
さらにバイオ炭の利用、有機物を低酸素環境で熱分解しているバイオ炭を土壌に混ぜることで長期的な炭素潮流が可能になります。
森林農業、樹木と農作物を組み合わせて育てることで炭素吸収を促進します。
畑の中にそういった木を植えるということですかね。
もちろんこれが全部できてないといけないというわけではなく、いくつか組み合わせて土壌に炭素が多い状態を増やす。
もちろんさっきも言ったように、複合木栽培でカバークロップだけをやるだけでもだいぶ違うと思うんですよね。
僕もほとんどそれぐらいしかしてない。
もちろん堆肥だったり、バイオ茶、ソワタンを入れたりして炭素量が増えてるんでしょうね。
そんなことを考えてやってるわけではないんですけれど。
結果的に環境に優しいカーボンファーミングができています。
言えるかな。
言っちゃっていいですよね。
あまり自信を持って言えることではないか。
どうなんだろう。言っていいのかな。
そんなこんなで、今回の放送は以上になります。
今日もメタグリボーシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんなみかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバーイ。