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この放送は、農業の常識を超越する、Metagriをキーワードに活動する、Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさん、こんにちは。月曜担当の富山みかんです。
Farmers Voices🍊未完、20回目の放送になります。よろしくお願いします。
みなさんは、現代農業という農業雑誌を読んだことはありますか?
農家さんだったら一度は読んだことはある、
なんて言うんでしょう、農家のバイブル、僕はバイブルだと思ってるんですけど、
発行元が、一般社団法人農産漁村文化協会というところが発行していまして、
略して農文教って言われているところなんですけど、
農家に学び、地域と共に生きるを根幹として活動している会社です。
この現代農業の最新号、4月号を今日購入しました。
今回柑橘が少ないので購入するかどうか迷ったんですけれど、
2週間に1回図書館に子どもの絵本を借りに行った時に、
地域の図書館に現代農業が置いてあるので、
ちょっとどんな内容かなと思って、最新号をぺらぺらっと見ると、
なかなか面白そうだなと思って、今月号もついつい買ってしまいました。
どうせ購入するなら、手購入しようかな、どうしようかなって今悩んでいるところです。
この現代農業の目次が結構面白くてですね、
今月号の目次欄だけでも面白そうなのを読んでみますけれど、
竹矢部に通いたくなる。
竹林整備講座。竹の切り方。棚の作り方。
2頭で1日30本分の葉。
馬が放置竹林を食べ尽くす。竹かっこいい。
獣よけに野菜作りに使わない手はない。
お客さんにも大好評。畑の憩いの場に竹ティピーはいかが?
子供たちがぺろり。楽しい竹パン。
今月号の特集が竹カツということで、竹ばっかりなんですけれど、
あとは面白そうなのが、
高校生が発見。緑化した根は光合成して植物を大きくする。
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地球沸騰化時代は無肥料&丸葉大。植物ホルモンに満ち満ちたリンゴの木。
世界のびっくり農業。一石多鳥の伏せ焼きマウンド農法。
マウンド農法などなど。どうです?みなさん読んでみたくなりませんか?
私はですね、この現代農業の2020年の4月号。ちょうど4年前ですね。
これを読んで農業をやりたいなって思うようになりました。
自分の人生を変える一冊ですね。
この2020年の4月号の特集が、ぶったまげ常識を超える野菜の非常識栽培ということで、
非常に面白い栽培方法がたくさん紹介されています。
今更になりますが、今回のテーマは現代農業の木事特集です。
2020年4月号の面白そうな木事と、あと簡単な内容をご紹介したいと思います。
まず一番最初に紹介するのは、植物の生命力に感動。
トウモロ目指しとタマ目指しで無限増殖。
本文だとですね、この巨大に育ったトウモロコシと生産者の方が写真で載っているんですけど、
トウモロコシがこの生産者の人の倍ぐらいあります。3メートル近いですって言ってます。
この生産者の方がですね、トウモロコシの分け目は養分を取ってしまう無駄な目だと思って、
必ず萌えで捨てていたんですけれど、
このモチトウモロコシという脇、モチトウモロコシの脇目が萌えで捨てるのがもったいないぐらい立派なので、
ちょっと刺身をしてみようかと思いついたところ、ものすごく大きく成長したそうです。
もう一つ、タマネギのタマ目指しということで、
収穫したタマネギを軒先に吊るして保存しているんですけど、目が出てくるので目を切って捨てていたんですけれど、
それをもう一度刺してみたところ、また栽培できたということが紹介されています。
それではもう一つ紹介します。
どでかいサツマイモがすずなり、核心干渉作法。
これも本文には写真が載っているのですが、顔よりも大きな芋ができたということで写真が載っています。
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核心干渉作法は昭和の農政、松田喜一さんが編み出した農法で、
一本の苗からサツマイモが25キロ収穫できる農法です。
熊本県のサツマイモの平均収量は1タンあたり2から2.5トンなので、その6倍以上収穫できるということです。
3つ目を紹介します。
タンバクロの枝豆がすずなり、葉っぱ落とし栽培大成功。
これも本文には写真が載っていますが、本当に枝豆の葉っぱを全部落としている写真が載っています。
これはですね、枝豆を植えてカガが付き始めた頃に葉っぱを全部落とすと、10日ほどすると新しい葉っぱが一斉に出始めるということで、
こうすることで油虫などの虫がすべて落ちて無農薬で栽培ができるという方法だそうです。
それでは4つ目を紹介します。
インゲンのツルを逆巻きにするだけで収量倍増。
なんか笑っちゃうようなタイトルですね。
どうも人員的に逆巻きにされるとインゲンはストレス一歩手前の心地よい緊張状態になり、
抗合性など代謝系が活発になり、タンパク質が増えることで収量が増えるのではないかということらしいです。
収量が2倍になるそうですね。すごいな。
最後に紹介するのはですね、みかんは草でうまくなる。
日本の柑橘の創生栽培の第一人者である岩本先生の記事です。
これも写真が載っているんですけれど、本当にインパクトのある写真ですごい綺麗な畑で、何回見てもすごいなと思います。
私もこの岩本先生の影響をもろに受けてまして、進めている姫岩垂れ草という草を生やして創生栽培をしています。
本文中にはですね、人の手が入った自然がいい。自然のままが一番というつもりはありません。
森や林よりも人が介入した里山の方が生物環境が豊かになるという話を専門家から聞きました。
自然環境の助けも借りながら、どうしようもない時には農薬や気肥剤も必要だと思います。
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温暖化が進み、新種の茶の木、イロアザミウマなどの病害虫が増えている中で、目的であるみかんが作れないと話になりません。
草を生かし、違った、草を生やし生かすことで、土がふかふかで微生物が増え、病害虫の被害化が減り、農薬、除草剤の経費が減ります。
このみかんは草でうまくなるというのは、連載であと4回ぐらい続いたのかな。
いろんな草を生やしてみて、どれが一番みかん栽培に適しているかということを紹介されています。
この岩本先生の園地は、日本のみならず海外からも視察に来られる方が多くいらっしゃって、すごく有名な方です。
先ほども言いましたが、僕もすごく影響を受けて、この姫岩垂れ草という草を生やしています。
この創生栽培に限らず、僕がいろいろ挑戦しているのは全部、現代農業の影響を受けてやっていることで、非常にこの本から学ぶことは多いです。
ぜひ皆さんも興味があったら読んでみてください。決して農文教の回し者ではありません。
今回は以上になります。
今日もメタグリボーシリーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。みんなみかん食べて牛乳飲んでね。バイバイ。