クワガタとの同居生活
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、
Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさんこんにちは、富山みかんです。
今回は、「クワタンとスーパーエルニーニョ」というテーマでお送りしたいと思います。
今、お盆で妻と子供たちがみんな、妻の実家、岡山の方に寄生しています。
父と母もいますけれど、二世帯住宅なので、基本的に自分一人なんです。
父が山の畑でクワガタを捕まえてきまして、
それを息子が飼っていまして、それを世話してくれということで、クワガタと同居中です。
一番上の息子が幼稚園の年長の時、7年前に農協債の抽選でオオクワガタを当てたことがありまして、
それも結構長生きで3年くらいきましたね。
それは亡くなったので、みかんの木の根元に植えて、
うちのみかんはオオクワガタの栄養ですくすくと育っていますが、
新しいクワガタのクワタンという名前なんですけど、今世話していまして、
毎日霧吹きをシュッシュッと吹きつけたり、
あと昆虫ゼリーを2日に1回くらい飼えているだけなんですけれどね。
全然姿を見せないので、
この飼育ケージの中に柿の木の枯葉とか枯れ枝とか入れて隠れる場所を作ってあげているんですけど、
それをどかして生きているかって探すと、突然パッと出てきてすごい怒っていて、
生きているのは良かったなというふうに確認しているんですけれど、
毎日世話しているのにめちゃくちゃ威嚇してきます。
僕がクワタンに嫌われているというのはこの辺にしておきまして、
スーパーエルニーニョ現象の予測と影響
気象庁はエルニーノ現象がこの冬も続く可能性は100%だということを発表しました。
このエルニーノ現象ですが、
9月が基準値よりプラス3度、
11月が基準値より4度高くなるということで、
スーパーエルニーノと言われる顕著な高温になります。
去年は良かったんですけど、一昨年は本当にみかんの着色が遅くてすごく困った記憶がありますが、
今年はそれ以上になる可能性が高いです。
このエルニーノ現象が起きてしまうと、みかんサイバーにどのような影響が起きてしまうのか予測していきたいと思います。
まず夏。
通常エルニーノ現象が発生すると冷化になるのですが、冷化じゃないですよね。
めちゃくちゃ今年暑かったですよね。
ですよねというか、まだ継続すると思うんですけれど。
夏の高温で植物の根が弱ってしまいます。
根が弱ってしまうとカルシウムの吸収が弱くなってしまって、カルシウムが吸えなくなると、
軟弱徒長。枝とか茎とかが弱々しく伸びてしまう。
徒長してしまうと物理的に弱くなって折れてしまったり、倒伏してしまったりします。
あとは病害中への抵抗が弱くなってしまう。
それから開花や着色が悪くなり、収量や品質が低下する。
苗の場合だと定食後の活着が悪くなってしまいます。
大きくなってしまうと日照とか風通しが悪くなって、
光合成がうまくできなくなってしまうという悪影響が起きてしまいます。
それから夏暑いと果実が日焼けをしてしまいます。
それから夜温が高いと植物が呼吸をしてエネルギーを消費しすぎてしまうので、
光合成でできたエネルギーをそちらで使ってしまうため、果実の糖度が下がってしまったり、
果実の肥大が抑制されてしまうことになります。
夏での大きな影響はこんなところで、秋ですね。
エルニーニョ現象がミカン栽培に与える影響(夏・秋)
秋は日照時間が少しずつ短くなってきて気温も下がっていき、
果実の着色、酸が分解されていってだんだん美味しくなってくるんですけれど、
秋でも気温が高いままだと果実の着色も進んでいかず、
酸の分解もあまり分解されず高いままです。
それから冬ですね。冬はやっぱり病害中の越冬が怖いですね。
エルニーニョ現象がミカン栽培に与える影響(冬・春)
ミカンハダニとかカメムシが冬の寒さで通常は死んでしまうんですけれど、
それが生きたまま生き残ってしまうということは、
春から爆発的に発生してしまう可能性があります。
それからですね、みかんは一定の寒さで休眠に入って、
春暖かくなると休眠から冷めて花を咲かせるのですが、
これが休眠に入らないと開花がバラバラになってしまうという恐れがあります。
もちろん開花がバラバラになるだけでなく、
花が分解の悪影響も考えられるため、
収量が落ちてしまう可能性が高くなります。
今後のミカン栽培と研究機関の方針
そもそも30年後には静岡県はみかんの栽培的地から外れるということで、
徐々に徐々にみかん栽培が難しくなるなということは想定していたんですけれど、
今年の夏は本当に暑くて、もちろん暑くなるというのは分かってはいたんですけど、
ここまで暑くなるとはとても思っていませんでした。
本当にちょっと言い訳になるんですけれど、
3月、あれ2月だったかな、
静岡市清水区の農業試験場じゃなかった、農研機構のみかん試験場に見学に行きまして、
そのとき研究員の人とだいぶ議論してきたんですけど、
大気をシクワサやスイングルシトロメロにして地球温暖化でもみかんを作っていきたいということを言ったんですけれど、
もしかしたら夏こんなに暑くならないとか雨が多くなるんじゃないかということを研究員の人が言ってまして、
もしかしたらそうかなとかちょっと思ったりして、
農研機構としては大気をもうちょっと淮性というのは、
受精が弱い大気を今研究して作っている最中だということで、
僕は受精の強い大気をため地球温暖化に耐える大気にしたいということなんですけど、
国としてはどちらかというと受精を弱くして糖度が高い果実を作るという方針みたいで、
ちょっとそうなのかなみたいなふうに思って受精の弱い比粒という大気があるんですけど、
比粒大の苗木を買ったり自分で比粒の種をメルカリで買って比粒の大気を自分で作ったりしているんですけど、
やっぱりそれは間違いでしたね。
いつも思うんですけど、もうちょっと自分を信じた方がいいですね。
来年、今年以上扱ったら本当にまずいなって思っています。
空立ち大とか比粒大じゃとても生産できませんね。
やっぱりそれでもシークワーサー大とかシングルシトロメロ大の苗木はスクスクと育っているので、
空立ち大とか比粒大の苗木はやっぱり弱ってしまっているので、
頻繁に水をあげたり飲んだりすればいいのかもしれないですけど、
ずっと水をあげるのにも労力がいりますし、
その乾水施設を作るのも結構な労力だったりお金もかかるので、
農研機構行ったのは失敗だったな。
ちゃんと自分を信じるべきだったなと思いました。
まとめとエンディング
余談が長くなってしまいましたね。
今回は以上になります。
今日もメタグリーボーシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。
みんなみかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバイ。