FarmesVoices🍊vol.129
今回のテーマは「窒素の種類知っていますか?(土作り回)」
GW真っ只中ですがみかんの花が満開です。
実はこの時期が一番みかんの木の養分を使います。それだけ花を咲かせるのに木は体力を使います。
この時期に窒素が少ないと花が落ちてしまいます。
植物にとって窒素は、タンパク質、アミノ酸、クロロフィル、DNAを構成する最も重要な栄養素です。
窒素は野菜のえぐみや徒長の原因になるのでよく悪者みたいに言われますが、非常に重要な栄養素です。
実はこの窒素、何種類かあるの知っていますか?
窒素の種類を知っておくと窒素が好きになるかもしれません 笑
感想
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サマリー
今回の放送では、植物にとって最も重要な栄養素である窒素について、その種類と特性を解説します。窒素は悪者にされがちですが、タンパク質やDNAの構成要素であり、葉や茎の成長に不可欠です。窒素には有機体窒素、アンモニア体窒素、硝酸体窒素の3種類があり、それぞれ植物への吸収効率や土壌への影響が異なります。特に硝酸体窒素は植物が直接吸収できる形ですが、土壌に留まりにくい性質があります。アミノ酸態窒素は微生物との共生関係を通じて植物に良い影響を与えることが期待されます。みかんの花が咲く時期には特に窒素が重要であり、窒素を正しく理解し活用することの重要性を伝えています。
みかん栽培における大切な時期と肥料
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさん、こんにちは。太山みかんです。
今回は、「窒素の種類知ってますか?」というテーマでお送りしたいと思います。
ゴールデンウィーク真っ只中ですが、みかん栽培は、今この時期が非常に大切な時期で、
みかんの木にとって、花を咲かせるのが、みかんの栽培の中で一番体力を使うことです。
特にみかんの苗木は、木を早く大きくしたいので、花が咲く前に、つぼみの内に全部積んじゃいたいんですけれど、
この期間内に全部やるというのは、なかなか至難の技なので、
時間を見てコツコツコツコツ、苗木のつぼみといいますか、花を積んでいます。
最近は花肥といって、花を咲かすのに養分が必要なので、花の時期に肥料を与える農家さんも増えてきてまして、
なかなかこの農協の指導といいますか、栽培履歴とか、国だったり県だったりの栽培履歴の方にはそういったことは載っていないんですけれど、
やっぱりすごい農家さんは花肥ということで、
通常は春、夏、秋と肥料を与えるんですけれど、春にもう一回この時期に肥料を与えた方がいいということで、
僕も大量に今回はぼかし肥料を購入して散布したいなと思っています。
窒素の重要性と誤解
今回のテーマの窒素の種類を知っていますかということですが、
この窒素って結構悪者にされることが多くて、窒素は下手に効きすぎてしまうと農産物のえぐみがあると言われたりします。
あと小酸対窒素がたくさんある農作物を食べてしまうとガンになってしまうとか、そういったこともよく聞かれますし、
もちろん窒素を与えすぎると作物が徒長したりとか、ちょっと弱くなってしまうから太陽の光で焼けてしまったりとか、チップバーンって言うんですけれど、
そういったことが起きるので窒素はたくさん与えすぎるのは良くないと言われるんですけれど、
それでも農作物にとって一番大切なものは窒素で、窒素っていうのは植物の元みたいなものですね。
植物にとってタンパク質、アミノ酸、クロロフィル、DNAにとって一番重要な栄養素が窒素ですから。
あと葉っぱと茎の成長にも欠かせないのが窒素です。
これを悪者にしてしまうのは良くないなと。
実は窒素って、ただ窒素っていう成分があるんじゃなくて、窒素の中にも実はいろんな種類があります。
Xなんか見てると、窒素を悪者にしてる方もアミノ酸がどうのこうのみたいなことを言ってて、
実はアミノ酸って窒素なんですよね。
僕からしたらちょっとこの人何言ってるんだろうっていう感じなんですけど、
そういったところで、窒素って一括りに言うんではなく、実は窒素はいろんな種類があるんだよっていうことを今回お伝えしたいなと思っています。
窒素の3つの種類:有機体窒素、アンモニア体窒素、硝酸体窒素
窒素ですが、大きく分けると3つに分かれます。
本当はもっと細かいんですけどね。
まずは有機体窒素。
有機肥料なんかは有機体窒素ですね。
正確に言ってしまうとそうでもないんですけど。
もう一つがアンモニア体窒素。
化成肥料の尿素とか磷胺はアンモニア体窒素です。
最後の一つが小酸体窒素。
これ実は有機体窒素が土壌で分解されてアンモニア体窒素になって、
またアンモニア体窒素が分解されて小酸体窒素になって、
この小酸体窒素は植物が吸える形になっている窒素になっています。
なのでこの小酸体窒素が植物が一番欲しい窒素になっていて、
言ってしまえば有機体窒素もアンモニア体窒素もなくて、
小酸体窒素だけ植物に与えておけば何も問題がないというか、
植物がすぐ吸収できるものなので、
小酸体窒素があれば他の窒素はいらないことになってしまいます。
窒素は土壌を移動しやすいという性質があります。
そして小酸体窒素は水に溶けやすいという性質があります。
なので土壌に小酸体窒素を散布して雨が降ってしまうと、
小酸体窒素は土壌に留まらず、全部地下水に流れてしまいます。
なので非常に使いにくいです。
有機体窒素とアミノ酸態窒素の特性
今度は話は有機体窒素になります。
有機体窒素というのは、言ってしまえば窒素のいろいろなものの総称になるような感じで、
アミノ酸体窒素も有機体窒素の仲間みたいなものです。
実はこのアミノ酸は植物が吸収できます。
でも、吸収もできるんですけれど、微生物の餌にもなってしまいます。
とはいえこの微生物は植物の根っこと強制的な関係というか、
ウインウインな関係でして、アミノ酸を微生物の餌になるんですけれど、
またそこから酵素が出たりとか、いろんな良い影響もあるんですけれど、
その辺は人類もそんなに解明できていないので、良い効果があるとしか言えないんですけれど、
アミノ酸体窒素をあげることで植物も吸える形になるし、
土壌の微生物も増えてくれるというような効果があります。
ちなみにアミノ酸が多いという比量もあるんですけれど、
例えば油かすは有機体窒素で散布すると土壌で微生物が分解して
アミノ酸体窒素になったりとかいうことがあるので、
狙ってアミノ酸を散布するというのはアミノ酸含有量が多いという比量を与えるぐらいしかないですね。
なかなかそういうのは固形比量でなくて液体比量で販売されているものがほとんどです。
アンモニア体窒素の扱いと窒素の種類まとめ
一番最後になってしまうのがアンモニア体窒素。
これも結構諸説あるんですけれど、
アンモニア体窒素を与えると土壌のミネラルのバランスがちょっとおかしくなるという話もありまして、
なかなか使いづらいと言いますか、
窒素として与える究極のものとしては小酸体窒素とアミノ酸体窒素がベストと言いますか、
それはほぼメリットしかないみたいな感じがあります。
長々と話してしまいましたが、
まとめますと窒素は有機体窒素、アンモニア体窒素、小酸体窒素の大きく3つに分けることができます。
その中でもベストなのが小酸体窒素、それから有機体窒素の中のアミノ酸体窒素が良いですという話なんですけれど、
さっきちょっと触れるのを忘れましたけど、アミノ酸を多く含んでいる有機肥料と言いますと、
動物系のタンパク質主体の有機肥料ですね。
魚カスとかそんなものでしょうか。
そういうのがアミノ酸を多く含んでいる有機肥料になります。
窒素がみかん栽培に不可欠な理由
余談ですけれど、なんで今回このテーマにしたかと言いますと、冒頭で話しました、
みかんの花が最低栄養素がたくさん必要だよということの大元が窒素が必要ということで、
たくさん花を咲かせてそれを維持するというのは窒素が一番必要になってくるので、窒素が悪者みたいな風潮もありますけれど、
窒素が農業生産の大元になってくるものなので大切だよという話をさせていただきました。
今回は以上になります。
今日もメタグリボーシリーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。みんなみかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバイ。
12:41
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