農業資材の供給不安と価格高騰
この放送は、農業の常識を超越する、メタグリをキーワードに活動する、Metagri研究所がお届けする、Metagri Voicesです。
みなさんこんにちは、富山みかんです。
今回は、「生き残るためにはブランディングより生産」というテーマでお送りしたいと思います。
以前この放送で、中東情勢が不安定なので、Jの担当の方に、この先、肥料の価格が上がりますかね、と聞いたことがありました。
その時は、物によっては上がるかもしれないですけど、そんなに上がらないですよ、という話がありました。
その担当の方が一昨日見えられまして、肥料に関しては同じだと、一部の品目は金額は上がるけれど、という話なんですけど、
まずシンナーが足りなくなるので、この先肥料は購入できても袋に印字がされない可能性が、この状態が続くとなります。
注文も昨年並みだったら確保できるので、そんなに大量購入とかはしないでください、ということでした。
あとは資材関係ですね、これがどんどん手に入らなくなっていくということで、シンナーが足りないので、
例えば段ボールなんかはそんなに影響はないけれど、段ボールに印字はできない。
あとテープか、OPPテープが手に入らなくなるという話です。なので段ボールは組み立て式になるかもしれないということ。
農作物を入れるビニール袋といいますかね、あれが手に入らなくなると、このままの状態が続くとですね。
袋に入れずにバラにして販売するということも検討していかないといけないということなんですけど、
それを本当にできるのかどうかということも可能かどうかというところも怪しいんですけれど、
最悪の状況を考えて少しずつ検討していかないといけないという話をされていました。
とはいえちょっと難しいなと思いますけれどね。困りますね。
そこらへんちょっと勤めてる方としては困るけれど、そこまで困らないというか、これがもし経営者だったら本当に死活問題なので笑ってられないんですけれど、
中等情勢は早めに解決してもらわないと困るなといったところです。
オスミックトマト農園破産の背景
今回のテーマの生き残るためにはブランディングより生産ということなんですが、
これは先日メタグリ研究所の雑談のチャンネルで共有させていただいたんですけれど、
オスミックトマトを生産しているケイアグリイバラキ、それとケイアグリイナシキって読むのかな?
が倒産してしまったということで、それについて解説されているノートがあったので、それを共有させていただきました。
これはどういうことかといいますと、オスミックトマトっていう独自の栽培方法で、
フルーツトマトでブランディングしている会社、グループがいくつかありまして、そのうちの2社が倒産してしまったということです。
このことについて解説されたノートによりますと、結構前から、何年か前から栽培がうまくいっていなかったと。
あとはブランディングされていることによって、生産の基準が非常に上がってしまって、下手なものが出せなくなってしまったことが要因ではないかと。
あとは設備が整っているため、固定費が重くのしかかっていたのではないかとか。
あと販売がオスミック一択だったので、そこも良くなかったんじゃないかみたいなふうに書かれていますけど、そこら辺はそうでもないかなと。
やっぱり一番は栽培ですよね。栽培ができていなかったというか、うまくいっていなかったというのが一番の要因じゃないかなと思います。
それだって売るものが作れなければ、どれだけブランディングができていても潰れちゃいますよね。
施設園芸は暑さに弱いので、この数年の猛暑に耐えれなかったということと、あとコナジアミが大量発生して、それがウイルスを媒介して病気が多く出てしまったということらしいです。
自身の農業経験と対策
もちろん一言ではなくて、僕が勤めている農業法人でも、僕がおととしの9月から転職して入ったんですけど、その年は本当にひどくて、
春休みぐらい、3月下旬から4月上旬あたりにアザミウマ、スリップスが入ってきて、それがウイルスを持っていていろんな株を食害すると、
食害されたところだけじゃなくて、株自体が病気になって枯れていくという現象がありました。
僕が入った当時も起きて、昨年は比較的前半は抑えれたんですけれど、梅雨あたりから一気に増えてしまって、もう本当に生産量も激減してしまって、また同じことの繰り返しになるんじゃないかと思ったんですけれど、
うまいこと対策が功を奏して、夏場はなんとか生産できました。
あとそれだけでなくて、夏場は猛暑で苗が育たないということが、僕が入る直前の夏はあったんですけれど、
それは、僕は原因が養益栽培だったので、水温が絶対原因だろうなと思って、養益を、もちろんコストはかかるんですけれどね、
こまめに入れ替えたので、水温も維持できてなんとか苗は育ったので、今年もそうやって対策していこうかなと思います。
今年はアザミウマはほぼゼロで、病気もほぼゼロの状態です。
もちろんずっとゼロというわけではなくて、ちょこちょこアザミウマは発生しているんですけれど、すぐに膨張して抑えられているので、
被害は0.01%ぐらいに抑えられています。
生産重視の姿勢の重要性
今回このテーマで配信しようと思ったきっかけは、もちろんオスミックトマトの件もあるんですけれど、
僕の尊敬しているみかん農家さんがちょこちょこインスタグラムで発信しているので、それを見るためにインスタグラムを見ているんですけれど、
僕自身は何も発信していないんですけれど、
新規収納したみかん農家さんがSNSで一生懸命発信していて、
投稿内容を見ていると、生産をおろそかにしているというところが見受けられて、それは違うんじゃないかなと思っているんですよね。
オスミックトマトの件もそうなんですけれど、やっぱり一番は生産なので、
SNSで発信するのも大切ですけれど、そこに重力を入れているなら、2か3ぐらいにして、
それを生産の方にしたほうがいいよなって常々思っている限りです。
僕のみかん栽培の方ですが、昨年裏年だったので、今年は表年でいっぱい花が付いていて、
これを来年維持できるように栽培していこうかなというところで、現状は順調といいますか。
これがたくさん花がなっても木が弱らないような栽培をすることが大切だなと思って、日々試行錯誤しています。
エンディング
今回は以上になります。
今日もメタグリボイシーズを最後までお聞きいただきありがとうございました。
あなたと一緒に新しい農業の世界を創造する旅を続けていけることに感謝しています。
次回もお楽しみに。みんな、みかん食べてね。牛乳飲んでね。バイバイ。