この曲はあと、結構デジタルチックな曲なんですけど、ドラムはすごい生なんですよね、サウンドが。
そこのバランスも絶妙で結構好きで。
トーレリチアとかもこういう生の演奏っていうか人間の演奏。
この曲もね、ドラム生なんですよね結構。生サウンドっていうか。そのバランスが絶妙、すごい独特の。
この辺が変わらないところと変わるところとっていう、その両方が見えるというか。
そこが楽しいよねっていうか。やっぱりあれだけの期待のボーカリストがいなくなったからには変わらざるも得ないところはあると思うし、それは自然なことだと思うんですけど。
でもそれであってもバンドのコアの部分は何一つ変わってないっていうのが見えるんですよ、このアルバムって。
やっぱり最新作が最高傑作でありたいというか、常に自分を刷新して、いつだってその冒険をしてる。音楽的な冒険を厭わないっていうか。
それを常にやり続けてきたバンドであって、それはこれからも今もこれからも変わらないっていう。
そういうところがやっぱりこのアルバムでも見えるのでね。そこがやっぱりなんてかっこいいんだろうというか。
あとこの曲、機能性が麻痺してるっていうフレーズが出てきてなんか。
はいはい。
麻痺じゃない、機能性が系列してるか。
そうそうそうそう。
機能性出てきたと思ってなんか。
機能性ね。
このアルバム機能性、なるほどねっていうか。
このアルバムね、機能性に振り切れてるんですよ。
そうですよね。
振り切れて系列してるんですよ、たぶん。
自覚してる。
そこがなんかすげーなと思って。
マジそれ思ったね。
思いましたね、これ。
おーって思いましたよ、これ。
機能性を。
13回は月光の回でね、そういう話したんですけど。
そうですね、機能性。
あれは機能性ゼロであって。
それができるのは桜井敦史という機材の表現者がいたからこそそれができることであって。
あのアルバムってそこに振り切れたアルバムなんですよね。
そこがなくなったからには機能性を軽減するぐらい。
機能性に振り切れたものを。
このアルバムってめちゃくちゃ機能性高いと思うし。
そうですね。あらゆる機能を。
めっちゃ機能性高いですからね。
それで俺の名はブロークンっていうのがまたね。
ブロークン。
もうね、俺が何で手入れてきてるのかな。
これAメロがいいですね、このマックス立てる感じの。
あれかあれ弾け飛んでくみたいな。
この六連的な。
六連のね。
なつかしい。
耳鳴りがしゃべりかけるみたいな。
そうそうそうそう。
それですよね。
六連の。
それなんか思い出しましたよね。
思い出した。めっちゃこれで。
思い出したでしょ、やっぱこれ聞いたとき。
六連きたって。
六連きたって思った。
耳鳴りがしゃべりかけるの、あのグループでしょ。
今井さんの得意技ですよ。
得意技ですよ。
弾け飛んでくる。
その辺、存分にね。結構たっぷり出てきてるよね。
たっぷりそう。
その辺なんか出し惜しみしないというか。
出し惜しみしないというか。
自らの持てる武器を全てさらけ出していこうというか。
全部出して戦っていこうということじゃないですか。
それを楽しんでるというか。
今この逆境だからこそ、それを全て出して戦っていくのが楽しいという。
そういう状況なのかなっていう。
アドレナリン出まくってんだろうなみたいな。
出まくってますね。
本当に。
ある意味、ものすごい今楽しくて仕方ないのかもしれないですね。
不謹慎かもしれないですけど。
こういう状況だからこそ、めちゃくちゃ楽しいよ今みたいな。
これだけ何十年バンドやって、30年とか35年とかバンドやって、
でも今めちゃくちゃ新しい状態になっちゃってるよ俺みたいな。
そこに対してどれだけできるんだ俺みたいな。
そういう状況なんじゃないですかね。
クリエイターの本能的に火がつく部分は。
めちゃくちゃ火がついてるんだろうね。
このアルバムも本来は2枚組みにしたかったっていうのが思った。
逆境において火がついちゃったみたいな。
そういうアーティストなんでしょうね。今井さんって。
落ち着け落ち着け俺みたいな。
あとはこの曲。
唐揚げ好きとしてはやっぱりチキチキボーンっていう唐揚げをめっちゃ思い出しちゃうんですよね、どうしても。
チキチキボーン。
チキチキボーンって知ってます?食べたことあります?
なんかお弁当とかによく入りがちな。
いやもちろん知ってますよ。冷凍のやつは知ってますよ。
もうめちゃくちゃ好きですよ。
それがね、ちょっと余儀るというか。チキチキボーンのCMにこれを使ってくれたらもういいのに。
チキチキボーン。チキチキボーン。チキチキボーン。
チキチキボーンって言ってるもんね、だって。
チキチキボーンって言ってるよね。
これはもう欠けてる部分というか。
唐揚げと欠けてる。唐揚げと欠けてますよ、これ。
メーバーラジオへのメッセージと受け取っていいんじゃないですか。
唐揚げ好きなやつがいたな。
唐揚げみんな好きでしょっていうことですよ。
チキチキボーン。チキチキボーンって言ったらもうみんな美味しそうだなってなるでしょっていう。
美味しそうだなってなるでしょ。
そこの部分の後ろのギターがめちゃくちゃ好きなんですよね。
チキチキボーンの後ろの。
みたいな。
多分普通のオクターブのギターだと思うんですけど、普通の。
なんてことはない。
ただあれがめちゃくちゃ聴いてるっていうか。
なんて言ったらいいのかな。すげえ不思議な感じを醸し出してるというか。
知りやすさがくらされてる。
金箔感出てる金箔感。
金箔感出てるよね、あれで。
ちょっと不穏さが足されてるというか。
出てる出てる。
あれめちゃくちゃ、あれあるとなしで全然温度が違うと思うんだよ。
確かに。
チキチキボーン。チキチキボーンが知りやすさを纏う。
知りやすさを纏うんだよ。
ただのギャグじゃねえぞっていうのが、ギターが語りかけるじゃないですか。
ボーカルはチキチキボーン、チキチキボーンってギャグみたいなんだけど、ギターがギャグじゃねえからなみたいな。
すごい不安な感じになりますよね。
落ちたからよみたいな。
怖い怖い怖いみたいな感じ。
チキチキボーンって言いながらめっちゃ進化してる。
怖い。
聞きどころ多い。
聞きどころ多い。めちゃめちゃ聞きどころ多いですよね。
あれは多いですね。
すごい情報量だな、このアルバム。
情報量多いですよ、やっぱり。
多いですよね。
一曲一曲が本当に。
やばいですよね。
めちゃくちゃ濃いし、それをやっぱり意図してやってるんですよね。
自然になったわけじゃなくて、そういうものをここでやるしかないっていうことだと思うんですけどね。
それがシリアス、全体のトーンとしてはシリアスなんだけど、
シリアス一遍倒じゃないというか、やっぱりすごい音楽の面白さ、楽しさ、
それを体現してくれるのがやっぱり爆竹の魅力ですよねっていう。
どうしても突っ込まざるを得ないみたいなところがあるじゃないですか。
楽しんじゃうじゃないですか、こんな状況でもさ。
それがやっぱりすごいなっていうか。
そうですね。
というところで、続いて14曲目がプシュケー。
いやー、この曲もまたね、星野さん曲ですけど。
この曲やばくないですか。
やばいですね。
これは正直ね、このアルバムで一番あるかも。
の、うちの一つですね。
これもあの星野作曲、今井作詞の曲、そのパターンの曲ですね。
この曲調、このシリアスな曲調、なかなかたまらんですね、これ。
たまらんっすねー。
たまらんっすねー、これ。
これは結構最初聞いたときに衝撃的な、割と。
こういう曲もあるんだっていうのが。
そう、それだよね。こういうタイプも出てくるんですねっていう。
星野さん曲で、ほんとすごく切実なものを感じるんだよな、これ。
これたまらないっすねー。
地上の死を知ってるか、地上の死の理由を、光を。
この曲ね、左側で鳴ってるギターが全般的にやばいんですよね。
いやー、わかるわかる、めっちゃわかる。
わかるっしょ。
めっちゃわかる。
全般的に左側のやつがすごい。
ギターかっこいいよね。
やーばい。アルペジオみたいな感じのやつもいいし。
テレレレレレレレーみたいな感じの。
サビの裏のね。
サビの裏の、そう。いやー。
これはなんて言ったらいいのかな。すごいよね、この。
緊迫感とメッセージっていうか、死が。
曲調にめちゃくちゃ合ってるけど。
地上の死を知ってるかって。
すごくこれ言うのはどうなんだっていうか、言うべきかどうかもちょっとわかんないんですけど、
あっちゃんがいたらというか。
やっぱりこのアルバムを聴いてて、どうしても桜井あつしのボーカルで聴きたい曲とか、
あっちゃんのボーカル聴きたかったなっていう瞬間がどうしてもあるんですけど。
この曲は僕的にはあっちゃんで聴きたかったっていう曲の一つかな。
そうですね。
それは否定できないというか、そうだなっていう。
正直なところで、これを桜井ボーカルで聴いたら、なんて言うかな。
ほしのさんのボーカルは悪いって言ってるわけじゃないんですけど。
それだけ曲がいいってことですよね。
曲もいいし、この表現をあっちゃんのボーカルで聴けたらっていう。
どうしてもそういうものを感じてしまう一曲。
そこがよぎるっていうところが。
多分このアルバムを聴いてる皆さんおのおのあると思うんですよ。
この曲はあっちゃんで聴きたかったとか。
そうですね。どうなったんだろう、どうだったんだろうっていうところが。
どうしてもあると思うし。
どの場面でもあっちゃんの声が聞こえるみたいなのもあると思うんですけど。
僕は結構この曲は桜井さんのボーカルで聴きたかったなっていうのを感じて。
すごく凄みが発揮されるだろうなっていうのは想像つきますもんね。
すごいものが。
そこがやっぱりこのアルバムの難しさというか、
このアルバムを語るにおいて難しいところなんですよね。
どうしてもやっぱりあっちゃんのボーカルで聴きたかったっていう曲は皆さんもあると思いますしね。
それをあっちゃんのボーカルは実際にはないわけで。
でもこのアルバムってものすごいんですよ。絶対的な名盤だと思うんですけど。
名盤であるだけにあっちゃんのボーカルなしでその名盤が成し得てしまってるというか。
そこに対してどういう、なんて言ったらいいんだろうみたいな。難しいですね。
でもやっぱり素晴らしい曲だと思いますよ。これは。
それをさっくらいあっちゃんのボーカルなしで成し得てる爆竹のやっぱり凄さ。
それをやろうとしてる爆竹の意思の凄さかな。
やっぱり知れないものを感じますね。
でもやっぱこのテイクの星野さんボーカルのやつも、当然さくらいさんに比べれば下なさというかはあるとは思うんですけど。
でもそれで歌ってるからこそのすごく鉄実なものもこの曲にはパッケージされてるなっていうのもあって。
そこも含めて割とグッとくるところだったりするんですよね。
そうだよね。
なんかこの同じのを繰り返し続けて何かを伝えようとしてるなみたいなの。
何か表現しようとしてるものがやっぱ胸に迫るというのは感じますよね。
その必死さというか。
スキルで言えばね、やっぱさくらやつにかなうわけないんですよ。
誰も。
それはもう失われてしまったわけだから。
その中で表現しなければいけないわけだからね。
その現実を見つめながら表現してる感じも伝わってくるんですよね。
これをやらなければいけないんだみたいな。
そこの必死さ、鉄実なものが伝わってくる。
なかなか独特な曲というか。
言語化するのが難しいというか。
本当に散々語ってるんだけど、
あんまり軽々しく言葉にしてはいけないものがあるよねっていうのは。
含まれてますね。
含まれてると思うんですよ。
文化される前のエモーションの源流がここで表現されてて、
それを言葉にしてしまうと嘘になってしまうというか。
なんかちょっとズレちゃうよね、このアルバム。
この作品の本質と言葉にするとそれがズレちゃうよねっていうのはどうしても感じてて。
だからめちゃくちゃ言語化難しいんですよ。
だから俺一切やりたくなかったんですよ。
Twitterでも一切語らなかったし。
なかなか今語ってても言葉にしちゃうとちょっとズレちゃうところがあるよなっていうのがこのアルバムは。
ものすごく顕著なんですよね。
言葉にしないほうがいいっていう。
そういう部分はあるかもしれないなっていうのを感じつつやってるんですけどね。
なんか難しいよね。いろんな意味で。
アルバム先に進みますが、
次が15曲目。
ガブリエルのラッパ。
すごいっすね。
何でしょうかこれは。
また今井さんラップが進化してるというか。
すごい、かなり攻めてる曲ですよねこれも。
これはでも結構遊んでるんじゃないですか今井さんは。
そういうタイプの曲ではありますよね。
これは自由に芸術センスを爆発させちゃえって言って。
それが一番面白いっていう感じの曲かな。
こんなぐちゃぐちゃなノイズがあってる中で、
ラッパの音というか。
あれはめちゃくちゃナチュラルに響くじゃないですか。
飛んでんなーっていう感じ。
これは本能に赴くままにやりたいようにやってるっていう感じはありますね。
そうですね。やってんなーって感じですよね。
やってんなーって感じですよね。
メタルの空ってなんだろうって感じですよね。
すごいメタリックなサウンドを流しながら。
でもめちゃくちゃ単純にめちゃくちゃかっこいいですよね。
かっこいいかっこいい。
たぶん一般的にはちっともウケないと思うんですけど。
でもこういうのをやってくれるから爆竹なんだよなというか。
そうですね。
こういうのが入ってることで満足度がすごい高まるというか。
やっぱね、ディープさが。
結局長く見た時の満足度はそういうディープさが最後には物を言うというか。
ありますからね。アルバム単位で見れば。
この曲ほんとすごいですよね。わけわかんないですよね。
ほんとカオスだと思うんですよ。いろんな意味で。
途中オーケストラみたいな感じのすごい壮大な風になる瞬間もあったりとかして。
確かに。
やばいよね。
これはやっぱカオスを作ってるよね。
このアルバムのこの位置にっていうのも効果的なんだろうなって気もするし。
そうですね。この辺のだいぶ深い位置に。
ここで一回もうドカーンみたいな。
混沌をここで繰り出して。
混沌を一発やっときながら一番最後の最後には音が割れるような生々しいボーカルで終わるっていうね。
すごい曲ですよね。
すごいすごい。
そっから次が16曲目。またインストですけど。
これはなんて読むんですかね。
クラゲ。
クラゲじゃないの?これ。
クラゲですよね。
クラゲなの?なるほど。
これ今井さんがインタビューでクラゲが思い浮かんだ曲なのでそのままタイトにしたっていう風に言ってたんでクラゲでしょうね。
シールナじゃないんですね。
シールナね。
これはね、海と月っていうフレーズを見ちゃうとどうするね。
どうしてもね。
それをずっと。
クラゲですと。
インタビューのあれでも海っぽい曲ですみたいな感じで。
ふわふわしてる感じ。
海っぽい曲。
これもね、だから全般的なこのパビリオン感をしっかりとここでもしっかりとじっくり味わわせてくれるなっていうところですよね。
この曲はめちゃくちゃアンビエントというかテクノエレクトロニカアンビエントの曲だよね。
FX3のテレクテッドアンビエントワークスっぽいもんこれ。
すげー曖昧な感じというか。
それをここに持ってくんのかみたいなね。
その辺がすげー自由というか。
セオリーにはまってないよねっていう。
それを持ってくるんだっていう。
やっぱり自由なクリエイティビティが爆発してるんじゃないですか今みたいなのが。
それがやっぱり面白い部分だよねっていう。
ラスト前の2曲がガブリエールのラッパとクラゲってなかなか…。
ものすごいね。
なんじゃこりゃみたいな。
終盤の終盤でこんなもうなんかカオス状態にして終わりに向かうっていう。
でもやっぱここにこのインストのクラゲが入ってるのも多分ちゃんと意味あるっすよね。
一回ここで。
ここでやっぱこれを挟んでこういう自然っぽい感じの。
挟んでるのはこのオーラスの17曲目の黄昏のハウリングにたどり着いた感っていうか。
それがやっぱ表現されてんじゃないのかなっていうのは思いましたけど。
黄昏のハウリングを聴く上では。
これがやっぱ特別感が増すというか。
そういう効果が感じられますけど。
ものすごく個人的な勝手な感想だと、あっちゃんがいたらこれはなかったかもしれないみたいな感じがしますね。
このインストが。
やっぱりさくらいさんって爆竹という音楽カタログのガイドなんですよ。
分かりやすいガイドなんですよね。
あの人に導かれて僕らはすごくその爆竹という音楽カタログを楽しめて。
でもあの人がいるからこそ見えない部分ってあるんですよ絶対に。
絶対的な大黒柱としてさくらいさんが実立している状態では見えない爆竹の音楽的な豊かさ、音楽的な豊穣さっていうのがあって。
それが今、くしくもさくらいさんがいなくなってしまったことによって見えているのがこのアルバムだと思うんですよね。
それが結構ガブリエルのラッパーとかクラゲとかこの辺なのかもしれないっていうのは思いますね。
あっちゃんがいたらできなかった表現をこのアルバムでやってるというか。
そういう音がちゃんと鳴ってるこのアルバムの力強さというか。
やっぱりこれからの未来に向けての音が鳴ってるんだよね。ここでちゃんとっていうのは感じるかな。
その流れで最後のたそがれのハウリングですね。
ラストの。
この曲もめっちゃすごい曲ですが。
どうでしょう。
最後も今井さんが歌い上げましたね。最後の曲。
1曲目とラストがこういう形の。
ほんとそれだよ。この最後でまた全てを持ってったなっていう。
これでこれが最後来るんだっていうね。
すごい曲ですよねこれは。
音的にもシンセベースみたいなのがずっとブッブッブッブッって鳴りつつベースも入っていて。
すごい哀愁というか悟ったなっていうか。
定感というか。
すごいグッとくるんですよね。
そういう感情がひしひしと伝わってくるっていうか。
この感じで締めくくるのがすごい。
そうなんだよね。それが本当に。
すごい。すごいですね。ほんと。
そういうのを見せてくるんだっていうのが本当に1回目でも言ったけど意外だった部分というか。
そうですね。今までのバクチクともやっぱりちょっと違うなっていう新しい感じもする。
1曲目ももう想像してなかったところからこう来るんだっていうのもそうだし、このラストもなんか結構。
1曲目と結構リンクしてる感じあるよね。ソフマンの歌の音。
この2つで挟んでくるっていう。
なんかこのアルバムの最後で今井さんが桜井さんを追悼することを自分に許したんだなって感じがしますね。
これまではやっぱりファンを鼓舞するとか自分を鼓舞するとか、そういう意味合いが結構強かったのかなって思うんですけど、
俺最後の最後で真っ向から真っ正面から桜井さんがいなくなったことに向き合うことを自分に許したんだなっていう感じがするんですよ、この曲。
だってもうこれ聞いたらもう桜井あつしがいなくなったことを歌ってるじゃないですか、これって。
それを真正面から表現することを最後で許したんだな自分にっていう感じがします。
だから俺この曲って、この黄昏のハウリングをあっちゃんに歌ってほしかったみたいなのを見たんですよ、ツイッターとかでね。
俺ね、この曲は絶対今井が歌わなければいけなかった曲だと思うんですよ。
あっちゃんが歌ったらできなかった曲なんですよね、これって。
ものすごく今井さんのパーソナルな部分というか、一番さらけ出してるな、この曲がっていうのは感じる。
これはね、今井さんの歌じゃなきゃダメなんですよ。
そうですね、なんかその通りだなって思いますね。
今井ひさしの歌って、このミンバーラジオの最初の方で秀木くんがルーリードっぽいねみたいな話をしてたんですけど、
俺ね、この最後の部分で、今井ひさしってボブ・ディランであって、
ボブ・ディランとか、あとイジーポップとか、ジョー・ストラマーの歌声なんですよ、この人。
それがここで初めて見えたんですよ。
やっぱりあの人たちって、喫水のパンクロッカーでブルースを歌う人たちなんですよね。
今井ひさしってそこの系譜なんだって、俺これ聞いて思って。
それがこのアルバムの最後にあることによって、
このアルバム全体が経験に評価してはいけないというか、評論してはいけないって思ってしまって。
だから言語化したくなかったんですよ、正直。
言語化しない方が誰にとっても素直に受け止められる作品なんじゃないかなっていう。
それぐらい大きいアルバムだと思いますよ。
めっちゃわかりますね。
この曲は本当に僕としては本当に悲痛な叫びというか、
今の彼ら、特に今井さんの本当に心情をトロしてるというか、
っていうのが本当に痛いほど伝わってくるんで。
なので本当に簡単に表現できないっていうのはまさに一生ですね。
簡単に感動したとかも言えないし。
そういうことでもない気もするし。
痛い、痛いっすね。
最後の終わり方とかも本当に痛々しいなっていうのはあったんで。
本当にだから複雑な感情で終わるんですよね、アルバム。
でもこのアルバムってほぼほぼギターソロないじゃないですか。
最後の最後にギターなのかわかんないけどソロっぽいものあるじゃないですか。
そうですね。ギターなのか。
それを最後に残すところが笑いどころじゃないですけど。
これ何?みたいな。
途中、最後一回止まって急にエンディングに行くところとかもすごいし。
壊れたのかなと思って最初。
あれ?音飛びした?みたいな。
それぐらい多分表現する側としてはもう壊れてしまったんですよ。
そういう本当に一回ぶっ壊れたのを表してるっていうか。
まさにまさに。
だと思うんですよね、本当に。
壊れるじゃん、そんなのってさっていう。
でもそれがアウトプットのレベルにおいては聴いてる側にとってはこれ笑っちゃうよねみたいな。
ツッコミどころになるんですよ。
何?これで終わるのかい?みたいな。
なんかそういうところが爆竹の面白さというか。
単純にこう思わせてくれないよねっていうか。
思わせてくれないところがよりグッとくるし。
本当に言語化しづらいんですよね、もう本当にこれ。
いやでも本当あのぶっ壊れてボロボロのギターソロなのか。
あれをまとってそれでも進んでいくっていうその4人の姿が浮かぶエンディングでしたね。
そんなもんじゃないよっていうか。
単純に俺ら楽しんでるだけだからなっていう姿も見えるんですよ。
アルバム通してみるとやっぱりバンドであることというかバンドとして音を鳴らせることを心から楽しんでるなっていうのも見える。
そこに対して聴いてる側というか外野が大した意味付けをしない方がいいんじゃないかなみたいな。
楽しいんだよっていう。ロックって面白いもんだろうっていうさ。
単純にそれでいいんじゃないかなっていう感じもするし、そういう気もしますし。
あんまり深く捉えて言語化しない方がいいのかもねっていう気もしてて。
だからすごい語るのが難しいアルバムだなっていう感じするんですよね。
いろいろ感じてしまうけど言語化するのは確かにそうですね。
感じてしまうんですけど聴いてる側としては。
言語化は安々とできないなっていうのは本当に思いますね。難しいな本当に。
それは多分望んでないんじゃないかなっていう。
確かにそうですね。
もっと楽しんで欲しいんじゃないかなっていう。
であれば楽しむ、本当にかっけえなんだこれみたいな。
それが一番正しい反応なのかなって思ったりもしますし。
だから今の爆竹とこれからの爆竹がめちゃくちゃ楽しみですねっていうか。
どう進化していくのかなっていうのが。
このアルバムでこんだけ予想できないことやってくれてるわけじゃないですか。
じゃあこれからどこに行くんだお前らみたいな。
それを単純に楽しむのが一番いいのかなって感じしますね。
そこのワクワク感みたいなのはありますね。
という17曲という大作でしたが。
大作でしたねー。
どうですか?ひできさん。
だいぶ語りましたね。語ってきましたね。
ですよ。
憧れしく言語化するべきじゃねえとか言いながらな。
何時間言語化したんだかっていう。
だいぶね。
すごい。
語彙があれですけど本当すごいですよね。
めちゃくちゃすごい良いアルバムだと思います。
アニーのドラムプレイはどうでしたか?
あんまり触れない。
そうですね。確かにあんま触れてないかも。
ティンバレスとかの話。
アニーすごいなって思いましたね。すごいんだなって改めてというか。
レコーディングシーンとか見るとやっぱめっちゃ叩いてるんだなちゃんとって改めて思いましたね。
すごいっすよ。
結構アニーのドラムだなーっていうフレーズあるじゃないですか。
ダダダダダダってみたいな。
あるある。
どんな曲だったかな?なんかサビに入る前のドラムがめっちゃアニーっぽいっていうのがなんかあったんだけど。
ちょっとパッと出てこないけどあったな。
アニー節であるからね。なんかやっぱりシンプルな。
やっぱね生のドラムでこんだけこのサウンドに馴染むってすげえなっていうのが結構
ポイントというか。
めちゃくちゃ練習の賜物だろうなーと思うし。
めっちゃ練習してるって言ってるもんね。オフの日も衰えないように練習してるって言ってるし。
ほんとすごいと思う。
まあでもそれはなんかバンド全体としてもそれを感じるよね。
なんか今までものすごい色んな音楽的な要素を取り込んでて、
いろんな武器を得てたのはなんかこの時のためだったんだって思ってしまうぐらい今それが発揮されてますもんね。
いやーひれ伏したなぁという感じですね。
楽屋さん的にはどうですか?このアルバム、素風呂さん。
いやーもう何と言ったらいいのか。ほんとなんか難しいですけど。
ただ重い。重いなーっていうのはめっちゃ感じるというか。
思ったより重かったなーっていう。
思ったより重かったな。
この聞き終えた時の感情というかなんかもう。
うーっていうこの。
まあやっぱ1曲目と最後の印象がやっぱ強いっていうのもあるんですけど。
その辺とあとまあ、やっぱ出てきてるシーンもやっぱそういうの感じるし。
今井さん的には、まあそういういわゆる桜井さん的なものをその詩の中に書こうと意識したことはない。
意識してはいない。だけど自然と入ってきてると思うっていう、そういうような表現をしてるんですよね。
なのでまあ入っているのはまあやっぱりそうなんだろうなとは思う。
のでやっぱその辺を聞いてればすごく感じるんで。
その辺もなんか含めて重いですよね。
っていうのと、結構まあちょっとこじつけ的な感じになっちゃうかもしれないですけど。
人生は愛と死っていうのをまさにめめんともり特集、最近名番ラジオでやってた僕ら的には、そこでも語ってて。
まあそれがその後の爆竹の結構大きなテーマとしてあったっていうことも話してましたし、実際そうだと思うんですけど。
そういう彼らが、4人がいわゆる本当に重大な死というものに直面して、ここではやっぱりもうその先に行ったというか、行かざるを得なかったというか。
当然本当に傷ついてボロボロになって、それでも吹っ切れてその先へ向かっているのが、この曲調、曲と死で表現されてるなあっていう。
なんかそこの重さにちょっとこうなんか、自分としても聞いてて耐えられなくなるというか、そういう感覚に陥るんですね。
本当に重いものを背負って彼らは新しい旅をここから始めていくんだっていう。
ある種の覚悟でもあるし、のを感じるし、そういうのが表現されてるジャケットだなって思うし。
なかなかヘビーですね。
もう以上にヘビーだったねー。
園長さんはいかがですか。
どうしても受け取る側としてはいろんなものを受け取ってしまうというか、考えてしまうんですけど、そういうものを乗り越えてその先に行こうとしてるんだな、このバンドはっていうか。
受け取る側としてはヘビーなんだけど、やってる人たちは軽やかなんじゃないかなっていう感じはして。
たぶんすごく楽しんでるんじゃないかなっていうある意味。
そうかもしれないですね。
変わってしまったバンドを楽しもうとしてるのかなっていうか。
あるならば、爆竹トレイに乗っていこうという意思がある我々としては、じゃあもっと楽しめよというか。
それがいいのかなって感じしますね。
本当、やっぱりタイミング的にもすごい重いものとか、重い意味合いを感じてしまうんですけど。
やってる側としては楽しんでほしいだけなのかなっていうのを感じて。
そこの折り合いが自分の中でどこでつくかわからないんですけど。
単純にやっぱり楽しむだけではいられないじゃないですか。
受け取る側としてね。
いろんなもの、いろんな意味合いを感じてしまう。
やたらヘビーなものを感じてしまうんですけど。
いつか爆竹が鳴らしてる音をすごくニュートラルに受け取れたらいいなというか。
やってる側が楽しんでて、受け取る側も楽しむものとして受け取れたらいいなっていうのは感じますね。
その第一歩がこのアルバムなのかなというか。
単純に聴いてて、いろんなツイッターとかSNSとかで見てて、
すげーアルバムだとかかっこいいとか。
単純にその反応が一番正しいだなっていう感じはしますね。
だってかっこいいじゃんこれ。
まあ確かに。それが嬉しい反応でしょうね。
まあでも、いろいろ感情的なところはあるけど、音楽的にというか。
そこはやっぱすごいですよね。これだけのバラエティーが飛んでるし。
本当にすごいですね。
そこの幅の広がり方はこの4人でやってるからこそっていうところもあるし。
そこはやっぱ外しちゃいけないポイントだなって思いますね。
そうですね。めちゃくちゃバラエティーも飛んでるし、
この曲数でそれで一個一個の曲めちゃくちゃ立ってるし。
あとめちゃくちゃ音がいいですね。
音とあとリズム的に気持ちよくて、すげえ乗れるっていうか。
気持ちいい曲本当多いですね。
確かになんかリズムに寄ってる部分もあるな確かに。
そこの凝り具合というか、めちゃくちゃ気持ちいいですよね。
リズムトラックの作り込みの部分はめちゃくちゃすごいと思います。
全般全部の曲において。
原曲がもちろんいいっていうのはあるけど、
本当に兄ユータさんの頑張りがそこにあるっていう。
その辺のリズムトラックの作り込みがすごいですね。
その辺の音楽的なところは犬野さんどうですか?
正直まだこんな日の浅い状態では測り知れないぐらいすごいアルバムですね。
音楽的にもそうだし、いろんな要素が詰まってて、
今までにないぐらいぶち込まれてるし、
いろんな要素がそこに込められたいろんな感情的なものもそうだろうと思うし、
やっぱすげーとんでもない名番が生まれてしまったなっていうのは思いますね。
でも正直あっちゃんがいないアルバムに対してこの評価を下すのはどうなんだって自分の中で思っちゃってるんですけど、
そういうのを抜き捨てにすると、俺このアルバムめちゃくちゃ好きなんですよ。
正直爆竹とトップクラスに好きなんですよこのアルバム。
めちゃくちゃかっこいいよねって。
ほんとすごいですね。何でしょうかねこのバンド。
最新作が最高傑作って言いますけど、
それをもうこの状況でも辞で行くというか、
それを体現しているバンドだなっていうのは感じますよね。
これってもっともっとお前ら聴けよというか、もっといろんなロックファンが聴けよと。
もっと広がっていけと。
それが一番いいのかなって感じですね。
めちゃくちゃ幅広がっているし、多分これからますます広がるだろうしっていうところがあるから、ほんとまさにそうですよね。
今まである意味爆竹とかビジュアル系みたいなことで経営してた人がいるかもしれないですね。
そういう人こそ聴いてほしいというか、そういうリスナー層に広がる可能性があるアルバムだと思うんですよね。
だったらもっともっともっと広がってほしい。
日本にこんなすげーバンドがロックファンがたくさんいるってことは、
海外のリスナーもそうだし、こんなすげーロックファンドいるぜ日本に。
日本のロックファンもそうだし、世界の洋楽ファンとか海外のリスナーもそうだし、こんなすげーロックファンドいるぜ日本に。
ある種それが今が大きなきっかけになるのかもしれないし。
それぐらいの可能性を秘めたアルバムだなあっていう。
これからの爆竹とかビジュアル系のアルバムとか、
それぐらいの可能性を秘めたアルバムだなあっていう。
それぐらいの可能性を秘めたアルバムだなあっていう。
それぐらいの可能性を秘めたアルバムだなあっていう。
これからの爆竹ってそういう可能性を秘めた存在なんだなあっていう感じはしましたね。
これがまたライブとかでどう表現されて、それを見てどう感じるのかっていうのもまた楽しみなところですね。
実際、もう12月の6、まさにこの撮ってるタイミングですけど、
もう名古屋からフィッシュタンクオンリーのライブが始まって、
もしかしたらこれ今この4回目のやつを出してる時には東京のトレースピット、
もう終わってるかもしれないタイミング的にはぐらいの感じなんでね。
ちょっと見てどうなるかってところを楽しみにしたいなって思いますけど。
当然武道館もありますし。
こんな言い方もどうかなとは思うんですけど、
あっちゃんがいなくなったことによっていなくなるファンもいると思うんですよね。
でもそれであるならば、それと同等かそれ以上あっちゃんがいなくなったことによって増えるファンがいてもいいんじゃないかというか。
そういう可能性を秘めたアルバムだと思うし、これからの爆竹ってそういう存在だと思うんですよね。
だからもっともっと羽ばたいていって、あっちゃんが嫉妬するぐらい。
それが一番いいのかもしれないですね。
それをやろうとしてんだろう、今いいみたいな。
ここからのパレード、どんな感じで続いていくのか。