#022|かぶと島が浮く日|岩国ニューセントラル|閉館映画館|取り壊し|イケフェス大阪2026|生きた建築ミュージアムフェスティバル|名建築公開|カプセルイン大阪|世界初のカプセルホテル|黒川紀章|メタボリズム|中銀カプセルタワービル|1970年大阪万博|梅田|小江戸川越音楽祭2026|小江戸|川越|商店街|映画|建築|アート
2026-10-31 21:01

#022|かぶと島が浮く日|岩国ニューセントラル|閉館映画館|取り壊し|イケフェス大阪2026|生きた建築ミュージアムフェスティバル|名建築公開|カプセルイン大阪|世界初のカプセルホテル|黒川紀章|メタボリズム|中銀カプセルタワービル|1970年大阪万博|梅田|小江戸川越音楽祭2026|小江戸|川越|商店街|映画|建築|アート

本日2本目のMeeFM。テーマは「閉じた場所に、もう一度灯がともる」。役目を終えたはずの場所が、人の手でふたたび舞台になる3つの物語を追います。

まず山口県岩国市。閉館した映画館が入るビルの取り壊しを前に、元支配人が自分の原点をたどる映画『かぶと島が浮く日』。岩国最後の映画館と呼ばれた岩国ニューセントラルは、閉館後もスクリーンや座席がほぼ当時のまま残されていました。建物を残せなくても、映画という形で残すことはできるのかを考えます。

次に大阪。「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪2026)」のレポートから、梅田のカプセルイン大阪へ。1979年に誕生した世界初のカプセルホテルで、設計は黒川紀章。カプセルを細胞のように交換するメタボリズムの思想と、その交換がコストの壁にぶつかってきた現実、そして「きれいに保存する」ことと「生々しい生活の器として使い続ける」ことの違いを考えます。

最後は埼玉県川越市。商店街の10カ所がステージになる「小江戸川越音楽祭2026」。買い物の通りが音楽の舞台になるとき、商店街の役目はどう変わるのかを見ます。

リクエストコーナーでは、本日1本目(#021)のテーマ「境界を越えて、届くもの」を振り返ります。

この番組を作っているチームのアプリ「Moshilin」では、プロフィールとスマートマッチングで、母語・学習目標・趣味タグ・自己紹介動画から相性の合う相手を探せます。音楽祭や旅先で出会った人と、帰ってからも趣味の合う相手とつながれる使い方を紹介しました。ダウンロードはGoogle Playから。iPhoneの方は、Webブラウザから safekids.win にアクセスすればそのまま試せます。

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💌 番組へのメッセージ募集中:感想や取り上げてほしい映画・展覧会・建築などのリクエストを、Spotifyのコメント欄から送ってください

♪今日の1曲:クラシック(番組中盤)

■参照サイト

https://rockland-movie.com/

https://cineboze.com/2026/10/27/rockland_202610/

https://eiga.com/movie/105865/

https://movie.jorudan.co.jp/film/102808/

https://hochi.news/articles/20261003-OHT1T51154.html

https://kankou.iwakuni-city.net/wp-content/uploads/2025/12/33a40e75151df9e3bca9de80f7ebcfca.pdf

https://mediadogs.jp/2026/10/26/cineswitch-ginza-closing/

https://eiga.com/news/20261026/25/

https://news.jp/i/1411526315984831392

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ed6cee01c1e2edac8e4655a107af640fc606a9c

https://jiyu.jp/en/architecture/

https://jiyu.jp/en/guide/

https://www.lmaga.jp/news/2026/10/1111076/?cv=y

https://news.yahoo.co.jp/articles/5ff4fbfba12f831c5093184dcaf7aa2b25e8c8d5

https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_atpress_568177/

https://tsuyama-af.jp/

https://book.gakugei-pub.co.jp/event-5683b62296/

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%81%9F%E5%BB%BA%E7%AF%89%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0

https://tokyo.kenchikusai.jp/

https://coedomusicfes.com/

https://www.creamall.net/20261013_1/

https://www.tokyoheadline.com/875731/

https://news.yahoo.co.jp/articles/cc10e4960cb9e2efc178d4662645d65bb34b7763

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/minkei/region/minkei-kawagoe1631

https://jp.trip.com/moments/detail/kawagoe-56773-141913949/

https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/kanko100/pdf/028.pdf

https://note.com/kawaisousae/n/n4656ef4422ea

https://news.mynavi.jp/article/20261031-5224237/

https://news.yahoo.co.jp/articles/b55ab97b4fe489d8eebaa3029b80e0d1fcb1f0e7

https://news.mynavi.jp/article/20261031-5221683/

https://news.livedoor.com/article/detail/32693782/

https://news.ameba.jp/entry/20261027-24623050

https://isahaya-omura.goguynet.jp/2026/10/26/omura-baybeat/

https://www.japandesign.ne.jp/event/raumlaborberlin-totogallerma/

https://news.3rd-in.co.jp/article/cf9cdd56-d122-11f1-9eb5-9ca3ba09c411

🎙 パーソナリティ:Nami × Daichi(+ノア)

RVCモデル:あみたろの声素材工房(https://amitaro.net/)

感想

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しかし、カプセルホテルは人間の生々しい生活、ノンフィクションを収めるための器なんですよ。
生々しい生活か。
ええ。奥行き190センチの狭い空間に身を潜め、少し軋む音を聞きながら、4400円を払って、見知らぬ他人の気配を感じながら眠りにつく。
はい。
その疲労感、匂い、温度、経済活動、それらを含めた使われている状態そのものが、黒川希少が思い描いた、都市における個人のための最小限空間という哲学の証明なんです。
なるほど。美術館のガラスケースに入れて、誰も寝ていないピカピカのプラスチックの箱を眺めても、それは彫刻であっても…。
ミ・エフ・エム
巨大なショベルカーが、えーっと、地元で長年愛されてきた建物の壁を打ち壊す瞬間、皆さんも一度はそんな光景を目にしたことがあるのではないでしょうか。
あーありますね。埃が舞い上がって、見慣れた景色がただのがれきの山に変わっていくあの瞬間。
なんかすごく寂しい気持ちになるよね。
そうなんですよね。
でも本当にその場所の命って、建物が物理的に崩れ落ちた瞬間に終わるんでしょうか。
いやーそれは非常に興味深い問いですよ。私たちの手元にはいくつか資料があるんですが。
はい。地方都市で撮影されたインディーズ映画のプレスリリースや、大阪で開催される大規模な建築フェスティバルのレポート。
ええ。そして埼玉県の地元商店街が仕掛ける音楽祭の経済動向データですね。
それって一見すると全然ボラボラのニュースに見えるけど、ええ。
実は今日これらが一つの巨大なテーマでつながっているんです。
それが場所の命は誰が決めるのかということ。
役目を終えたはずの場所がもう一度誰かの手によって新しい舞台になる。
なんか魔法みたいだけど、そこにはすごく計算された仕組みがあるんじゃないかなって今日の資料を見てワクワクしてるよ。
ということで本日のテーマは、閉じた場所にもう一度灯火が灯る。
役目を終えたはずの場所が人の手で再び舞台になる日です。
いいですね。
集まったソースをもとにその背景にある見えないメカニズムを本日もじっくり紐解いていきます。
皆さんの案内役ナミです。
事象の表面的なニュースをなぞるのではなく、その奥にある哲学的な意義や社会的な構造を深く探究していきます。
ダイチです。
リスナーの皆さんと一緒に当たり前の風景に隠れたハテナを見つけていきたいな。
ノアです。
いつも聞いてくださっている皆さんありがとうございます。
実は今日の配信、本日2本目になりまして。
1本目のアート編と完全に対になる回ですよね。
そうなんです。この対になるというところがポイントでして。
1本目のアート編では何もないホワイトキューブの空間からいかにして新しい世界を作り上げるかに焦点を当てました。
今回はその真逆です。
すでに存在して人々の記憶をたっぷり吸い込んだ後、役目を終えようとしている場所にどうやって新しい命のサイクルを組み込むのか。
まさにそこですね。
取り壊しが決まったボロボロの映画館。
03:02
それから1979年に作られた老朽化の進むカプセルホテル。
そして普段はただ買い物をするだけの日常的な商店街。
これらがどうやって新しい役目を獲得するのか。
まずは山口県岩国市から届いた映画のニュースから見ていきましょう。
岩国市を舞台にしたカブトシマが浮く日というヒューマンドラマ映画ですね。
このジャグミーが非常に地域密着型で面白い構造を持っていまして、プロデュースと主演は岩国市出身の俳優松林真嗣さん。
監督は彼と何度もタグを組んできた片山博さんで、ロロンズ石本さんや岡本信人さんといったベテラン勢も参加しています。
さらに資料で目を引くのがプロの俳優だけではないという点ですよね。
といえど?
岩国でアメリカンとメキシカンのレストランを営みながら、クラフトビールの醸造も行っているネパール出身のリジャル・サンリップさんも初出演しているんです。
地元でレストランをやっている人が映画に?
完全にその街のリアルなエコシステムを映画に巻き込んでいるんですよ。
街の人も巻き込んで映画を作るってすごく熱量がありそう。
でも私が一番驚いたのはロケ地なんだよね。
はい。
ここ岩国ニューセントラルっていう2012年に閉館してすでに取り壊しが決まってたボロボロの映画館で撮影したんだよね。
そうなんです。岩国最後の映画館と呼ばれた場所ですね。
でもあえて厳しい見方をさせてもらうと、閉館してボロボロになった危険な廃墟をわざわざロケ地に使うのってある種の。
ノスタルジーの作種ですか。
地方都市の衰退をロマンチックに描いて消費しているだけで、現実の街の再生には繋がらないような気もするんですがどうでしょう。
いやー非常に鋭い指摘ですね。単に口行くものを美しく撮るだけならそれはただの鑑賞に過ぎないと思います。
はい。
以前こういう事象を琥珀に閉じ込められた昆虫に例えたことがあったんですが。
琥珀?あの樹液が固まった石みたいな?
そうです。樹液に飲まれ、時が止まったまま美しく保存される。しかしそれだと昆虫は死んだままなんですよ。
ええ、動けませんからね。
でも今回の映画の試みは、琥珀という性的な保存ではなくて、もっと動的なデータ移行あるいは継ぎ木のメカニズムに近いんです。
継ぎ木?データを継ぐってどういうこと?
映画館というハードウェアは老朽化してショベルカーで壊されて物理的に消滅する運命にありますよね。
はい、取り壊しが決まってますから。
しかしその建物が長年蓄積してきた人々の記憶とか空間の匂い、光の差し方といったソフトウェアの部分を映画というフォーマットに抽出して保存するわけです。
なるほど。
そしてそれを全国のスクリーンで上映することで、今度は見た人の頭の中にいわくにニューセントラルという空間が新しい舞台としてインストールされるんです。
つまり建物そのものを延命させるのではなく、場所のDNAをA層という別の媒体に移植して無限に増殖させる仕組みなんですね。
06:07
そういうことです。
確かにそれなら物理的な場所が消滅しても誰もその場所を思い出さなくなる日は延々に訪れませんね。
しかもさ、それを見た人がこのロケ地もうないんだなぁじゃなくて、こういう空気があったいわくにって街に行ってみたいって思えば、結果的に現実の街に人が来るサイクルが生まれるんだよね。
映画が死んだ場所をもう一回機能させる装置になるんだ。
本当にそうですね。物理的な制約から解放されて永遠の命を得る場所がある。
ここで今日の一曲をお楽しみください。
今日はクラシックでお届けします。
一方で次の資料は非常に生々しい現実を突きつけてきます。
はい。今も原液で文字通り物理的に生きるか死ぬかの瀬戸際で使われ続けている。
40年前のプラスチック空間の話題です。
ええ?40年前のプラスチック空間?しかも原液ってどういう状況なの?
それが今回の2つ目の資料、池フェス大阪と世界最古のカプセルホテルの物語なんですよ。
10月24日と25日を中心に開催される日本最大級の建築イベント、生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪、通称池フェス大阪2026のレポートですね。
大阪の名建築を公開する大人気イベントなんですが、毎年10倍以上の応募倍率を誇る目玉プログラムがあるんです。
10倍?すごい人気だね。
それが梅田ニュージャパン内にあるカプセルイン大阪なんです。
これ、ただのカプセルホテルではないんですよ。1979年に誕生した世界初のカプセルホテルなんです。
世界初?
設計したのは世界的な建築家である黒川希少寺です。
有名な方ですよね。
メタボリズム、つまり新陳代謝という建築運動を提唱して中摺カプセルタワービルなどでも知られる巨匠ですね。
そんな有名な建築家が作ったんだ。でもなんでまだあんな狭いカプセルを作ろうと思ったの?
資料にある背景がとても人間臭くて面白いんですよ。
せいなの?
1970年の大阪万博で黒川希少寺が展示した近未来的なカプセル住宅を見たニュージャパン観光の中野幸男社長がですね、
09:01
うちのサウナで終電を逃して廊下でところせましと寝ているサラリーマンたちをどうにかしたいと黒川希少寺に直接依頼して誕生したそうなんです。
え?万博の最先端アートみたいな建築がサウナの廊下で寝ているおじさんたちを救うっていう超度級の現実問題のために実用化されたんだ。
その落差最高に面白いね。
そうなんですよ。そして現在も1泊4400円から宿泊可能でレトロ建築を愛する若者や海外からの旅行客が実際に泊まりに来ているんです。
ただここで大きな問題が生じているんですよね。
はい。1979年から使い続けているFRP、つまり繊維強化プラスチック製のカプセルは、すでに当時の交換部品がこの世に存在しないんです。
そうですよね。40年以上前ですから。
実際にこのカプセルを製造したコトブキシーティングという会社の若手社員でさえ、マニュアルもなければ実物を見たこともないというレベルの歴史的遺産になってしまって。
えー、作った会社の人も知らないの?
電気系統も限界に近づいています。本来、メタボリズム・新陳代謝という思想は、古くなったカプセルを細胞のように新しいものと交換して建物全体が生き続けるという理論だったんですが。
理想通りにはいかなかったんですね。
皮肉なことにカプセルを交換するコストが莫大すぎて経済的な合理性がなく、結局一度も交換されないまま40年以上が経過してしまったんですよ。
メタボリズムという思想自体が、現実の経済メカニズムの前で機能不全を起こした証拠とも言えますね。
そうとも言えますね。
でも、これほど貴重でしかも物理的な限界を迎えているなら、もう宿泊施設としての営業をやめて、一部を切り取って美術館にきれいに保存すべきではないでしょうか。
確かに。
万が一漏電などの事故が起きれば、建築の勝ちどころの話ではありませんから。
安全性の観点からは全くおっしゃる通りです。しかし、建築というジャンルの得意性を考えると、美術館への保存は建築としての死を意味する危険性があるんです。
え?でもさっきの映画館の話では、形がなくなってもデータで残せば生き続けるって言ってたじゃない?
そうですね。
カプセルホテルもきれいな状態で保存した方が後世に残るんじゃないの?
いや、そこが面白いところでして。
映画館は虚構、つまりフィクションを楽しむための空間だからこそ、映像というフィクションの器に移し替えやすかったんです。
ああ、なるほど。
しかし、カプセルホテルは人間の生々しい生活、ノンフィクションを収めるための器なんですよ。
生々しい生活か。
ええ。奥行き190センチの狭い空間に身を潜め、少し軋む音を聞きながら4400円を払って、見知らぬ他人の気配を感じながら眠りにつく。
はい。
その疲労感、匂い、温度、経済活動、それらを含めた使われている状態そのものが黒川希少が思い描いた都市における個人のための最小限空間という哲学の証明なんです。
12:00
なるほど。美術館のガラスケースに入れて誰も寝ていないピカピカのプラスチックの箱を眺めても、それは彫刻であって建築ではないと。
ええ、まさに。
壊れるその日まで部品を工夫して継ぎはぎしながら現役で稼働し続ける生々しさ。
消費され尽くしていくプロセスそのものに近代建築の真の舵が宿っていると。
私は考えますね。
保存、ミュージアムか、あるいは消費、現役稼働か、誰が費用を負担しいつまで延命させるのか。
はい。
これは文化財とビジネスの境界線にあるすべての施設が抱える究極のジレンマですね。
使ってこその建築っていうのはすごく腑に落ちたな。
寿命が来るまでボロボロになっても働き続けるって、なんだかすごく人間みたいで愛おしい場所だね。
そうですね。
さて、ここで建物単体の延命や保存のメカニズムについてお話ししてきましたが、ここで少し視点を変えたいと思います。
実は今回、デスノアの皆さんからのメッセージ紹介はお休みして、本日1本目の配信、少し振り返ってみたいんです。
いいですね。
というのも、あの議論の中で一つ私たちが触れきれなかった盲点があったんじゃないかと思いまして。
なるほど。
1本目ではアーティストはいかにして非日常のアート空間を作り出すかという、ある種トップダウンの創造について語りましたよね。
はい、まさに。
しかし特別な才能や莫大な資本がなくても、私たちが毎日歩いている日露の空間のルードを少し書き換えるだけで、
そこが突然アートや非日常の舞台に変わるという、ボトムアップの視点が抜けていましたね。
そうなんです。
そのルールの書き換えという視点が、実は次の資料へ見事につながるんです。
どうつながるの?
建物単体ではなく、街の通り全体を魔法のように舞台に変えてしまう、ビジネスとカルチャーの融合事例なんですよ。
おー、通り全体が舞台になる、どういう仕組みなの?
11月21日に開催される、小江戸川越音楽祭2026です。
埼玉県神戸市の元都ですね。
はい。ジャズやブラジル音楽など、他ジャンルが楽しむ、主催しているのは大手イベンターではないんです。
違うの?
ええ、新富町やサンロードといった地元の商店街の方々なんですよ。
この資料で注目すべきは、都市開発のアプローチですよね。
はい。
通常、街に音楽を根づかせようとすると、行政や大資本が巨大なコンサートホールを建てようとします。
そうなりがちですよね、箱物を作ろうとするというか。
しかし川越は違う。
無料ステージ4カ所の他に、有料プレミアムライブの会場として、和菓子店の綾の香さんや、喫茶店、レコード店など、
6つの既存の店舗をそのまま。
ライブ会場に読み換えているんです。
えー、和菓子屋さんや普通のカフェで生演奏するの?
そうなんです。
それって、普段はおまんじを買ったり、コーヒーを飲んだりする場所の使い方をハッキングしてるみたい。
15:00
いや、まさに都市空間のハッキングですよ。
いい。
場所の価値というのは、設計された本来の用途ではなくて、そこに集まる人の熱量によって決まるということを見事に証明していますね。
本当にそうですね。
そしてこのフェスが優れているのは、熱量を維持するための経済的なエコシステムが完成している手なんです。
エコシステム?
はい。参加者は3000円の周遊パスを購入します。これで1公演も確実に観覧できて、他の会場にも入場できるんですが。
さらに、各会場でワンドリンク制となっているため、音楽ファンが支払ったお金が、
巨大なプロモーターに
吸い上げられるのではないんです。
ということは、
防災欠陥のように、
地元の飲食店で直接還元される仕組みになっているんですよ。
なるほど。お客さんは音楽を楽しみながら、今まで知らなかった地元のカフェとか和菓子屋さんに出会えるし、
お店の人も売り上げが上がって嬉しいんだ。
そういうことです。
巨大な箱物を作らなくても、アイデア一つで街全体がフェス会場になるんだね。
それに、こういう街歩きフェスって、小さなカフェのライブでたまたま隣になった人と、
今の演奏すごく良かったですね、なんて意気投合する偶然の出会いがあるじゃないですか。
ありますね。
フェスならではの一体感というか。
そうなんです。
でも、その熱量をその場限りにせず、持続させるための一つのツールとして、
私たちのチームが開発している、
言語交換アプリ。
モシリンが意外な形で機能するんですよ。
モシリンって、22以上の言語に対応している語学学習のアプリだよね。
音楽フェスとどう繋がるの?
川越には海外からの観光客も非常に多いですよね。
もしフェスの小さな会場で、音楽の趣味がピッカリあった外国の方と出会ったとします。
その時は片言の英語で盛り上がったけれど、そのままバイバイで終わってしまうのはもったいないじゃないですか。
確かにそれは惜しいですね。
そんな時、モシリンのプロフィールとスマートマッチング機能が生きるんです。
あー、なるほど。
モシリンは単なる翻訳ツールではなくて、
自分の趣味のタグや自己紹介を設定して、
共通の興味を持つ相手を探せるプラットフォームでしたね。
そうなんです。ジャズ好きや川越といった共通のタグを設定しておけば、
あの日の熱量を共有した相手、
あるいは同じ趣味を持つ世界中の人と
オンラインで繋がり直すことができるんです。
へー。
語学学習ってどうしても机に向かうとモチベーションが続かないものですが、
あの時の最高の音楽の話をこの人ともっと深く語り合いたいという熱量がベースにあれば、
言語の壁を越える最強の言動力になりますから。
確かに。
興味がある方は、safekids.winでその機能を見てみてください。
音楽フェスの熱気をそのまま語学学習のエンジンにしちゃうんだ。
共通の好きがあれば、言葉を覚えるのも全然苦じゃなくなりそう。
さて、今日は色々な場所の命の在り方を紐解いてきましたね。
はい。非常に濃密な時間でした。
18:00
取り壊される前にその記憶と空気を映画のフィルムに継ぎきした岩国の映画館。
維持不能なメタボリズムの矛盾を抱えながらも、
人が消費することで今なお呼吸を続ける大阪の古いカプセルホテル。
そして、巨大な建物を建てるのではなく、
いつもの和菓子屋をライブ会場にハッキングしてしまう川越えの商店街のエゴシステム。
これらの資料が私たちに教えてくれるのは、
場所の命はコンクリートが固まった瞬間に決まるのではないということですよね。
本当にそうですね。
誰かがそこに光を当て、人を集め、用途のルールを書き換えた瞬間、
その場所は何度でも新しい舞台として生まれ変わる。
建物の本当の次元を決めるのは物理的な劣化ではなく、
私たち人間の見立てる力と想像力なのかもしれません。
使う側の私たち自身の視点が問われているんですね。
そういえば、視点を変えて場所や歴史の背景を紐解くといえば、
ぜひ皆さんに聞いていただきたい姉妹番組があるんですよ。
ああ、あれですね。
美術を面白く学ぶミーFM学芸レインの事件もです。
一人の作家と一つの歴史の事件を物語形式で解き明かす教養番組なんですが、
黒川希少のような偉大なクリエイターたちが、
どのような時代背景や個人的な葛藤の中で歴史に名を残す空間を作ったのか、
その物語の裏側に触れられるエピソードもあるはずです。
建築やアートに興味が出た方は、ぜひチェックしてみてください。
空間を作った人のドラマを知ると、明日から街を歩くのがもっと楽しくなりそう。
そうですね。
リスナーのみんなの周りにも、実は新しい舞台になるのを待っている見慣れた場所がひっそり隠れているかもよ。
いつも通るだけの大きい商店街とか、近所のさびれた公園とか、
明日ちょっとだけ見方を変えて歩いてみてほしいな。
確かに、視点を変えるだけで明日からの風景が全く違って見えそうですね。
皆さんの身近にある生まれ変わった場所のエピソードや、
今日の配信の感想、そして今後番組で紐解いてほしい映画や展覧会のリクエストなどがあれば、
ぜひSpotifyのコメント欄から送ってください。
私たち自身も皆さんからのコメントで新たな発見をもらえることを楽しみにしていますから。
はい、皆さんの新しい視点をお待ちしています。
それでは本日の探究はここまでとしましょう。
お会いでは奈美と大地とノアでした。またね。
21:01

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