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2022-04-11 39:51

#016 UGC民俗学 - 失われたWeb1.5を求めて [Part 1]

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シーズン3 UGC民俗学 - 失われたWeb1.5を求めて
今回から「シーズン3」がはじまります。テーマは、Web3のちょうど半分にあたる「Web1.5」です。1でもなく2でもない中間的な領域にあって、いまや消えゆく運命にある(あるいはもはや消え去ってしまった)コンテンツやカルチャーについて語り継いでいこうという企画です。どうぞ最後までお楽しみください。

番組で取り上げた話題
ねとらじ / 阿部さん / RTSP / Winamp / UGC / ジオシティーズ / teacup / 嫌儲 / クリエイターエコノミー / Spoon / スーパーチャット / 永井先生 / コレコレ
https://sasakill.substack.com/p/episode-016

お知らせ
番組へのおたよりはこちら。https://forms.gle/MKYhvTD5nJu6YhZU7 または、ハッシュタグ #メディアヌップ をつけてTwitterに投稿してください。 番組公式Twitterはこちら。https://twitter.com/NupMedia

制作ノート
企画・出演: ささきる, tel / 編集: tel / ディレクション: tel
2022年3月22日収録

00:00
スピーカー 1
(音楽)
スピーカー 2
佐々木るさんあの僕今26歳95年生まれなんですけど
一番最初に触れたインターネットラジオって何だと思います
スピーカー 1
えっ95年で26歳で
インターネットラジオだからなんかニコ道でなんかみたいなのが
おそらく中学生高校生とか
あちょうど中学生ぐらいの時にニコ生は流行りましたねニコニコ道が
そういうやつなんじゃないですか
スピーカー 2
そうですねと思われるかもしれませんし
ポッドキャストあとはアニラジ色々あったかなと思うんですけど
スピーカー 1
そうですよねポッドキャストの始まりで言うともっと早いですからね
スピーカー 2
2000年代前半とかですかねニコ道よりもっと早い
みんなiPodももっと早くあってっていうところですよね
スピーカー 1
でもその時小学生だったらポッドキャストが聞いてなさそうだし
やっぱニコ道以降のカルチャーのなんかなのかなぁなんと思ったんですけど
スピーカー 2
はいあのネトラジというサービスがありまして
スピーカー 1
ネトラジあのネトラジですか
スピーカー 2
ネトラジです
ネトラジ
ネトラジ聞いてる方がどれぐらいご存知かどうかわからないんですけれど
スピーカー 1
今となってはこれ説明が必要かもしれませんねネトラジ
スピーカー 2
いやそうですよね
あのただ正直ネトラジ僕が触れてもうなんだこれはというところから
聞き始めたところだったのでじゃあネトラジが何だったのかの解説って結構難しいところなんですが
僕と佐々木レターがお会いした時にこの話が出てきた時に
ちょっと衝撃的なことを佐々木さんから聞いて
スピーカー 1
私ねネトラジの運営を一時期やってたんですよ
スピーカー 2
そうですよね
スピーカー 1
何年ぐらいからだったの2007年から
2010年ぐらいまでかな
ネトラジってちょっと変わったサービスで
あの今回ねちょっと調べてみたら
あのサービスが生まれたのは2001年で
現在もサービス継続してるので今年で
人間で言えば21歳ってことなんですけども
スピーカー 2
5歳下なるほど
スピーカー 1
5歳下そうそう
最初こちらのベンチャーで立ち上がって
それがライブドアに上等されて
その後もう一回元の運営者ですね
安倍さんっていうんですけれども
元の運営者に戻って
その後再びFC2に上等して
現在もサービス継続しているっていう感じなんですけど
03:00
スピーカー 1
運営元が何度か変わっていて
スピーカー 2
で僕が担当してたのはライブドアの時もその後期に当たるんですけども
多分ちょうどその頃に黒い画面で
ドルフィンですよね
スピーカー 1
ドルフィンとかね
ベルーガっていうアプリがありまして
スピーカー 2
でそこからURLじみたものを持ってきて
当時Winampで何とか聞いてみる
スピーカー 1
聞くまでのハードルの何と高いことかと
あの今ねURLじみたって言ったのは
あのなんていうかURIの一種類なんですけど
あのリアルタイムストリーミングプロトコルか
RTSPっていう
スピーカー 2
HTTPじゃないあの違うプロトコルのやつなんですよね
スピーカー 1
でそれブラウザでクリックしたら聞けるかと
別に聞けないんですよね
スピーカー 2
だから特定のそのストリーミング対応を
何かで聞かなきゃいけないっていうので
当時僕がよく音楽を聞くのに使っていたWinamp
Winampでこれ聞けるんだって
驚きがまず一つですよね
スピーカー 1
なんか今音声コンテンツ聞くのに
そんな面倒くさいことすることないですもんね
スピーカー 2
間違いなくないですよね
だからなんていうんですかね
やっぱりこう音声コンテンツって言われると
あの日本だとラジオポッドキャストっていう風に
あったかと思うんですけど
僕は確かにネトラジってあったよなっていう
記憶は強いんですよね
スピーカー 1
そうだねいやなんてか
私からするとその色々関わらせてもらった
サービスの一つっていう感じなんですけども
ちょうど自分が関わってた時期に
そのネトラジのウェブサイトリニューアルしたんですよね
あのちょっと黒いダークモードっぽいデザインでね
そしたらてるさんが知ってるネトラジって
その時の黒いネトラジなんだよね
スピーカー 2
黒いネトラジですね
スピーカー 1
もうそれがなんかこう衝撃だったねなんか
スピーカー 2
そうですねなんて言うんでしょう
スピーカー 1
個人的なウェルカムトゥーアンダーグラウンド感があって
いや今回ね僕も何年かぶりかに
ウェブサイト見てみたら
その時のデザインが今もFC2にそのまま継承されているので
リスナーの皆さん今検索していただけると
スピーカー 2
それ見れるんですけども
スピーカー 1
俺誰がこんな遊び心発揮したのか
ちょっとよく覚えてないんですけども
スピーカー 2
ウェブサイトの下の方に
スピーカー 1
インターネットラジオっていうロゴが
海底に沈んで泥かぶってるんですよね
スピーカー 2
これ絶対サイト見てほしい
あの今すぐお手元のPCでぜひ見ていただきたいですよね
スピーカー 1
いやこれ意味がわかんないですよね
スピーカー 2
なんだこれはっていう
スピーカー 1
あのこれ何かっていうと
そのライブドアが譲り受けた時の
初期のロゴってのはこれだったんですね
06:02
スピーカー 1
インターネットラジオ
しかもラジオもRじゃないんですよね
ラディオじゃなくてLのラジオっていうか
LでラジオもLでラジオも何もないんだけど
そのLなんだよね
これはそのラディオ.comみたいなものっていうのが
もう開いてなくて取れないから
スピーカー 2
土面の関係ですかね
スピーカー 1
日本人はRもLも気にしないから
あのLでRでLでLで
ネットラジオを取ったっていうね
スピーカー 2
ことなんですけども
スピーカー 1
なのでインターネットラジオっていう
この青とオレンジで作られたロゴが海底に沈んで
これ右下に見えるのわかめですかね
スピーカー 2
なんか海を笑わしているんですかね
スピーカー 1
海を笑わしていて
これがねおそらくね
ドルフィンとかベルーガっていうこのアプリが
海のものじゃないですか
スピーカー 2
そうですね
スピーカー 1
だから海だ
スピーカー 2
あーそのオマージュで
スピーカー 1
そうでしかもネットラジオを聴くっていうのは
まるで暗い海の底で
あのクジラやイルカがね
こう声を交わすのをね聴くようなね
なんかそういうやつだって
スピーカー 2
めちゃくちゃ素敵なコンセプトですね
スピーカー 1
多分ねそういうこと言い出すの俺なんですよ多分
いや
言い出しそうでしょ
俺覚えてないけど
覚えてないけど
言い出しそうなの俺なんですよ
だから
スピーカー 2
まあ佐々木さんがやったって言われると
確かにそうかもとはなりますね
スピーカー 1
あのデザインしたのは僕じゃないんですけど
じゃあどうするみたいな会議の時に
なんか呼ばれて
なんか適当なこと言ってよくなったら
スピーカー 2
多分そんなこと言うんだと思うんですけど
なるほど
スピーカー 1
だからそれが2009年とかだと思うんで
13年前のやつですよね
スピーカー 2
そうですね
だから多分ニコニコを見る前に触れた
インターネットラジオ
これがネットラジオでしたね
個人的な体験の始まりとしては
スピーカー 1
いやこれ
なんかでそれテルさんがそれ聞いてた時って
もうめちゃめちゃびっくりして
ネットラジ今
今ね僕らも今ポッドキャストやってますし
ポッドキャスト始める人
スピーカー 2
どんどんどんどん増えてるんだと思うんですけど
スピーカー 1
その前にはネットラジが確かに
スピーカー 2
確かにあったよね
確かにあったんだと
あの頃ネットラジというものが
スピーカー 1
確かにあったんだっていう
スピーカー 2
まあ今回シーズン新たに始まってきたところですが
こういうなんて言うんですかね
狭間というとちょっと恐縮なところではありますけれど
09:00
スピーカー 2
いろいろあったメディアの
その中にさらにディープにあるところ
ちょっとそんな話が今回はできれば
楽しいのかなというところのテーマになりますよね
スピーカー 1
そうですね是非なんか今回は
そういう話をしてみたいなと思ってます
スピーカー 2
メディアヌップ
スピーカー 1
こんばんはササキルです
スピーカー 2
こんばんはテルです
スピーカー 1
というわけでメディアヌップの
シーズン3の今日が第一話っていうことになるんですけども
今回はですね
スピーカー 2
もう最初からタイトルを決めてまして
スピーカー 1
もうね悩む時間が十分あったんで
決めてきたんですけども
題してUGC民族学
失われたWeb1.5を求めてというタイトルで
この後何話かに渡って
スピーカー 2
お送りしていきたいと思うんですけれども
スピーカー 1
なんでこういうタイトルでやりたいと思ったかというとですね
そもそもUGCユーザージェネレーテッドコンテンツ
ユーザーが作ったり投稿したりするコンテンツのことを
スピーカー 2
3文字でUGCって言ったりするんですけども
スピーカー 1
僕テルさんとBodcast始めて
自分がUGCを好きだってことで
目覚めたっていうかね
今さら
スピーカー 2
気づきというか
スピーカー 1
そうなんです
スピーカー 2
気づかされて
スピーカー 1
元々関心あるとは思ってたんですけども
なんて言うんだろうな
その関心というのも
サービスを作る方の関心だと思ってたんですけど
そのコンテンツの中身とかにも
もうすごく惹かれてるんだなっていうのを
スピーカー 2
話してるうちにわかってきて
スピーカー 1
じゃあそれを中心に取り上げた
特集っていうのもね
スピーカー 2
できたらいいななんてことを思ってたんです
スピーカー 1
そうしてみたら気づいたことがありまして
シーズン1でね
あなたの知らないロードストー戦記の世界
っていうのをやりましたよね
スピーカー 2
やりましたね
スピーカー 1
これって何かって言ったら
プレイヤーが語る話
ってことを通じて
ゲームとか調節ができていく
スピーカー 2
っていう話だと思うんですね
スピーカー 1
でシーズン2の
柳田国王の塔の物語面白がる人々
っていうテーマであったんですけども
これはこれでね
あの大衆の語りとか
民話っていうものが文学とか
あるいはその学問の基盤になっていく
スピーカー 2
みたいな話をしたんですよね
スピーカー 1
でふと旗と気づいて
どっちも語りがテーマになってるなと思って
12:03
スピーカー 1
たまたまね
たまたまたまたま
だったらこのシーズン3ではですね
ユーザーの語りとか声とか
書くものでもいいんですけども
そういったものを取り上げると
いいんじゃないかと思って
でその時にあの
TRPGのようにゲームの中とかね
あるいは塔の物語のように
民話の中じゃなくて
ネットに投稿された
あのコンテンツ
語り話みたいなものを
取り上げてみたいなと思ったんです
スピーカー 2
あれですよね
あのシーズン1
ロードストー戦記
シーズン2
柳田国を解きて
メディアヌップ
ヌップはさておき
メディアと聞いた時に
一番最初に出てきそうな
インターネットのコンテンツ
そういうところがあるんじゃないかと思わせて
というところはありましたが
結果的に実は全て繋がっていて
全てがUGCになるというところが
気づいた結果
生まれたところの
シーズンでもありますよね
スピーカー 1
そうですね気づきましたね
いつだったかテルさんと
脱断した時に
無料ホームページサービスが
次々とサービス終了していくのって
なんか悲しいよねみたいな話をしましたよね
スピーカー 2
そうですね
もうバイネームで出しちゃいますけど
ジオシティーズとかそういう話とか
スピーカー 1
ジオシティーズとか
あと最近だとTカップとかね
スピーカー 2
色々あるんですけど
スピーカー 1
ああいうところに投稿した
お話とか文章とかって
時が経つと消えちゃうんですよね
スピーカー 2
いや本当に
スピーカー 1
そうなんですよ
例えばね
これがすごく残念だなと思って
その投稿する先がね
FacebookとかTwitterのような
もうビジネス的に
あるいは世界的に
大きな基盤を持ってるようなサービスだと
まあなかなか消えはしないわけですよ
5年10年20年ってね
続いてくるのサービスなんで
ところが今から15年とか
20年ぐらい前の
まだそういうビジネスとか
いろんな基盤が確立してないサービスだと
まあ長く続けられないんで
終わっちゃうんですよね
終わりとともにコンテンツも消えちゃう
いやー
TRPGのシナリオだっけ
あれなんだっけ
スピーカー 2
あのゲームのシナリオだっけ
はいはいはいはいはい
あの僕が好きなカードバースっていう
スピーカー 1
カードバースそうそうそう
スピーカー 2
はいゲームがあって
あのリスナーの方からお便りいただいて
カードバース知ってらっしゃる方がいて
すっごく嬉しかったんですけど
のサイト
あのゲームを上げているサイトというのが
スピーカー 1
結構ジオスティーズ勝ちだったんですよね
スピーカー 2
っていうのがもう完全にロストしましたね
15:01
スピーカー 2
まあそうだよね
スピーカー 1
だからねこう失われたWeb1.5を求めてて
こう書いたんですけども
1.5って何かって言うと
そのWeb2.0ってかWeb2というかね
そこで大勝ちした
まあすごく支配力の高いプラットフォームに
投稿したコンテンツはまだ大丈夫なんだけど
そこに至らなかった
このWeb1.0とWeb2.0の間の投稿型コンテンツって
こう消えちゃうというか消えかねないというか
ものによってはもう消えてるので
スピーカー 2
そうですね
スピーカー 1
それをなんとか記憶のあるうちに思い出して
あれよかったよねってかって
あの思い出していきたいと
スピーカー 2
ある種その語りでもありますよね
今回は
スピーカー 1
そうだね僕ら自身のでもあるし
あるいは僕らの取り上げる先のね
あの誰かのお話だったりするかもしれないですけど
そういうものをね
今Web3で世の中盛り上がっておりますが
そのちょうど半分の世界に消えていきそうなものを
大事にしようじゃないかっていう
なんかそういう話なんです
スピーカー 2
あの本当に大事にしたい気持ちが強くて
ちょうどその朝酒レさんがサービス運営をされていた時期
というのはもうお仕事としての
まあある種青春としての時期だったかと思うんですが
僕はもう完全に受け入れ側ユーザーとしての
もう青春真っ只中だったものなんですよね
スピーカー 1
あの
スピーカー 2
みくしなどのコミュニティであったりだとか
そういったものって基本的に全て破壊されていったので
スピーカー 1
そうね
スピーカー 2
Web1.5って基本的には概念としては廃墟なんですよね
スピーカー 1
廃墟だね
なんて言うんだろう
もちろんみくしも今会社としてはいろんな事業があるから
あのすごく大きな会社ですけども
今言ってるのはそのSNSとかコミュニティにあった
そのサービスとか集まってた人
スピーカー 2
あのそのものですよね
そのものですね
あの街があってそれが廃墟になったというようなイメージというか
スピーカー 1
いや廃墟だよね
今のFC2が運営してる現在のネトラジもさっき開いてみたら
夜の9時半過ぎて
これからもう絶賛ネトラジのピークの時間帯に向かっていこうとする
時間帯だったはずなんだけど
トップページに現在の放送はありませんって書いてあって
あのなんかねサイトを見ると
1日のうちどこかとかね
1週間のうちどこかでちゃんと配信してる人が今もいて
盛り上がってるような時間があること確認できるんですけど
まあ私今日見たらやってなくて
18:00
スピーカー 1
この寂しい感じ
スピーカー 2
いやあの創作のジャンルの中に
ポストアポカリプスも載ってありますけれど
あの世界が終末した後の物語っていう
そうだねありますけれど
意外と身近にあるものですねポストアポカリプス
そうだね
これウェブアポカリプス
スピーカー 1
今見るとダークモードで
ダークモードって言葉も当時なかったけど
ブラックなサイトにこう深海にインターネットラジオって
ロゴが沈んでるこのイラストって
当時はジョークだったんだよね
そのたくさん人が集まってる中に
旧世代のロゴが眠ってるってジョークだったのに
今そのままの風景だもんねこれ
なんてか当時ジョークだったんだけどこれ
スピーカー 2
ちょっと音に乗らない笑いをしてしまいました今
スピーカー 1
廃墟っていうかこれ海底?
いやそうですね
いやでもそれで言ったら
今もこうやってサービス継続をしてくれている
FC2には僕感謝したいですね
スピーカー 2
いやそうですね
あるだけでも嬉しいですもんね
スピーカー 1
いやあるだけで嬉しいんですよ
スピーカー 2
なんてかこう泣くしちゃうのは簡単なんですけどね
スピーカー 1
残しとくの難しいんですけど
この残しておくのを続けてくれてるって
すごいありがたい
スピーカー 2
いや本当に
スピーカー 1
いやテルさんも今やね
メディアとか広告の仕事してるんでわかると思うんですけども
スピーカー 2
どう見たって1円も儲かりそうにないですよねこれ
絶対に儲からないですね
スピーカー 1
絶対に
あのネトラジって音声のサービスなのに
トップページにバナー1個貼ってるだけですからね
スピーカー 2
これバナーもしかしてアドサーバー直だったりするんですかね
スピーカー 1
ソースコード見てみたらわかると思うんですけども
10年前はそうでしたね
スピーカー 2
あのまあ広告プログラマティック広告の歴史の話まで波及しちゃうとあれなので
一旦ここで留めておきますが
バナー1個貼られるという時代はありましたよね
スピーカー 1
バナー1個だけ貼ってあって
で当時10年前も
1個じゃないな
スクロールしたディスプレイ型ネスとかも載ってますけど
当時も貼れるとこがあったら貼っておこうみたいな
もうね何円にもならないんだけども
でも当時はなんか割とオーラかな時代で
サービスとかプロダクト単体の
スピーカー 2
あのPLを見てバサバサ切るかそんなこともなくて
スピーカー 1
いろんなUGCのサービスとか事業やってる中で
こういうものもあっていいよねっていう風に
21:01
スピーカー 1
こうまるっとねまやっとしといたんだよね
だからそれが今も生き延びてるっていうのはなんかね
スピーカー 2
そのエコシステム外であったところ
例えばまあこの話を聞き始めてくださった方だったら
分かるところで言うと
あのウェブマンガですね
当時その2チャンネル等で上げられていたものがまとめられていたりだとか
そういうサイトも結構素朴なサイトとして
奇跡的に今も残ってるところがいくつかあるんですけれど
一時期研判なんて言葉もありましたし
儲かる気配っていうのは全く見えないんですが
そこに語りと物語はたくさんあって
当時子供であった僕は有料のものに
なかなか手形をしてづらかった自分でもあるので
どれだけエンターテインメントとして楽しませてもらっていたか
ということを思いますね
スピーカー 1
あれ今言ってくれたのは
「剣毛」「儲けるのが嫌な剣毛」
スピーカー 2
剣毛ですね
スピーカー 1
あっじゃあ今そのテルさんが若い時に感じたっていうのは
まさに儲けるのが嫌儲けられるのが嫌みたいなのを
スピーカー 2
ユーザー心理として感じたっていう話ですか
心理として感じていたというよりかは
潮流があったと思うんですね
スピーカー 1
あったあった
スピーカー 2
それこそインターネットの中でも
そのコンテンツなんでそんなものにお金払うんだっていう時代があったと思いますし
まとめサイトでお金を儲かってやっている人たちも嫌われていた時代がありましたし
スピーカー 1
本当ねそれに関しては今でも多分そうだと思うんですけど
スピーカー 2
ものすごい剣毛っていう文化はありますよね
スピーカー 1
でも10年前はもっとすごかったね
今もあるけど昔はもっとすごかったですね
スピーカー 2
日にならないですよね
スピーカー 1
日にならない
いやあのクリエイターエコノミーって言葉は
スピーカー 2
こんなに大手を振って太陽の下で話せるっていうことが10年前はなかったからね
それこそその自分はスプーンというプラットフォームにいますし
YouTubeだとスーパーチャットスプーンだとスプーン投げ銭文化
こういうものが一般的になった社会って
なんか健全だなあって心の底から思いますね
スピーカー 1
もうなんか20年前に戻ってネトラジの配信者に投げ銭したいなあ
まあしたいのかな
当時はねそんなのなくても楽しかったんですけどね
いやそうなんですよね
私その最近てりさんと一緒にポッドキャスト始めたばっかりなんで
音声コンテンツを作るってことに関しては経験が非常に浅いんですけど
その僕デビュー戦がネトラジだったんですよね
スピーカー 2
ああなるほど
スピーカー 1
そうネトラジ生まれネトラジ育ちなんですよ
24:00
スピーカー 2
育ち
スピーカー 1
いや本当にネトラジをわしが3年間ぐらい育てたと言ってもいいんですけど
でねどういう状態だったかというと
スピーカー 2
当時いろんなUGCをやっている事業部が一緒になっていて
スピーカー 1
掲示板とかブログとかネトラジとかっていうのを
スピーカー 2
同じチームが運営してたんですよね
スピーカー 1
でなるべく連携させて盛り上げようとか使い方のお手本というかな
むしろユーザーの方がお手本で僕らが真似してたんですけど
そういうものをやってみようということで
ライブドアブログの開発者
スピーカー 2
運営サイドのメンバーの裏話みたいなものを
スピーカー 1
1週間に1回かな
ネトラジで配信をして
で同時にそのリアルタイムで盛り上がるための掲示板を下ラバ掲示板で作って
スピーカー 2
下ラバ掲示板ご存知ですかね皆さん
スピーカー 1
下ラバ掲示板っていうのはスレッド型の掲示板をレンタルして使えるみたいなやつなんですけど
それらを組み合わせるとどういうことになるかというと
ブログで告知をしてネトラジでインターネットラジオの配信をして
それをレンタル掲示板のチャットで盛り上がるっていうことなんですけども
これね見方によっては今起こってることがほとんど変わらないんですよ
スピーカー 2
いやそうですよね
スピーカー 1
Twitterとかノートで告知をして
ライブだからYouTubeライブでもいいしTwitter Spacesでもいいんですけども
なんかそういうとこであって
それに付属チャット欄で盛り上がるみたいなので
ほとんど変わらないです
スピーカー 2
私だけで感想を言えるみたいな
スピーカー 1
そうそうそう
スピーカー 2
それをね3つの独立したサービスを組み合わせてやるんですけど
スピーカー 1
もう配信第1回目の台本が出てきましたよ調べたら
え?
そうそうそう
スピーカー 2
当時からねGoogle DriveってGoogle Docsってあるんで
スピーカー 1
自分のファイルドライブをねネトラジって検索したら
2009年の放送第0回とかね
第1回目の台本とか構成が出てきて
スピーカー 2
宝物ですね
スピーカー 1
宝物っていうか
大した話はしてないはずなんだけど
幸いにしてというかね
開発者コミュニティっていうか
そのユーザーコミュニティってのは
すごく近い場所にあったので
告知をしてラジオ配信したら
本当に人が聞きに来てくれて
記憶によれば50人とか
100何十人とかだったんですけど
リアタイで100人超えると
結構盛り上がる感覚って
多分今と変わらないんですよあんまり
スピーカー 2
いや今の日にならないぐらい盛り上がってますよそれ
スピーカー 1
あの当時のインターネットの人口からすると
27:00
スピーカー 1
結構来てるんですよそれ
スピーカー 2
今で言うところの3000とか5000とか
スピーカー 1
いやそんなじゃないと思うんだけど
スピーカー 2
その感覚ぐらいじゃないですか
しかもしかもっていうと失礼ですけど
スピーカー 1
ネットラジとして
そうねつまり
あのネットラジの配信
URLみたいなものを
視聴するプレイヤーに移して聞いて
と同時にブラウザを立ち上げて
その掲示板に書き込みながら
耳すましてる人が100人以上いるっていうのは
スピーカー 2
これなんか驚異ですよね
ありがたいとかじゃなくて
先に驚異って言葉が出てくるのが
なんかこう当時の雰囲気が
鑑み得るところですね
スピーカー 1
しかも夜とかやってるわけじゃないんですよ
あの会社員として
その開発者と一緒にねこうやってるから
まあ午後の夜になってない
夕方にもなってないような時間帯なんですけど
みんなお仕事何されてるのかなって人たちが
こぞって集まってきて
まあチャット欄で盛り上がって
こんな機能が欲しいとか
次はこんな企画やってほしいとか
あそこの不具合修正される見込みありますか
みたいなね
まあそんなようなことなんですけど
まあそれでやってるようなことって
今いろんなネット上のサービスが
ディスコードに開発者コミュニティと
ユーザーコミュニティを立ち上げて
そこでどんどんフィードバック吸収しながら
スピーカー 2
アップデートしてるように似てて
そういうことをやったんですよね
しかも1回2回じゃなくて結構やってたんですよ
スピーカー 1
それをやれたのはね楽しかったんですよ
すごいユーザーコミュニティと開発コミュニティが
一緒になるってのはね
スピーカー 2
まあなんでねインタラクティブな設計というか
開発になっていきますよね
そうそうそのユーザーコミュニティからの
スピーカー 1
フィードバックがあって
まあだからねネットランジって
僕すごく貢献できたわけじゃないんだけど
まあ今ユーザーとして運営側だったけども
運営側として使ったから
スピーカー 2
ユーザーとしてもすごい良い思い出があって
スピーカー 1
なのでそれをてるさんがね
上層教育っていうか
上層教育って言わないななんつーんだ
スピーカー 2
いやいやいや上層教育ですね
スピーカー 1
ネットラジンによって
スピーカー 2
インターネット生まれインターネット育ちみたいな
ところがあるので
その一端を確実になってもらった感覚があるので
スピーカー 1
そうそうそのそうですね
じゃあネットラジンによって
てるさんもまた育てられたと聞いてね
いやこれは俺いいことしたなってなんか
いいことしたなっていうか
スピーカー 2
そう思ったんですね
ネットラジン初で始まった方々が
他のところに行かれたりもした
スピーカー 1
というところも多分多々あって
30:03
スピーカー 2
そういった方々から影響を受けたところも
ありましたので
本当に音声コンテンツの始まりとは何かで言うと
僕はどうしても日本で言うと
スピーカー 1
ネットラジンが出てきますよね
私ねその後のカルチャー疎いんですけども
そこで人気配信者だった方とか
どんどんニコ生とかで
さらに活躍していくってのがあったんですよね
実際にね
ありましたね
それが今で言う誰のことなのかよくわかんないですけどね
スピーカー 2
あでもおそらくですけど
ちょっとそれこそバイネームで出していいのか
わからない方がたくさんいるんですけど
スピーカー 1
あと今活動してるんだっけみたいなところもあるんですが
スピーカー 2
あーちょっとこの人はバイネームで出せないな
スピーカー 1
みたいな方もいますね
不思議だよね
今ってそのYouTuberでもVTuberでも
何でもいいけど
名前どんどん出してほしいし
出していいような感じで
最初からやってると思うんだけど
当時のネットラジンとかよれる
なんかあれそういう風に使っていいんだっけみたいな
なるよねなんか
そうですね
いやでもいろんな方がいたな
いろんな方いましたよね
今そのインターネットアーカイブで
ネットラジンの古いサイトなんかを見てたら
一般ユーザーももちろんいっぱいいるんですけども
ライブ動画日本放送と
いろんなコラボしてやってた時代なんかだと
すごくメジャーな番組っていうか
パーソナイティの方なんかも
ネットラジンで番組を持ったりしてて
そのライブダ事件の前も
すごく三月のすごく短い間ですけども
その時はすごいコンテンツがいっぱいあって
スピーカー 2
いやーweb1.5の時にあったサービス
ナイシはそこで語られていたものって
まあ今そのそのものを見ることが少ないっていうのはありますけれど
2つあるなぁと思うのが
一つは早すぎたなって思うことが一つ
スピーカー 1
ネットラジン早いよね
早いですね
さっき僕が言ったような
ネットラジンに感じる面白さって
今も同じなんだよね
ユーザーと繋がって
だから
スピーカー 2
ネカプそのBBSみたいなところで
ユーザーファーストではない
ユーザーフレンドリーではないような設計かもしれませんが
やってることって同じなんだよねっていうところって
スピーカー 1
すごい素敵なインタイトな気がするんですよね
人間はそうそう変わらなくて
33:00
スピーカー 1
そのサービスが早すぎたり
あるいは洗練されてちゃんと時代をとらえたりしてるだけだよね
だからもう一方で変わらないものとして
改めてすごいなと思ったのは
その日本放送さんが
当時で言えばネットラジンと一緒にたくさん番組を作ったり
スピーカー 2
今で言えばポッドキャストアワードの主催の一つの大きなところとして
スピーカー 1
今のポッドキャストとかね
ネットの音声コンテンツすごく応援し続けたり
一貫して変わらないっていうのも
改めて何年かぶりに思い出して
なるほどなと思いましたね
スピーカー 2
今ちらっとネットラジン出身の方っていうのも調べてたんですけど
今聞くところでやっぱり長井先生ってすごい有名でしたね
スピーカー 1
長井先生どういうコンテンツやるんですか?
スピーカー 2
私にニコ生になっていったんですけれども
ニコ生でのレジェンドの方でしたね
スピーカー 1
レジェンド
スピーカー 2
これは結構ニッチなレジェンドを出していて
他にも有名な今でも有名な方として
スピーカー 1
これこれさんとかもやってましたし
スピーカー 2
何歳とか考えちゃだめなのか?
いやお二人とも大丈夫だと思いますけれども
ちょうど多分始まりとしては
それこそPCに負荷をかけるような動画サービスでもないですし
スピーカー 1
取っ付きやすかったんじゃないのかなと思いますけどね
そうですね
確かにね音声だけ
当時マシンのスペックとかもやっぱり今と違いますからね
動画って今ほどこんな簡単にできなかったから
スピーカー 2
やっぱり音声って特別なやりやすさがありましたよね
スピーカー 1
僕もCPUペンティウムでしたもん
久々に聞いたな懐かしいなペンティウムね
スピーカー 2
そうですねペンティウムか
懐かしいな
今どういったところで活躍されてるのかすごい気になりますし
そういった方々がネトラジの思い出とか語ってくれたら
スピーカー 1
佐々木さんとしてもすっごい嬉しいところですよね
そうだねなんか今ボッドキャストやってる人の中にも
ネトラジやってましたとか
ネトラジこうでしたみたいな話知ってる方
あるいは当時やったって方がいたら
なんか是非お話聞きたいとかあれ面白かったみたいな
是非メッセージとかで教えてほしいですね
もう何なら呼びたいくらいですよね
僕も今回当時運営してた人にメッセージして
なんか覚えてることあるとか言って
聞いたりしたんですけどね
やっぱりこうテキストでは語れないみたいで
喋れば出てくるけど
ちょっとどれがしかもこう思い出すと
36:00
スピーカー 2
時間かかるから時間くれみたいな言われてました
語り出としてこう出てきて
徐々に思い出されてくるシーンもたくさんありますよね
スピーカー 1
本当ですねこれ
さっき本当忘れたけどページ開いて
海の底にロゴが沈んでるの見ても
なんか声にならない爆笑が自分の中で出てきて
スピーカー 2
いやーそんなあったなみたいなね
完全に自分は一ユザー側でしたが
作られてる側としては
もう非常に万感がすごいところなんでしょうね
スピーカー 1
そうですね
作ってたって言うとね僕は語弊あるんですけど
安倍さんっていう創業者の方が
サービスの買収とともに
ライブダンに入ってたので
毎時時同僚だったんで
彼が本当に多大なる日本のインターネット
スピーカー 2
彼ちゃんに多大なる貢献をしたってことだと思うんですけども
スピーカー 1
ちょっとこのポッドキャスト撮り終わったら
ネットラジの話しましたって
ちょっとメンションしてみようか
スピーカー 2
ネットラジについて2022年にポッドキャストに語るというね
スピーカー 1
いや本当になんか作ったサービスが
20年生きてるっていうのはね
スピーカー 2
本当に珍しいことですからね
スピーカー 1
本当におめでたいことなんですよね
ネットサービスが成人式を迎えるっていうのは
いやーめでたいですね
スピーカー 2
逆にめでたくないことになってしまった
コンテンツ群というのも
僕はすごく愛していたものがあったんですけれども
スピーカー 1
あるよね
めでたくないことって
まあサービス終了してしまったってことですか
スピーカー 2
サービス終了というか
コンテンツが終焉を迎えてしまっているようになってしまったというか
スピーカー 1
あの
スピーカー 2
まあ佐々木良さん
スピーカー 1
やるおすれって知ってます?
やるおすれね知ってますよ
スピーカー 2
僕も何個かすごく記憶に残ってるようになるんですけど
スピーカー 1
じゃあ次の回ではその話しましょうか
そうですね
スピーカー 2
1話目ネットラジ
2話目やるおすれ
スピーカー 1
とんでもない方向に目覚まっていく感じが
やるおすれね
もうスマホでどうやって見るんだろう
まあそんなような話をちょっとしてみましょうか
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39:00
スピーカー 1
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スピーカー 2
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スピーカー 1
ここまでのお相手は
スピーカー 2
ササキルとテルでした
スピーカー 1
では次回お楽しみに
スピーカー 2
お楽しみに
スピーカー 1
(音楽)
39:51

コメント

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