フックの意味と重要性
フックって聞いたことありますかね?
フックを引っ掛けるみたいな感じで
釣り糸みたいなものなんですけど
マーケティングを勉強していると
このフックっていう言葉が出てくると思います。
で、このフックを使うことがすごく大事。
特にこの冒頭ですね
最初始まって10秒から15秒ぐらいの間に
ちゃんとフックっていうものをね
しっかりと入れておかないと
興味を示さないから
離脱されてしまいますよみたいな
そういう論調があるわけですね。
人々のアテンションスパンが短くなってきているので
ちょっとでも例えば間延びするようなことがあったら
その場で離脱されてしまう。
だから前半にフックを入れるのは大事なんですよっていうね
ふうに言われているんですけども
これはですね、気をつけないといけないのが
フックを入れないと聞いてもらえないっていうわけではないです。
僕はむしろそういうフックを使わないことの方が大半
9割9分はフックなんか入れてないですけど
聞く人はちゃんと聞いてくれるんですね。
そもそもなんでフックを入れる必要があるかっていうと
基本的には新規見込み客に対して発信する
っていう前提で考えているから
そういうものを入れるわけです。
既存の見込み客とかもう信頼がたまっている人たちっていうのは
もう裸から聞くつもりで聞きに来てくれてるわけですよ。
だからそんな小細工をしなくても
ちゃんと聞いてくれるんですね。
むしろそういう人の方が将来的に
自分のクライアントになってくれたりとか
そういうファンになってくれたりとか
っていうことがあるんで
むしろそういう人を大事にした方がいいわけですね。
フックを使ってすごくキャッチーな感じにして
たくさんのリスナーとか
あるいはYouTubeだったら視聴者とか
エンゲージメントの重要性
集めることができても
その1回で終わってしまったら
意味がないわけですね。
YouTuberはそれでもいいんですよ。
YouTuberは広告収入で稼いでるから
その視聴者が1回コッキーで去ろうが
とにかく再生回数が伸びればいいわけですね。
その後何か別に売るわけではないから。
でも僕たちっていうのは
その後に自分の商品を販売する必要があるんで
1回で関係が切れてしまったら意味がないわけですね。
このフックを気を付けないといけないことが1つあって
これはフックを入れる
要するに前半に興味性のあるようなことを言うわけですね。
ちょっと煽りに近いようなところはあるんですけど
そういうものを入れると何が起こるかっていうと
見てる人、聞いてる人の期待値が上がるんですね。
分かりやすい例がYouTubeのサムネとかあるじゃないですか。
なんかすごいびっくりした顔で
〇〇がヤバすぎたみたいなね。
そういうサムネってあるじゃないですか。
何がヤバいのか全く分かんないみたいな。
完全に釣りタイトルで釣りサムネみたいなのあるじゃないですか。
あれっていうのはそういうものを見せることによって
確かにクリックはされやすくなります。
確かに再生はされやすくなりますけど
その分見てる人の期待値が上がるわけですね。
期待値が上がる分内容が伴ってないと
がっかりしてしまうわけですよ。
期待を上げなければがっかりまではいかなかったかもしれないけども
期待を上げることによってがっかりさせてしまう。
がっかりさせると何が起こるかっていうと信用を落とすんですよ。
あれだけ期待させておいて何でこんな感じかってなるじゃないですか。
だからこうYouTubeのコメントとか見てても
どこがヤバいのみたいな。
こういうタイトルなんか良くないよねとかってね
という否定的なコメントつけてる人いると思うんですけど
そんな感じに思われてしまうわけですよ。
ただクリックさせたいがために
そういうちょっと大げさな感じ、誇張してしまったりとかする?
っていうことをしてしまうわけですね。
フックはこれに近い感じがあるんです。
やりすぎてしまうと相手の期待値をグッと上げてしまって
その後の話がしょうもないというか普通の話だったら
一気に信頼を落としてしまう。
最初に言ったアテンションスパンが短くなって
最初にちゃんと相手の興味を引かないとっていう話をね
そういう論調があるって話をしたじゃないですか。
だけどもちろんそこもね
大事であるのは確か間違いないです。
それは間違いないんだけども
エンゲージメントの方が大事なんですよ。
例えば最初のフックでね
15秒で相手のアテンションを掴みましたと
聞いてくれたとしますよね。
でもその後の話がしょうもなくて
15秒はクリアしたけど
もう1分で
なんだこの人話つまんないじゃんってなったら
意味がないわけですよ。
結局1分しか聞いてくれないわけだから。
だから結局フックはすごい良いけど
内容が薄いとか内容がしょうもないとか
なってエンゲージメントが全然上がらなかったら
結局のとこ意味がないわけですね。
だからフックばっかりみんな気にしすぎてしまうんですけど
一番重要なのはエンゲージメントなんですよ。
ちゃんとエンゲージしてるから
ポッドキャストだったら最後までちゃんと聞いてくれてるのかってことです。
最初の15秒はちゃんとフックで
相手が聞いてくれたとしても
全部聞かずに本当にもう30秒とか1分で
聞くのやめたってなったら
意味がないじゃないですか。
だから一番重要なのはエンゲージメントであって
そういう期待を上げる相手のハードルを上げて
煽れば煽るほど
エンゲージメントは下がるんですね。
しかも信頼も落ちてしまうと。
そういう危険性があるわけですね。
この手のフックとかそういう手法っていうのは
いろんな人が使ってるんですよ。
テンプレート化されてて
冒頭でね、なんかその小芝居みたいなことしてね
やってるような人とかもいるじゃないですか。
ああいうものをいっぱい見ると
当然ですけど見込み客も慣れてくるわけですね。
なんかこれ見たことあるなみたいな感じで
なるわけです。
だから効かなくなるんですよ。そういう小手先のテクニックが。
効かなくなるし
そういうなんかこう
テンプレートばっかり気にしてる人っていうのは
全部の動画が同じような感じになってしまうわけですね。
YouTubeの場合だったら。
だから毎回フックを入れると
自分で
自ら見込み客に免疫をつけさせてるようなものなんですよ。
毎回同じような
フックを入れることによって
何度も何度も
視聴者は自分の動画とかを見てるわけじゃないですか。
っていう風になると
自らたくさんそういうことをね、同じことを何度も繰り返すことによって
自分の視聴者に
免疫をつけさせてるようなものなんですよ。
フックの重要性
免疫がついちゃったらどんなにそういう小細工をしてもね
もう通用しなくなるじゃないですか。
だから
このフックを使う時ってのは
ここぞっていう時に使った方がいいんですよ。
全部の動画とか全部のコンテンツ、全部のエピソードとか
そういうものを使うんじゃなくて
これは絶対に聞いてほしいとか
ここは絶対に決めないといけないとか
そういうものに僕は使うべきだと思うんですね。
全部のコンテンツに入れる必要はないと思うんですよ。
相手も消化不良を起こしてしまったとかね。
免疫ができるっていうのもありますし。
例えばセールスレターとか
販売をしないといけない
一発で決めないといけないっていう時に
セールスレターを読んでもらえなかったら
販売に繋がらないわけですね。
だからそのキャッチコピーって言われるものは
できる限り相手が興味を示して
読んでもらえるようなキャッチコピーにする必要がある。
これは確かに間違いないです。
そのキャッチコピーで
離脱されてしまったら商品売れなくなっちゃうから
そういうここぞっていう時は
フックみたいなものを聞かせるっていうのは
すごくいいと思うんですけど
日々の発信、毎日発信しているようなところで
毎回フック入れてたらどうなるかってことですね。
もう相手もうんざりしちゃったり
疲れちゃったりとかしてしまったりするわけですね。
だからフックっていうのは
使いどころが僕は大事だと思うし
多くの人が同じようなことをやればやるほど
見込み客も慣れてしまうんで
そこは気をつける必要があるかなと思います。
ストレスのない配信
で、この
今フックでね
冒頭で相手の注意を引きつける
っていう話をしたんですけど
それはまあ今回の話ではね
良くないっていう
僕はそういう主張をしているわけじゃないですか。
だけどこの冒頭でもう一個気をつけないといけないのはですね
僕はフックを入れる必要はないと思うけども
ストレスを
与えないっていうのが大事なんですね。
例えばその冒頭からの話
5秒、10秒の話が
すごくしょうもないとか
いきなり宣伝から入ったりとかね
してしまう。そうするともう
ああもういいやってなってリラックスしちゃうわけじゃないですか。
あるいは音が小さいとか
聞こえない、もしくは
うるさいとか
どうでもいいようなロゴが表示されて
そのイントロがやたら長いとか
そういうものってのはストレスを与えるわけですね。
だからそれは離脱を生んでしまうんです。
それは良くないんですよ。
僕は別にストレスを与えないためではないんですけど
昔から聞いている人はね
わかると思うんですけど
僕のこのポッドキャストの冒頭の入りが変わったと思うんですよ。
昔のエピソードだと
こんにちは、ポロです。
今日は何々についてお話しますっていう
入りから始まって
話がね
スタートしてたと思うんですけど
こんにちは、ポロです。
今日は何々についてお話しますっていう
下りを全部取ったんですね。
ある時の境に。
覚えてないですけど
自分で言うのがちょっと嫌になったんですね。
今日は何々についてお話しますって
それタイトル見ればわかるじゃんって
自分で思ってしまって
なんかそれ言いたくないなと思ったんですね。
いきなり本題から入るわけですね。
いきなり本題から入るから
そういういらないストレスを与えなくていいわけですよ。
いきなりもう話が始まるわけだから
こんにちは、ポロです。
今日は何々についてお話しますって
この数秒の間にもう離脱する人もいるかもしれないけど
いきなりバーンと話が始まったら
ちょっとなんだろうと思ったりするわけですね。
その効果があったのかどうかはわかんないですけど
YouTubeの僕のPodcastのエピソードも
リテンションレートがすごく
すこぶるいいんですよね。
だいたい10分くらいのエピソードですけど
平均視聴時間がだいたい5分は超えるので
50%は超えてるわけですね。
YouTubeって普通の動画でも
なかなか50%は超えるのって難しいんですけど
音声だけの静止画の
音声だけのPodcastで50%は超えるって
なかなかだと思うんで
ひょっとしたらそれが多少
効果があったのかなというふうにも思ってます。
なので
このフックっていうのはそもそも
新規客、新しい人に
目に留めてもらう、聞いてもらうために
入れるものだし
すでにファンになってる人、信頼溜まってる人は
そんなことしなくても聞いてくれるからちゃんと。
聞いてもらえればいいわけですね。
どっちを
意識していくんだっていうのは
両方意識するのは大事ですけど
このフックばっかり考えてると
毎回聞いてくれる人が
うんざりしてしまったりとかっていうところがあるので
何のために使うのかいつ
どういうタイミングで使うべきなのかっていうのは
ちゃんと自分の中で明確にしておくことが
大事かなと思います。