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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のBrush Upです。
さあ、松尾さん、今日のテーマは何でしょうか?
はい、もうこれちょっとこの週末に、かなりの人々が語り尽くした感もあるんですが、
やはり取り上げなきゃなと思っていますのが、Mrs.GREEN APPLEのコロンブスという曲のね、
ミュージックビデオが公開停止になったというお話でございます。
はい。
これ、ご存知の方も多いと思いますけれども、昨年のレコード大賞の受賞グループでもあります、Mrs.GREEN APPLE。
今の20代のグループの中では、特に突出したスター性と音楽性を備えたグループなんじゃないかと思いますね。
はい。
ご存知の方も多いと思いますけれども、コロンブスという、今では評価が分かれることが多い。
特に欧米社会においては、現時点では、冒険者という以前からのイメージよりも、
むしろ侵略者とか、そういうネガティブなイメージが強いとされる人。
僕なんかも子供の頃はこの人は偉人として教わりましたけれども、
今では歴史のだいぶ修正がなされてきている。修正っていうのかな。認識が修正されてきているという人なんですが、
ビデオに問題があるということで広がりましたけれども、この問題はね。
僕はよくよく考えてみると、そもそもコロンブスという曲を作ったという、
そこをご本人たちの弁儀大森さんという中心人物の方が入れてますけれども、メンバーね。
コロンブスの卵という言葉にインスピレーションを受けたというようなことをおっしゃってますが、
実際に、今MV公開停止されてますけれども、楽曲の方はYouTubeでオーディオの方が公開されてて、
その画面にもコロンブスの卵の大写真だった静止画像が使われてるんですが、
確かにコロンブスの卵っていう言葉はもう定着してますから、
これを我々日常会話で使うときなんかにも、コロンブスという人物のネガティブなイメージまで考え、
思いを馳せたりすることっていうのはほぼないかと思うんですが、
そういった日常生活の足元をも照らしてくれるような話なんですが、
やっぱりこういうエンタメの世界で、特にポップミュージックの世界で歴史評価の分かれるような、
歴史上の人物を扱うことの難しさというか、
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そのことに大変注意を払わなければいけないということを教えてくれましたね。
僕はMV以前に楽曲の発想の端緒として、このコロンブス、タイトルにもなってるわけですから、
このこと自体どうだったんだろうというのがまず一つあります。
そして、なぜこういうことを引き起こしたかというときに、
これはミス・グリーンアップルとか大森さんだけを責めるんじゃなくて、
ネイティブアメリカンですとか、コロンブスの侵略の対象とされているネイティブアメリカンのみならず、
我々アジア系もそうですし、あとアフリカ系ですね。
いわゆる教科書で出てきた、欧米の列強による植民地支配という言葉がありますけれども、
そういったときの、征服される側、支配される側の気持ちというのが、当事者意識が欠けていたんじゃないかと。
想像力も欠けていたんじゃないかなということです。
これは音楽業界、広告業界、メディア業界全体に言えることなんです。
もっと言うと、我々今暮らしているこの日本全体に言えることかもしれないんですけれども、
やっぱりビデオはもちろんながら、その前の曲を聴いたりするときも、
コロンブス側の視点に立ってこの曲を楽しんでいたんじゃないかということですよね。
ビデオは公開停止になりましたけれども、歌詞の中にコロンブスの紅葉とか、依然として入っていて、
それは今聴ける状態になっているわけで。
僕なんかはもうね、このミュージックビデオの創造でこの曲を初めてじっくり聴いた口なんですが、
もうなかなか楽しいだけのポップソングとしてはもう聴けない気持ちになっている自分もいたりするので、
僕はMr.ScreenAppleの豊かな未来のことを考えるのであれば、
これ曲のタイトルも改める、歌詞も一部見直すとか見直して出し直すことの方が、
彼らのアーティストとしてのバリューを高めることになるんじゃないかなとすら考えています。
そしてもう一つ、これは彼らが、
Universal Musicという本当に世界有数の国際企業のレーベルの主力アーティストであるということ、
そして今回の曲が、コパコーラというもう誰もが知るグローバル企業のタイアップソングだったということですよね。
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そんな背景を持つ企業に従事する人たちが、これずっとノーチェックでここまで、
ビデオを作り上げるところまで、ただ問題意識も持たずに黙認していたのかというのはちょっとにわかに信じがたいんですが、
発表前に何かチェック機能が働かなかったのかなっていうですね。
そこ一番疑問ですよね。
疑問なんですよね。
これでわかりやすく、白人史上主義にもつながるような恐れのあるビデオなわけで、
これどうなんでしょう。国際的な視点があったときに、
だってあれですよ、類似的に人力車を引かせるっていうのは、
これ何かの悪い冗談を見つけたのかなっていうのはね、びっくりしました。
炎上して仕掛けるべきだったと思いますし、
ここでとどめておいて、これをきかとして考えを改めるしかないなと思うんですが、
とはいえね、こういうことで発想力、アーティストの自由な発想とかを
事前に萎縮していろんなものにリミッターをかけてしまうっていうのは、
一番というかね、我々作る側としては一番懸念しているところで、
このことでどんどん打ち向きになったりしないでほしいなとは思うし、
みなさん、グリーンアップル並びに大森さんの対応も早かったんで、
そこはこういうときにだんまりを決め込むような、
古いタイプのアーティストではないんだなっていうこともよくわかったんですが、
ただここでつまびらかに話すわけじゃないけども、
大森さんの謝罪っていうのも割とツッコミどころが多くて、
そこもどれくらいチェックされてたのかなっていう気も僕はしたりするんですが、
同じ音楽業界の人たちがどういうふうに反応してるかっていうのを、
僕なりにSNSなんか調べてみたりして、中には僕が調べるまでもなく、
マイファーストストーリーのヒロさんの、
彼なんかも同世代と言ってもいいのかな、
何でも燃える時代なんだね、気をつけようっていう、
ツッコミどころ満載ですね、これもね。
あまり背景のことは考えずに、感情的に投稿しちゃったのかなっていうような内容ですよね。
これはこれで彼が我がこととして考えたのかもしれないけども、
この言葉自体が燃えることになってしまうわけですが、
あとね、世代グッドウェイになりますけれども、
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大御所と言ってもいいですね、ドリームスカンプトリーの中村雅人さんが、
Xで6月14日、この経験で大いに学び、大いに辛い思いをして前に進むがいい。
それは何よりも、自らをミュートした楽曲とその楽曲を愛する一人一人のためだ。
音楽を習いとするということはそういうことだ。
という厳しさも含んだ先輩としての資料のあるアドバイスを与えていらっしゃいます。
アドバイスであり期待のない感想でもあるんでしょうが、
その通りだなと思う一方で、もう一言付け加えて欲しかったなと思うのが、
この文章だけですとやっぱりやや視野強策に陥る恐れがあるというか、
アーティストについているファンを大切にね、というふうには聞こえるんだけれども、
今回も別にファンの人たちが騒ぎ出したというよりも、
さっきお話ししたような、このご時世に鑑みてどうなんだとか、
海外の人がこれをご覧になったらどう思うだろうとか、そういうところで起きた話なので、
ファンのことを思えばこそということ、中村さんがおっしゃることは間違ってはいないんだけれども、
やっぱりアーティストは自分たちの目の前のファン以外のことも視野に収めてほしいなと僕は思いますね。
そしてそれで言うと、社会的な発言をよくすることでも知られている、
シラップというアーティストがいますが、シラップさんがスレッドで発言していたことっていうのは、
僕は耳を傾けるようになったりするなと思ったんですが、こういうことを言っています。
日本が差別まん延国家で人権教育スーパー遅れてると世界中にお知らせするような事件が連日起こっているので、
みんなでただただ学び直そう。俺ももっと学ぶぞ。間違いを指摘されたからって、
ディスられたとかけなされたとかに返還せずに、その後アップデートするのが一番かっけえよと。
あとアフリカ・アメリカの音楽が好きなら禁止されてもやればいいけど、その歴史を学ぶ必要はあるよと言ってるんですけど、
これはちょっとこのこととはまた別件なんですが、東京都中学の神島中学ってところで、
ヒップホップダンスを禁止するっていう校長先生のお達しがあったってことに関しても言及してるんですが、
まさに自分に起こったことじゃないことでも、自分の音楽に反映できるような、
普段から目配りをしているアーティストたちだけが、ずっとこの先も歌い続けていけるんじゃないかなと思いますし、
そういう意味では、うちは炎上しなくてよかったっていうんじゃなくて、
どのアーティストも、そしてそのファンの皆さんも、我がこととして今回のことを考えていただければ、
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音楽を紹介する僕としては嬉しいです。
はい、ここまで松浮清志のブラッシュアップでした。
×少女隊の春のキーナと、
青井リノアです。
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