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松尾潔のCatchUp 時代を彩った作詞家・康珍化(かん・ちんふぁ)さん71歳に 1953年6月24日生まれ
2024-06-24 11:42

松尾潔のCatchUp 時代を彩った作詞家・康珍化(かん・ちんふぁ)さん71歳に 1953年6月24日生まれ

音楽プロデューサー 松尾潔
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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のCatch Upです。音楽プロデューサー・松尾潔さんです。
さあ、松尾さん、この時間はどんなテーマでしょう?
はい、今日はね、6月24日ですが、1953年の今日を生まれになった作詞家の康珍化さんを取り上げてみたいと思います。
まずは康さん、71歳の誕生日おめでとうございます。
おめでとうございます。
何しろヒット曲の多い方なんですよね。
今日、BGMで流れる曲、こんなに選曲に迷うのも困ったっていうぐらい、
特に1980年代は康さんは本当に人多いなと思うんだけども、
今、バックに流れておりますのは、ちょっと前におしまいにながら終わりました、
ドラマフテホドでも、
出演して話題になりましたね。
出演して話題になりましたし、この曲も効果的に伝わってましたけども、
小泉恭子さんの渚のハイカラ人形。
渚っていうキャラクターもおそらくここから来たんだと思うんですけど、
その主を手掛けていたのは康珍化さんでございまして、
康さんは小泉恭子さんとは、この曲だけじゃなくて真っ赤な女の子とか、
アデス型涙娘とか、ヤマトンバデシコ七変化とかもたくさん提供されてますが、
康さんってそもそもどんな人なのかと。
康さんはカンさんって言ってますが、カンとかチンファとかって響き、
そう読むんだと思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
これは在日韓国人2世でいらっしゃるんで、その読みなんですよね。
日本風に言うと康珍化って読むのかな。
そうですね。
剣法のほうに珍しく化けがくのあれですけどね。
カンさんは七夕増加浜松の生まれでございまして、
大学進学で早稲田大学に入られて、
そこで早稲田大学単科会というところで、
単科、天才、表年、科人って言われるんですね。
早稲田大学単科会は寺山修司さんを輩出した名門のサークルなんですが、
ここで才能が注目されると同時に、映画も撮ったりしていたということなんですが、
その大学時代の文学部生だったときのお友達に、
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亀井俊夫さんという方がいらっしゃいまして、
亀井俊夫さんという方はバイオリンを弾いたり作曲をしたりという、
非常にバーサタイルな才能を持った方だったんですが、
亀井さんとのコンビで作詞を始めるんですね。
亀井さんが作った曲に詞をつけるという、
要は学校の友達に声をかけられてっていう感じなんですが、
亀井さんがトラストというバンドでメジャーデビューするんですね。
大学・在学中に。それがファンさんの作詞家としての最初の仕事になるんですが、
この亀井さんとはファン亀井という2人でユニットを作ったりするぐらい、
ずっとご関係が続いていくんですが、
この2人での最初の成功作となるのが、
山下久美子さんのバスルームより愛を込めてという曲なんですが、
いい曲ですよね。
最初から名曲感の高いものを作られた人なんですが、
とはいえ誰もが知る大ヒットっていうことではなくて、
カンさんの名を高めていくのは、チェッカーズですとか中森明さんですとか、
そういった、いわゆるアイドルというカテゴリーに入る人たちですね。
岩崎よしみさんのタッチ、チェッカーズのギザギザハートの子守唄。
これなんか2曲とも同じコンビで作っておりまして、
曲を書いたのは、瀬里沢博明さんという方で、
曲調もちょっと似てますよね。
ロッカービリーをベースとした、
ロッカービリーっていうのかな、
オルディーズをベースとした、
ちょっと初めて聴いても懐かしいような曲調に、
そこに見合う歌詞ってことですね。
カンさんの作詞家としての特色は、
後に僕なんかからすると、
英語のフレーズをフッと差し込むのがお上手だなという、
例えば少年隊の君だけにとかで、
サビの前で、
My sweet heartとか一言入れたりとか、
ああいうのもう、僕も作詞家の一人としては、
うわもう、プロフェッショナルって言いたくなるような感じなんですが、
ただ、そういう英語の差し込むセンスが光るのも、
ベースとなる日本語の達人でらっしゃるというところがやっぱりありまして、
それこそキョンキョンのアデフ型涙娘とか、
どういう発想でそういうタイトルになっちゃうのかわからないですが、
彼の女性豊かな日本語の歌詞っていうのは、
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例えば植田まさきさんの悲しい色やねとか、
アンリーさんの悲しみが止まらないとか、
あのあたりはなんて言うんでしょうね、
すごく日本語の音韻も活かしていると同時に、
例えば悲しい色やねですと、
大阪弁の程よい取り込み方、
アンリーさんの悲しみが止まらないで言うと、
同じ悲しみということを主題にしつつも、
この英文を直訳したような、
悲しみが止まらないっていうタイトル、
煙が目に染みるじゃないですけども、
そういったところから匂い立つような、
おしゃれさと、
やっぱりうまく日本という国の土壌にローカライズしてるなっていうのは、
なんていうのかな、
ともすれば難しくなってしまうかもしれない、
洋楽風のポップスを、
彼の言葉がこの日本の質度であるとか、
日本人の序章っていうところとうまく、
調子がいいのになって結びつけているような気がいたしますね。
中森明さんのミアモーレとか、
北ウイングとか、
曲のタイトルがそのまま、
その言葉の認知度を高めたような例っていうのもありますが、
一連の歌詞の中で、
これこそ至高のカンチンファ美学っていうのは何かなと思った時に、
今バックで流れております。
桃色吐息をあげたいなというふうに思いますね。
これは高橋丸子さんの曲で、
スタンダード化した曲ですね、1984年の曲ですが、
桃色吐息って曲のタイトル有名になりすぎて、
もともとそういう言葉があったかのような感覚を思い浮かべますが、
もともとはね、
青息、吐息っていう言葉ですよね。
そうですね。
元気がない時のため息ですよね。
困ったなーとかっていう時の。
それがおそらくは、
青息が青色、そして桃色っていうふうに変化していったんですよね。
歌詞の中でも、
まるでその過程を、プロセスをそのまま伝えるような、
金色、銀色、桃色吐息っていうふうに、
三段活用のようにやっていくんですが、
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こういうグラデーションをつけて、
新しい言葉になられると、
なんかスーッと入り込めちゃう。
それが曲自体の盛り上がっていく、
エスカレーションしていく感じと、
リズムを同じくしてるっていうのが、
このあたり僕からすると神業なんですよね。
もうちょっと褒める言葉が全然足りなくて、
さっきから歯がゆい思いを抱いているんですが、
かねさん、まだ71歳というお若さでもあります。
30代前半でレコード大賞の作詞賞とか大賞とか、
ありとあらゆる名誉・栄誉に輝いた方なんですが、
これからもまだまだいろんな曲作って、
いただけるんじゃないかなと思って、
ずっと仰ぎ見ながら聴いております。
ということでこの時間は、
作詞家カンチンファさんについて、
松尾さんに解説していただきました。
最後に一言ごめんなさい。
カンチンファさんね、映画の脚本も、
学生時代映画やってらっしゃったって話ですけど、
例のサザンの桑田さんが撮った、
稲村ジェーンの脚本、
カンチンファさんですよ。
ここまで松尾博士のキャッチアップでした。
数学教師芸人の高田先生だよー。
高田先生の算数ワクワクラジオ。
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4649、よろしくー。
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