松尾潔のCatchUp
2022-12-26 12:48

松尾潔のCatchUp

音楽プロデューサー 松尾潔

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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のCatch Up。 音楽プロデューサー・松尾潔さんです。
さあ、松尾さん、この時間は映画の見どころについてですね。
はい、ホイットニーヒューストン I Wanna Dance With Somebody、先ほど申し上げましたように、
僕は字幕監修という役を今回務めさせていただきましたので、
映画の制作の元の部分から知ることができたので、そういうことをお話しできたらなと思うんですが、
今回ホイットニーヒューストンの電気劇映画がなぜ今作られるのかということをお話ししなきゃいけないんですが、
ホイットニーヒューストンが亡くなったのは2012年なんですね。
もう10年前ってことですね。
没後10年の節目の映画ということになるんですが、
ホイットニーヒューストンが亡くなったとき、いくつだったかご存知ですか?
何歳?
何歳だったか?
何歳ですか?
50くらい?
去年。
はい、ですね。48歳だったんです。
もう、田端さん、もうすぐって感じじゃないですか?
そうですね。
もうすぐホイットニーヒューストンの年齢を追い越して、
つまり自分よりも若い人の歌を聴くことになるんですよ。
今の時点でホイットニーヒューストンのヒットした曲っていうのは、
もう年下の人の曲とも言えるわけですけどね。
彼女の大きな成功っていうのは20代、30代だったから、
それにしても短すぎる人生だという気がしています。
今回の映画を撮ったのはケイシー・レモンズという、
同じ黒人女性なんですよ、ホイットニーヒューストンと。
もともと80年代、女優として割と活躍していた方で、
サイクリーという有名な監督のスクールデイズという映画での演技とか、
僕も好きだったんですが、
主演ももちろんホイットニーヒューストンですから、
黒人女性が演じてました。
これはイギリスの黒人女性のナオミ・アッキーさんという人なんですが、
映画を初め見ていると、ボヘミアンラプソディーの時と同じで、
似てるかな、みたいな。
当然、モデルになっている本人がいるわけですから比較しちゃうんですけど、
途中からもホイットニーしか見えなくなってくるっていうね。
これはよくできた脚本で、
というのは光だけじゃなくて影の部分を丹念に描き込んでいる脚本を書いたのは、
アンソニー・マッカーテンという男性で、
この方ね、ボヘミアンラプソディーの脚本家なんですよ。
ですから、あの映画のメソッドというのはここでも十分に使われています。
03:07
クライマックスで伝説的なパフォーマンスシーンを再現するっていうのも、
ボヘミアンラプソディーと同じなんですが、
ボヘミアンラプソディーではね、
セクシャルにもない意味でも人種的にもマイノリティだったフレディ・マーキュリーの、
成功すればするほど影が濃くなっていくという人生のままならなさというのを描いて、
人の心を打ったわけですが、
今回どうかっていうと、
そこも報酬しているといいと思います。
というのは、ホイットニー・ヒューストンというのはさっきもお話ししましたように、
アメリカ国人女性としてはかつてない世界的な規模の成功を収めた人なんですが、
それでもやはりね、
時代の子だったというか、
人種差別、
あとは、
男女差別というのかな、固い言葉でいうと過不調性という言葉がありますね。
パターナリズムという社会学の言葉がありますけども、
そういったものに抗い続けたけど、
勝利を収めることなく、
人生を自ら経ってしまったということがあるんですね。
やっぱりもう、いろんな意味で、
フェミニズム映画なんですよ、それこそね。
お父さんがすごく支配的な人で、
娘からどんどん搾取していくんですよね。
父親に対して、
ホイットニーが、
お前を育ててたのは俺だろうが、みたいなことを言うお父さんに対して、
ボスは私で、私がお父さんをマネージャーとして雇っているのよって言い返す場面とかね、すごく象徴的ですけど、
そんな球体戦とした過不調性に、
抗おうとしたホイットニー・ヒューストンなんだけれども、
一方で彼女のラブライフというか、
恋愛面においては、
父親の縮小コピーのようなボビー・ブラウンという、
支配欲の強い男に惹かれるんですよね。
大きな自己矛盾があって、
人を好きになる感情っていうのは、なかなか理屈ではできないところがあると皆さん分かりたく思うんですけど、
そういった矛盾を抱えながら生きて、
結局は、
全ては克服できない。
その時に、
ドラッグに頼ってしまう。
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ホイットニー・ヒューストンって本当に弱い人なんですよ。
我々ホイットニー・ヒューストンってどうしてもキラキラとしたイメージが強いと思うんですよね。
一つには彼女の華やかな容姿と、
超ハイトーンボーカルが、
煌びやかな印象を与えてくれるんですが、
それは本当に素晴らしいスターになせる技だったと思うけれども、
僕なんか音楽を制作する人間ですから、
ホイットニー・ヒューストンの歌の魅力を探ると、
あの声っていうのは高い声だけじゃなくて、
ハスキーな低音部っていうのがずっと下から支えていたっていう、
声一つ取ってもそうですし、
音楽も、
人種とか民族を超えてヒットしたって言われてるけど、
やっぱりベースにあるのは黒人音楽に目指した、
ボスケルとかね、教会音楽っていうのがあるわけで、
やっぱり、
キラキラ見えるものっていうのを、
基本には多重構造があって、
我々はいつも見たいとこだけ見てるっていうか、
輝いてるとこだけを見てるんだなっていうのを、
時間が経って教えてくれる、
こんな映画だったかなという気がいたします。
これだからクリスマスのデートムービーとして、
クリスマスシーズンのね、
デートムービーとして見るのももちろん素敵なんですが、
そういうの私縁がないからとか、
俺ちょっとそういうの苦手なんだよなっていうふうに遠慮せずに、
ぜひね、一人でご覧になって、
自分と向き合う時間にするっていうのも、
この映画の正しい見方の一つかなっていうふうに僕は思いますね。
繰り返すようですけれども、
ホットニーが亡くなって10年経ったから、
という節目でもあるけれども、
ハリウッドにおけるMeTooムーブメントですとか、
そういったものが定着して、
特にコロナっていうのもあって、
自分自身の生き方とか多様性っていうのを、
より深く考えるようになったこの数年間ってのがありますよね。
そのタイミングだからこそ、
日の目を見たホットニーの物語という、
印象が僕には強いですね。
そんなホットニーの電気を翻訳するにあたって、
松尾さんが大事にしたことを気をつけたことって、
どんなことだったんですか。
それはやっぱりもう、
シンプルな成功端にならないようにっていうことですね。
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先ほども話しましたけど、
影の部分を丹念に描かないと、
その光の部分の価値というのも、
正当に伝わらないんじゃないかなというふうに思いまして、
今回僕がやったのは悪魔の字幕監修ですから、
物語を作ったわけではないんですが、
アメリカのショービルの現場の空気も知っている人間としては、
そのあたりのリアリティを字幕にも反映できるようにということで、
一生懸命やったつもりですし、
こういうのはある種、扇動が命のところもあるので、
早くご覧になったほうが、
作り手の意図がよりフレッシュに伝わるかなというふうに思いますので、
ぜひご覧いただきたいですし、
さっきお話したホイットニーの、
ショービルにおける親的な存在、
貢献人的な存在だったクライブ・デイビスという人。
今だに90歳で、
アメリカの音楽業界でまだ現役なんですが、
クライブ・デイビスさんが、
自ら今回制作に関わっていて、
彼がその制作する上で気をつけようと思ったのは、
ホイットニーの全てを描くことだったというふうに言ってますね。
つまり、
美談にしないっていうところから、
残された我々っていうのは、
何か学んでいく。
それが、
この苦慮の詩を遂げたスターに対しての一番の供養になるのかなという気がいたしますね。
この映画ですけれども、
TJ博多、東方シネマズ、ララポート福岡、
ユナイテッドシネマ、ケナルシティ30、
福岡、泣かす太陽、シネプレックス、コクラ、他、
たくさんの劇場で公開となっておりますので、
映画の公式サイトに僕、
アクメのテキストを載せてますので、
映画をご覧になる前に読んでいただけると、
より感想が伝わるかなと思いますので、お聞きください。
そうですね。ぜひそちらも参考に、
劇場のほうに足を運んでみてください。
音楽プロデューサーの松尾清さんでした。
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