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毎週月曜日のこの時間は、音楽プロデューサー・松尾潔のBrush Upをお送りしています。
さあ、松尾さん、今年最初のコーナーになりますが、今日はどんなテーマでしょうか。
はい、あの、成人の日ということもございまして、 今日はフレッシュな、
成人は過ぎられてはいるんですが、その世代といえる フレッシュな女性演歌歌手のご紹介をしたいと思います。
はい、演歌歌手、どなたでしょうか。 田中愛美さんという方でございまして、
これ年末の、そうです、レコード大賞。 そうなんですよ。最優秀新人賞に選ばれた方ですね。
そうなんですね。あの、レコード大賞っていうのは、その本賞の部分で、
かつてのように演歌歌手の方が存在感を示すというのは、大変難しくなっているんですね。
いわゆるポップス方々が対象争いのメインとなってきたらしいのですが、
そんな中で、最優秀新人賞の部門は、
演歌とか歌謡曲と言われている世界の人たちが、
まだ今でもその存在感というんでしょうか、実力を発揮できる受け皿になっているようなところがございまして、
昨年の暮れにそこで栄誉に輝きましたのが、その田中愛美さんという方が、
大阪ロンリネスという位置をされました。
これ、櫻千里さんという女性の作詞家の方が書きになって、
このレコード大賞の最優秀新人賞に先駆けて、日本作詞大賞という、
その間ちょっとお話しさせていただきました。僕、栄誉美紳さんで対象いただきましたが、
そのときの特別賞で、この大阪ロンリネスを受賞してたんですよね。
そのときに、櫻千里さんという作詞をされた女性の方とお話しする機会があって、
いわゆる好きやねん、好きやねん、みたいな、かつての屋敷高陣さんですか、
あのから脈々と続け、天童さんなんかが作ったよね、いわゆるザ大阪宴歌っていうものをこの、まだ22歳の方が、
言ってみれば田中愛美さんのビジュアルをお話しするのは難しいというか、表現を選ばなきゃいけないんですけど、
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いわゆる興味の若い、ギャルっていう感じなんですよ、あえて。
今、京都の現役の女子大生でもいらっしゃるんですけど、
この子がこういうコテコテの大阪弁に通ってもらってるんだっていう意外性があって、
櫻千里さんいらっしゃると、そこがもう狙いで、
で、出てくる男の人、大阪の輪廻つって曲の中で出てくる男女のラブゲームみたいな内容なんですが、
出てくる男の人ちょっと悪いですねって僕言ったんですね。
その櫻先生いわく、こういう男の人ってちょっと魅力的ですよねっておっしゃってたから、
だからあえてそういう、夜の世界でずっと歌われてきたような男女の、
ある種、古典的とも言えるような男女の機微みたいなものを、
この興味の要素を持った若い田中恵美さん、そしてこの田中恵美さんっていう人はもう声が魅力的で、
ソウルフルっていうか、パンチャーですね。
そうですね、ソウルフルですね。
一気に大人の夜の世界に引きずり込む、あえて言うなら昭和っぽい絵柄を描ける、そういう声の持ち主であります。
もし松尾さんが依頼されて、田中恵美さんに歌わせるとしたら、どんな世界を描きたいですか?
もちろんこういう大阪ロンリネスっていう素晴らしい曲があるから、それと差別化を図らなきゃいけないんですが、
もし描かせたことになるんであれば、この大阪ロンリネスに敬意を表した、
ここで打ち出された女性像っていうのを含みながら、何か新しいサムシングを加味したいなと思います。
新しいサムシングっていうのは、おそらくは今のジェンダーにも目配りしたような対応になるかなと思いますね。
それが田中恵美さんだけじゃなくて、こういう歌世界が今後もどうやって伸びていくかっていう希望かなって思ってます。
世界的に言うとMe Tooのムーブメントが、あらゆる表現、映画ですとか小説ですとか、
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そういったものを描くにあたって、そこの絵の目配りが必須になっているわけで、
そことの共存というのが、演歌や歌謡曲にとっても必須になっていくのは必然だと思ってます。
僕はここに関していろいろ思うところがあって、この短い時間で話さないんですが、
田中恵美さんという方は、それを描くにふさわしい存在じゃないかなと。
声そのもので女性の自立を打ち出せるような、そういう希少な才能の持ち主だったんですね。
そこがね、すごく最大の担保になって、ともすれば古びた景色なんだけども、
そこに新しい感情を含ませることができるのかなというのが、この大阪の面白さだなと思うんですね。
こういう歌謡曲、演歌、こういった歌を聴く機会、場面というのがもっと多くなるといいですね。
そうですね。田中恵美さんの場合は、細川隆さんの学しというところがあって、
それで、業界の中では目を開けられているという人なんですけど、
そういうこと抜きにしても、こういう人がもっともっと前面に出てくるような、
これ僕に言わせるとね、アメリカのR&Bとかヒップホップっていうのは前世ですけど、
それを支える、ゴスペルみたいな。
それが日本でいうとこの演歌とか、もっと言えば民謡とかっていうことだと思っているので、
ルーツなき音楽のたどり着く先っていうのはたどり着くとは思えないので、
そういったものにも光が当たるような。
なんかね、こういった歌謡の演出を見てもね、いろいろ思うところありますよね。
そうですね。
さて、8時40分過ぎのキャッチアップではどんなお話になりそうですか?
はい、今たまたまこの話の流れでゴスペルって言いましたけれども、
ゴスペルとかR&Bの人たちであれば、
避けて通ることができない70年代のフィラデルフィアソウルというジャンルがございます。
番組で何とかお話したことあるかもしれませんけれどもね。
そこのアメリカのフィラデルフィアのソウルシーンの
重鎮でありましたトム・ベルという方が
昨年の暮れに亡くなりましたので、
彼の遺言を讃えながらその代表作を聴いてみたいと思います。
お楽しみに。
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