松尾潔のBrushUp
2023-07-31 15:02

松尾潔のBrushUp

音楽プロデューサー 松尾潔

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00:00
毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のBrushUp、音楽プロデューサー・松尾潔さんです。
さあ松尾さん、この時間のテーマは何でしょうか。
はい、あのー、皆さんもお聞きおよびかもしれませんけれども、
あのー、トリプルAという人気グループがいますね。
はい。
えー、トリプルAのメンバーの、あたえしんじろうさん。
はい。
が、先週ですね、ご自身がゲイであるということを、ファンに向けたイベントで公表したんですよね。
で、これは、あのー、1週間ほど経ちまして、
えー、結構な余波が続いているように思いますので、今日お話しさせていただきたいと思います。
はい。
はい、あのー、まあ、あのー、もしかしたらファンの方の中には、
あ、あのー、しんじろうさんそうだもんねって前から、あのー、なんとなく勘づいてたという人もいらっしゃるかもしれないし、
あのー、距離感によっては、え、そうなの?全然そうは思わなかったとか、いろんな反応があったようですし、
一方では、え、それをわざわざ言うことなのかっていう、
まあ、あのー、その言った内容よりも、言ったことに対する是非というのが、え、意見が分かれたりもしているようで、
まあ、あのー、それ自身があたえさんの狙いだったのかどうかっていうのは分かりませんが、問題点になっているなというふうに思いました。
で、これあのー、ほんとご自身の言葉できっちりお話しされて、その全文っていうのをネットで見たりすることができるんですけども、
その中でもちょっと、あのー、この部分が肝になるかなというところをピックアップしてみたので、
そこを田畑さんに読んでいただければなというふうに思います。
はい、では読み上げたいと思います。
カミングアウトを決意する前は、二つの道だけしかないと思っていました。
一つ目は、本来の自分を受け入れることなく、エンターテインメントの世界に居続けること。
もう一つは、エンターテインメントの世界から退いて、世間から隠れてひっそりと暮らすことでした。
でも、たくさん考えて、三つ目の選択肢にたどり着きました。
それは、ゲイということを公表した上で、エンターテインメントの活動を続けるということです。
ありのままの自分で生きていくことで、大好きなエンターテインメントの活動を諦めたくなかったんです。
僕は、これを機に全く違う人間になってしまうわけではありません。
むしろ、このことを打ち明けたことによって、本来の自分を分かってもらえるファンの皆さんとの距離が縮まることを本当に願っています。
03:11
この言葉は重いですし、非常に本質的で、僕はこれを何度も何度も読み返しました。
今年の日本のエンターテインメントビジネスの重要な言葉として、後々記憶されていくんじゃないかなと思っているぐらいですね。
もうちょっと長いスピーチだったんですけども、その中でもこの部分をピックアップして、
ここをちょっとフォーカスして、僕なりに考察してみたいと思うんですけど、
カビングアウトを決意する前は2つの道だけしかないと思っていました。
これは言い換えると、これまでの芸能界、これまでのエンターテインメントの世界では2つだけしかなかったということかもしれません。
1つ目は本来の自分を受け入れることなくエンターテインメントの世界に続けること。
つまり、ご自身が持っている自認っていうのをごまかして、偽ってエンターテインメントの世界で芸を見せたり、笑顔を見せたりするということですね。
そしてもう1つは、ご自身、自分自身であることを優先して、優先するときに芸能人であることが両立できない。
世間から隠れてひっそりと暮らすというふうに表現を使っていらっしゃいますけども、
両立がなかなかできないという現実が今まであったということを端的にお話しされたんだなというふうに思いました。
彼は自分で選択肢を作ったんですね。もう1つね。
それは芸ということを公表した上で、かつエンターテインメントの活動も維持していくということですね。
これは昨今言われているセルフラブ、セルフケア、ありのままの自分を受け入れて自分をいたわるということを、今までの仕事を捨てることなく、今までの自分の公の部分を変えることなく続けていく。
双方を両立させるということなんですが、こんなの当たり前のことだというふうに僕なんか思っちゃうんですが、
当たり前が当たり前としてまで通用しなかったという現実もまた彼の言葉は示してますね。
06:01
これは今エンターテインメントという枠でお話ししてますが、どうですか。
芸能界だけの話ではないですよね。
一般社会においても、このことに関して同じようなことを言えるんじゃないかなと思いますね。
彼はスピーチの後半で、あるデータを引用してまして、これ結構な重いお話だったんですが、
当たり前にはとある記事を読んで得た情報なのですがというふうにお断りされてお話しされたんですが、
LGBTQプラストを辞任している方のうち48%が自殺について考えたことがあり、
さらにそのうちの12%は実際にそれを行動に移していたという統計を目にしました。
例えば自分の性の対象や同性やどちらの性に向いているというだけで命を断つ必要があるのでしょうか。
理解されずに自分のことを責め続けて、最終的に耐えられずに追い込まれてしまう方がこれだけ多く存在するということを、
一人でも多くの方に知ってもらいたいです。
ご自身の行動が世の中の物を言えない雰囲気を変えることになれば。
僕は素晴らしいなと思うのは、ご自身の知名度というのをこういう形で有効的に活用されようとしていることですね。
世の中を柔らかい方向へ変えるきっかけになればという。
ご自身のことだけじゃなくて、自分に代表される、それ以外の物を言わぬ、物を言えぬ人たちにも目配りされている。
本当に素晴らしいなと思いました。
アタリさんが今このタイミングでこういう話をなぜされたのかというのは、
僕はトリプルAのキャリアのことをあまりよく知らないので、
メンバーの使い範囲とかとは個人的につけ合ったりしますけれども、
アタリさんとか僕は面識もないですし、なぜ彼が今こういう発言をされたのかというのは、
一つにはABEXのマネージメント満期終了されて、
今エージェント契約になったということで、発言しやすくなったというのはあるみたいですね。
あと社会的に言いますと、6月に国会で成立して、
今G7の前のバタバタでギリギリ施行された、
09:02
いわくつきのLGBT理解増進法というのがありますが、
それを受けてであろうということは何となく想像はつきますよね。
代わりにはできませんけれども。
この番組でも何度かお話に出てきたかと思いますが、
LGBT理解増進法というのは、進歩だという方もいえばこれは悪法だと。
むしろ国民を分断するものではないかというような批判の意見もあるわけで。
今日このLGBT理解増進法の是非について話すと、それだけで終わっちゃうんですけれども、
そういったソーシャルな出来事に対してエンターテイメントの世界、
しかもバリバリの現役アーティストである渡谷さんが、
このタイミングで発言されたっていうのは、
僕は本当に大きな出来事だなというふうに思います。
やっぱり本当に声を上げるってことの重要さを、僕はこれで思い知りますし、
このことだけじゃないですよね。
やっぱり力のある人が、力のある人っていうのかな。
認知度の高い人とかがこういうアクションを起こしてくれると、他の人たちも続きやすくなるし、
どんどんこういう風潮が、これLGBTQに関することだけじゃないんですけども、
エンターテイメントの人たちはこういうふうに声を上げるような流れになってほしいなというふうに思いますね。
そうですね。
そもそもLGBT理解増進法っていうのも、
これはG7で開催国の日本だけが同性カップルを家族と認める国レベルの法的保障がないとかね、
そういう指摘があっての、結局その外圧ありきで動いたという、
我々からするとちょっと恥ずかしい話なんですよね。
加えて別に権利を保障する法律ではないからですね。
そうなんですよね。
しかも法律が成立したことによって、
全ての国民が安心して生活できるよっていう、この言葉の意味合い自体が、
そもそものこの法律の趣旨からすると、
12:00
ちょっとこれトゲありません?っていうような解釈もできるわけで、
いろんな政党を巻き込んで話題になったことは、皆さん記憶にあったらしいかと思いますけれどもね。
何にせよ、やっぱり今僕たちが生きているのは、
これだけ世界の同時のいろんな流れの中を目配りしながら生きていく世の中、
そういう時代ですから、
外圧っていうと、その言葉を嫌がる人もいるかもしれないけれども、
やっぱりそのグローバルなスタンダードは今どこにあるんだろうっていう意識は常に
なきゃいけないなと思いますね。
ジャニーズの成果買い問題にしてもそうですよ。
BBCとか国連人権利が動いて初めてっていうようなところっていうのは否めませんから、
何にせよやっぱり国際感覚を持ったエンターテイナーですとか、
お名前のある方は率先して言葉にしていただきたい。
それが本当の後期たるもののディームというか、
そういう社会的責任もあるんじゃないかなというふうに痛感した出来事でした。
ここまで松尾教師のブラッシュアップをお送りしました。
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15:02

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