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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のBrush Upです。 さあ、松尾さん、今日はどんなテーマでしょうか。
はい、あの、今日、番組の中でも、ラインナップのところでご紹介されましたけど、上川外務大臣の、週末の発言ですね。
はい、あの、念のために申し上げますと、静岡県知事の、知事選挙の応援演説に行かれまして、大村さんという候補者の方を、この方は私たち女性がうまずして何が女性でしょうか、と発言されたということなんですが、
これ、賛否両論あったんですが、賛の部分で言うと、特にその、産みの苦しみとかっていう言葉は、男女関係なく使う言葉じゃないか、ということですよね。
で、引きの方で言いますと、いやいやこれは、女性蔑視だと、要は、あれは1900、1900じゃないや、2007年ですかね。
あの、柳沢厚労省っていう、当時の人が、女性は産む機会っていうふうに、言ったことがありましたよね。批判を上げたという。
で、確か、大臣の座を下りるというところまで行ったんじゃないかと思いますが、あれを思い出した方が、ある年齢以上の方には多いんじゃないかと思いますよね。
はい。で、あの時は、柳沢厚労大臣っていうのは男性でしたから、割と変な言い方ですが、分かりやすく、女性蔑視っていうふうに落ち着いたような気がするんですね。当時の世論がね。
ですが、今回は、上川さんが女性であるということ、そしてその発言した場が、例えば街頭演説とかではなくて、
報道によりますとね、地元の静岡市で開かれた女性支持者たちが出席する集会っていう、そこで出た発言っていうのがポイントだというふうに、僕は個人的には考えますね。
はい。で、これについてね、上川さんを擁護する立場の人からすると、さっきも言いましたけど、これあくまでも知事を誕生させると言ってることであって、子供を産むと言ってるわけじゃないじゃないかと。
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マスコミの切り取りだ、またか、みたいな話があるんですが、とはいえさっきお話したように、女性支持者たちが出席する集会であるとか、
そういったいくつかのことを冷静に挙げていきますと、やっぱり女性の生殖機能に、それありきでね、そこに着目して上川さんが言ったことは明らかだと思いますね。
というのは、逆にそうじゃないという前提で考えると、この話はシンプルに、自民党が推薦する候補者に投票しないと、あなたたちは女性ではないですよって言ったことになるんで、もっとひどい話になっちゃうわけですよ。
この女性って言葉が男性に置き換えられるかとか、もしくは女性、男性以外のところに置き換えられるかってことを一つ一つ考えていくと、対象実験のように明らかになっていくんですが、
やはり、翌日彼女がこの発言を撤回しました。撤回したときに、女性パワー、女性パワーって言葉を連呼したんですね。
はい。私が衆議院になったのも女性パワーのおかげだったので、今回も女性パワーでって言ってるんですけど、これね、逆にご自身が女性である方が女性パワーと連呼して、今の知事選で彼女が推薦してるのは男性ってことを考えると、また話が難しくなっちゃって。
もう、あえて冷静に申し上げると、「大臣、お認めになってはいかがですか?」っていうね、ちょっともう無理すぎでしょっていう感じなんですが、
知事選まであと1週間ってことで、炎上早めに手を打って防止しておこうということで、もうこれ以上引っ張りたくないと思ったのかどうかわかんないんですけど、神奈川さんといえばね、以前にもこのコーナーで取り上げたことあるかと思うんですが、
アソーさんがね、ある種の次期総裁、自民党総裁に推す対象としてね、彼女の養子のことをいろいろ言ったっていう時に話しましたけども、
あの時も、何て言うんでしょうね、割と流す感じで。
ある意味大人の対応として済ませようとしたことが、そこはちゃんと一つピシャッと言うべきだったんじゃないかっていうところですね。
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その時僕も申し上げましたけどもね、なんかね、やっぱり言葉を軽視してるんじゃないかなというふうに見受けられます。こういうこといくつかありますとね。
だって私たち女性はっていう主語で話してるわけで、そういう時にやっぱり産むっていう言葉、何の漢字が出るかっていうことで、自分と皆さんの解釈も分かれると思うんですが、
それにしても、大きな女性という主語の中で、それをしないのは女性ではないっていう言い方っていうのは、やっぱり恣意的なイメージの誘導だと思いますし、
やっぱり女性だけが出産するっていう、現代は女性だけであるっていう前提はやっぱり明らかだと思うんですね。
で、いざとなってそこ追及されると、いやいやそんなつもりじゃなかったっていうのは、やっぱり言葉の背景にあるような、いわゆる先入観ですとか偏見とかそういったことを軽く考えてらっしゃるんじゃないかなという気がしますし、
やっぱり僕はこの件だけじゃなくて、常々申し上げてますけども、政治は言葉と思いますし、もっと言うと民主主義っていうのは本質は言論だと思うんですね。
で、我々言葉を重ねることによって、例えば国内のお話もそうですけれども、諸外国との付き合いでこの言論を重ねることで、丁寧な外交ということ、平和的な接点、平和的な決着地点っていうのを見つけようとしてるんだけども、それを失敗したら戦争になっちゃうわけですよ。
だからやっぱり言葉を大切にすると思えない方を大臣ですとか国のトップにいただいたりするっていうのはどうなんだろうっていう不安も生まれますから、
未来の女性、初の女性総裁候補として名の上がる彼女だからこそ、今回はもっと丁寧に言葉を選んでほしかったなというふうに思いますね。
そうですね。
やっぱり今回ね、本当にいろんな解釈があって、ある種、興味深いなと思って見てたんですけれども、
一つの表現でもね、誰が言うか、いわゆる属性っていうのが違うと問題が生まれる場合と生まれない場合はそれはありますよ。
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これはやっぱり、これは誰々が男性が生みの苦しみって言ってもいいじゃないかみたいなことで彼女を擁護する人もいたけど、
いやいや、彼女がこう言ったんだから、神奈川さんが女性たちの支持者がほとんどである場でこういうことを言ったという、
個別の問題としてその属性を冷静にジャッジしながら、彼女の発言を問い正すっていう、極めて冷静な態度が今僕たちに求められてると思うんですね。
まあまあとはいえ、これを帰化としてっていう、最近よく言ってますけども、静岡の知事選っていうのが、静岡以外の方々にとっても注目を浴びることになりましたし、
なぜこれが浴びるかというと、その後に控える衆議院選挙とか、前哨戦として大きな意味合いを持つってことだったりもするので、
外務大臣が地元に帰ってこれだけ熱弁を振ったということの背景とかを読み解くという意味でも、今回のこの一件というのは、我々に大きな問いかけを与えてくれたような気がしますね。
まあそもそもの静岡県知事選挙も、ある言葉をきっかけに、こういう知事選挙を行わざるを得ないっていう状況になって、またそこで言葉にのね、まつわることになるというね。
せずしてこのね、福岡のあるけびラジオで、静岡県の知事について語ることが最近増えてますけども、本当に言葉を大切にしたいもんだというふうに改めて思いましたね。
そうですね。ここまで松尾清のブラッシュアップをお送りしました。