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毎週月曜日のこの時間は松尾潔のBrush Upです。 松尾さん、今日のニュース、話題は何でしょうか?
今日お伝えしますのは、これは僕の出身校でもあるんですけれども、福岡市沢楽西陣にあります県立主流館高等学校という
学校がありますが、そこの卒業生のお二人が
いわゆるヘイト裁判というもので。 原告被告に分かれてってことですかね? そうなんですよね。
その1回目の
冒頭弁論というのが先週5月30日に行われまして。 東京地方裁判所であったそうですね。
東京地方裁判所であったそうですね。 そうなんですよね。 福岡ではなくね。
そうなんです。それで、今年の3月に東京地裁に訴状が出されて、その1回目の裁判が5月30日に行われたということなんですが、
僕もそれを傍聴してまいりまして、その後の記者会見というのに参加しまして。
残念ながら福岡のメディアでは大きく取り上げられてないかもしれませんが、何しろ東京地裁でのことなので。
東京新聞ですとか神奈川新聞とか、首都圏の新聞、あと朝日毎日の方いろいろいらしてましたね。
そのことをご報告しながら、ちょっと一緒に、なぜこういうことが起きたのかということ、
あと、人の尊厳みたいなことについてお話しできればなというふうに思っております。
はい。まず、新聞記事というものに、僕の名前も、僕のコメントなんかも出てますんで。
まず、そこから話していけばいいのかなという感じなんですが、そもそもこれどういう事件かという提案を。
そこだけまずお伝えしましょうかね。この東京新聞からですが、訴状によると、福岡県の高校の同学年だった男性から2021年3月から今年1月にかけて、
Xで旧ツイッターですね。こちらで在日の金君との言葉を使われながら、
朝鮮人ってやっぱりバカだね、救いようがないよなとか、もう日本にたかるのやめないなどと人格を侵害したり、
名誉を損なわせたりする登校を15件繰り返されたと主張。金さんは精神的苦痛を受けたとして、
医者料など110万円の支払いを求めているということです。
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はい。これはお二人、もう年齢で言いますと、もうすぐ70歳、69歳という形なんですね。
ですからもう50年前に同級生だったということなんですが、この金さん、福岡にいらっしゃるときは林さんという名前を名乗っていたそうなんですけども、
東京の城地大学に進学されるタイミングで、金という民族名を名乗り出して、
でその同学年だった男性の方、ここでちょっと名前を出すのを控えた方がいいのかな、なんですが、
えっと、まあ割と仲良かったみたいですよ。それがまあ60代になって、つい最近ですからね、2021年とかになって、
そういういわゆるヘイトと言われる類の言葉を吐くようになったということなんですよね。
で、この金さんという方、大変あの、かつて広告業界で活躍されて誤著書もあるような言葉の世界に生きている人なんで、
大変表現力豊かで、その意見陳述なんかでも、まあちょっと詩的な表現というかね、文学的な表現なんかも交えてお話しされて、
自分にとってその故郷とはという話をなさってまして、
その故郷っていうのはその場所だけじゃなくて、自分の価値観とか情緒が形成されるような時期に見たものとか触れ合った人とかそういったものは故郷であって、
これはだから今の自分が傷つけられているとかっていうことだけじゃなくて、思い出まで既存されてしまうんだというお話で、
でその、例えば民族であるとか、人種であるとか、あるいは国籍、そういったもの、自分では変えることが容易ではないという属性がありますよね。
そこを罵ったりするということは、例えばあれですよ、一対一の人間であなたのこと嫌いだとかっていうのは、逆にそういうことは風通しをお話すればいいと思うんだけれども、
あなたは何民族だからダメだとか、その民族を低くヘイトするっていう、侮辱するっていうこと、金さんの親御さんのこととかも、この被告はいろいろ言うわけですね。
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で、金さんに言わせると、それは人の親をからかうっていうのは、その民族を劣等民族だと思っているからであって、
人間として低い、あるいは人間ではないという扱いにつながるということは、それこそホロコストであるとか、今の体で起きているジェノサイドとかそういったことにつながる危険な発想ではないかっていうような、
わりと社会的な見地でお話しなさっているんですね。大変、知性的理性的な方であり、同級生で、旧大の名誉教授の津崎兼昭さんって、鉄の研究で大変有名な方いらっしゃいますけども、その方も記者会見にお出になりましてお話しされてましたけども、
人っていうのはこのうぶすな、自分がどうやって生まれて育んできたかっていう、その環境っていうのがその人の尊厳につながるわけで、そこを損ねられるというのは、もう単に仲高いとかそういうことじゃないんだと。
だから同級生同士の喧嘩みたいな形で、わいわい消化されるってのは一番危険なんだという話をなさってましたね。つまり日本社会全体の問題ではないかということですね。
このあたり詳しく、ネットで東京新聞ですとか、あるいはその記者会見のYouTube、乗り越えネットっていうところのYouTubeに、金さんも津崎さんも僕も出てますから、ご覧いただければと思うんですけど、僕はね、その金さんってこの日初対面だったんですよ。
共通の知人を介して、松尾さんの母校でこんなことが起こってるの知ってますかって言われて、ちょっとびっくりしちゃって。自分、そこで急に当事者意識が湧きますよね。僕も新学で東京にやってきた一人なんで、やっぱりその地元の友達って心強いじゃないですか。
福岡で知り合って東京で生活する時に寄り添うような気持ちとかあった、その相手があるとき急に、松尾はどこどこの生まれだろうって言って、それでネットにかき散らすとかってちょっと想像したくないような出来事なんですが。
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でもね、僕ゆえに思うんですけど、僕は今金さんに同情する気持ちってのはもちろんあるんですが、僕も気をつけないと、自分の中で、自分の胸の中にある鐘を常に鳴らしておかないと、
分断する側、あるいは金さんを攻め立てる側へという、被告男性の立場になる可能性もある、それぐらいの弱さがあるなあというふうにも思いました。
なんていうのかなあ、やっぱりそういう過虐する側の快感みたいなものっていうのは恐ろしいことに、生活する中随所に転がってるなと思うんですよ。
子供たち同士のたわいのないいじめみたいなものを親がなぜ注意しなきゃいけないかっていうと、やっぱりそのまま放置しておくと、それをちょっと快感として捉えてしまうような機能が残念ながら人間にはあるのかなっていう気もするんですね。
そういうのはこの同級生の二人のやりとりとか見てると、悪い人どっちかって割とはっきりしてるような類の話に僕なんか見えちゃうんですね。双方言い分あるにしてもですけども。
けど問題はなぜ50年ぐらい仲良くしてきた人が急にそうなっちゃう。お前と口聞かないっていうことだったらよくある話かもしれないんだけども。
その人のいわゆる父であるとかね、主人っていうところまで言及するっていうのは、今社会問題化してる、高齢化して思想が極端に受け入れかしたりする人が多くなってるっていうのは最近よく社会問題として言われてますが、その一つがここで現れてるのかなという気もしますし。
これちょっと、より客観的に捉えた方の一人で、ブレイデ・ミカコさんっていう、僕は1年生のときの3年生だった人ですが、イギリスからいろいろ社会への提言とか発信してることで知られてる方ですが、
彼女が今回これに関してコメントを寄せられてるんで、ちょっと一部タバタに読んでいただけますかね。
ちょっとお時間の方が切ってしまいました。
短く言いますね。
今回の書上に記載された投稿記事の数々は人道の観点のみならず、法的にも許されないことを明確に主張していかなければ、日本は人権問題に難がある国という対外的印象を裏付けすることになってしまいます。
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大人はそのような社会を未来の世代に残すべきではありません。
自民の権利を保守するっていう表現をブレイジーさんお使いになってましたけど、まさにねこれ、いつ自分が被害者にあるいは加害者になってしまうかもしれないっていう意識でこの問題を捉えていただければと思う。
福岡の皆さんにもこれ広くして考えていただきたいなと思って今日、極力客観性を担保しながらお話しさせていただきました。
原告、被告、それぞれの主張が行われた後、判決ということになるんですが、その判決が社会に対してどういうメッセージになるのか、そのあたりも注目したいと思います。
松尾清志のブラッシュアップでした。
×少女隊の春野きいなと、
青井リロアです。
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