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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のブラッシュアップ。音楽プロデューサー松尾潔さんです。
さあ松尾さん、ブラッシュアップのテーマは何でしょう?
はい、今日はですね、意外にも初めてこの話をするかもしれませんが、
ダウンタウンの松本人志さんの性加害疑惑についてお話しさせていただきたいと思います。
今日お話ししたいのは、これは昨年の暮れですね、12月の終わりに飛び込んできた、
芸能界のみならず、メディア全体を揺るがすような大きなニュースなんですが、
ほぼ1ヶ月たちまして、松本さんよりも、僕が今日お話ししたいのは、
週刊文春に実名顔出しされた大塚梨花さんという元タレントの方。
今回の一件で初めて名前を知った方ですが、
この方に対して、主にSNSですね、コロナコメントが相次いでいる、
誹謗中傷が相次いでいるということについてお話しさせていただきたいと思います。
この図式っていうのは本当に既視感があるというか、
言うまでもなく去年のジャニーズの聖火害問題の時にも見られたことですよね。
そうですね、実名なり顔出しなり告発した方々が誹謗中傷に晒されるっていうのはありましたよね、ジャニーズの時も。
これ、実名の人に対して特命の、主に特命の人たちが、
俗に言うとこのセカンドレイプと言われているような報道をネット上で取ってしまうということなんですが、
どういう真理でそういうことをやってしまうのかってところから、
お話を考えなければいけないのかもしれませんが、ジャニーズの場合は、
ジャニーズのファンの人たちが、これまでどおりの活動を、
自分のお気に入りのタレントを続けてほしいからという気持ちが余ってそうなっていたんだと推察されていますが、
今回の松本さんの場合は、よくネットで見られる文言で言うと、
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私たちの抹茶を返せ、みたいな。
ファンというかもう身内に近いような、それぐらい松本さんって長きに渡ってしかも深いところで、
あるジェネレーション以上の人たちにとっては、大げさに言うと日常の一部になっているような、
お笑いのカリスマ的存在ですしね。
ですよね。
人気がこれだけ高いところで長期に渡って維持しているという例は、
戦後の芸能史でもそうそうないんじゃないかなという気がしますね。
今回の一見で改めて、ダウンタウンの松本さんって60歳にもうなるんだと。
何歳の時からスターなの?というぐらいの感じで。
しかも大きなところで見ると、ずっとスターの差から転落していないという、
非常に急な存在のテレビスターですよね。
そこにいることが当然のように、そしてもっと言うと、
自分自身のお笑い感だけじゃなくて、物の見方とか価値観に大きな影響を与えたっていう恩人と思っている方々もたくさんいるわけで。
そうですね。
その人の名誉が今、本当に失墜しようとしているのを見ていたたまれない気持ちになると。
場合によっては自分のこの思春期とか青春を傷つけられたような気分になって。
もちろん中には、我らの英雄マッチャン、何てことしてくれたんだと。
あんなにあなたの芸に対して、頃から笑ったり、頃から救われた思いになった。
あの時間を返せって言ってる方もいらっしゃる。
そういった人たちもいらっしゃるんだけども、
僕なんかからすると、そちらの気持ちの方が真っ当な流れと思えるんですが、
その鋭角的な気持ちの行く先が、
被害者とされる女性の方に行ってしまうという、
そういう自分の方々がね、心ない言葉を大塚有香さんに浴びせて、
大塚有香さんの方も、ある程度は予想はしていただろうし、
その覚悟を持っての行動だったと思うんですが、
実名顔出しってことはね。
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その度が過ぎているということで、
法的措置を考えている。
弁護士と協議の上で法的措置を講じていくという発表もされていまして、
松本人さん自身が数日前に提訴してますよね。
5億5000万円で文芸春秋など相手取って、
いわゆる名誉毀損裁判ということで、損害賠償など求めて、
東京市さんに提訴しているわけなんですが、
そのこと以外にも、
法的な場に持ち込まれることが複数出てくる可能性も出てきましたね。
今日言いたいことはシンプルです。
もうやめましょう。
大塚有香さんに限らずこの後、
実名の方出てくるかもしれませんが、
その度にね、
匿名だと虚偽じゃないかと言ってること信じられるかって言われて、
実名になった途端今度は売名だって言われるっていうね。
とにかくうざいよ。
もうそんな金向かってやめなさいよっていうふうに言いたいです。
僕はだからと言って、
静かにしなさいって自分が言われて一番嫌なことを、
ここで自分が口にするつもりもないです。
ただもっとその言論とかっていうことを信じるのであれば、
その力を信じるのであれば、
そういう個人攻撃という向け方はやめてほしいというふうに思いますね。
やっぱり慎重な物言いをしなきゃいけないことは確かで、
松本さんと何があったのかという事実関係に関しては、
まだまだわからないブラックボックスのところがたくさんあるんですけれども、
どうもこれは彼だけじゃなくて周辺の芸人の方、
そしてそれのシステムがありながらも放置しておいたという、
吉本工業およびその周辺の関係者の人たちの、
どうも長年にわたる組織的な成果害があったのではないかという疑いが、
大変濃厚になってきているわけですよ。
これは僕は社会問題と言ってもいいと思います。
これはジャニーズの話をさっきしましたけれども、
その間に宝塚とか歌舞伎とか日大なんかも挙げてもいいかもしれないけれども、
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要は権威のある言い方によっては老舗とも言えるようなところってのは、
どうしても閉鎖的な空間になってしまう。
権威づけがはっきり可視化された閉鎖的な空間になってしまう。
そこでのコミュニケーションというのは、
上から下への一方的な高いところから低いところへだけだと、
すごい圧で水が落ちてくるような形になってしまうことが多いと。
これ権力犯罪と言われることの温床になってしまうということなんですよね。
これは今、性の問題だけで語ってしまうと歪症化してしまうけれども、
やっぱり人権の話だと僕は思いますし、
そういう話をしているときに、やれ売名だとかということで、
問題が歪症化してしまうというのも非常に危惧しております。
勇気を持って告発しても、こんな目にあってしまうんだったらっていうような、
先回りしたところで失望感を与えるようなことを第三者がやっちゃいかんですよ。
だったら声を上げないっていうような流れにしてはいけませんからね。
そうなんです。
そして、被害に遭われたかもしれない人たちへ声を上げないだけじゃなくて、
こういうやりとりを見ている未来の世代ですね。
子どもたちと言ってもいいかもしれません。
若い人たちが、やっぱりこの国で何かの時に勇気を持って名前出して声を上げるっていうのって、
本当にリスクばっかりじゃん。これ誰得?みたいな。
諦めの気持ちを与えるのはやめましょうよというふうに申し上げたいと思って、
今日はこの話を急遽取り上げさせていただきました。
ここまで松尾清志のブラッシュアップでした。
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