松尾潔のBrush Up
2023-08-28 13:52

松尾潔のBrush Up

音楽プロデューサー 松尾潔
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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のBrush Up。さあ、今日はこの時間、松尾さん、どんなテーマでしょうか。
はい、あの先週末に、新庁ドキュメント賞という大変権威のあるノンフィクションに
与えられる賞を
与えられたんですが、その
今年の受賞作であります三浦秀幸さんという朝日新聞の方がお書きになった
太陽の子という本。これが大変、僕も心揺さぶられるような感銘を受けましたので、ご紹介したいなと思います。
この三浦秀幸さんという方は、田畑さんと同世代と言ってもいいかもしれません。
そうですね、一つ上の学年なんですね、三浦さん。
これまでにも、大変優れたノンフィクションをいくつかお出しになってまして、
中でも東日本大震災2011年に起こったときに、3月11日の発生の翌日の12日に大地に入って、それからずっと現場で
ルポルタージュを綴って朝日新聞を日報をして、それが単語を本化された南三陸日記というのがありまして、これ代表作としてあげる方も多いかと思いますね。
そのときはまだ、彼は30代だったのかな。
今ではまだ40代で、フットワークもいい方なんですが、
彼が2010年代、その震災よりも後ですけども、アフリカ特派員だった時期に取材を始めてお書きになった本が結実したのが、今回の太陽の子なんですが、
どんなお話かというと、今までの日本にもたらされるアフリカ大陸における日本人の振る舞いということで、あんまり知られてなかったことなんですよね。
1960年代の割から70年代にかけて、経済的に言うとイザナギ契機というのが、1960年代の後半、日本後契機がつきますが、そこで日本がアフリカに、
昔、ザイルと言ってました、今後民主共和国ですね。そこに銅の採掘のための大きなプロジェクトを展開するんですね。
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それは日本工業という会社がやっていたんですが、日本工業と言われてもピンとこないと思いますけども、日立製作所とか日産自動車の元になっているような補足業と言われている、日本の経済発展の根幹をなすようなことをやってきた企業の一つと考えていただければいいんですが、
ここが今後に人をたくさん送り込んでやっていたんですが、だいたい70年代には1000人以上の日本人男性が今後にいたと言われているんですが、ここで現地の女性たちとプライベートな関係になって、
中には日本で家庭があったり、後に日本で家庭を持った人たちもたくさんいるんですが、今後でたくさん女性との間に子供ができた。
その子供たちを今後に残して日本に帰ってきたというのではないかという事実をみなさん知るわけなんですよ。
これはフランスのニュースチャンネルで2010年にまず広く報じられて、そのときは日本人の現地で生まれた子供たちが、
日本人医師や看護師たちが毒殺したんじゃないかという疑いまで報じられたんですね。
これは経済における進出した時に現地で起きた男性と女性の話ということになりますが、
例えば戦争において日本が中国に行った時ですとか、アメリカやあるいは韓国といった人たちがベトナムに行った時とかに、
やはり現地でロマンスと呼べるのかどうか、男女間の間の接触があって子供が生まれてそこで置き去りになるということは何度も何度も繰り返されてきたわけですね。
それが今後でもあったということで、さっきお話ししたちょっと朝からショッキングな言い方になりますが、
英字殺しというのがあったかどうかというのは、これは本を実際に読んでいただくのが一番良いと思うんですが、
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何といっても三浦さんの行動力と文章力、定評があるんですが、読ませるレポルタージュなんですよ。
要はもう一度言いますけど、資源を求めた日本がアフリカ大陸に行って、そこで残したものは何かっていうのですが、
一つはさっきお話しした銅の鉱山開設プロジェクト。これ結論から言うと大失敗にもあるんです。
錆びついた採掘の工場が残ってしまった。残ってしまったのは工場だけではなかったという。
その日本人と女性との間に生まれた子供たちを三浦さんは太陽の子と名付けるわけなんですが、
これはかつて大地の子っていう、大河ドラマにもなりましたね。山崎豊子さんの。
それを思わせるネーミングですし、三浦さんも意識されてるんじゃないかと思うんですが、
僕三浦さんとSNSでつながっておりまして、実際にお会いしたことないんですが、
今日番組で取り上げたいので、短くても良いのでメッセージいただけますかというふうに問い合わせたところ、
ご本人が快諾いただきまして、グローアップのためにメッセージいただきましたので、
それを田畑さんに朗読したいなと思います。
はい、では紹介させていただきます。三浦秀幸です。
今回、新庁ドキュメント賞を受賞した太陽の子、日本がアフリカに置き去りにした秘密は、
日本の高度経済成長期、アフリカの資源国、
今後に進出した日本の鉱山企業の労働者らが、現地人女性と結婚し紛争を勃発で撤退する際に、
現地に多くの日本人の子供たちを置き去りにしてしまったという事実を初めて明らかにするノンフィクションです。
新庁賞の受賞を機に、多くの人に作品を手に取っていただき、
今も現地に置き去りにされたままになっている、日本人残留児たちの存在に光が当たることを心から願っています。
はい、ありがとうございます。
この本は去年の秋に、中英社から出版されたんですが、
すぐに入手して読んで、ずっと僕の一年近く、本の中に登場する太陽の子と呼ばれている、
日本コンゴルーツの皆さん、そしてその人たちの人権に関わるために協力されている、
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日本人シスターですとか、みなさんの活動をお伴いされた現地にいらっしゃる日本人の方、
本の登場人物の皆さんですね。
ずっと僕の胸の中にいる、それぐらい良い印象と鮮やかな輪郭を残してくれる本なんです。
みなさんと昨日、いろいろ本に対処したんですが、本の中でも書かれているんですが、
正しいこととは何かというのを、それが見つかりにくい時代、まもならぬ時代に生きているからこそ、
正しいことを探ってそれを提示することをやめたくない、止めたくないという強い気持ちを感じることができます。
僕もやっぱり正しいことって難しいと思うんですよ。立場によって違うと思うんです。
英語にすると、right thingっていうのって本当に一つ違うなと思うんですけど、
ただまだフェアっていうね、日本で公平とかされる、フェアであるかどうかってことを考えるのは、
まだ人間生きてきた時の倫理観である程度はわかる。rightよりはまだ手が届きそうな気もするんで、
そういうところを手掛かり足掛かりにしてrightっていうのを寄与していく。
そういうのが必要なんじゃないかなというふうに僕は本を読んで思いました。
そうですね、三浦さんおっしゃってますけども、
常に叫び声の小さい人々っていうのが生まれてしまうのがこの人間社会であって、
ご自身やっぱり職業記者としてはこの叫び声の小さい人々の声を拾い集めるっていうのが、
ご自身の職務だというふうに明言されていらっしゃいます。
三浦さん、このことをまずご自身の本拠地である朝日新聞で掲載しようとしたら、
残念ながら社内では編集会議通らなかったと。
それでもやっぱりこのことを可視化したいという思いから、
まずツイッターでね、なんとはじめ36連登っていうことをやりになって、個人の責任において。
それが時間かかってこういう他社からの単行本出版ということになり、
それがさらにまた他社である新聴者から与えられるということで、
この国のジャーナリズムの最前線の人たちも本当に頑張ってらっしゃるんだなということに、
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強い気持ちを得られるという、そういう本でもありますね。
はい、わかりました。ぜひ三浦秀幸さんのこの太陽の子、
みなさんも手に取ってぜひ読んでみてください。
ここまで松尾清志のブラッシュアップでした。
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