松尾潔のキャッチアップ:今日のテーマ紹介
日替わりコメンテーターが独自の切り口で多様な視点を提案するコーナー キャッチアップ。月曜日の担当は音楽プロデューサー松尾潔さんです。
さあ松尾さん、今日のキャッチアップはどんなテーマでしょうか?
今日はですね、70年代の終わりに世に出て、80年代に世界的な人気を博した
スーパーミュージシャンたちの集団 TOTOというバンドがいます。
そこの中心人物だったドラマーのジェフ・ポーカロという方がいらっしゃいまして、
この方は1992年の8月5日、つまり今日ですね32年前に38歳で亡くなりました。
ジェフ・ポーカロさんのドラムの素晴らしさと、あとTOTOのお話ができたらなというふうに思っております。
TOTOというバンドとそのメンバー構成
TOTOとって名前のバンド、橋本さんご存知?
私はすみません。初めて聞きました。
トイレでよく見るTOTOですね。
TOTOですね。北九州、福岡はおなじみですけどね。
今年やかにこのTOTOっていうバンド名は、日本代表する便器メーカーであるTOTOから来てるんだというふうに言われて、
僕結構30歳くらいまでそれ信じ込んでましたけど、メンバーもよく日本に来てたんで、
悪ノリですね、どんどん嘘を重ねてたけど、違うそうです。
そこを話すのが今日のメインじゃないんですけども、
このTOTOっていうバンドは、もともとアメリカのスタジオミュージシャンの売れっ子、セッションミュージシャンとしても、
それぞれ高いギャラをとってやるような人たちが自分たちで作ったバンドなんですね。
僕、言い慣れてるジェフ・ポカロっていう言い方をしましたけども、
今ジェフ・ポカロっていう言い方の方が強いのかな、なんですけども、
このポカロ三兄弟っていうのがいまして、
ドラマーのジェフ、そしてベーシストのマイク、そしてキーボードのスティーブ。
この三兄弟ですね、ポカロ三兄弟。
そしてデミット・ペイチっていうキーボードディスコ。
そしてお父さんのマティ・ペイチって言って、ジャズピアニストとかアレンジャーですごく有名な方ですけれども、
あとはスーパーギタリストでありますスティーブ・ルカサ。
この人はソロでもその名を知られた方ですね。
あとはボーカリスト何台か変わりましたけども、
ジョセフ・ウィリアムスっていう人が今は一応そのボーカルの座についてるのかな。
このジョセフ・ウィリアムスはお父さんがジョン・ウィリアムスっていう、
映画音楽業界の王様みたいな人ですね。
スターウォーズとかスーパーマンとかインティーとかで有名な方ですけれども、
要は音楽家の人たちですとかスゴーデとかが集まった、
本当にテクニック的には申し分ない人たちなんですか。
TOTOの成り立ちとブレイクスルー
そうなってくると、あとはバンドとしてのどれぐらいスター性とか華やかさがあるかって話になっちゃうんですが、
トトっていうのは1976年にユニに出たのは、
ボズスキャッグスっていう当時のスターシンガー、今でも好きな方多いですけど、
そのアルバムのセッションの時に集ったメンバーで、
自分たちのバンドやろうよっていうことになったんですが、
なんとなくのイメージとしては、
イヌウエヨウスイさんのバックで安全地帯やってた、みたいなことを想像していただければいいんですけど、
今考えてみると、玉木浩二さんがイヌウエヨウスイさんのバックにいたっていうのはすごい話ですが、
その後、自分のスター性を磨かれていったように、
トトもね、さっきお話ししました、
イタリストのスティーブルカサーとかデミック・ペイチとか、それぞれ素晴らしいシンガーでもあったりとかして、
初めの頃こそテクニック専攻みたいなことを揶揄されたりもしたんですが、
特にですね、
1982年に4枚目のアルバムですね、聖なる剣っていう日本のタイトルをついてましたけども、
これがアフリカって曲ですとかロサンダーって曲とかが大ヒットを収めて、
それでもうセッションミュージシャンの集まりとかっていう、
普段あの人たち裏方なんでしょうみたいな揶揄されることはなくなったというふうに、
今僕は見ています。
セッションワークとジェフ・ポーカロのドラム
面白いのはこれだけスター版、とにかくこのアルバムなんて世界で1200万枚ぐらい売れてグラミ優勝も取って、
今流れてるマイケルジャクションのスリラーとかと同じ時期に出てる、
本当にトトサウンドが世の中にあふれてたんですが、
自分たちのバンドがどんなに売れても、セッション仕事もずっと続けたんですよね。
これはちょっとあんまり日本とかだと聞かない話ですよね。
もちろん例えば山本晴さんのバックバンド、小池バンドっていうところに、
GLEAT3に行った高倉さんがいるとか、
ロナリウスの小松くんっていう人がドラム叩いてるとか、そういう例はありますが、
トトの場合はメンバー全員がもうあちこちでやってるんです。
トトサウンドって言われるようなバカテクのサウンドがビューっとあふれて、
時代的にも80年代のアップバーから後半にかけて、
トップミュージックっていうのはいろんなものの打ち込みって言われてる、
プログラミングされたサウンドになっているんですよ。人力ではなく。
人力に移り変わるちょっと前の70年代、割りから80年代の前半ぐらいまで、
まるで機械のような正確なリズムを刻んだのが、このジェフ・ポーカロだったという。
当時はね、だからよくメトロノームイヤーズなんていうふうに言われて、
僕の周りでもドラム叩いてるような人たち、それこそ高科の中学生とか高校生とかでも
お気に入りのドラマはって言ったらジェフ・ポーカロって多かったですよ。
で、日本にも信奉者多かったっていうのと、さっきお話ししたセッション仕事も、
とにかくギャラさえ合えば何でもやるって感じだったんで、
自分のバンドでグラミ衣装とか取ったりするときに、
日本のミュージシャンの作品でも簡単とドラム叩いたりとかっていうのは、
いわかに信じがたいような話なんですが、
あれもジェフ・ポーカロだったんだ。あれもスティーブ・ルカサーだったんだ。
例えばスティーブ・ルカサーさんってギタリストなんていうのは、
河合直子さんとデュエットしてたりとかね、松田聖子さんと仕事したり、
小高嶋さんとジョーケットしたりとか、
もう一遍繰り返してみますけども、条件さえ合えば何でもやってくれたんですよね。
それはそれでプロの形、プロの仕事のあり方なんだなと今になって思いますね。
代表曲「ロザーナ」とジェフ・ポーカロのドラムテクニック
こんなちょっと今言い方しちゃうのは、
僕も一時期お金で何でもやっちゃう人たちっていう色眼鏡で見てた時期があるんで、
何でもかねてお話ししてるんですが。
ボルトギャグス・ロナルド・フェーゲン・マイケル・ジャス・ヤザエキチと聞いてきましたが、
最後に聞いていただいてますのは、
そのこととしての表局と言ってもいいですね。
ロザーナ、1983年のフラミー賞最優秀レコード賞を獲得した一曲でございます。
ということでね、トトのロザーナをラストに選んでいただきましたけども。
この曲の途中のコンソールのドラムはね、
普通の僕より一般的なポップミュージックの3、4曲分ぐらいの技法が入っております。
レッド・ゼペリンっぽいドラムとか、
アンバー・ソド・パーディっていう特にドラマっぽいドラムとかも、
いろんなものが入ってますんで、
今改めて聴いていただければなと思います。
エンディングと告知
ということでこの時間、松尾教師のキャッチアップでは、
トトの名ドラマー、ジェフ・ポーカルにスポットを当てました。
数学教師芸人の高田先生だよーん。
高田先生の算数ワクワクラジオ。
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