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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のBrush Upです。さあ、松尾さん、今日のテーマ、話題は何でしょうか。
はい、今日お話しさせていただきますのは、以前にもこの番組でご紹介させていただきました、僕がこのお正月に出版した
俺の歌を止めるなっていう本があります。社会事象エッセイと言われることが多いんですけど、このGrowUpの話も再三登場する。
はい、田畑さんの名前も何度も出てくる本なんですが、その本の観光記念トークイベントというのが、先週末の金曜日にですね、東京の下北沢という若い人たち、
特に自由な空気を求めて生きているような若者がたくさん集うことで知られる演劇とか音楽、古着、こういったものが盛んな街ですね。そこの本屋さんで開かれました。
本屋さんでトークイベント開かれましたっていうと、ちょっとイメージしづらい方もいらっしゃるかもしれませんが、福岡でもね、伝え書店とかでも開いてますよね。
トークイベントをやってますので、あれを想像していただければいいと思うんですが、下北沢の本屋B&Bという、これはブック&ビアの略称でございまして、
本を読みながらビール読んでもいいです。もちろんコーヒーなんかそういうソフトドリンクも用意しているというスペースです。
ここでトークイベントを催したんですが、そのゲストにお迎えしたのが、僕とは30年近いお付き合いということになるんですかね。
小泉京子さんなんですね。そして小泉さんと僕の共通の知人であるライターの和田静香さんという方。
この和田さんという方は、もともと由川玲子先生、作詞家である音楽評論家の由川玲子さんのアシスタントを経て、音楽ライター、そしてスモーライター、今では政治ジャンルの本なんかでも活躍されている方なんですが、
小泉さんと和田さんが今57歳、58歳になったのか。僕が学年でいうと、この年齢なんですけど、学年でいうと2個したっていう、56歳という、ほぼほぼ同世代の3人なんですが、
50人ほどで満員になる、さほど大きくもないスペースなんですが、そこで語り合いました。
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その語ったテーマというのは何かというと、自分たちの声でもっと社会のことを語ろうよという話だったんです。
これはどういうふうな話かというと、本を読んでくださった方っていうのはお分かりかと思いますが、この俺の歌を止めるなという本は、サブタイトルがジャニーズ問題とエンターテイメントの未来というのがされてまして、
僕は例えとして、例えとしてはあくまで言うんですけども、ガザ問題、パレスチナの話を語ったりするその口で、この国のエンターテイメントの話をしてもいいじゃないかと。
逆に言うと、さっきまでエンターテイメントの話をしていた口で、同じ口で社会や政治のことを語ってもいいじゃないかと。
つまり、社会の話、政治の話とかってどうしてもしづらい雰囲気がこの国にはあって、そういうのが大人の人たちがやることだからって紙棚に置いておくような。
立ちの悪いことに、結構いい歳をした大人が大人の話し場とかっていうことを言って、全然恥ずかしくもないような、そこに違和感も抱かないような、自分たちはそういうんじゃないんでみたいな物言いとか振る舞いをする人が多いっていうのはどうなんだろう。
もっとパジュアルに社会のことも話していいんじゃないのっていう話なんですよね。
小泉京子さんは、言うまでもなく戦後の日本芸能史を代表する女性タレント、歌手であり、俳優でありという。
そうですね、最近は演劇プロデューサーとしての活躍も目立っている方なんですが、彼女自身大手プロを親目になって自分で事務所を立ち上げて、今活動をしたりしているわけなんですが、
社会に対して言及することも実はないというスタンスなんだけれども、彼女はこういうことを言ってましたね。
女である私が社会とか政治についてのことにちょっと声をあげた、声を発するだけで付き合っている男性の影響ですかって聞かれたりすると。
これは僕も聞いててね、確かにこれって女性だけがそういうことを聞かれたりする。
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そういう発言っていうか、そういう質問をしたりする人たち。
それはメディアの記者であったり、市政の人々がSNSでそういうことを言ってるのかもしれないけど。
昔ながらの女子供はつべこべ言わずに黙ってろっていうような思想が見え隠れして、僕は本当に嫌になっちゃうんですが。
マッチョな思想というか、それを支える不調性パターナリズムっていうのかな。
そういうのの存在は感じて嫌になるんですが、もういい加減そういうのをやめないっていう話でもあるし。
あとはね、こういうことを言ってましたね、小泉さんがね。
例えば今の世の中のことを考えると、どう考えてもおかしいでしょうと。
この国の政治の話とかもされてますね。
怒らないほうがおかしいと思うんだけど、普通にそういうことを思ってるんだけど、
ちょっとその怒りとか怒ることとか、もっと言うとただ単に思ってることを素直に口にするっていうだけで、
ああ売れなくなったから左に寄りやがったみたいなこと言われたりすると。
私まっすぐ立ってますけど。
かっこ笑いっていう感じでお話しされてね、場内爆笑してましたけれども。
そういう時に彼女を感じるっていうのは、どうにかしてそういう声をね、
しょぼーんとちっちゃくさせようという意地悪な感じを受けるんだと。
なるほど。
じゃあけど声を上げないかっていうと、私は黙れって言われても黙りませんよって言ってました。
力強い話ですよね。
50代だから、なぜなら50代だから言い続けるしかない。
それはこの後に生きていく人たちのためにっていう、この国の若者とか未来を案じてらっしゃるんですよね。
僕は非常に共感しました。
彼女はこういうふうに言ってたんです。50代だから我々は言い続けるしかない。
命を懸けて。
必ずこういうふうにかっこ笑いっていう感じになるんですけど。
ただやっぱり、そんなに自分の人生考えるとこの先長くもないから、
次の世代のためにちゃんと立ってなきゃっていう思うんですよっていう。
なるほどですね。
小泉さんと僕が最初に出会ったのって96年で、その後彼女のアルバムの制作をお手伝いとかしていたんですが、
その頃、30前後だった僕らは全然政治の話なんかすることはなかったんですね。
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考えてないわけじゃなかったと思うんだけど、
でも、ずっと僕それが疎遠だったんですけど、
今よくネット上とかで意見がハモったりすることとかもあって、
じゃあ、あの頃と今と小泉さんと僕が違ってるかっていうと全然変わってない。
ずっと日々を重ねてきてこの年になっただけで。
でね、これちょっと急に話題変わるかもしれないんですけど、
先週金曜日、僕ら夜イベントやったんですけど、
そのイベントが終わった直後ぐらいにオンエアされた、不適切にもほどがあるに。
本人出演ですね。
そうなんです。
で、あれ38年間の時の隔たりを行き来する話ですけど、
僕らは28年か、知り合って。
ドラマには及ばないんですけど、ちょっとこう話しながらね、
それこそドラマじゃないけども、きょんきょんという穴を通り抜けて、
28年間のとこ、僕もタイムスリップしたような気分を味わいながら、
でもね、あのドラマがそうであるように、
小川一郎って人はそうであるように、やっぱりその人自体は変わらなくて。
あのドラマの中で、この間金曜日のドラマの中でも、
一郎はすごく面白いこと言ってましたね。
一つしくじったらダメですかって。
今の時代俺みたいな異物が混入してないとダメだと思うんだよな。
不適切なやつだよっていうドラマのタイトルを言ってましたね。
その時に若い連中が幸せになるまで見届けないとさって言ってて、
これがね、さっきまでイベントで小泉さんが話してたことと見事にシンクロしたし、
僕が本の中で言いたかった、若い人たちがこの国で声を上げてもダメなんだっていう、
諦めを与えない社会を僕らは作る責任があるっていうことも見事に一致して、
一緒に俺の歌を歌い続けましょうねっていうことを確認し合った夜でございました。
ここまで松尾清志のブラッシュアップをお送りしました。
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