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毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のCatch Upです。音楽プロデューサー・松尾潔さんです。
松尾さん、この時間はどんなテーマでしょうか?
はい、今日ご紹介しますのは、ルーサー・ヴァンドロスというアメリカのR&Bシングです。
今、バックで流れております、これ、Never Too Muchという曲で、ルーサー・ヴァンドロスさんの代表曲となっております。
1981年のデビューヒットなんですが、この曲をリリースした時点で、もう彼は30歳くらいという、決して早いデビューではなかったんですね。
ですが、その前に70年代に、ソロではなくてルーサーという、自分のファーストネームをそのままグループ名にしたボーカルグループで、アルバムを2枚リリースしていたんですね。
これ、ずっと幻の名盤的な形で、ずっと復刻もされてなかったんですが、
5月、6月と2枚撮影続けに、5月、6月かな、この春になってですね。
今、先月日本版も出て、もう50年ぶりくらいの復刻にして、日本で初めての発売となるんですが、
早い話は、最小化の機運が高まっているということで、ご紹介したいんですね。
なぜ今日ご紹介するかというと、ルーサーさん、2005年の4月1日、今日亡くなりまして。
明日、ということですね。
はい、そうなんですよね。もし今も現在であれば、今日の時点で73歳ぐらいですね。
ですからまだ歌えたはずですね。歌えたはずなんですけどね。
僕は大変この人大好きで、自分のやってる音楽制作オフィシャルに
「Never Too Much Production」ってこの曲のタイトルをつけているぐらいなんですけど、
これは生前のご本人にも直接お話ししておりますので、一応オフィシャルという風にいただきたいんですが、
一回も日本にやってくることがなかった人なんで、僕も彼に会うときはロサンゼルスに行ったりとかニューリンズに行ったりとかそういうことになったんですが、
そのことに象徴されるように、アメリカと日本での人気の差が甚だしくて、
分かりやすい数字があるんですけれども、アメリカにビルボードっていう有名な音楽家たちがありますよね。
その中でも、R&Bチャートって言われている、いわゆる黒人の歌物って言えば分かりやすいですけども、
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今いろんな人種の人が歌ってますが、そこに特化したチャートがありまして、
これ1980年代の10年間を通して、80年代のトップ50とか、そういう端出もあるんですが、
ロサンゼルスが活躍した80年代っていうところで、80年代のこのワンディケード10年間、
どんな人たちの時代においてこの人が頑張ってたかっていうと、
ビルボードのR&Bチャートトップ編で言いますと、第1位がプリンスなんですね。納得ですよ。
第2位がマイケルジャクソン。これも納得ですよね。第3位がスティービーワンダー。これもビッグネーム続きますけど、
そして4位がルーサーバンドレスなんですよ。
これポイントで言うと、プリンス、マイケル、スティービー、ルーサーっていうのは2400、2100、2000、1900とかなんで、
あんまりスティービーのほうと差はないんですが、日本においての知名度はずいぶん差がありますよね。
一つには、ルーサーバンドレスはスタンドアップシンガーとして、楽器を演奏したりすることもないし、踊ったりすることもないから、
ひたすらその歌をしっとりと聴かせるっていうところが最大の売りになってるんで、
その成熟したボーカルというものを海を越えて伝えるのはなかなか難しいというところがあったかもしれませんね。
これは60年代、70年代に活躍したマーヴィン・ゲイっていう人と同じで、
本国と日本での人気に随分差があるという感じなんですが、ルーサーの場合極端だったかなっていう気がします。
ただ、アメリカとかヨーロッパ、特にイギリス、ドイツなんかでも大変人気がありまして、
びっくりするぐらい大きなホールでライブをやったりしてた人でありまして、
ロックフィールドからもこの人の才能を求める声っていうのはたくさんあって、
今バックで流れております、デイビッド・ボーイ。
ヤングアメリカンっていう有名な70年代のアルバムがございます。
今夜ブギーバックの中で小沢賢治さんが、まるでヤングアメリカンって言っちゃってますけど、
その元になったアルバムですが、このアルバムの中で全編にわたってデイビッド・ボーイを支えているのが無名時代のルーサーバンドロスで、
しかもこのバックで流れておりますファッシネーションっていう曲は、
ルーサーバンドロスが元々歌っていた曲を気に入ったデイビッド・ボーイがちょっと歌詞を変えて歌ったということで、
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このファッシネーションは、元々ルーサーはどういう風に歌っていたかっていうのを、
この度、復刻発売されることになったルーサー時代の録音で聴いてみたいと思います。
ファンキーミュージックっていうタイトルです。
デイビッド・ボーイのバージョンは聴いたことあったけど、こっちは初めて聴く人からすると、
ロックの個展として聴いていた曲が、なんだこれソウルミュージックだったのか。
すごくファンキーですよね、タイトル通り。
何が言いたいかというと、ルーサーバンドロスはアメリカ国人のヒーローみたいな感じで愛されてきた人なんですが、
実は作っている音楽というのは、文化とか民族性とかを影響するような
ユニバーサルな魅力にあふれていたんじゃないかなということですね。
だから、なんか尊敬の人ね、自分とは関係ないなって見過ごしてしまうにはもったいない。
今からでもこのルーサーバンドロスの音楽の世界に入っていただきたいなとファンの一人としては思うわけです。
この前に、スティーブ・ヨンダーのパートタイムラバーという曲流れてましたよね。
有名なイントロ部分の、ドゥッドゥッドゥッドゥッドゥルルルっていうハミングがありますけど、
あれ、みんなスティーブ・ヨンダーが歌っていると思ってますけど、あの部分ルーサーバンドロスが歌ってますからね。
その年グラミン賞をスティーブ・ヨンダーが受賞した時に、スティーブ・ヨンダーの有名なスピーチがあって、
スティービーの曲にルーサーがコーラスで参加したものと、ルーサー自身の曲が争うことになっちゃったんですよ。
スティービーの方は取ったんですけど、スティービーはその時スピーチに、いやもう僕としてはルーサーにこの曲を送りたいぐらいで、
みんな気づいてないと思うけど、僕の曲のイントロ歌っていうのもルーサーなんだよっていうふうに言ったと。
なかなか美しい話も言えたから。
ルーサーバンドロス、知ってる人からすると、こんなに真っ当にペラペラ注釈つけられる必要もなく、
俺昔から好きだよって方もたくさんいらっしゃる、そういうタイプのアーティストです。
もしかしたら、僕がルーサー好きってことをご存知の人からすると、
今日はもうずいぶんなんか手加減した話をしてるなと思われるかもしれないですが、僕マニアなんで。
なんですが、そんな立場から、本当にこれからルーサーバンドロスを作っていく時にお勧めしたい曲は、やっぱりわかりやすい魅力にあふれております。
マライアキャリーとのエンドレストラブという曲ですね。
聞いてください。
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この声、美しいと感じるかどうかで、もちろん好みも分かれてくるんですが、
僕はもう、本当にR&Bの美学っていうのの最大公約数を持っている人だと思いますし、
何にしようかと言うと、ボーカルのテクニックっていうのは音楽史上福祉と言われてますので、
もしこういう曲が好きなだけじゃなくて歌ってみたいと思っている人は、ルーサーバンドロスをお手本にしてもいいんじゃないかと思います。
そのルーサーバンドロスの命日ということで、今日はピックアップしてもらいました。
ここまで松尾清志のキャッチアップでした。
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