2023-10-23 10:29

松尾潔のCatch Up

音楽プロデューサー 松尾潔
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感想

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00:00
毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のCatch Up、音楽プロデューサー・松尾潔さんです。
さあ、松尾さん、この時間も谷村真嗣さんの功績ですね。
はい、谷村真嗣さん、言葉の力が大変長けた方だというふうに申し上げました。
もちろん、歌詞として、本当に類稀なる美声と歌唱力をお持ちだったんですが、
作品を作る能力を突出していたなということで、
究極の中で、まず山口桃江さん、聞いてください。
「いい日、旅立ち」です。
はい、さっき新幹線の話が出ましたけどね、
この曲を聴くと、JR西日本ディスカバーウエストシリーズですか。
社内チャイムを思い出すっていうかね。
社内チャイムね。いまだに愛されているメロディーとも言えますね。
作曲のほうの谷村さんが売ってかけられていますけども、
驚くべきこととして、今ここで改めてお伝えしたいのが、
これを作った時の谷村さんがまだ20代、歌った桃江さんがまだ10代だったってことですね。
19歳ですもんね、桃江さんは。すごいですね、2人とも。
19歳の桃江さんに29歳の谷村さんが曲提供して、
公脈何行を唸らせるという、
そんなに日本のポップミュージックのシーンが若くして成熟してた時があったんだという話ですよね。
競技の19歳や29歳の人のことを考えてみると、
大人っぽい表現だったなというふうに思いますが、
まあ時代もありますけども、この頃やっぱり谷村慎二さんと佐田雅史さんのお二人っていうのは、
突出して文学性の高い表現で、かつポピュラリティを獲得したという、
僕にはそういう印象があります。
そのお二人が、いいひたび立ちとコスモスっていう曲を、
山口桃江さんという器に提供したというのがね、
桃江さんの深刻感につながっていったというのもあると思うんですよね、もちろん。
桃江さんのことはちょっと置いておいて、谷村さんに話を戻すと、
例えば今、この間取り上げた桑田圭介さんなんかも、歌詞の中にちょっと文語調の言葉を取り入れたりしますよね。
そうですね、いわゆる書き言葉ですよね。
あれって僕なんかからすると、桑田さんの前に谷村慎二ありきというイメージがありますね。
それこそ代表曲のスバル。
スバルの歌い出しっていうのは、目を閉じて何も見えず悲しくて目を開ければっていうね。
03:02
荒野に向かう道より他に見えるものはなし。
本当に格調高いんですが、あれは多くの人によって石川拓夫の悲しきがるっていうね。
目とずれず、心に浮かぶ何もなし、寂しくもまた目を開けるかなと暗唱してる方も多いと思いますが、
それとの類似時点ってのがよく指摘されてますし、谷村さんも卓木学生時代が好きでしたっておっしゃってましたけど、
そのあたりの咀嚼して自分の表現にして世に出すという。
再構築っていう考え方ですよね。非常にエディトリアルな、ポストモダンと言われるような考え方ですね、発想方ですね。
それは谷村さん身についてらしたのかなと思いますし、
インプットとなる教養が豊かだからこそあれだけの表現も続けられたのかなという気がします。
僕は谷村さんときっちりお話したのは90年代の一回限りなんですが、
そのときにさっきのジェームズ・ブラウンの話とかいろいろお伺いして楽しい時間を過ごしましたけれども、
それからずいぶん時間が経ちまして、2007年になって、
高本冬美さんのシングルを谷村さんと僕で1曲ずつ提供して、ダブルリードシングルを作ったことがあるんですよね。
今考えてみると過分なオファーをいただいたんですが、
そのときの谷村さんが駆け下ろされた曲、ひとときっていうのを聞いていただきたいと思います。
ずっと聞いていたくなるんですが、
12年の曲、ひとときという高本冬美さんの曲。
これを聞いてみると、
本当にいい日旅立ちを作り出した谷村さんに、その面影を求めていろんな曲のオーダーがずっと続いていたんだなということがよくわかります。
曲の中でモチーフになっているのは、旅立ちですとか駅ですとか、
あとはやっぱり家族とか、人と人との絆ということですね。
およそ我々がJ-POPに求める、時代を超えて求める普遍の要素っていうのを、
谷村さんは若いときからすべて備えていらして、
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それに時代時代の微調整を加えながら、
重要にお答えしてこられたんだなと思いますね。
そんな中でも、やはりいい日旅立ち以降の代表曲とされるのが、
彼が40代のときに香山雄三さんと一緒に作ったさらいということになるんじゃないかと思います。
今日話、振り出しに戻っちゃいますけどね。
彼の74歳という人生は、
若いときから早熟と言われ、老成したとも言われた視点を持ったアーティストの人生としては、
僕はやっぱりちょっと短いな、もっと長く歌って、
枯れていく感じをも我々にかっこよく見せてくださると嬉しかったなと、
残念に仕方ないですね。孤単の境地なんていう古い言葉がありますけれども、
そういうのをこれから見せてくださるんだろうなと思ってたんで、
残念で仕方がないですが、
よく言われることであるんですが、
音楽は残りますからね、
芸術は永遠ですから、
たくさん曲を出してくださっているので、
四季折々の曲がありますので、
例えば今なら、
秋が終わるときに、
その曲の終わりにかけて、
寄せた思いの終焉を描いた曲ですね。
その時々に合う曲をたくさん残してくださっているので、
これから僕も折に触れて、
谷村さんの曲をまた聴いていきたいなという気持ちです。
アリスで何度かリユニオンして、
堀内隆夫さんと矢沢徹さんとも息の合ったところを見せてらっしゃったから、
残されたお二人のことを考えるとやっぱりおつらいだろうなとかね。
堀内さんも涙流しながら記者の取材に対応していらっしゃるのも印象的でしたけども、
同士であり兄のように慕っていたっていうね、
おっしゃってるのも印象的でしたね。
改めて谷村さんが残したメロディー、
そして言葉、歌詞っていうものをね、
かみしめながら楽曲を振り返りたいなと思います。
松尾さんありがとうございました。
音楽史の鉄物だったと思います。
改めてお悔やみ申し上げたいと思います。
音楽プロデューサーの松尾清さんのキャッチアップでした。
09:21
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