松尾潔のCatchUp
2023-07-24 11:03

松尾潔のCatchUp

音楽プロデューサー 松尾潔

Learn more about your ad choices. Visit megaphone.fm/adchoices

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:00
毎週月曜日のこの時間は、松尾潔のCatch Up。 音楽プロデューサー・松尾潔さんです。
さあ、松尾さん、この時間は久保田利伸さん。
はい、本日61歳おめでとうございますというふうに、 まず申し上げますが、
去年60歳歓励という時も、久保田さんって歓励なの?っていうお声、 いろんなところで聞きましたけど、
もうなんか、今年、まあ当然だから今年プラス1歳で61歳なんですが、
なんかその音楽の説得力はもちろんどんどん増していくんですが、
イメージとしては、もうあるところからタイムレスな存在になっていらっしゃるんだなあっていうのを痛感しますね。
あのね、ライブご覧になった方とかはわかりかと思いますけれども、
とにかく彼はよく歌うだけじゃなくて、よく動くんですよね。
そうですねー。
ここがね、まさに新しかったところで、
一応分類としては、彼はシンガーソングライターってことになるかと思うんですが、
なるかと思うじゃなくて、まごうことなきゃシンガーソングライターなんですよ、作曲されるわけなんですが、
あんなに踊りながら自分で作ったものを歌う人っていうのは、
やっぱりそれ以前は、いなかったわけじゃないにしても、やっぱりセンセーショナルな登場だったんですよね。
そうですねー。
もう一人、岡村康幸さんという方がいらっしゃいますけれども、
このお二人の登場っていうのはやっぱりセンセーショナルでしたし、
特に久保田さんは、デビュー前から、1962年生まれなんですけど、
86年に大学も卒業した後のデビューなんですが、
そのデビュー前に、まず作家として、
例えばですけど、田原敏子さんのIt's Badとか、
他にも鈴木正幸さんのアルバムに曲提供があったとか、
すごいソングライターがいるっていう評判と、
彼がいろんな人の歌真似をやった自主制作テープ、すごいぞテープっていうのを作って、
それが業界にばらまかれて、
スティービーワンダーのスタイルでスウィア・ザ・ワールドを歌ってみたりだとかね、
楽しみな内容だったんですが、
早い話だけどですね、曲が書けるってことと、
びっくりするぐらい歌が上手いっていうのを、
加えて軽快なダンサーでもあったっていう、
03:01
こんなに一人で全部できちゃう人がいるんだと。
もっと言うと、この日本にもそういう人が出てきたんだっていう、
センセーショナルな表情だったんですね、それが86年。
それまでの作る人っていうのは、
なんとなく先生って呼ばれるようなイメージで、
ましてや本人が踊り倒すみたいなイメージがすごく多かったわけですね。
歌って踊る人っていうのは、あんまり自分で作ってるイメージがなかったとも言えるわけで、
こういうマルチな才能っていうふうに、今でも彼言われますけれども、
さっきの話で言うと、ダンサブルな歌のイメージばっかりになっちゃうかもしれないけど、
今ばっかり流れているインディゴワルツとかミスティングとか、
こういうR&Bの世界で言うとこのスロージャムって言われてる、
トロトロの感情を呼び起こすような甘い曲とかも上手く歌うし作る人なんですよね。
あと彼のキャリアの中で大きな分水嶺というか、ここでちょっと変わったっていうのは、
やっぱり90年代の半ばにアメリカデビューしたことだと思いますね。
日本でデビューされてほぼ10年後、1995年に都市久保田っていう名義で全米デビューします。
ここからアルバムを3枚リリースして、
アメリカの黒人音楽シーンにおける、
レジェンド的なテレビ番組、ソウルトレイン。
これに日本人歌手として初めて出演するんですね。
これはちょっともう、僕みたいに音楽を生業にする人間からすると、
本当に初めて野球でオールスターゲームに出るぐらいの考えが当時ありましたね。
僕自身もアランビジャーナリストとしてずっと90年代アメリカのソウルトレインの収録とかよく行ってましたけど、
まさかね、そこで自分が普段東京でバカ話をしている久保田さんがそこで歌うっていうのがすごいなと思って。
06:04
アメリカで商業的な結果がすごく良かったかっていうと、残念なことにそうではなかったんですが、
特に今流れているこの3枚目のアルバムですね。
ブレイキンスルーって曲だ。タイムトゥシェアっていう3枚目のアルバムに入ってるんですけど、
このアルバムはリリースした2004年よりも20年近く経った今のほうが評価高いですね。
いわゆるネオソウルっていうその後の世界的なR&Bの潮流をいち早く取り込んで成功させていたという。
その辺もタイムレスに感じさせる理由なのかもしれないですね。
そうですね。久保田さんのね、僕いつも感心しちゃうんだけど、
その時シンプルとしてポンと出してたものがかっこいいと思うんだけど、5年10年寝かせて聴いてもかっこいいんですよ。
最先端の音楽をやってたかと思ったら、実は全然古くならないっていうのは。
彼はやっぱりね、シンガーとしてソングライターとしても素晴らしいけど、
プロデューサーとしての才覚が皆さんのイメージからするとちょっと違うかもしれないけど、
音全体に対しての目配りがむちゃくちゃ厳しいんですよ。
僕が仕事をしてきたアーティストの中でも一番と言ってもいいぐらいこだわりの音作りの人ですし、
自分でデモテープとかの打ち込みとかやりますからね。
なかなかツルのお菓子みたいな感じでこの姿を見ることは皆さんないかもしれないけど、
やっぱり人前の時は華麗にステップを踏めるっていうような、
本当誰もが羨むようなスキルと才能を合わせ持った、
としのぶさんが本日61歳ということを挙げたいと思って。
最後に僕もいくつか彼とコラボレーションまでご一緒してますんで、
僕自身気に入ってるリミックス聴いていただきたいと思います。
ダブルブレイン 恋の雨 松沢清レミックスのこのコーナーおしまいということです。
気持ちいいですね。
人を踊らせるためには、聴く人を踊らせるためには、別に本人が踊る必要はないんですが、
でも、踊りながら歌う人の歌をここに身を預けるっていうのは、こんなに気持ちいいんだってことを、やっぱりドライブに感じますし、
09:05
やっぱりクールなプロデューサーとしての視点と、この肉体性の両立っていうのが、本当にこんな才能合わせ持つ人がいるんだなと、今でも驚きがあります。
そんな熊田としのぶさん、おめでとうございますというふうに最後にもう一度思ってあげます。
地下鉄祇園駅から徒歩2分、RKBスタービル博多祇園スタジオは、
ポッドキャストなどの音声コンテンツの収録から動画のライブ配信まで、様々なニーズにお答えできるレンタルスタジオです。
お問い合わせご予約は、スタービル博多祇園のホームページからどうぞ。
11:03

コメント

スクロール