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この時間は、松尾潔のCatch Up、 音楽プロデューサー・松尾潔さんです。
よろしくお願いします。
まず最初に皆さんに告知をしたいのですが、
今度の日曜日、3月19日なんですけれども、
この間もちらっとお話ししたんですが、
福岡国際会議場で、
ミュージックサミットというイベントが行われるんですね。
これはどういうものかと言いますと、
福岡音楽都市協議会という、
福岡を音楽都市としてより発展させようと、
今までの歴史を踏まえてより発展させようという、
そういう組織があるんですが、
この協議会は、オットジローというウェブメディアを作ってまして、
RKBで、画面にチューンという、深町健次郎さんの番組があります。
ああいう雰囲気ですね。
音楽好きによる、音楽好きのためのキュレーションサイトがあるんですが、
そのオットジローの中に、街と音楽の記憶という企画があるんですけど、
それのスピンオフ版として、トークセッションを、
この3月19日に福岡国際会議場で行います。
それ、僕も出させていただくんですけども、
モデレーターとして深町健次郎さんが仕切られて、
俳優の松茂豊さん、三石健さん、
そして、僕という、
早々たるメンバーですね。
音楽好きの福岡行かわりの人たちが、4人集まりましてね。
それで、ああでもない、こうでもないと、
まるでジャンタクを囲むように、4人のおじさんたちが、
福岡の街と音楽ってことについて語るのを、3月19日ありますんで。
これ、行きたいって場合はどうしたらいいんですか?
はい、今ね、申し込み受け付けております。
入場無料なんですが、先着順なんで、
当日飛び込むよりは、事前に申し込みしてくださいということで、
福岡ミュージックサミットで検索していただく、
もしくはさっきお話した音次郎っていうサイトの方がありますんで、
ぜひご申し込みいただければなという、気楽にいらしてください。
ライブもあります。
ぜひ、豪華な顔ぶれのお話、直に聞くチャンスなんで。
盛り上がって楽しい話が聞けそうですよね。
三井さんと毎日のように打ち合わせやってます。
そして、キャッチアップ本題の方ですけれども、
佐野本春さん、今日お誕生日ということで、佐野さんの功績ですね。
そうですね。もうちょっと、あらかじめ言っておきますけども、
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こんな短い時間ではとても伝えきれない、
本当に日本の音楽を変えたお一人かと思いますが、
佐野さんは1956年生まれですから、本日67歳と。
67歳。
67歳かという考えはありますが、
名曲も多い方ですが、バックで流れておりますサムデイですとか、
そうですね、今の50代以上の方だったら、
佐野さんの音楽に何かしら触れてきたんじゃないかと思います。
例えば、佐野さんね。
去年の暮れ、岩田圭介さんですか。
岩田さん、平間総理、そういった人たちと、
佐野さんが紅白に出てる時代かっていうのが、
ちょっとまた考えがあったんですが。
時代遅れのロックンロールバンドっていう曲でね、
歌わしたよね。
今名前を挙げた、どの方ともちょっと違うところにいらっしゃるような、
いろんな人に影響を与えているのに、いろんな人とも違うっていうような、
傷んだった人が、ある種の今メインストリームになっているっていうようなことを
佐野さん見ていると感じるんですけど、
この人はやっぱりロックというのが、もともと若者のカルチャーであり、
一方で大量消費される、
基本主旨が生み出した商業音楽の象徴だったものを、
そうではない、タイムリーというだけに留まらないタイムレスなもの、
あるいはユースカルチャーというものではなくて、
エイジレスなものっていうふうに定義をどんどん拡大したというのが、
やっぱり彼の功績ということになるかと思います。
そうですね。
で、そのためにはまず時代の目撃者にならなきゃという、
そういう意思が終わりだったと思うんですけれども、
その時々の時代を象徴するような音楽に対して、
常にエイビンのアンテナを張り巡らせて、
特に彼、80年代、ビンビンだった、
一番過激だったと言われている頃の佐野さんは、
日本のメジャーシーンでもっとも早い時期に
ヒップホップ、ラップを表面から取り組んだ音を聞いたりとかして、
そのコンプリケーションシェイクダウンという曲があるんですが、
これ、1984年、まさに僕が高校生の時に出たんですが、
衝撃でしたね。
今の耳で聞いてみると、
ヒップホップとしてのその匂いとかっていうのが、
今、我々がヒップホップと呼んでいるものと同じだったかどうかっていうのは、
ちょっとまだ評価が分かれるところなんですが、
この曲を含むビジターズというアルバムは、
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彼が1983年から1年間ニューヨークに滞在して、
そこで見聞を広めて、それ以前からロックに対しての知識とか、
スキルっていうのは割りだったんですが、
その時代を生きる人間としての視点をうまく落とし込んで、
素晴らしいバランスで作ったアルバムですね。
今、ヒップホップの話ばっかりになっちゃったけど、
もちろんロックモールスピリットっていうのが根底にありますし、
あとはビートニックと言われているような、
ロックと文学、特に詩の部分ですね。
そういったものの融合に関して自覚的な人でもあるし、
NHKでずっとソングライターズという番組、
彼がクリエイターとしてやってたんで、
それでご覧になった方もいらっしゃると思いますけども、
本当に言葉と音楽の理想的な関係を模索するということに関して、
ずっとやっぱり先頭にいらっしゃる方なんですよね。
やっぱりこういった音楽的にすごいんだと話すると、
肝心の歌声はどうなんだってことになっちゃうんですけども、
やっぱりパフォーマーとして魅力的なんですよね。
こもった声質を最大限に生かした、
なんて言うんでしょうね、テレヤさんの暴走みたいな歌。
なるほど、テレヤさんの暴走。
彼の歌を聴くと、はにかみみたいなのと、
突き上げるような衝動が。
内に秘めた衝動というのが出てくる感じがありますね。
そうなんですよね。
外向的でもあるけど内向的でもあるっていうか、
どちらもあって、人間だと思うんだけど、
やっぱり棚本あるっていう人独特のバランスで立ってるなって思うんですが、
もちろんさっきも話しましたように、
美しいメロディーを作る方でもある同時に、
言葉に力があるんで、
彼の歌に励まされて、
何か自分がスポーツですとか、
入試ですとか、勝負事の前には佐野さんの音楽を聴いてあげる気持ちを
あがめるんだとかいろいろしたと思うんですが、
そういうときによく名前が挙がる、
約束の橋っていう曲がありますが、
聴いていただければなと思います。
歌っちゃいますね。
やっぱりロックンローラーであり、詩人でもあるという人ですよね。
吉松豪造さんという現代詩人の方がいて、
僕も去年一緒にイベントやってるんですが、
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彼のドキュメンタリーの映画で、
めまいバーティゴってあるんですが、
それに佐野さんの音楽を提供されてて、
そういったことでも県庁なんですが、
詩というものはポエムと呼ばれますね。
歌詞というものはリリックということで、
文弁につかさどるということで、
同じ詩という言葉なんだけども、
似て非なるものとされるんですが、
佐野さん側になっていることを見ると、
その二つの詩がシームレスに繋がるような、
もっと言えば二つと自在に行き着くような伸びやかさを感じますし、
ここができるのは彼の圧倒的なロックンロール的な強要ですね。
本当に彼の音楽を聴いていると、
肉体性と文学性ってどっちもあるから、
佐野元春なんだなって思う。
本当に重みを感じますし、
感じる度合いも、自分が歳を重ねていくと、
どんどん佐野さんってすごい人なんだってよく思いますよね。
そうですね。ぜひ今日、誕生日ということですから、
これを機に改めて、
佐野さんのレパートリーに耳を傾けてください。
ということで、この時間は松尾清のキャッチアップをお送りしました。