そうやって農家に泊めてもらうとやっぱりお客さんっぽくなくなって非常に農家の仕事の手伝いとかを一生懸命やるようになるんだと。
結果的にすごい農家の人と学生は仲良くなって別れるときにはずっと泣いて離れるのが寂しいみたいなことになってたりするっていうことのようですと。
なかなか泊めてくださいって交渉してこいっていう設定をしようと思ったりするのは、なかなか発想としてはしにくいというか、発想として出てきにくいものだなって思うんですね普通は。
でもこの鷹野さんはそういう発想とかが出てくるんですよね。
俺もねなんでこういう発想が出てくるんだろうなぁみたいなのを不思議に思いながら僕も読んでました。
そんなことをやりながら集落はどんどん元気になっていくと。
そもそも鷹野さんがこういう試作をやる際に考えていた根底の一つがちょっと面白くて、これもぜひ紹介したいなというところなんですけど。
ちょっと前に戻って、この文庫本の29ページにあります。
いろいろ試作を考えてやろうとしたときに、上司には全て事後報告だと。
倫理書は出しません。決裁書も書きません。これでよろしいでしょうかというふうに、市長に直談判してるんですよね。
そもそもその根底にある思いとしてはですね、ちょっと読んでみますね。
農家の暮らしも年々ひどくなっている。やってきたことが間違っていたんです。判断の誤りの連続だったわけです。だから何十年やってても改善できなかったんです。
それで長い間間違った判断を下してきた人たちに、倫理書を出してもう一回お伺いを立てるのはおかしいと思ったんです。
という説があります。どういうことかというと、高野さんが与えられたミッションというのは、
三小原地区というその集落を活性化しろということなんです。
なぜそうなったかというと、活性化してなかったからで、結構長い間農家の方は年間の報酬がすごい低い状態で何とかやってた。
そこを何とかしろって言われた時に、辞言報告にしますと。
倫理書も決裁書も書きませんよ。その根底はですね、今までやってきたことが間違いだったからひどいことになっていたと。
今までやってきたことをオッケーしてた人に申請したって間違った判断になるだろうみたいな。
今まで失敗してきた人に何で許可取りに行かなきゃいけないんだみたいなね。
至極真っ当ですよね。10年間失敗してきた組織とか城長の判断が11年目にピタッと新しくうまくなるってことは基本的にないなっていう
確率が高いので、だから許可も取りにいかねえぞというマインドだったみたいですね。これは非常に合理的というかね
今までうまくいってない人に何で許可取りに行かなきゃいけないんだって。まあそれはそうですよね。
まあその組織的にそれはそうかってわけではないと思うんですけど、こういう観点があるってすごい良いですよね。
会社としてもね、今までの施策失敗してきたら新しいのやらなきゃいけないって当たり前に思うんで、
それですよね。こういうふうに思える。まあこういう思いとまあ組織だからやっぱり城長の判子をもらわなきゃいけないっていう思いのせめぎ合いだと思うんですけど、
城長に判子をもらわなくていいというふうに割り切ってですね、もう事後報告で行くぞというのは非常に
いい決断というかね、なかなかできない決断ですけどすごい真っ当だなというふうに
思いました。そんなふうに活性化しているんですけど、農家さんの所得をねやっぱり上げていかなきゃいけないというのは課題としてはずっとありますと。
大学生が来たり移住者が増えたとして、移住者が農業をやったとしてもね、そこでの収入が上振れしないと全然
うまくいかないわけで、さてどうやってその所得を上げていこうかというふうに考えたときに、どうやら
みこはら地区のお米をなんとか、お米が名産というかね多くの農家がお米を作ってたので、なんとかみこはら米をね高い値段で取引できるようにしようと
いうふうに考えていたと。そもそもなんですけど、これも大事なことなんですけど、そもそも結構美味しいと評判のお米だったみたいですね。
お米で有名なのは新潟の魚沼さんのお米ですけど、そことも機嫌を取らない美味しさだという評価がそもそもあったと。
そもそもあったからうまくいったわけじゃないんですよね。そもそも評価があったこともちゃんと把握して
美味しくて評価されるはずのものだからここを強化しようというふうになったので、うまい米があればどこでもできるってことでもないと思うんですが、
そこらへんの調査とかね、何がその地域の強みだっていうのをちゃんとこう把握できている上で
ちょっと飛び道具っぽいことをやっているっていうのがいいなという感じですね。 みこはら米っていうのは、みこなんで神の子。
正直、深く読んでいくとそのみこさんじゃないっていうふうに書いてあるんですけど、そこらへんはいいでしょうみたいなことにも書いてありましたが、神、神っていう字が使ってあるんで、
それじゃあということでですね、いろんな著名人に送るんですけど、その中にローマ法王にも届けてみようみたいなことをやったと。
さすがにローマ法王が食べたら有名になるだろうみたいな発想なんですけど、その発想をですね、