00:01
スピーカー 1
機械に支配される系のSFを見ると、そこそこ興奮するんですよね、僕。
スピーカー 2
またおかしな話始まりまして。
スピーカー 1
いや、あのね、今回はもうガチで興奮してます。もうなんならこの収録やめて、マンガ読みに戻りたいくらいっすわ。
スピーカー 2
佐島とにわの【マンガ760】
スピーカー 1
忙しい社会人2人がワイワイマンガを語る【マンガ760】をお送りするのは、佐島とにわです。
【マンガ760】は、佐島とにわがいろんなマンガの魅力をふんわりワイワイお伝えするラジオです。
語りたいポイントのために必要な部分をバラすスタイルなので、大きなネタバレは基本ないんですけども、どうしても軽くネタバレをしてしまいます。
ネタバレ一切困るって人は、マンガを読んでからご視聴ください。
スピーカー 2
はい、コメント、チャンネル、ツイッターのフォローもよろしくお願いします。
スピーカー 1
今回はね、全10巻ある中で、まだ2巻しか読んでへんマンガをちょっとね、恥ずかしながら持ってまいりました。
【ブラム】です。
スピーカー 2
それは新たに買ったんですか?
あのね、アマゾンでタダで配ってて。
出た。
スピーカー 1
いや、これはマジで僕サボったとかじゃなくて、ほんまにおもろかったんで、ちょっともう急遽ネタを差し替えて持ってきました。
スピーカー 2
じゃあ、この後買うってことですね。
スピーカー 1
この後もう間違いなく買います。
嫁さんに相談してからね。
10巻やから。
スピーカー 2
まあ、いけるでしょ。
スピーカー 1
これね、ブラムっていうマンガがあらすじを言うと、無限に拡大していく都市構造物、建物ですわな。
都市構造物の中で、主人公のキリーがネット端末遺伝子っていうものを求めてひたすら探索を続けるっていうハードボイルドSFなんですよね。
で、この作品はネットフリックスのオリジナルアニメの映画かな?になってたり、あとまあ短編小説のアンソロジーかなんかが出てたりするぐらいで、僕はマンガを読まずに実はそのアニメと小説の方から入ったんですよね。
スピーカー 2
ちょっと言っていいですか?
はい。
何言ってるかさっぱりわかりません。
スピーカー 1
あのね、そこがまたいいんですよね。
これね、もう僕めちゃくちゃ中途半端な読み進め具合なんですけど、この何かわからなさにすごい興奮して、間違いなく脳細胞で感じるタイプのSF。心とかじゃなくてね。
スピーカー 2
脳細胞で感じるタイプ。
スピーカー 1
脳細胞で感じるタイプ。これはあの、わかりやすく言うと、なんかの考えるな感じろとかじゃなくて、感じるな考えろでもなくて、考えて感じろ系の興奮。
スピーカー 2
うわー、なんかちょっと怖くなってきたわー。
スピーカー 1
いやいやいや、全然何かに関与してるわけじゃないですからね、これは。
スピーカー 2
ヤバそう、ヤバそう。
スピーカー 1
これほんまにね、一体この久島お前は何をそんなに興奮してんねんと思われるかもしれないです。
僕もね、昨日の夜1巻2巻読んで、うわーってなったんですけど、ちょっとね、夜更かしして、その興奮、なんで俺こんな興奮してんだろうっていうのをね、ちょっと考えたんで、その共有をさせてください。
03:04
スピーカー 2
まあ一応聞いてみましょう。
スピーカー 1
はい、僕の自己分析ではね、まずブラムのストーリーテリング、物語の伝え方が変化球すぎてめっちゃ興奮するんですよ。
スピーカー 2
変化球?
スピーカー 1
変化球、さっき言いました、都市がどんどん拡大を続けて、勝手に自己増殖みたいなのを続けているとかって話したんですけど、これ1巻は特にそうなんですけど、この世界観の説明とか全くないんですよ。
えー。
だからそういう設定とかも後々になってわかるんですよね。
めちゃくちゃでかい建物の内装がバーン映されてるだけみたいな、なんなんこの空間みたいな、とこにいきなり放り込まれるんですよ。
スピーカー 2
主人公が。
スピーカー 1
主人公がというか僕らの読者が。
スピーカー 2
あー読者がね。
スピーカー 1
いきなり放り込まれて、キリーも最初から目的を持ってるんです。ネット端末遺伝子になるものを探しているんだと。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
言われるけど、え、何それみたいな。
スピーカー 2
いやもう何それ、意味わからん。
スピーカー 1
どこから始まると。
はい。
それが何かわかるまでもまあまあ時間かかるっていう。
スピーカー 2
それ読み続けられます?大丈夫?
スピーカー 1
あのね、1巻は乗り越えてほしい。
あの1巻はほんまにね、都市建造物の描き込みとかもすごいんですよ。
普通の建物じゃなくて、ちょっとやっぱ配線がめちゃくちゃ漏れてたりとか、ようわからん物体があったりとか、結構あるんですよ。
なんか知らんけど仏像っていうか宗教建造物っぽいものがあったりとか、ほんま謎が多いんですけど、その建造物の描き込みがすごすぎて、比較的主人公とかがちっちゃめに描かれるんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
スケールのでかいところで戦闘とかが行われるから。
スピーカー 2
はいはいはい。
建造物をしっかり描こうとしてるってことですね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
だから本人も、本人っていうか作者の二平努さんっていう人も先生も、むしろ建物の方が主人公みたいな言ってるぐらいらしいんですけど、
ただね、なんかね、主人公たちがどう動いてんのか最初全くわかんないんですよね。
うん。
なんかもう絵の背景の描き込みがすごすぎて全然集中できないっていう。
スピーカー 2
もうだってこの前半の話を聞いてるだけでも僕何の話か全くわかってないですね。
スピーカー 1
あのね、僕も正確に把握してるかと言われるとそうでもないと思う。
スピーカー 2
え、じゃあこれ何の話してる?
スピーカー 1
いやでもね、でもね、2巻ぐらいから、これ単行本ですけど、2巻ぐらいから徐々に世界の構造というかわかってくるんですよ。
はいはいはい。
こういう風にしてどんどん増殖を続けてんねんなとか。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、なんかこう、その都市構造みたいな建造物みたいなのがどう作られてるのか、誰が作ってんのかとか。
06:04
スピーカー 1
はいはい。
いろいろね、勢力もいるんですよ。
なんか人間とか全然違うやつとかいるんですけど、後でちょっと話すんですけど、
はい。
それがどんな争いをしてるのか、お互いどういう関係で何を思ってて、何を思っててか何を狙っててどういう争いをしてるのかっていうのがちょっとわかるようになってくる。
うーん。
で、その中でキリーが何をなさんとしているかっていうのが徐々にわかってくるんですけど、
うん。
それわかった時の、こうなんか一緒に探検してる感がもうめちゃくちゃ興奮した。
スピーカー 2
なんか興奮してるなーって思いましたよ。
スピーカー 1
興奮した、ほんまに。
スピーカー 2
この僕とのすごい温度差がすごい。
スピーカー 1
やばい、あれこんだけなんか話してて温度差感じたことあるかなってぐらい感じてますわ。
ちょっとね、二羽さんもうちょっと好奇心持った方がいいと思う。
スピーカー 2
いやいや、だってわからないって。
わからなすぎるって今回のさすがに。
スピーカー 1
この未知の何かに対して興奮するっていうことを覚えた方がいい、二羽さんは。
スピーカー 2
あの、未知というか意味不明今。
一緒に聞いてくれてる人も多分意味不明やと思う、呼んだことない人。
スピーカー 1
じゃあもうちょっと詳しく言いますわ。
スピーカー 2
それは頼ますわ、ちょっとね。
スピーカー 1
話をね。
人間ではない種族とか生命体とかがいるんですよ。
その都市建造物の中には。
はい。
で、都市建造物ってそもそもなんか外から建物見えるとかじゃなくて、もう惑星を飲み込んでいく勢いで増えてるから、もうずっと内装ばっかりなんですよね。
スピーカー 2
外に出れないんですか?
スピーカー 1
外に出れない。
のに、なんかもう先が見えないぐらいの空間があったりとか、意味わからんものが生産されてる場所があったりとか、っていうのがある場所なんですよね。
で、その中で、人間ではない種族っていうのがですね、まず第一にじゃないですけど、都市建造物を拡張し続けてるやつがいるんですけど。
ほう。
建設者って呼ばれてる、かつては建築マシーンだったものが、多分昔にネットが壊れるのかプログラミングが壊れるのかして、もうなんか暴走した感じ。
もうなんか目的とかを失ってただひたすら建設とりあえずし続けるみたいな存在になってしまったやつがいるんですよね。
うんうん。
で、多分きっと昔はちゃんと建物を作ってたんだろうけど、今はもうなんでその建物を作ってるのか、どういう計画があって作ってるのか、もうマジでわかんないんですよね。暴走してるから。
うん。
で、多分本人っていうか機械なんであれなんですけど、建設者自身も何を目的にそういうことをしてるのかっていうのが、多分ない。機械だから。
09:07
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
もうなんかもうわけわからん感じが、もうなんかめっちゃ可愛いっていう。
スピーカー 2
可愛い?
スピーカー 1
そのなんか、毛投げじゃないですか。
ウォーリーみたいな感じ。わかる?ウォーリー映画のディズニーの、ディズニーやったっけな。ピクサーやったかな。
地球に取り残されて、ずっと地球のゴミを処理し続ける機械みたいな。
スピーカー 2
あーなんかあった。
スピーカー 1
いたじゃないですか。人間に作られて、人間はもう地球をもう住めないつってどっか出て行っちゃうんですけど、そのウォーリーだけが取り残されて、一人でずっとゴミを処理し続けてるんですよね。四角く固めてどっか置いてみたいな。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
ウォーリーでも可愛いと思うでしょ。毛投げやな。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
可哀そうやな。なんか愛おしいなって。
スピーカー 2
うーん。
スピーカー 1
だからピクサーの映画になったわけですからね。
スピーカー 2
うーん。はい。
スピーカー 1
それと一緒。建設者がなんかいい。
スピーカー 2
じゃあとりあえずはい。はい。はい。
スピーカー 1
なんかあんま分かってもらえてへん気するけどな。まあまあまあ。これは一個置いときましょう。そういうやつがいると。
はい。
あとひとつ、都市構造の中に住んでる人間っていうのがいるんですけど。
はい。
そいつらを、その人間を不法居住者として排除する人たち、人たちっていうか存在があるんですけど、セーフガードって呼ばれる。
これもなんかプログラム的な?ターミネーターのスカイネット的な?
スピーカー 2
機械なんですか?
スピーカー 1
機械に自分、自分というかセーフガードのプログラムをダウンロードして人間を襲わせるみたいな感じ。
うーん。
デジタル上の存在、たぶん本来は。
はいはいはい。
でもこいつらの殺しにかかってき方がまじで容赦ないっていう。
かつてはたぶんその人間が、建設者とかが暴走する前は、おそらくそのほんまになんていうの、いわゆるハッカーとかチーターとかを排除する人たちだったんだと思うんですね。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
だからまあいいもんなんですよ、本来は。
いいもんなんですけど、なんかプログラムが暴走した結果、なんか人間に牙を剥くようになったみたいな。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
で、もうほんまにまじ警告とかなしに平気でバンバン殺してくるんで、めっちゃ怖いんですよ。
しかもその当初の人間たちを守るっていう、セーフガードやから安全を守るみたいな目的のはずやのに、何を守ってるのか全然わからんみたいなのがあって。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
もう今となっては、何考えてるか全くわからへん。きもい、とにかく。
スピーカー 2
こんなきもいんすか。
スピーカー 1
悪役としてなんかめっちゃきもい。
スピーカー 2
なんとなくね、ちょっとイメージがちょっとずつ。
12:03
スピーカー 1
ついてきました、ついてきました。探索してる感じになってきました。
スピーカー 2
ハリウッドSFっぽい。
スピーカー 1
あーそうですね、ちょっと海外のSF小説とかで出てきそうな。
スピーカー 2
未来でAIが暴走してみたいな。
スピーカー 1
マトリックスとかターミネーターとかであるような感じ。
感じですわ。
スピーカー 2
なんとなく、はいはい。
スピーカー 1
ほんで、あともう一個統治局っていうのがあって、
これ僕もまだちょっとはっきりわかってないんですけど、
人間を一応監視したり守ってくれたりしてんのかなみたいな、統治局っていう集団。
これもなんかプログラミングみたいなやつなんですけど、
この世界の管理を任されてる存在みたいなのがいるんですね。
はいはい。
これも多分プログラムで。
なんかね、管理を任されてるはずやのに一切管理できてないんですよね。
建設者暴走してるし、セーフガードもなんか人殺してるし、
そもそもなんか世界破綻してるしみたいな。
全然管理できひんっぽいんですけど、
でも何かしらのお考えがあって、キリーをたまに助けてくれたりするんですよ。
スピーカー 2
助けてくれるんですね。
スピーカー 1
そうそう。
そのネット端末遺伝子を探しに行けと。
ちょっと手助けしてくれるみたいなところが。
スピーカー 2
ネット端末遺伝子って何なんですか、結局。
スピーカー 1
これがね、めちゃくちゃ謎なんですけど、
ちょっとネタバレになるのかもしれないですけど、
この世界の統治局だったりセーフガードだったりっていうのを、
つかさどっていうか大元の仮想現実みたいな、
デジタル上の世界にアクセスできる遺伝子を持ってる人間なんですけど、
昔はこの世界に生まれてきたらネット端末遺伝子っていうのを持って、
ネットにアクセスしてたっぽいんですよ。
ネットにアクセスできるっていうのが一つの市民権というか権利だったんですけど、
ネットに人間がアクセスなぜかできなくなって、
なった結果なのか、
暴走した結果アクセスできなくなったのかわかんないんですけど、
ネット上が暴走し始めて、
やたらと世界が広がっていって、
人間もどんどん殺されていって、
ネット端末遺伝子を持ってる人もほぼいなくなってっていう、
今その暴走を止めようにも、
そもそもアクセスする権利がない人たちばっかりなんですよね。
スピーカー 2
わからん、何の話してんのかわからん。
スピーカー 1
いやもうね、これマジで興奮するこの設定。
やばいな。
機械に支配されてるというだけでもだいぶわーってなるけど、
15:04
スピーカー 1
もうそこにアクセスするために、
ハッカーが必要とかじゃなくて、
その端末遺伝子がいるっていう設定がもうめちゃくちゃいいんですよね。
スピーカー 2
いやー今回のマジでわかってないな。
いつもね。
スピーカー 1
ほんまにね、あれだったらAmazonで1巻2巻落としてほしいちょっと。
スピーカー 2
あったかな?
一応僕昨日Amazonのやつ無料で見たやけどね。
マジか。
見当たらんかったな。ちょっと見てみるか。
スピーカー 1
2巻の最後ぐらいでようやくね、ちょっとわかってくるんですよ。
あ、そういう感じなんやみたいな。
わかってきて、それのわかった時の興奮がすごい。
あ、そういう世界かーみたいな。
じゃあとりあえず1回読むか。
なんかあんまり乗り気じゃないな。
多分一番熱入ってるぐらいですよ、僕今。タイムリーに。
スピーカー 2
すごい温度差があるからな。
スピーカー 1
あーなるほどね。ちょっと二羽さん、もうちょっと考えて感じてほしいですね。
スピーカー 2
ヤバいわ、こわ。
スピーカー 1
このね、なんか読めば読むほど脳みそから変な汁出てくる感じ。
え?
あーわからんわからんけどなんかいいみたいな。
え?
意味わからん設定ね。褒めてますよ。意味わからん設定がバンバン出てくる感じがね。
ちょっと愚問かもしんないですけど二羽さんも興奮してきたでしょ。
スピーカー 2
してるわけないやろ。もうね、聞いてるだけでさじまさんの性癖がめちゃくちゃ困ってきました。
スピーカー 1
そうか。性癖ってことはこれは興奮するし知的好奇心ってやつですよ、これは。
スピーカー 2
いやーわかってないなー。
スピーカー 1
漫画読むよりもまず一回netflixに上がってるアニメ映画見た方がいいかもしんない。そっちはわかりやすい。
漫画でわかりづらいって言われてた設定とか話とかをちょっとこう何個かの話をまとめてちゃんと映画仕立てにしたというかやつなんで、こっちは結構わかりやすいかも。
スピーカー 2
まあまあじゃあ一回見てみましょうか。
スピーカー 1
ちょっとねこれはマジでお願いしますわ。
スピーカー 2
はいわかりました。
スピーカー 1
いつになく小説もねいいんですよ。
へえ。
小説の方も小説の方でわけわかんないですけどね。
スピーカー 2
まあまあまあ一回じゃあ見てみてって感じにしますわ。
スピーカー 1
ちょっとなんかあれやな。今回はあんまりねちょっと伝わらへんかったな。
俺が悪いわけじゃないと思うねんな。どうなんやろ。
スピーカー 2
間接的に僕が悪いっていうのはやめてください。
スピーカー 1
俺か?入ってくださいネットフリックス。
スピーカー 2
はいわかりました。
スピーカー 1
まあ漫画760は来週水曜日18時にスポーティファイブポッドキャストで公開されています。
18:03
スピーカー 2
好きな漫画語って欲しいポイントなどあれば何でもコメントでください。
スピーカー 1
ではまた来週。バイバイ。
スピーカー 2
バイバイ。