はじめに:まちほくラボの八枚おろし
FM八ヶ岳 まちほくラボの八枚おろし
この番組は、自然豊かな高原エリアで、「つながる」が合言葉。 政治・自然環境・福祉・文化芸術
子どもの育成など、それぞれの分野の人たちが集代わりで登場し、自由に未来語りをします。 この番組は
こぶきさわのまちほくラボ株式会社の提供でお送りします。
皆さま、こんにちは。FM八ヶ岳リスナーの皆さま、まちほくラボの八枚おろし4週目のパーソナリティ担当は、森のピクロ幼稚園代表の中島久美子と申します。よろしくお願いします。
第4週の月曜日は、幼児教育や子育てについてお話ししたいと思います。
今日も前半は、現在のピクロの様子で、後半に驚いちゃったことなどをお伝えできたらと思います。
卒園式のエピソード:青井ちゃんの言葉
私は19年前、いやもう20年でした。この4月から20年目に入りまして、20年前に北都市の津玉町の津金という場所で、森のピクロ幼稚園を立ち上げさせていただいて、野外で新地で待つ保育ということをしております。
いつも言うことなんですが、やりたい放題というわけではございません。自由と自分勝手とは違うなと思っています。
3月に卒園式が終わって、10名の子どもたちが卒園していっちゃいました。
卒園式のときに卒園証書をもらいまして、会場にいらっしゃるご両親のところに証書を持って行き、何か一言言って証書を渡すということを毎年しているんですね。
その前日にリハーサルをやって、そのときに年長の青井ちゃんという女の子が、リハーサルですから保護者の方がいらっしゃらないので、保育スタッフが保護者の代わりになって、いいよ私に証書をちょうだいねって散歩してたんですね。
そしたら青井ちゃんと女の子が、んーって言って首をんーって横にかしげて、渡さなかったというか渡せなかったというか、そういうことがありまして、本番大丈夫かなとか思うじゃないですか。
そしたらその子を本番にちゃんと渡して、そのときに青井ちゃん、青を産んでくれてありがとうって言ったんですよ、お母さんに。
お母さんはその言葉を知らなかったので、息が詰まっちゃったというか、当然泣いてしまってびっくりしたというか、そんなことがありました。
リハーサルのときに言わなかったじゃないですか。あれはなんで言わなかったのって言ったら、青はその子がね、青は同じときに言いたかったって言って、言うことと気持ちが同じがいいのって言ったんですよね。
保育スタッフに産んでくれてありがとうとか言えないじゃないですか。違うことなので。それを彼女はリハーサルだから何か言えばいいのねっていう感じではなくて、本当に現実を生きているので、今は言えないなというかちょっと違うなって思ったと思うんですよね。
その違和感みたいな感じが、私もしかしたら一生すごく大事なんじゃないかなと思っていて、そこで立ち止まれたり考えたり、そうやってできる環境を私は作っていると思っているんですけど、そんなことがあったんですよね。
リハーサルって、何か数年前から思っているんですけど、リハーサルって嘘なんだよなと思って。リハーサル大事なんですけど、何か嘘をつかせているような感じがして、リハーサルのときに環境を待って泣いちゃう男の子とかもいたんですよね、前に。
これはリハーサルってやっていいのかなって、ちょっと追い目みたいなのもありながら、やっぱり今年もこういうことがあり、極力リハーサルとか練習とかピンポイントで少なめにやった方が子どもたちのためにはいいんじゃないかな、嘘をついていない人たちのためにはいいんじゃないかなって思いました。
入園式と中学生からの手紙
あと、4月にはまたちっちゃいさんがたくさん入ってきてくれまして、入園式を行いました。
なんと20回目、びっくりして、こんなに長く一つの仕事をしたことがございませんという感じで、20回目でした。
そのときにスタッフをされているお母さんが家で、明日ピックロの入園式なのよねって言ったら、そのうちの子どもさんが中学生なんですけど、
そうなんだ、じゃあ僕手紙を書くよって言って、手紙を書いてくれたんですよ。
それをスタッフの人が入園式のときに読んでくださったんですけど、その手紙がね、またこれが私は感動してしまいまして、
僕は学校で気持ちの話はできなかったっていう、気持ちの話をすると、あんまり受け入れられなかったみたいなことが書いてあって、
でも僕は気持ちの話は大事なことだと思っている。
ピックロではね、気持ちの話、どんな気持ち、どうだった、どんな気持ちだったみたいなことをずっと3年間やっていると私も思っていて、
彼がね、それができるところは貴重なところだから感謝した方がいいですよっていう、入園する人に対してそういう手紙を書いてくれたんですよね。
中学生、その学校とかに行って気持ちの話をして、え、変なのとか、もし言われたときに、あ、自分はダメなんだとか、そういう話は違うんだとか、
それと自己否定っていうのかな、自分がやったことが違ったんだ、じゃあこれはダメなんだっていうふうにはならずにね、その子は。
これは大事なことだから言わなかったとは思うんですよ、その後はね。
でもこれは大事なことなんだってずっと思っていたのかなと思って、小学校ずっといる間。
中学生になってこうやってアウトプットできるっていうか、そのお母さんがその手紙を読んでくれました。
いろんな人が卒園していきますけど、そういうふうに思ってくれてる人がいることは本当に嬉しいなと思ってありがたいなって思いました。
子どもはすごい:中島生きてない?
ここで1曲お送りしたいと思います。
小袋さんの桜という曲、すごい大好きな曲で待ってたんですけど、そしたら火を逃して、もう桜が散ってしまって。
でもこの曲おかけしたいと思います。
はい、ありがとうございました。
それでは今回も子どもを理解すると子どもはすごいですよ、甘く見ないでくださいねっていうお話をします。
ごめんなさいね、前回の続きになっちゃって大変申し訳ないんですけど、前回から前々回からずっと続いてますけれども、
前回の経話、2月23日のFM八ヶ岳のアーカイブスのホームページから聞けますので、もし気になる方がいらっしゃったらそこで聞いていただければと思います。
前回は子どもたちに中島中島生きてないって言われた話をしました。
これ2歳児に言われて、年長さんに言ったら年長さん4人がみんな、ああそのことねって笑ったっていうね。
そんなショッキングな出来事、ショッキング?彼らの愛なんですけど、そういうことがありまして、中島中島生きてないってどういうことですかって具体的な話を前回しました。
その最後に青井ちゃんっていう女の子が、ところで先生は神様は見えてるの?って聞かれて、は?と思って。
えっと、何のことですか?みたいな話じゃないですか。そういう人いるんですか?私にとっては何のこと言ってるのかな?と思って。
子どもは大体見えてるらしいんですよ。だからあえて見えるとか見えないとかいう話はしない。
普通に見えてる。でも私はごめんね。よく分かんないけど全然見えるとか見えないとか全然分かんないって言ったの。
そしたら青井さんっていう子が、中島が中島生きてないっていうのは分かった。中島が自分の心を見えてないからだってまた分析してくれたんですよ。
子どもたちはみんな私が、今幸せなんですけど、より幸せに生きていくためにはどうしたらいいかなってずっと考えてくれてる存在なんですよね。
それはもう20年間で分かったことなんですけど。中島は心が見えた方がいいの?みたいなことを言ってくれて。
青井ちゃんからの「幸せになるためのマニュアル」
次の日、冊子を作ってきてくれる。今手元にあるんですけどお見せできないのが残念なのですが、
コピー用紙を半分に折ってホチキスでカカカカッと止めて、ホチキスも何箇所も止めてくれて、本?冊子?みたいなのを作ってくれてるんですよ。
これに中島先生絵とか書いてあって、幼児ですからまだ字書けるんですか?ぐらいの感じの子どもたちじゃないですか。
自分で教えてないと思うんですけど、お家で教えてないと思うんです。私は教えてない。
そんな状況のすごい頑張って書いた字が何ページにも渡って書いてあるんですよね。
彼女たちは私が教育者だからみたいなことを言ったんですね。子どもと一緒にいる人だから、いろいろ心が見えたり神様が見えたりした方がいいっていうことらしいんですけど、
それにはどうしたらいいかって、もう真剣に真剣に考えて、1項目から6項目まで、
なぜ中島は心が見えないかっていう原因?原因みたいなのを書いてくれたんですよ。
なぜ心が見えないかはまず。①体を治す。
これは前回も言いましたが、肋骨の中の大きな腫瘍、寮生腫瘍を摘出して、ちょっと体弱ってたんですよね、この頃。
だからまず体を治す。②考える。
これはね、私はあんまり考えてないそうなんですよ。
うーん、そっか、考えてないのかと思って。
だいたい子どもが言うことはあっていると私は思っているので、考えてるつもりが多分考えてないのかな。
③好きなことをする。
好きなことをするって書いてあるんですよね。
うーん、好きなことか、やりたほうがやってるような気もするんだけどなって思いましたが、
多分こっちが合ってる。好きなことをする。
④月に叶うって書いてあるんですよね。
多分願うだと思うんです。月に願う。
この頃はわかんないんですけど、多分違うと思うんですけど、
ピッコルの土地を無償で貸してくださっていた津金の海岸寺のお嬢さんがお亡くなりになりまして、
それはその当時でね。
その時に子どもたちは月になったかな?みたいな話をしてたんですよ。
えっ、お嬢さん月になったんだ。
私今でも月を見るとお嬢さんかなって思ったりするんですけど、
それを含めてか含めてないかわかりませんが、④が月に願うって書いてありました。
⑤番がまたこれがすごいんですよ。神様を見つけるって書いてあるの。
神様見えないって言ってるじゃんって思ったら、その横に絵がセロテープで貼ってあるんですよ。
図解ですよ、絵付きで朝日とか夕日を見るとキラって光るものがあるでしょって。
それが神様なんて言ってね。
色鉛筆でね、オレンジとか黄色とか丸とかキラとか書いてあるんですよ。
それが神様。神様を見つける、見つけろってことですね。
そうか、朝日とか夕日とかキラかと思って、見えるような見えないような、よくわかんないんですけど、そんなこと。
その⑥番、それを繰り返すって書いてあるんですよね。
もうね、これマニュアルですよ、私の一生の。
心のこもったさ、すごい鏡文字みたいになっちゃって、そういう字で書いてくれた。
これいつも持ち歩いてるのボロボロになっちゃったんですけど、
そんなマニュアル本?私がより幸せになるマニュアル本かな?をくれました。
スタッフへの評価と「お父さんより神様の方がすごい」
これをくれた葵ちゃんが、これまたすごい嬉しそうなんですよ。
あのね、るんるんしてる感じで。
これやってよね、あなたダメだからって、そういう感じじゃないんですよ。
なんかね、なんなんだろうな、大人の私には理解できないかな、とっても嬉しそうで。
うーん、なんか希望?希望があるような顔をしてたんですよね。
でね、これ私だけじゃなくて、スタッフのことも書いてあるんですよ。
スタッフはね、結構たくさん、6人くらいかな、いたんですけど。
この呼び捨てね、ますみ、ますみさんという方いらっしゃる。
ますみ、あんまり見えない、とか書いてあって。
あゆみ、これはね、FMA使った時の番組を持っている小麦さんのことですけど。
あゆみ、少ししか見えてない、とか書いてあって。
で、まなみ、まなみさんといらっしゃる。
まなみ、見えると思っているけど見えてない、とか書いてあって。
で、くしまさんという人いて、くしま、見えてない、とか。
中島、スタッフの中で一番心が見えてない人、とか書いてあるんですよ。
これ、見えるのかな、感じるのかな、冗談かな、冗談じゃないと思ってます。
で、その一番最後に、お父さんより神様の方がすごい、って書いてある。
神様のすごいを比べるときに、お父さんを持ってくるってさ、
ちゃんと育っているというか、いい子に育っているというか、
お父さんより神様の方がすごいってさ、
可愛がられているもあるし、お父さんを尊敬しているもあるし、
そういうことなんだなと思って。
で、お父さんより神様の方がすごいって書いてありました。
宿題と交換日記
でね、この最終がずっと6ページくらい書いてあって、
いろいろ書いてあったんですけど、最後の2ページくらい、3ページくらいは白紙だったんですよ。
で、そしたら、あおいちゃんがね、
ここ空いてるでしょ、書いてないでしょ、とか言って。
明日までにここに心のことを書いてきて、とか言ってね。
宿題出されたの、私。え、心のことを書いてきて、どういうことを書くんですか、と思って。
でもさ、3ページくらい空いてるんですよ。で、わかりました、とか言って。
で、私もさ、家に帰って宿題やったんですよ。
で、何書こうかな、と思って。でも、私の思うままに書こうと思って。
で、私は心は見えません、とか書いた。
で、見えるようになりたいです、とか言って。
子供は神様が見えていいな、とか言って。
でね、いろいろ書いたんですよ。
で、あおいちゃん、これ書いた、明日。
あ、あの、昨日ね、家に帰って宿題、宿題じゃないな、宿題とかそういう変な単語じゃないですね。
心のことを書いてきましたよ、って言ったら、うん、わかった、とか言って。
で、全部ひらがねで書いたので、全部あおいちゃん読んで、で、持って帰ったんですよ。
で、これ、あ、提出だ、と思って。提出したんだわ、と思ったら。
で、次の日に返事を書いて、また返してくれたの。
これ交換日記なんですね、と思って。
で、その返事にはね、なんで中島先生に教えてあげるかは、中島先生の心が見えてないから。
で、またね、見えてない、見えてない、見えてないって。
で、これ愛なんですけど、もうこの野郎とか一生思うじゃないですかね。
でもこれ愛なんです、愛、愛。
で、心が見えてないからって、またね返信が来たんですよ。
でね、そうやって、何日間か、あの、彼女と交換日記をして、
まあ今何年生になってるかな、大きい子になってると思うんですけど、そんなことがありました。
箸を忘れることと「考える」こと
でですね、また、この冊子以降に、子どもたちがお弁当を食べるときに、
あおいちゃんと月ちゃんという女の子が、中島、箸持ってきた?って毎回毎回聞くんですよ。
で、うん、持ってきた。うん、持ってきた。
で、なんかね、月曜日とか、週始めとか忘れちゃうって時があって、
え、あの、あ、ごめん今日忘れちゃったって言うと、だからダメなのよってすごい怒るんですよ。
え、箸忘れることってダメですけど、そんなダメなことですかって思うじゃないですか。
で、ピッコリにもあるし、ちょっとお借りするっていうことがダメなのかなと思って。
で、あの、あ、でも子どもに箸持っておいてって言って、自分が忘れるからダメなのかなとか、いろいろ思うじゃないですか。
でもね、ものすごくね、箸忘れたってすごい、だからってすごい怖い顔で怒るんですよ。
で、それ、なんでって言ったら、この2番の考えるっていうのができてないって言うんですよ。
箸忘れるってことは考えるができてないんですって。
で、うーん、これ分かりますか。皆さんすぐ分かるの。
もうね、なんか、箸持ってきた。え、そんな大事なことなんですねって思ってて、自分なりの解釈としては箸持ってこない。
ということは、今日30個の命を預かる仕事をしてるのに、なんかそっちに気持ちが向いてないってことかなと思って。
もっとピッコリに行きますよ。命預かりますよ。子どもたち育てますよ。いい?
あの、ちゃんとね、あの、なんか向いてないことなのかな。箸忘れる。分かりません。
でも考えることができてないって言ってたから、その辺分かんないんですけど。
で、えっと、そんなことがございまして、今でも、あの、何年経ってるのかな。6年くらい経ってるのかな。
今でもお弁当に箸はちゃんと入れなきゃと思って。
それが、なんか私がピッコリを運営してる姿勢?
なんかこう、正しい姿勢って変なんですけど、こう、そういうことなのかなって思ったりしてます。
子どもたちの愛情と成長
いや、本当に子どもたちが、私のことを思ってくれてるんですよね。
まあ、これ私だけではなく、子どもたち幼児、小学生くらいまでずっとかな。
子どもたちは、あの、周りの大人、特にお母さんのことをずっとずっと思ってるので、
この一見、え、中島心は見えてないって、こう、あの、え、この野郎って思うようなことは、
実は全部愛なので、愛情なので、そうやって子どものことを見ると、たぶん見方が変わって、
子どもも嬉しいし、理解してくれる人がお母さんだったら本当に嬉しいし、
それで伸び伸びしていくんじゃないかなと、私は20年間ですね。
20年間、本当に真剣に子どもと向き合ってきて、えっと、思います。
エンディング
はい、それでは、2曲目を、えっと、天河原さんっていう人の、
星月夜という曲を、かけたいと思います。
はい、ありがとうございました。
ご意見、もしご感想あれば、FM安田畑のホームページにお願いします。
次回は5月の4週目の月曜日なので、5月25日で、11時から17時から、その週の土曜日の18時です。
あの、FM安田畑のアーカイブスのところで、新しくなりましたので、そこからも聞けますので、よろしくお願いします。
それではまた、ありがとうございました。
この番組は、小渕沢のマチホクラボ株式会社の提供でお送りしました。