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2023-04-28 09:10

「手をピンと伸ばしなさい」ではわからないよ

「手をピンと伸ばしない」「腰をしゃんと立てなさい」ではんからない子もたくさんいるよー
#毎日配信 #毎日配信継続中 #子育て #子育ての悩み
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リュースタイルのハッピーライフコーチング。この番組は、コーチのリュースタイルが全国のシニアを元気にするために配信している番組です。
今日はシニアというより、子供を育てる仕事なり、子供を育てる営みなどをされている方へ向けてのお話になるんですけど、
手をピンと伸ばしなさいと言っても、わからないんだよね、というようなお話です。
運動会のダンスの時とかにですね、子供の手をピンと伸ばしてほしい決めのポーズの場所というのがありますよね。
ここでパッと両手を両足を開いて、しっかりそこで胸を張って顔を上げてほしいみたいな。
ところが中には腕が曲がっていてだらっとしているように見えることがあるんですよね。
つい叱ってしまうことがあるんですよ。やる気がないように見えるんですよね。
もっとピンと伸ばしなさいというようなことを言っちゃうんですよね。
教師には、もうちょっとしっかりやる気を出してくれよというような気になるんですけれども、
ところがところがですね、子供が手をピンと伸ばすというのはどういうことなのかということを感覚としてわからない場合があるんですよね。
背筋をシャンとしなさいとかね、腰骨をピンと立てなさいとかよく言いませんか。
ところが言われた方ってシャンとするとかピンと伸ばすという感覚がないんですよ。
なぜそういうかというと、実は僕が教師の2年目か3年目の時に3年生の担任をしたんですよね。
その時に踊りの指導をしていたんですが、目の前の女の子が手が曲がっているんですよね。
ピンと伸ばす場面のところで。僕はその子にもうちょっと手をちゃんと伸ばしてごらんって言うんですよ。
ところがその女の子は困ったような顔をしているんですよね。
ピンと伸ばすんだよ、ピンと伸ばすんだよと言うんだけど、その子すごく困っていて。
それで手を取って肘を持ってあげて、そしてスーッと肘を動かして、ほらこれよと。
これがピンと伸ばすということなんよと言ったら、ああってわかった顔をしたんですね、その子が。
ああ今この子ってピンと腕を伸ばすということが今わかったんだとその時思ったんですね。
それから十数年たってプチ同窓会みたいなことをしたんですね。
焼き鳥屋にみんな集まって、みんなでお酒飲みながら3年生の時の話をいろいろしたんですよね。
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その子も来てて、その子が言ったんですよ、私に。
先生があの時手を持ってピンと伸ばしてくれて、私あの時初めてピンと伸ばすってこんなことなのかって私わかったんですよってその子覚えてたんですね。
もうすでにその頃には僕もいろんなことがわかってて、なんで感覚がないからピンと伸ばせなかったんだっていうことはもうその頃にはわかってたんですけど、
でも実際に僕がその子に指導したのは僕が教師になってまだ3年目ぐらいで、そういうこと何もわかってない時代で言葉でどんどん子どもたちに言ってたんですよ。
もっと真剣に走れとかね。
でも本当にその時にね、その子を叱らなくてよかったっていう、そのことだけは思いましたね、その同窓会の時に。
その子を叱ってたらね、今こうしてこの子とね、一緒に笑いながらお話できなかったわって思いました。
こういうことっていうのはいろんな場面でよくあって、
例えば子どもたちに絵を描く場面ですよね。
目の前に何か置いて、そしてそれを子どもたちは見ながら描くというような時にね、先生はもっとよく見て、もっとよく見て描いてって言うんですよ。
でもね、子どもってもっとよく見てっていう意味がわかんないんですよね。
先生が例えばみかん描いてる時に、このみかんってこんなにこうまんまるっていう一言言うだけで、
あ、まんまるじゃないや、でこぼこだわって子どもがこう気がついて、そうね、でこぼこしてるんだね、じゃあそのでこぼこみたいなの描いて。
で、他に何が見える、表面に何が見えるって言った時に、つぶつぶが見える、そう、じゃあそのつぶつぶ描いてみたいな感じで、
見る視点を与えていって初めて子どもが今まで見えなかったものが見えていくということになるんですよね。
でもそこに、ただもっとよく見て、もっとよく見てって言っても、何を見ていいかわかんない。
で、見れども見えずってよく言うんですけれども、まあこれは子どもだけじゃなくて大人だってそうですけれども、ちゃんと見てって言われてもわかんないですよね。
視点を与えられて色はどうとか、形のでこぼこさはどう、なめらかでこぼことか、そういうような視点があって初めてわかっていくっていうのがありますね。
なので子どもが何かわからずに困っていたら、言葉を分解して伝えてあげるっていうのはとても大切なことだと思いますね。
ついでに絵の話になったので、絵の子と言うんですけど、まあですね、幼児っていうのは、あれは絵を描いてるんじゃないんですよ。
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あれはですね、砂場で砂を、山を作るのと同じような遊びをしてるんですよね、線をぐるぐる描いて。
ところが幼稚園だとかでは、なんか立派な絵を描かせようとするんです。
作品を描かせようとするんですね。
子どもは紙と線描材を持って、ただぐるぐるぐるぐるそこで遊んでるだけ、それをしたいのに大人は絵を描かせようとしてしまう。
まだね、子どもって形なんてうまく見ることができないんですよね、小さい子にね。
それを無理やり立派なものを描かせようとした時にはね、子どもというのは非常に困っていく。
のびのびとした発達ということが非常にできにくくなっていきますよ、というようなこともあります。
ちょっと絵の話にそれたんですけれども、今日はね、子どもが何か困っていたら困っている内容について分解してお話ししてあげた方がいいですよ、
というようなお話で、だらっとしているように見える時も決してそれってやる気がないとかふざけているとか、そういうわけではないというようなことは往々にしてありますよ、というようなお話でした。
はい、全然死には関係なかったですけどね。
はい、なんでこの話をするかというと、僕は様々な見つけた知識とか、自分で考えたこととかいうのをね、スクラップボックスというデータベースにどんどん放り込んでいるんですよ。
これってフラットなやつで、全然関係性があるだけで、上下のレベルというのは全く関係なくて、何は何に属すなんていうことはなくてですね、
ただフラットな関係性で網の目のようになっているという、そういうようなものなんですけど、
今日それをずっとたぐっていくと、このメモに当たったんですね。
手をピンと伸ばす感覚がわからないという、そういうメモを僕が書いていて、
ああ、そうだったなぁと思ってですね、それをしばし読んでいたら、今日お話をしたくなりました。
こういうメモがね、ごちゃマンとあるんですよね、僕ね。
そういうようなね、ことも今後お話をしていければなというふうに思います。
さて、今日の夜22時からリオンさんとのコラボライブがあります。
今日はね、僕ビール解禁だということで、お祝いだからいいですよということなので、
ビールを2本ほど買い込んできてですね、プシューってやりたいと思いますので、
ぜひ皆さんたちもお時間のある方は、何かプシューってできる、そういう飲み物を持ってお集まりください。
とても楽しいライブになればいいなと思っています。
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それではまた何か始めたのりゅうスタイルでした。
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