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2023-09-27 08:44

日本が世界で1番古い国だという話


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昨日のことなんですけど、動画を見てたら、日本が世界で1番古い国だということが、知らなかったという若い人が結構いるということを聞いて、そうなんだなぁと思ったんですよ。
日本が世界で1番古い国だというのは、ギネスにもちゃんと載っているらしいですね。
これを聞くと、そんな馬鹿なことはないだろうって。だって、シュメール文明って1万6千年くらい前からあるとか言うし、中国だって4千年の歴史とか言うし、なんで日本が1番古い国なの?と思われるかもしれないんですけれども、日本が1番古いわけですよ。
こう言うと、また日本持ち上げっていうか、よくあるじゃないですか。日本って特別な素晴らしい国っていうようなの。困ったことがあっても暴動が起きないとか、サッカーの試合の後はサポーターの人たちがゴミを拾うとか、そういうのを拾い上げて世界が絶賛みたいな感じで、日本って素晴らしいみたいなのを一生懸命言ったりするメディアっていうのもあって、
それはそれでやっぱり嬉しい。嬉しいですよね。でも逆の見方としては、そんなのってそんな言われるほどのことじゃないし、当たり前っぽいしね、自分たちの感覚としては。それに何かね、ことさら自分たちの文化を持ち上げるっていうことへのちょっとした恥ずかしさ、そういうのを感じるじゃないですか。
なので、日本が一番古い国って言っても、いやほんとかよ、またそういう類のことさら道行っていうような類のものなんじゃないの?と思ってしまうんですけれども、これは紛れもない事実であってですね、それは日本の国が建国されて以来、一度も王朝が変更されたことがないということなんです。
実際の日本の国の建国がいつだったかっていうのは、なかなか今となってはわからないものなんですけれども、日本の聖史と言われている古事記日本書記で言えばですね、紀元前660年のジム天皇ですね、それをスタートとしてこの日本の国は始まっているわけですね。
ということで、2600年ぐらいの歴史があるんですけど、この古事記日本書記が本当に本当なのかと、一番最初の人代の薪が本当なのかということを差し引いてもですね、少なくとも600年代には聖徳太子が水戸天皇の摂政をしていた時代は間違いなく日本だったわけですよね。
なので、そこから数えたとしてもですね、日本は最古の国ですね。聖徳太子がいた時代600年代ですよ。607年とかね、そういうような時代。今、2023年なので、1400年ぐらい。1400年ぐらい、僕らの国っていうのは続いているわけです。
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世界中どこを探してもですね、1400年も続いている国ってないんですよ。イギリスがですね、900年ぐらいと言われてますね。あの、千何百年ぐらい建国されているので、それから数えると900年。
アメリカは200年ですね。中国は70年かそこらですかね、1949年建国なので。なので、それを考えていくとですね、日本という国は一度もできた後、王朝の肯定がないわけですね。
中国4000年の歴史って言いますけど、中国は、例えば漢の国が滅びたら、その後は今度完全にね、違う王朝が立つわけで、そのトップから何から全部変わるわけですね。なので、そこで断絶するんですよ。別の国になるんですよね。
また、秦の時代とか元の時代とかは、そもそもですね、民族自体が違うんですよ。なので、もうとにかく国がとっかえひっかえ変わってきているというような状況ですね。
なんで日本ってそんなに続いてきたのかというとですね、時の権力者が、どの時代の時の権力者も、皇族ですね、天皇家を大事なものとして敬っていたと。
いくら自分に権力があっても、この皇族を自分は取って変わろうと思ったことがないわけですね。誰もないわけです。取って変われば日本は終わりと。そしてその日本は終わりの中で暮らしている自分たちも終わりということが、よく分かっていたというようなことがあったのでしょうね。
なので、どの時代も織田信長であろうと、豊臣秀吉であろうと、徳川家康であろうとですね、一番力を持っていても天皇家に変わって政治をしようとしてこなかったがゆえに、一つの王朝がずっと続いているという、世界でも類を見ない、不思議ですよね。これを考えたら本当に不思議なんですけど、そういうような国なわけですね。
特に徳川時代なんて、徳川は絶対的に権力を持っていたにもかかわらず、天皇家が途切れそうだというので、新たに三宅を創設しているわけですよ。それが創設していたゆえに、後の時代にちゃんと繋がったというようなこともあって、新井白石の大功績だと言われているみたいですけどね。
そのようなことがあって、徳川家康でさえ、徳川幕府でさえ、天皇よりも取って変わろうと全くしなかったという、そういうような意味があってですね、日本というのは一つの王朝が続いた、一つの国が続いたというわけですね。
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これは若い方って結構知らない人が多いらしくて、というかやっぱり学校で教えないですよね、そういうような意味ではね。日本は一番古い国なんだよ、みたいな教え方はしないですよね。
むしろ天皇は日本の象徴であるという新憲法の方を教えがちで、大日本帝国憲法のような万世一継というような教え方というのは、戦後の日本の教育ではなされてきていないというのがあるので、教える先生たちですらそういう意識というのはきっとないかなというふうに思うんですけれども。
そういう意味でですね、ずっと一つの王朝がつながってきているという、これが昨日ちょっと話題になっていたんで、なるほどなと思いながら僕もね、ちょっと話してるんですけど。
だからこのことっていうのは、いわゆる女性天皇と女系天皇ということを考える際にも非常に大事な知識、前提条件になるわけですね。
女性天皇というのは、女性が天皇になることですよ。
女性が、過去何人もいらっしゃるんですよね。西明天皇とか郷玉天皇とかね、過去何人もいらっしゃるんですけど。
でもそれらの方というのは、子をなさないと、自分の子供を天皇にしないということで女性の天皇になられているんですよね。
もしその方が天皇が子をなして、そのなした子を天皇にしたら、それで女性天皇じゃなくて女系になってしまって、過去続いてきていた皇党というかね、その血のつながりがそこで切れてしまうわけですね。
なので今非常に問題になっている、次の天皇の後、次の話にしても、やっぱりこの女性天皇、女系天皇、そこの辺の論議を抜きには語れないし、そのバックにはずっと続いてきた最古の国だという、そういうような基礎知識というのもやっぱりいると僕は思うんですね。
そのような基本的なことを知識を持った上で、実際今行われている次の天皇のどうするかという問題を一緒に考えていくというのも大事なことかなというふうに思います。
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