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シニアアップデートチャンネル始まりました。パーソナリティは、ライフコーチ、Kindle作家でオンライン講師のリュウスタイル、
Apple Podcast、Spotify Podcast、StandFMをキーステーションに、シニアの皆さんが安心して60代を豊かに過ごせるように準備するための情報をお送りします。
突然ですけど、皆さん、最近何か新しく学んだという経験あります?
何でもいいですよ。仕事のマニュアルでもいいし、何か趣味でもいいし、僕なんかのAIをね、アンチグラビティとかやってて、え〜、みたいなことが昨日あったんですよね。
まあ、そういうとこね、読んだばかりの本のこととかでも全くかまわないんですけど、そこでね、ちょっと質問なんですけど、
その学んだ内容を今すぐ何も知らない人にゼロから説明できるかどうかという、そういう質問になりますね。
専門用語は一切使っちゃダメということで、小学生の子にも分かるように、そういうような言葉のレベルを落としてかいつまんで語り聞かせるようにね、
分からしてあげることができるかというようなことなんですけど、普通はなかなか難しいですよね。
今回はそれができればちゃんと分かっているよということの話なんですね。
僕が読書メモを昨日見てたら、こんな言葉が書いてあったんですよね。
ある概念を理解しているかどうかは入門講座ができるかどうかで分かるそうだとメモしてたんですね。
2023年のメモでした。
これはですね、リチャール・ファインマンさんという方の言葉というふうに紐づけて書いてたので、
確かですね、名著であるご冗談でしょ、ファインマンさんという、それを読んだときのメモと書かれてたんですけれども、
その本の中にその言葉があったかどうかというのは分からないんです。
どなたかの著書を読んでいてファインマンがこう言ってるというふうに言ったのかもしれないんですけど、ちょっと出典探したけど分からなかったんですけども、
要はですね、このある概念を理解しているかどうかは入門講座ができるかどうかで分かるそうだという、
この考え方のイメージ自体はそれでググってみると、あ、ファインマンさんねというような感じでずらっとファインマンが出てきます。
さて私たちっていうのは普段ですね、なんとなく本を読んだりニュースを見たりしているときに、
あ、なるほどね、分かった分かったって思うことってよくありますよね。
でもそれをいざ誰かに話そうとするとね、なんかモゴモゴとなってしまうんですよね。
あれ、なんだったっけ、あれだよみたいなね、そうやってごまかしてしまうみたいな。
いわゆる何々についてはみたいな、ちょっとした専門用語みたいなのを入れてごまかすみたいな。
それがですね、実は分かっていないというのと同じことだよということを言っているわけです。
なので今日はですね、このメモをきっかけに本当に理解するということはどういうことなのかとか、
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そしてどうすれば分かったつもりから脱出できるのかとか、その方法をいろいろ考えていきましょう。
キーワードはファインマンテクニックです。
世界でね、最も説明が上手だったと言われる天才物理学者リチャード・ファインマンさんの学習法です。
これを知ると、あなたの勉強法とかね、仕事での説明力とかが劇的に変わるかもしれません。
名前と知識の違い。
さてまずはこの話の主役、リチャード・ファインマンさんのことについて、最初に確かめておきたいと思います。
彼はね、アメリカの物理学者ですね。
ノーベル物理学賞を受賞していて、とんでもない天才で、量子力学を極め尽くした人みたいな感じで言われています。
彼は日本にも来てて、戦後に日本に来て旅館とかに泊まった時の様子が、
先ほど出たご冗談でしょ、ファインマンさんの中にも出てきます。
彼はですね、そんなすごい天才なんだけど、堅苦しい学者じゃないんですよ。
ユーモアの塊のような人だったそうです。
文語ですね、打楽器の文語、これをプロ並みに叩いたりとか、
ちょっと面白いのは金庫破りの得意を持っていたりとかね、面白いこと非常に好きだった方なんですよね。
剣を振った態度は大嫌いで、非常に愛すべきキャラクターでした。
この点、愛したいも似てますよね。
彼はですね、こう呼ばれていました。
偉大になる説明者。
どんなに複雑な物理学の理論でも、彼はシンプルに説明できたそうです。
なので学生たちは彼の講義に熱狂したんだそうですね。
なんで彼はそんなに説明が上手かったのか。
それは彼が知識というものを独特の視点で捉えていたからだそうです。
これについては一つ有名なエピソードがあるんですけども、ちょっと紹介しますね。
ファインマンさんがね、まだ子供だった頃の話。
彼はお父さんと一緒に森を散歩していました。
お父さんもですね、非常に物事の本質を見抜く人だったらしいですね。
ファインマンさん、森の中で一羽の鳥を見つけます。
近所の子供がやってきてファインマンに聞いたんですね。
あの鳥の名前知ってる?って聞いたんです。
ファインマンは答えたんですね。
いや、知らないよ。
するとその子供は勝ち怒ったように言いました。
あれはね、茶色つぐみだよ。
なんだ、君のお父さんは何も教えてくれないんだねと。
そういうふうに言ってですね、茶化したんだそうです。
でもね、全然違ってて、お父さんは実はね、ファインマンさんにこう教えていたんですね。
いいか、リチャード、あの鳥を見てごらん。
人間はね、あの鳥をいろんな名前で呼ぶよ。
英語ではブラウンスローテッドスラッシュ、ドイツ語ではハルツェンフリューゲル、中国ではチュンロンタ。
お父さんはね、続けました。
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でもね、リチャード、その名前を全部覚えたにしても、君はあの鳥について何一つ知ったことにはならないんだよ。
ここがね、今日の最初のポイントなんですけど。
名前を知っていることということは知識ではないということです。
それはただ、人間がそれをどう呼んでいるかを知っているだけなんですよね。
鳥そのもののことは何もわかっていないわけです。
さて、お父さんは続けて言います。
ああ、名前なんてね、どうでもいい。あの鳥が何をしているかよく観察するんだよ、と。
ファインマンはね、通りを見ました。
すると鳥はくちばしで羽をつついていたそうです。
なんで羽をつつくんだろう。
あ、羽についた虫を食べているのかもしれない。
じゃあ虫がいるということはそこには栄養があるのかな。
こうやってね、観察して考えて初めて鳥を知ることができるわけですね。
でも私たちはよく勘違いします。
難しいカタカナ語を覚えると、やっぱり頭が良くなった気がしますよね。
ああ、それは認知バイアスだね、とかね。
ああ、PDCAサイクルがよく回っているね、とかね。
そういう用語を口にした瞬間ですね。
私たちは何か自分が偉くなったような気がする反面ですね。
思考を停止させてしまいませんか。
名前を知っているだけでね、これについては自分はもう分かっていると。
それについてさらに考えようとせずに、もう思考を停止させて分かったようになってしまうと。
ファインマンさんはですね、これを徹底的に避けたそうです。
彼はいつもですね、辞党していたんだそうですね。
その言葉を使わずに、それが何か説明できるかと。
その鳥の名前を知らなくても、その鳥の行動を説明できるかということですね。
これが入門講座ができないなら、理解をしていないという言葉の真意だということですね。
言語用語というのは、物事へのラベルみたいなものなんですけど、
でもそのラベルを剥がしたときに、そこにあなたの本当の理解というものがちゃんと残っているかどうかという。
そういうことだからです。
ファインマンテクニック。
ではどうすればファインマンのように本当の理解を手に入れられるのかということです。
ここで登場するのがファインマンテクニックです。
これは非常にシンプル。
でもとても効果的だそうですよ。
4つのステップがあって、順を追って説明をしていくんですけど、まずはステップ1。
それは紙の一番上にテーマを書くということです。これだけですね。
学びたいこと、理解したいことのタイトルをまず書くんです。
例えばね、ブラックホールとか、円安とか、会社の新しいプロジェクトの名前なんかでもいいですよね。
なのでまず紙を用意してください。
次にステップ2です。
ここがね、確信なんですけど、誰かに教えるつもりで説明を書き出すということです。
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ただね、ルールがあるんですよね。
相手は専門家じゃなくて、12歳の子供と思って書いてくださいということです。
なので専門用語は禁止なんです。
難しい言い回しも禁止です。
なぜならとか、例えばとかいう言葉を使って、なるべく簡単な言葉で説明文を書いていくわけです。
でね、やってみるとわかりますけど、めちゃくちゃ難しいですよ、これ。
例えばね、円安を説明するとしたときに、
あー、円安って為替レートが変動して円の価値が相対的に下落することだよーなんて書いたらもうこれアウトですね。
為替レートってなーにとか、相対的にってどういうこととかね。
12歳の子供だったらきっとそう聞くわけです。
だから言い換えないといけないわけですね。
日本の100円玉の力が弱くなっちゃうことなんだよーとかね。
それってどういうこと?
前は100円で買えたチョコレートが、今は150円出さないと買えないんだよーみたいなね。
だから海外旅行に行くと、昔に比べてお金がたくさんかかるようになるんだよーみたいな。
そういう風にしてね、噛み砕いていくわけですね。
そうやっていくと気づくわけです。
あれね、そういえばなんで円の力が弱くなるんだろうとかね。
金利がどうとか聞いたけど詳しく知らないなーとかね。
そこで手が止まるじゃないですか。
ペンが止まっていくわけですね、書くペンね。
そこなんですよね。そこが今度はステップ3になっていくんです。
ステップ3、詰まったところを学び直す。
説明していて言葉に詰まった場所って、あやふやな言葉で誤魔化そうとした場所とかね。
それがね、今の私の理解の穴みたいなもんですね。
つまり分かったつもりになっていた部分ということになりますよね。
ここが見つかったらね、あ、ダメだーじゃなくてチャンスなんですね。
で、教科書に戻るわけですね。またGoogleで検索してもいいし、資料を読み返してもいいしね。
そして、ああ、なるほど、なるほど、そういうことかと納得できるまでね、調べるわけです。
で、穴が詰まったらもう一度説明文を書き直す。
もちろんね、子供でもわかるように書き直すわけですね。
そうして最後ステップ4になります。
簡潔にまとめ、例え話を作る。
専門用語を使わずにしっかりとした理屈で解説文をね、書くことができたとします。
でもね、まだ文章が長いかもしれないとかね。
もっとわかりやすくできないかとか、もっと直感的に伝えられないかとか、そういうふうな振り返りをやってみるんです。
で、ここで例え話の出番となります。
これがね、ファインマンは抜群に上手だったんですよね。
目に見えない元気の動きをね、水の流れに例えたりとか、複雑な原始の動きをね、ダンスに例えたりとか。
そうやって自分の身近なものに置き換えてみるんです。
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これら一連のステップがファインマンテクニックと呼ばれるもので、この最後のステップ4、他のものに置き換えてみるということができて初めて完成をするということですね。
このプロセスの特徴的なところは、結果わかっているということよりもその過程が大事ということですね。
うまく説明しようと必死に考える時間がありましたよね。
わからないところを見つけて悔しがる時間があったし、でもその時間こそが脳にね、深い記憶を刻み込むわけですね。
なので、ただ本を読んでふむふむと頷いているときとは脳の使い方が全く違うわけです。
実践と応用
ここまでですね、ファインマンテクニックの4つのステップを見てきました。
1つ目はテーマを書く。子供に教えるつもりで書く。詰まったらそこを学び直す。で、学びの穴が埋まったら、例え話で磨き上げるということですね。
そういうことをやっていくといいよということはわかったけれども、実際にやるのは大変そうだなと、そう思うかもしれないですね。
わかりますわかります。今から紙とペンを出してね、書き出すのって、それは大きくですよね。
でもね、全部を完璧にやる必要はないんです。
日常のね、ちょっとした場面でこのテクニックのエッセンスを使ってみようと思うだけでいいって言われてますよ。
例えばね、仕事の場面で考えてみると、上司から新しい指示を受けたとしますね。来週までにこの資料の叩き台作っておいてとか。
その時、ただわかりましたっていうのだったらこれまでとかあまり変わらないんですけど、頭の中とかね、小さな声で自分に問いかけてみるんです。
エッセンスですね。つまりこれは一言で言うと何する仕事だと。
GTVとかではこれは何かっていうようなステップがありますけれども、そんなもんですよね。
そして新人の後輩にその指示を伝えて頼むとしたら、どう説明したらいいのかということですね。
これ理解できてないとできませんよね。その時に何か資料を作る仕事だしか言えないなら、それは指示を理解していない可能性が高いということですよね。
叩き台作ってっていう叩き台ってどの程度の完成度なんだとかね。
誰に向けた資料を作るんだとかね。全然それがわかってないわけですよね。
そういうステップがあるおかげで、その場で上司に聞き返せますね。
確認ですけど、この資料って部長に見せるためですか、それともチーム内の検討用ですかみたいな。
ファインマンテクニックの手工法を持っていたら、自分が何をわかっていないかに瞬時に気づけるようになるということです。
今みたいなことをやっているとね。これがね、やっぱり最大のメリットだと言われています。
またこんな使い方もできますね。一人ごと説明会ですね。
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私がよく車の中でこれをやるんですよね。シートにPCMレコーダーをオンにして、ずっとしゃべりまくるんですよ、いろいろね。
今日ね、面白いニュースがあったんだとかね。
今日ね、量子コンピューターについての話を聞いたんだよとかね。
で、それはね、こういうことでとか言い始めるんですよね。
そうするとね、あれなんだっけみたいなことってやっぱり出てくるんですよね、そういうのね。
で、そうやって言葉に詰まった時ですね、あれ、後でまたね、調べてみようみたいにして、実際に調べたりするわけですよね。
この知りたいっていう感情こそがですね、最強の学習エンジンになっていくわけです。
これはね、テストのための暗記とはもう次元が違いますよね。
自分の言葉で説明できない、ああもう説明できなかったという悔しさっていうのが、これがもう知識の欲求に変わっていくわけなんで。
なんでね、ファインマン自身もそうやって物理を楽しんでいたそうです。
彼はね、ノーベル賞を取った後も物理学のね、基礎的な講義を一年生向けに行うことに情熱を注いだんですね。
そうですね。なぜならね、学生に教えることで、彼自身もまた物理学の本質を再発見していたからだと言われています。
教えることは学ぶことだというこの言葉、使い古された表現かもしれません。
私自身も元教師だったので、非常によくこれ分かります。
でもね、ファインマンテクニックを通してみるとね、また非常に違った重みを感じるんですよね。
教える相手は目の前の誰かじゃなくてもよくて、未来の自分でもよくて、架空の子でもよくて、そういう対象に説明したいなという意思というものがあれば、私の理解というのはね、ぐんぐん深まっていってくれます。
はい、ということで、今日は分かったつもりを脱出する最強の学習法ということで、ファインマンテクニックについてお話ししました。
ポイントをもう一度おさらいすると、一つ名前を知っていることと理解していることとは違うよ、専門用語というのはただのラベルであって、それに満足しちゃいけませんよということですね。
二つ目、理解度を測るためのバルメーターって入門講座ができるかどうかだよということですね。
専門知識がない人とかね、子供相手に説明できるのかと、これを実際に試してみたらいいと思います。
三つ目は説明に詰まったら、そこが伸びしろだよということですね。
さっきは理解の穴と言いましたけれども、伸びしろとも言えますよね。
そこを学び直すことで本物の知識が身についていきます。
はい、ということで、ぜひ試してみてほしいんですよね。
例えばね、このポッドキャスト聞き終わったら、友達とかね、芸能人とかに聞いてみてください。
ファインマンテクニックって知ってるっていうね、実はねということでね、語り始めてください。
そうしたらですね、説明できたらもう今日のこの学習法をマスターしているということですね。
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うまく説明できないよということだったら、そこはおめでとうございますと、伸びしろでございますということですね。
もう一度この放送を聞き直してみてください。
またファインマンテクニックを調べてみたりね、リチャード・ファインマンって誰?みたいなことを調べてみるというのもとってもいいです。
この本は僕、おすすめの本ですよ。ご冗談でしょう。ファインマンさんという本です。
それではまた次回の放送でお会いしましょう。