瀬戸内海と恋愛の歴史
お晩です。この配信は、日本のどこかの都市を描いた歌と、その歌が描く地域についてのお話をしていきます。
お相手はMCは担当です。よろしくお願いします。 さあ今回紹介する曲は、小柳隆子さんの瀬戸の花嫁という曲です。
1972年のナンバーということで、もう50年以上昔の曲になりますが、タイトル聞いたことある人も結構いるんじゃないですかね。
本当に瀬戸内海のご当地ソングとしても金字塔の曲にもなっています。 この歌は、瀬戸内海のどの島とかは、はっきり特定はされていないんですけども、
瀬戸内海に暮らす女性、とある島に暮らす女性が別の島に訪ぐ、その時の決意を描いた歌になっています。
初めて行く島で全く新しい暮らしをするのよと、不安もちょっとあるけど、大好きなあなたと一緒だから楽しみようみたいな感じの曲になっています。
瀬戸内海の島から島へというところなんで、どういう出会いだったのかなとかね、結構いろいろ気になるところもありますよね。
初めて暮らす場所っていう感じなんで、全然全く行ったことないのか、顔合わせとかで行ったのか、
出会いももともと島と島のつながりであったのかなとか、なんかこの当時の島と島の間で男女が結ばれる流れというのがめちゃめちゃ僕は気になっちゃってますね。
結構この出会い方、50年前の出会い方だからな、ナコードとかなのかな。
結構そのぐらいの以前になると、本当に結婚婚姻率みたいなのがめちゃめちゃ高くて、本当に8割9割の人が結婚してたとかっていう感じじゃないですか。
それこそお見合いだとかナコードだとか、ある程度人を引き合わせるシステムが社会的に存在していたという感じなのかなと思います。
一方で、それ以降は結構自由恋愛社会に突入して、80年代とか90年代になると結構そういう恋愛ドラマみたいなのが流行るようになるわけですよね。
多分、その時とかは多分オフィスラブみたいなのが流行ってたわけよ。
で、大きい会社とかだと、一般職の女性と総合職の男性がくっつくみたいなっていうふうなところの想定も多かったとかって聞きますね。
で、その後になっていくと、もうちょっと合婚みたいなところも定番になってて、あんまり会社とか枠にとらわれない恋愛の形になってて、
さらには最近はマッチングアプリみたいな感じで、同じリアルコミュニティに属してなくても出会う術とかが出てきたわけですよね。
で、この男と女のマッチングのシステムって、この歌の50年前からだけでも3回か4回ぐらい変わってるわけよね。
だからめちゃめちゃテクノロジーだとかコミュニティの形と合わせて男女の出会い方がガラッと変わってきてるわけよ。
で、結構古い出会い方は廃れちゃってんだよね。例えばオフィスラブとかもさ、職場の人にさ、ちょっと今度ご飯行こうよみたいな、いいなぁと思う人がいたとして、
声かけるのってさ、もうハラスメントみたいになっちゃったりするから、多分ね、やりにくい世の中になったんじゃないかなと思うんですよね。
それこそさらに前の時代のナコードシステムとかオミヤシステムみたいな感じになるとさ、なおのことないよね、地域コミュニティの人が紹介してくれるとかって、
現代のマッチングアプローチ
もっとないと思うんでね。こういう出会い方は廃れていく一方で、結構物珍しさとか、結構独特でもあるから、結構ドラマにもなりやすいと思うんだよね。
恋愛ドラマっていうのはさ、もう本当にゲンジ物語の時代からちょっと遡りすぎかな、人のお話としてさ、恋愛事ってずーっとみんなが大好きでヨダレ垂らしながら聞いてる話だと思うんで、
恋愛事っていうのはさ、常に世の中のことをセスを表しながら物語としてなるわけよね。だからこのマッチングの中でも、例えば現代舞台にいい名付けがいる設定とかってさ、結構それだけでも面白くなるしさ、
なんだろうね、オフィスラブモノとかいうのもね、昔だったら定番だったと思うんでね。だからこういうシステムはさ、いっぱいちゃんと残しておいた方がいいんだよ、作品にして。
この瀬戸の花嫁もどういうふうな感じで出会いましたとか、初めてはこういうふうに会いましたと、どう決断しましたとかもね、ぜひとも設定をつまびらかに僕はしてもらいたいなというふうに思ってます。
そこも含めて時代性が現れるし、逆に時代性とずらした物語が成立したりするんだろうなというふうに思うので、ぜひとも恋愛物語を書く人は設定を細かくよろしくお願いします。
今後はね、本当によく未来予想なんで聞くのとかだと、AIがね、プロフィールさえ入れとけば勝手にマッチングしてくれるみたいな時代が来るかもしれないですね。
今の時代のマッチングアプリなんていうのがさ、人で見て選んでたの?みたいな。そんなの当たりはずれあるに決まってんじゃん。
絶対AIに選んだものだった方がいいよ、みたいな未来が来るとね、今の人劇でやってたっていうものが全部古いし効率悪いなって思われる時代がもしかしたら迫っているかもしれないですね。
はい、そんなわけで残しておきましょう。恋愛マッチングのシステムを。
そんなわけで、だいぶ瀬戸内海の風景から離れてしまいましたが、ぜひ聞いてください。小柳留美子。瀬戸の花嫁。