1. ラノベ作家はいいぞ
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2026-03-04 14:16

7.【読者質問】Q.好きな「演出家」はいますか? A.全然知らないので作品の裏話を……

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サマリー

片沼ほとり氏は、読者からの「好きな演出家はいますか?」という質問に対し、映像作品に疎いため特定の演出家は知らないと回答。しかし、自身の作品『俺は学園頭脳バトルの演出家』のタイトルが生まれた経緯や、主人公の役割に合う言葉を探す苦労、そしてライトノベル版と漫画版のサブタイトルに込めた工夫について詳しく語る。作家がいかに読者への見せ方や言葉選びに深く思考を巡らせているかを明かし、作品への情熱を伝えた。

読者質問と片沼氏の回答
はいどうも、こんにちは。ライトノベル作家の片沼ほとりです。この番組、ラノベ作家はいいぞでは、普段は小説を書いたり、創作を教えたりして生きている片沼ほとりが、日々の日常で思ったことだったり、創作なれこれをザックバラに話していきます。
今日はですね、読者さんから質問がありましたので、答えていきます。まずは読み上げます。
【読者質問】片沼ほとり先生、こんにちは。いつも作品を楽しく拝見させていただいております。特に、俺は学園図のバトルの演出家はとても好きな作品です。そんな本作を読んでいてふと思ったのですが、先生自身が好きな演出家、監督はおられるのでしょうか。またおられるのであれば、好きな演出や場面も教えていただけると幸いです。
創作に関する質問でなく、申し訳ありませんが、差し支えなければご回答のほどよろしくお願い致します。余談ですが、私はドン・シーゲル監督の映画、ダーティ・ハリーのオープニングシーンがすごく好きです。良ければご視聴ください。
お便りありがとうございます。読者さんからのお便りなんて何もあってもいいですからね。どんどん送ってください。
ということで、答えていきたいと思うんですが、これはですね、まず初手で謝らないといけなくてすみません。全然わかんないです。
演出家とか監督とか、というのもちょっとね、映画とかアニメとかもそんなに映像媒体っていうのを見なくて、どちらかというとラノベとか、私も漫画とかの方をよく見るので、全然知りませんというのが答えになってしまいますね。本当に申し訳ないんですけど。
「演出家」という言葉の背景
というわけでね、俺は学園図のバトルの演出家っていう作品は、演出家っていう職業を僕が好きだからそれを起点に書いたっていうわけではなく、最初別の方から発想があって、後から演出家っていうのを言葉を当てはめたという、利用させてもらった形になってるんですけど、ということです。
まあね、演出家っていう職業自体ね、僕はこの作品のタイトルをつけるまでそんなにイメージもしてなかったんで、会うことがあるんですけどね、こういう職業についラノベ作家になってから、こういう異業種交流会的な創作者交流会的なものに行ったときに、とある人と適当に名刺交換をしたら、名刺に演出家って書いてあって、お、演出家って本当にあるんだみたいな、思いましたけどね。
その方はアニメの監督とか、舞台の監督とかやってて、こういう演出を自分で考えてやりましたよ、こういうことをやりましたよみたいな話を聞けてね、面白かったんですけど、まあまあそれぐらいあんまり知らないということですね。
で、まあね、そういう映画を見てないみたいなところは僕の弱点だとも思ってはいまして、そういうことで僕はラノベ作家になるって決めるまでそんなにラノベアニメ読んでなかったし、もうラノベ新人賞の受賞作ばっかり読んで、それに特化させて攻略したみたいな感じになっているので、
もっといろんなものを読んでいかない、見ていかないといけないなと思ってるんで、せっかくお勧めしていただいたんで、ちょっとダーティハリ見てみます。さっきね、アマプラ見たらめっちゃ安くレンタルできそうだったんで。
はい、という感じです。まあでもね、これで回答が終わっちゃったらちょっとあれなんで、せっかくなんでね、演出家の裏話というか、演出家っていうタイトルになった経緯みたいなのを話そうかなと思います。
さっきも言った通りね、演出家っていうタイトルが先にあったわけじゃなくて、やりたいことというかストーリー、キャラクターが先にあって、じゃあどういうタイトルというか、カナタの役割なんて呼ぼうってなったときに演出家っていうのになったんですね。
知識不足の自覚と視聴の約束
そもそもこの作品は、発想としてはモブ死亡だけど主人公になっちゃうみたいなキャラクターを学園図のバトルでやりたいなっていうところが一番のスタートで、この作品を思いついたのはもうめっちゃ記憶に残ってるんですけど、
とある日にね、ベッドに入ってもう寝るぞーっていうときにピコーンって思いついたんですよね。あれなんか、僕が好きな、そういうモブになってモブとして生きるぜみたいな作品があって、それが好きだったんですけど、
そのストーリーと学園図のバトルっていうのをセットにしたらめちゃめちゃ面白くなるんじゃね?みたいなのを、夜中の0時とかに思いつきまして、それでめっちゃ目覚めて、その後2時間ぐらいずわーって描いてたんですよ、いろいろ。
確かね、紙とペンとか、そんな感じののを用意して、でもうそっから、なんだろ、その日の2時間のうちぐらいに、カナタとサイオンジとキリアの3キャラはすぐに決まってましたね。名前はさすがに決まってなかったですけど、もうカナタが最初こういうことをやって、キリアに出会って、
で、その後サイオンジに出会って、サイオンジとキリアをこうさせようとするんだけどこうなっちゃって、で、みたいなのがもうずわーって出てきて、いやーめちゃめちゃ覚えてますね、あれは。という感じでした。
モブ志望なのに主人公っぽくなっちゃう、目立っちゃうっていうのをやりたかったんですよね。で、それを学園児童バトルでやるってなったら、やっぱり勝敗をコントロールするというか、展開を自由自在に操って勝たせるみたいな役割になるのは、までは結構すぐに決まったような覚えがあります。
作品着想と初期キャラクター設定
だってね、もう勝敗をコントロールできるっていう時点でめちゃめちゃ強いんで、なんか主人公の後々の無双とかも期待できますし、何よりゲームとはみんなで楽しむものだ、みたいなね。
そういうテーマ性とかメッセージみたいなのも後々入れ込めそうだな、みたいなところもあって、自分が勝ちたいのではなく勝敗をコントロールしたり展開をコントロールしてみんなを楽しませたいっていう主人公造形は結構すぐに決まりました。
で、問題が次なんですね。じゃあこの立ち回りっていうのにどういう名前をつけようかっていうのが問題になるわけですよ。これがね、しっくりくるものがないんですよね。最終的に演出家っていう言葉を当てはめたわけですけど、なんかね、しっくりくる言葉、ほんとね、あったら教えてほしい。今からでも教えてほしいぐらいなんですけどないんですよ。
例えば、裏で操るみたいなのでいくと黒幕とか、これね、帯に青函国家の推薦コメントでね、まるで黒幕だなみたいな言葉があったりするんですけど、とかフィクサーとか、あとはもっとポジティブに楽しませるみたいな意味でエンターテイナーとか、なんかいろいろ考えたんですけど、なんかしっくりこないんですよね。
で、ここのワードどうするかっていうのはめちゃめちゃ重要だなっていうのは応募する時にはもう思ってはいまして、こういうね、ワードがしっくりくるんですよ、いい作品って。
例えば、もうしっくりきすぎて定型化したワードとしては悪役霊嬢とか、悪役貴族とかも、そうですよね。で、あとはもう、この言葉といえばこの作品でだよねっていうのが定着しているものとしては影の実力者とか、めちゃめちゃしっくりきますよね。
で、こういう、あ、そういうことね、それがやりたいのねみたいなのが読者にパッと見で伝わるっていうのは特にタイトルになるような単語なので、で、この演出家っていう作品は主人公の立ち回りの変人っぽさっていうのがすごいオリジナリティになるのでそこ重要だなって思ってたんですけど、なんかしっくりくるものがなくてひねり出したのが演出家ですね。
そんな悪い単語ではない、ぴったりは来てるんですけど、演出家、楽しませる。なんですけど、多分読者にとって演出家って言われても、はてなんじゃそれって感じなんですよね。
僕もね、別に演出家って何してる職業ですかって言われても、多分ビシッて答えられる人はそんなにいないし、なんなら別にかなとのやってることは演出家なのかっていう話もあるんで、みたいなね、ここは本当に応募前も考えたし、受賞した後に本を出すまでも何かいい、もっといい単語ないですかねみたいなのを編集さんと相談したりしたんですけど、
結局見つからずに演出家ということになりました。ちょっとね、ここがこの作品の弱点だったかなとはちょっと思ってます。
まあね、その分ね、まず俺は学園図のバトルの演出家っていうタイトル自体は僕は気に入ってて、すごくこの作品を表していますし、なんやこれとはなるんですけど、そこがなんやこれっていう作品なので、なんやねんこの主人公みたいな作品なので、それが表せてるのはいいのかなと思います。
で、タイトルがそんな感じの分ですね、サブタイトルで頑張るしかないんですよね、商業的な形を言うと。で、確か応募時はサブタイトルつけてたのかな、ちょっと忘れましたけど、まあサブタイトルつけましょうってことで、ライトノベル1巻にはサブタイトルがついてます。
で、それが、遅れてやってきた最強転校生は美少女メイドを引き連れて学園を無双するそうです。だったかな、今ちょっとカンペとか見ずに空で話してるんで、多分合ってると思うんですけど、僕ぐらいしか暗唱できないこの長いサブタイトルですね。
これはちょっと、最強とか無双とかちょっと読者にとって目を引きそうなワードを入れてますね。演出家、俺は演出家なんだだけ見ても、なんかこいつは強いのかよくわからんみたいになりますけど、そこタイトルで補完しているのか。
主人公の役割と最適な言葉探し
ちょっとね、うまぶって、1巻読んでくださってるっていうことはわかると思いますけど、うまぶったサブタイトルなんで、そんな感じですね。で、このサブタイトルについては、漫画版のサブタイトルで実はさらに工夫したというか、漫画版もね、サブタイトルどうしましょうみたいな話があったんですよ。
大前提、この作品コミカライズしてて、めちゃめちゃ素晴らしいコミカライズをしていただいてるんで、万が一ね、そんなことないと思いますけど、万が一質問者さんが読んでいなかったとしたら、読んでくださいね。リンクも下に貼っときますんで。
で、このコミカライズするときに、サブタイトルどうしましょうってなったんですよ。なぜかというと、僕の原作だとサブタイトルが1巻と2巻違ってて、巻ごとに違うし、1巻のサブタイトルも1巻に合わせたサブタイトルになってるんで、じゃあまあちょっと別のほうがいいよねみたいなことでどうしましょうってなったときに、僕からも案を出しまして、
結局僕の案が採用、最終的に採用されたんですけど、それが何かっていうと、「自称モブが影から描く最強主人公無双シナリオ」です。合ってるよね。これもう完璧なしで空で言ってるんですけど。
これはじゃあどういうふうに工夫したかっていうと、自称モブっていうところですよね。ところで、最強とか無双とかのワードは入れてコミックガルド、オーバーラップがやってるコミカライズの読者に合わせつつ、自称モブっていうのを最初に入れることで、
変人のモブ死亡主人公なんだな、で結局力を発揮するんだろうなみたいなところを見せたというサブタイトルになりました。みたいな感じでですね、まあいろいろ語ってきましたがまとめると、作家っていろいろめんどくさいことをこういうことを考えてるんだということです。
この辺は新人賞とかの時はあんま考えなくてもいいっちゃいいんですけど、プロになるとこういうことを考えてるんで、作家ってこんな読者にどう見せるとかしっくりくるとかいろいろ考えてるんだなーって思いながら聞いてもらえたら嬉しいです。
そしてね、この質問者さんもとても気に入ってくださっている学園ズローバトルの演出家という作品は好評発売中なので、まだね、見てない、読んでない方はぜひ見てください。
漫画から読むのが入りやすいと思うんで、下のリンクからぜひお願いします。
というわけで、今日はこんなところで終わりにしたいと思います。
別にね、創作技術とか関係ない質問も全然OKというか、結局こんな感じで創作技術みたいな話になっちゃうのが、僕が創作技術の話になると早口になるオタクだからなんですけど、
ぜひぜひね、どんなメッセージでも大歓迎です。
それではまたお会いしましょう。
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