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生命科学の冒険者
ようこそ、生命科学の冒険者へ。
ナレーターの金澤秀明です。
アシスタントのしだみはるです。
前回は、大学卒業後、あ、違うな、大学生の時ですね。
そうですね、大学生の時ですね。
高校卒業後ですね。
アルバイトをきっかけに、科学合成の面白さというか、そこにビジネスチャンスを見出して、どんどんそこにのめり込んでいくというところで、お話を聞かせていただきました。
はい、ありがとうございます。
そうですね。
ちょっと彼のですね、個人的なところになるんですけれども、この当時ですね、大学中に子供ができてですね、結婚することになったみたいなんですけれども、このアルバイトでですね、お金をもらってたので、それでやりくりできたみたいなんですね。
まあ、ちょっとあんまりそのあたりは書いてなかったんですけど、キャリー・マリス自身はですね、結構チャラい方でですね、いろんな事業を除きに行ってはですね、女の子をナンパするっていうのを楽しんでたみたいですね。
へー、すごい、もう何でもアクティブですね。本当にバイタリティ溢れるというか。
そうですね、本当にもうそういうような方だったみたいですね。
ちなみに結婚も4回してるのかな。
なかなかアクティブな人生を送ってられる方になります。
確かに。
これですね、次ちょっと話すことですね、キャリーの大学時代のですね、薬物体験の話をちょっとしたいなと思うんですけれども、
これはもうキャリーの人生を語る上で、なくてはならないというか、必須のところになるので話をするんですが、
時代背景とですね、
あとアメリカの社会の空気っていうのを知ってもらうために話すというところになりますので、
決して私が薬物をお勧めするとか、そういうわけではないのでですね、事実をお伝えするというところで、ご理解をいただければと思います。
なかなか薬物を体験してみようっていう気持ちになるかって言われると、うーんって気がしますね。
そうですね、日本だと特にですね、そんなに身近に薬物ってないので、
なんかほんと薬物に手を出すとかっていうのは、なんかこう、
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なんか灰人の人格を否定されるような行為かなと思うんですけれども、
アメリカでは割とカジュアルですね、そういったことをやってしまう人っていうのは結構いるのかなという中で、
キャリーもですね、特に時代背景もあって、そういったところがあります。
キャリーがですね、子供の頃っていうのはですね、世界はですね、
これは日本も含めてなんですけれども、薬に対して非常に寛容でした。
そういうのはですね、副作用とか依存症とかがあんまりよく分かってなかったからだというふうに思います。
それこそ、日本だとですね、ヒロポンっていう覚醒剤ですね。
これ普通に薬局で市販されてましたし、
疲労がポンと取れるからヒロポンっていう風な名前ですね。
で、普通に販売されてたわけですけれども、
これですね、日本兵がですね、戦時中に非常に戦争大変でしんどいんで、
それで抗軍をする時とかにですね、動けるようにっていうので使ったりとかしてたわけですよね。
で、それが戦後もすごく広まって、
竹志さんとかもですね、北野竹志ですね、なんかも若い頃楽屋でですね、
よく先輩の芸人たちはヒロポンを打ってから舞台に出ていったとかってですね、
そういうような話なんかもしてますので、わりと日本でも身近だったんですけれども、
キャリーが子供の頃はですね、アメリカでも麻薬が身近だったというところですね。
あと、ネットフリックスのクイーンズギャンビットなんかでですね、
そういう描写がありますけれども、子供に薬を与えるっていうのはですね、
わりと普通だったのかなというふうに思います。
で、例えばですね、テレビでですね、
放映された宇宙人とかですね、巨大なアリが襲ってくるような番組をですね、
見た時にですね、キャリーとか弟はですね、
恐怖で眠れなくなったりとかしたそうなんですけれども、そんな時はですね、
お母さんがフェノバビルタールっていうですね、睡眠薬の一種をですね、
くれたそうなんですね。
まあ、なんか子供に睡眠薬を与えるってちょっと今の常識じゃ、
あんまり考えられないと思うんですけれども、当時はまあこれが普通だったみたいです。
で、風邪をひいた場合はですね、アンフェタミンを吸引器で吸うと、
そうするとですね、鼻水が治ってシャキッとしたみたいなんですけれども、
これアンフェタミンっていうのは、あの覚醒剤の成分ですね。
子供に風邪の薬として覚醒剤与えるんかっていうのも、これもびっくりですけど、
これも当時当たり前って感じですね。
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で、下痢になるとですね、パラゴリックっていう薬をお母さんくれたみたいなんですね。
で、これはですね、アルコールに10%の濃度のアヘンをですね、溶かしたものですね。
これを取ると、下痢がピタッと止まったと。
で、しかも気分が悪い時にですね、これを取るとですね、
とても気持ちよくなれたということで、こういったのもあると。
それから咳止めはコデインですね。これもアヘンの成分ですけれども。
こういった薬はですね、地元の薬局で普通に売っててですね、
こういったものを子供に与えるっていうのはですね、
子供の体調を心配する母親としては、当時はもう普通のことだったそうなんですね。
薬ってやっぱりモロハの刃って言われますけども、
やっぱりこうネガティブな部分って見えないっていうところもありますもんね。
そうですね。当時は特に、まずシャキンと良くなってしまうっていうところで、
実際はその後の副作用とかもいろいろとあったりとかして、
後から禁止されるわけですけど、このパッと治るっていうところでですね、
普通に素晴らしい薬だっていう形で一般化されてたのかなというところですよね。
大学の時の話になります。戻りますけれども、
そういうような社会背景で割と薬が普通だったと。
麻薬と言われるようなものが普通に薬として売られてたような時代背景があります。
大学1年生の時ですね、アルトを薬品作りをしてた時に、
ベンゼンの中でパラフェニルアンソク抗酸を生成をしてた時なんですけれども、
ベンゼンを火にかけて温めていた時に、ベンゼンが燃え上がってしまってですね、
キャリーは腕に火傷を負ってしまうことになります。
病院までの30キロの道のりをですね、アルは車を飛ばしてですね、
キャリーを病院に担ぎ込んでくれたみたいなんですけれども、
いつまでもですね、医者が現れてくれずにですね、ひたすら待ったそうなんですね。
ようやく現れた外科医がモルフィネを注射してくれたそうなんですけれども、
途端にですね、火傷した部分が、最初はですね、一気に灼熱感に襲われたんですけれども、
その後、とてつもない心地よさに襲われたそうなんですね。
これが最初に彼が体験したハードドラック体験になります。
モルフィネは今でも、
がんの痛みとかをですね、緩和治療なんかで使われたりとかしますけれども、
この時はですね、火傷の痛みを散らすために使ってくれたそうですね。
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ジョージア高科大学のですね、学生たちはですね、試験館前に覚醒剤を使ってですね、
一夜づけで試験勉強をするっていうのが普通だったらしいんですね。
誰もがですね、覚醒剤を麻薬だとは思ってなかったみたいですね。
今で言うと、コーヒー感覚だったのかもしれないですね。
入手先はですね、両母のおばさんからだったらしいんですね。
当時、覚醒剤はですね、ダイエット薬として処方箋があったら手に入ったらしいんですね。
おばさんはですね、太り気味だったので処方箋をもらうことができて、
その薬を買ってはですね、学生に試験前にですね、売ってくれたらしいんですね。
誰もがですね、彼女のことをドラッグディーラーだとは考えてなくて、
親切なおばさんだなっていうふうに思ってたそうです。
なんかよかれとしてやったことが、みたいなところなのかなという気もしますけど。
そうですね。
今考えると本当ドラッグディーラーですけど、
なんか当時はよかれと思って、おばさんもやってくれてたのかなという感じですよね。
前回もちょっと申し上げましたけれども、ジョージア高科大学の在学中にですね、
キャリーは娘ができて結婚したんですけれども、
彼はですね、当時流行ってたヒッピー文化にはですね、共感することができなかったみたいで、
髪の毛も短くてですね、科学と物理と数学が好きで、
それに夢中になって勉強ばかりしていたらしいです。
あとは女の子にも夢中になってナンパもしまくってたみたいなんですけれども。
なのでですね、当時のヒッピーが愛するマリファナにはあまり興味がなくてですね、
むしろいろいろな雑誌とか新聞でですね、
マリファナの外訳が記事になってましたので、
これはマリファナすごい悪いものだというふうに考えてたそうなんですね。
ただこの当時ですね、LSDが発見されたそうなんですけれども、
LSDはですね、その効能から一大ブームになってですね、
この薬のおかげで脳の仕組みが解明できるだろうとかですね、
それから全人類はこれをやればもうみんなピース、平和になってですね、
第三次世界大戦は来ないだろうとかですね、そういうふうに言われてたそうです。
精神科医もですね、患者に普通に処方してたりとかしたそうなんですね。
信じられないですね。
本当そうですね。結構なハードドラッグだと思うんですけど、
当時はもう夢の薬みたいな感じだったみたいなんですね。
だから報道的にも結構いい報道が多かったのかなと思うんですけれども、
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タイマーに全く興味がなかったキャリーもですね、
LSDは非常に興味を示してですね、
それでジョージア高科大学も一段落したところなので、
1966年にですね、LSDを体験したいということで、
その聖地のカルフォルニアに移ることにします。
愛車のインパラっていう車にですね、
火災道具と妻とですね、それから娘さんを乗せて引っ越しをします。
カルフォルニア州のですね、バークレコーというところに入ります。
カルフォルニアに来たのは初めてだったそうなんですけれども、
なんせヒッピー文化の最先端地ですので、
いろいろと期待したみたいなんですね。
非常にびっくりしたのが、まず生えてる木々が全然違ったと。
それからですね、カルフォルニアは海がすごい冷たかったそうなんですね。
あとですね、期待してた裸の女はビーチにもいないし、
どこにもいなかったっていうふうに書いてました。
ちょっと期待外れだったんですね、それは。
せっかく引っ越してまで来たのにっていうところですね。
そうですね。
事業が始まって1週間目にですね、ブラッドっていう友達ができたそうなんですけれども、
彼にですね、LSDを体験してみたいっていうふうに話したところ、
まずマリファナを試してみろというふうに言われたそうなんですね。
キャリーはですね、マリファナはちょっと怖いなというふうに思ってたので、
しかもですね、常習性が非常に高くて危険な薬物だっていうふうに認識してたので、
それは吸いたくない、怖いっていうふうに拒否したみたいなんですけれども、
まあまあ1回吸ってみろっていうふうに言われてですね、
ゴワゴワ吸ってみて、それがなかなか良かったみたいでですね、
なんか楽しくなって笑い出したそうなんですね。
で、ブラッドとですね、マリファナを吸いながら数時間に渡ってですね、
世の中の諸問題について語り合って、その後ですね、妻を見るとですね、
今までとはもうまるで違って魅力的に見えたそうなんですね。
で、その後深く愛し合ったということです。
で、何度も言いますけれども、あくまでもこれはキャリーの体験を語っていることで、
マリファナを勧めているわけではないので、そこは誤解のないようにお願いいたします。
確かに本当にマリファナもね、最近よく聞くようになりましたけど、
タバコとかと一緒で合わないっていうのがありますので、
本当に壮絶体験をされる方も中にはいらっしゃるみたいですしね。
たまたま本当にキャリーにはちょっと合ってた。
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量が多すぎてもかなり壮絶体験になりますので、
そういう意味でも友達がすごく良かったんでしょうね。
そうですね。
なので、決してこういう体験をしたということだけをお伝えしたいということをご理解いただければと思います。
で、妻のリチャーズに、次に今度はブラッドがLSDを持ってきてくれるっていうふうに伝えたそうなんですね。
そうするとですね、妻もわーいって感じでですね、
それだったらごちそう作るわって言って、妻もノリノリだったそうなんですね。
で、ブラッドはですね、その次の回にはですね、最高級のLSDをですね、
5ドル、わずか5ドルでですね、購入してきて、キャリーたちにくれたそうなんですね。
で、あとブラッドが伝えたのが、まもなくLSDは法律の網にかかるだろうと、
法律で規制されることになるだろうというふうなことを、だからまあ、
今だけだよ、楽しく体験できるのはみたいな感じで伝えたそうですね。
で、初めての彼のですね、LSD体験はですね、非常に楽しいものだったそうです。
一晩トリップしてですね、それから朝ですね、ふわりと現実世界に戻ってきたそうなんですけども、
その頃にですね、小さな娘が起きてきてですね、キャリーにじゃれついて一緒に遊んだそうなんですね。
彼にとっては、初めてのLSDはですね、非常に素晴らしい体験になって、
それからトリップから解けてもですね、ふわっとした感じでそのまま日常に入って、
娘と一緒にじゃれて遊んで、非常に楽しい体験ができたそうです。
本当にこれを体験したいがためにわざわざ引っ越しをしてきたわけなので、
そういう意味では成功体験というところに彼の中ではなったのかなっていうところですよね。
そうですね。
ただですね、やっぱりブラッドが伝えた通りですね、LSDはすぐに非合法化されたらしいんですね。
当時はですね、政治家とか世論がですね、これを法律で取り締まらないといけないっていうふうに動いたんですけれども、
その一つの背景にはですね、ヒッピー文化があったというところですね。
若者がですね、挑発になってフリーセックスっていうのを言い出してですね、
ベトナム戦争ですね、当時ベトナム戦争がありましたけれども、
それの徴兵を拒否するということが行われた時代でもありました。
で、これらのですね、一つの原因はLSDだろうと。
LSDのせいで若者がああなっちゃったんだっていうふうな形で政治家たちは理解したんですね。
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この時代のですね、カルフォルニアの空気とかはですね、
映画のフォレストランプにも出てくるんでですね、
ぜひ見ていただくといいかなと思います。
本当に法的に規制されている理由が、
その副作用的な部分だったり、
その悪い影響っていうところなのかと思ったら、
そうじゃなくて政治的な問題で非合法化されたということだったんですね。
そうですね。ただこれキャリーの視点からのちょっと書き方もあるので、
もちろんその副作用とかそういったところの面からも、
もちろん非合法化されたんでしょうけれども、
やはり一つの動きとしては政治家がですね、
若者がちょっとやっぱり今までと違っちゃったというところは、
特にベトナム戦争のですね徴兵拒否とかは、
第二次世界大戦とかを体験した世代からすると、
あんまりにも考えられないようなことだったのかもしれないですね。
それで、若者は国のために戦うのが当たり前っていう風な考えを持っている世代からすると、
まさか徴兵とかを拒否するなんてなんだろう、
LSDだっていうのは、そういう流れになったのかもしれないですね。
LSDは違法な薬物となります。
ただですね、もう類似するですね、化学物質ですね、
というのは次々に発明されていったそうなんですね。
キャリーたちはですね、化学者、化学者でしたので、
そういったものをですね、合成することもできたわけですね、実験室で。
当時の学生たちはですね、
の違法行為にですね、政府は結構神経を尖らせてたらしくてですね、
ある時ですね、化学科の学生がですね、逮捕されたことがあったそうなんですね。
事件ですね。
事件ですね。
研究室の教授はですね、学生たちにですね、その逮捕の新聞記事を見せてですね、
忠告してくれたらしいんですけれども、
操作の手は近くまで迫ってるよと、
研究室の冷蔵庫にあってはいけないものを置いてるなら、
今のうちに掃除をしておいた方がいいよっていうふうに言ってくれたそうなんですね。
まあ割と理解のある教授なのかなと思うんですけれども。
そうですね、やっぱり逮捕されてしまうとね、やっぱり人生、棒に振るといいますか、
やっぱりこう、なってしまいますから、そこは自分たちで何とかするようにっていうことだったんでしょうね。
そうですね。
で、キャリー自身はですね、非常に慎重な性格だったというか、
まあそういう逮捕とかは絶対嫌だなって思ってたんだと思うんですけれども、
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合法な化合物だけを合成して、それを自らで実験台にして、どういう作用が起こるのかっていうのを
試すということをしてたそうなんですね。
法の網にかかってないものをとりあえず作っては、次々と試していったそうです。
人体実験を自分でやってみるっていうことですね。
そうですね。それだけ薬にはまっちゃったのかなっていうところなんですけれども。
で、友達のエリックとですね、キャリーが合成したジエチルトリプタミンという薬物を試そうとしたときのことなんですけれども、
すでに知られていた薬物のジメチルトリプタミンと似た作用を期待して、
キャリーはこういった似た化合物を作ってみてですね、
ジメチルとジエチルで、メチルがエチルになってるっていう形になるんですけれども、
似たような物質なんで、似たような作用が起こるだろうと思ってですね、
キャリーはそれをですね、試してみることにします。
で、初めての薬物だったのでですね、エリックに告げます。
まず俺が飲むと。で、効果が出る30分は様子を見てくれと。
それで大丈夫そうならお前も飲めっていう風にエリックに指示をしてですね、それで飲んでみたと。
ただですね、数分も経たないうちにただならぬ状態に襲われたみたいですね。
飲んじゃダメだ、エリックって。
でも飲んじゃダメだって言える状態で良かったかなっていう気がしますね。
そうですね。わずか数分のうちにもうただならぬ状態になってしまってですね、
逆に言うとそれしか言えなかったみたいですね。
で、どうやらですね、キャリーはですね、飲む量を間違えて計算してしまったみたいで、
通常よりもですね、10倍は多く飲んでしまったみたいなんですね。
10倍はやばいですね。
やばいですね。下手したら致死量になるかもしれないですよね。
薬10錠飲むことないですからね。
本当危ないですよね、これは。
で、ひどい幻覚に襲われたみたいなんですけれども、
例えばですね、乱路からはですね、炎が荒れ狂って吹き出しているような幻覚が見えたりとかしたそうですね。
で、エリックにですね、病院につぎ込まれたらしいんですけれども、
もうなんか自分自身が地球にいる気がしないし、
どこかにいるんだけどそこから帰る方法もわからないみたいな、
なんかそういう状態になったみたいですね。
で、日が変わってもですね、あの幻覚は続いてたみたいで、
目が覚めたというか、気づいたらですね、自分は1人机の下にうずくまってたそうなんですね。
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で、奥さんがつき添ってくれてたらしいんですけれども、
あなたの妻よっていうふうに言ってくれたらしいんですけれども、
誰だか全く認識できなかったそうです。
で、すべての記憶がなくなってたそうなんですね。
で、2日経ってからですね、やっとですね、ちょっと記憶が戻ってきたみたいでですね、
で、何日かしてようやく元の自分に戻ったそうです。
よかったですね、記憶が戻って。
いやー、ほんと良かったですね。
薬の濃度がどんどん体内で薄まっていったのかなと思うんですけれども。
で、彼自身がですね、精神病患者の頭の中でですね、
何が起こっているのかっていうのを理解できるようになったっていうふうに言ってます。
そしてですね、自分を失うっていうことがどれだけ恐ろしいことかっていうのも体験できたと。
体験できたというか、そういったことが分かったということですね。
で、LSDはですね、楽しい。
LSDとかこういった薬物はですね、楽しいということだけではなかったそうでですね、
ほどなくちょっと妻と離婚することになってですね、
妻と娘さんが出ていくことになったらしいんですけれども、
そういった悲しい時にですね、LSDを接種するとですね、
悲しさとか寂しさが増幅されたそうなんですね。
どうにもない気持ちになって、
元妻をですね、傷つけてしまった罪悪感が深まってですね、
自分が世界一愚かな人間だというふうに落ち込んだりもしたそうですね。
こんな感じでですね、
この当時のアメリカはですね、
特に薬物に寛容というか、
簡単に手に入る世界だったわけで、
そんな中ですね、キャリーはですね、
そういったものを体験することができて、
かつご自身が科学者なので、
自分で薬を作り出すことができたっていうのも、
よかれあしかれなんですけども、
それでいろいろな体験をしたということになります。
最近もそういう危ないというか、
化合物ってもちろんどんどん発見されていってますけれども、
こういうジエチルトリプタミンとジメチルトリプタミンとか、
これぐらいの差であれば、
すべて似ているものも一緒に法律の中で縛るという形になってますので、
そこも含めて今だと考えられないなっていうところですね。
確か何年か前に、
マリファナのTHCに、
ちょっと違う化学構造物、
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OHが一つついてるとか、
ちょっとだけ変えて、
それで合法っていうようなものが結構出回ったことありましたよね。
うん、ありましたね。
それで、似たものはもう全部ダメっていう風に、
法律が確かその当時に変わったような記憶があるんですけれども、
この時代はあれですよね、
ちょっとでも変えるとまた法律の網から逃れられるっていうので、
どんどん変わった周辺物質が使われ出してった、
走りだったのかなっていう気がしますね。
本当にちょっと変わったっていうのは、
どこまで変えたら作用がなくなるのか、
効果がなくなるのかとかっていうのも、
今はお薬の開発の技術とともに発展してきているので、
そういう意味では昔よりも幅広く、
この範囲であれば同じ作用を示すだろうっていうことが、
それこそAIとか使って分かるようになってきているので、
こういう法律の網をくぐってみたいなこともしにくくなってきているかなとは思いますね。
そっか。
なかなかでもやってみようっていうチャレンジ精神がすごいなって思います。
そうですね、
本当に人体実験を自分でやっているっていうのが、
なかなか面白いなって思いますけれどもね。
ただ、こんな何日もひどい状態にはなりたくないですよね。
そうですね、本当に量を間違えると大変なことになるっていうのは聞きますけど、
実際やってみる人って少ないので、
こういうひどいことになったっていうのも、
きっと伝えるほうがいいのかなって思いますよね。
LSDとかも楽しいよっていう情報ばっかりが広まってしまうような気がする。
そうですね、ぜひこういうひどいことにもなるんだよっていうのも、
よく覚えておいていただいて、
本当に決して手を出さないようにしていただければなというふうに思います。
ちなみに、さっきのドラッグというか、
薬のデザインの話でAIが使われているっていうところで、
このアルファフォルドっていうのが、この間ノーベル賞取りまして、
タンパク質の立体構造を、
コンピューターシミュレーションでAIを使ってできるようになったっていうのが、
あれはすごい技術だなと思うんですけれども、
それはもう、もちろん薬のデザインにも使われ出しているというか、
使われているっていう感じなんですかね。
そうですね、もう本当に最前線というところで使われています。
それはやっぱり薬は何をしているかというと、
体の中でそういったタンパク質にくっつくことによって、
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そのタンパク質が動けなくなるようにするとか、
そのタンパク質の効果を高めてあげるということをしていますよね。
なので、どこにくっつきそうかとか、
似たタンパク質があったら他のところにもベタベタくっついちゃうかもしれないので、
じゃあそういうことがないかとか、
そういうのをシミュレーションできるように今はなってきているところですね。
やっぱりタンパク質も、
ずっと同じ形をしているわけじゃなくて、
クルクル動いているんですよね。
イメージしてもらうと、太陽の塔って手ずっと上を向いているじゃないですか。
あんな感じで固定されているんじゃなくて、腕が可動式なんでクルクル回るみたいなイメージです。
なので、そうすると脇のところにはめたいなって思っても、
クルクル回っていたらはまらないじゃないですか。
そういったところも、どれぐらいクルクル回りやすいかとかも分かるようになったのは、
やっぱりすごい技術の進歩だなって思いますね。
あ、そっか。可動もするんですね、タンパク質って当たり前ですけど。
そうです。酵素とかだと開いたり閉じたりして、
皮質って言われる分解される方がはまったり出ていったりしてます。
面白い。なるほど。
なんか深いですね。面白いな。
ぜひぜひこういうお話もできたらなと思ってますね。
そうですね。ぜひちょっと科学者の立場からあいまいまで挟み込んでいただけると、
すごい面白いのでよろしくお願いいたします。
それでは今回キャリー・マリスのLSDとか薬物体験についてお話しをさせていただきました。
では次回またよろしくお願いいたします。失礼いたします。
失礼します。