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生命科学の冒険者。
ようこそ、生命科学の冒険者へ。
ナレーターの金澤秀明です。
アシスタントの須田美春です。
前回は、キャリーの中学生、高校生の時のお話を聞かせていただきました。
中学生の時はロケット開発、高校生の時は小学生向けのサイエンスショーの開催と、それぞれ打ち込んでたみたいですね。
そうですね。
すごい、あわや大惨事みたいなこともあって、ちょっと冷や冷やしながらお話を聞かせていただきました。
ありがとうございます。
ロケット開発は、中学校から高校にかけてずっとやってたって感じですね。
それと並行して、高校の時にはサイエンスショーもやってたっていう、そういうような感じになります。
ありがとうございます。
はい、いよいよ高校を卒業するということになりまして、それで大学に入るまでの間にアルバイトを始めるということになります。
アルバイトはどういうアルバイトをしたのかというと、
MAXという方がオーナー兼会長をしているコロンビアオーガニック社という会社で働き始めます。
この会社は科学試薬販売会社という形で、お父さんの子値で入らせてもらったそうですね。
この会社は自社製品の主役も多く取り扱っていたそうなんですけれども、自社にないものは他メーカーから取り継ぎをするという形で販売をしているという形です。
キャリーの仕事はですね、毎朝オフィスに出向いて、あちこちから注文が来ているものをですね、いろいろなメーカーのカタログを調べて、一番安く入手できるところを探して、そこから取り寄せて、マージを載せて顧客に販売をするという形で取り継ぎをするということをやっておりました。
当時ですね、科学試薬は名前が統一されてなくてですね、キャリーはそれをですね、翻訳してですね、交通整理をするというようなことをしてたそうです。
今だと考えられないですよね、その試薬の名前が複数あるとか。
そうですね、なんかもう業界によってとかも違ったみたいですね。
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なんかバイオ業界だとこういうふうに言ってるけど化学業界だとこういうふうに言ってるみたいな形で、なんか同じ科学物質が違う名前っていうような形だったみたいですね。
ある時ですね、彼はですね、非常に重要な発見を、重大な発見をします。
彼らのですね、顧客がですね、いつもある名前の試薬を注文してくれていて、それは自社で取り扱いがなかったんでですね、その試薬をですね、フルカ社というですね、別のメーカーのカタログから見つけてですね、
そこに取り継ぎをしてたらしいんですけれども、フルカ社はですね、それをですね、少し経ってから別の名前でですね、キャリーのバイトしてるですね、会社に注文をしてたそうなんですね。
この名前の違いからですね、キャリーの会社は自社で扱っている製品をわざわざ他の会社に取り継ぎしてたらしいんですよ。
ということですよね。
その会社はですね、キャリーの会社に在庫があるっていうことが分かってたので、ただそれを気づかれないように別名で注文してきて、それをまたキャリーの会社に流すというようなことをしているということが分かったわけですね。
これですね、1グラム100ドルでですね、フルカ社から買っていたその試薬はですね、自分たちの会社の倉庫にですね、在庫されていて、1グラム24ドルでフルカ社に販売してたそうなんですね。
つまり、フルカ社はですね、そこからだいぶマージンを取ってたということになります。
この事実を見つけたキャリーはですね、会長のマックスに、フルカ社こんなことやってます?というのを伝えると、社長のマックスはですね、感嘆になって怒ってですね、フルカ社の社長を自宅に呼びつけたそうなんですね。
フルカ社とコロンビアオーガニックはですね、長い付き合いだったので、まあまあという形で手打ちになったみたいなんですけれども、これによってですね、キャリーはマックス会長のですね、その全面の信頼を勝ち取ってですね、その後、いろいろな相談を受けるようになるという形ですね。
なかなか、そういったところまでって目が行き届かないというか、その矛盾してるなとか、そういったところなかなか気づかないと思うので、キャリーの目の付け床というか、すごいなって思いますね。
そうですよね、本当、いろいろなことを注意深く観察したりとかするっていうところからですね、多分そういう名前が違うけど同じものだとかっていうところが見えてきたんだと思うんですけども、いや本当素晴らしいですよね。
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その知識のおかげで、会長の信頼を勝ち取って、会長の右腕的な存在になったということです。1962年ですね、ジョージア工科大学に進学します。相変わらずですね、このコロンビアオーガニック社でのアルバイトも続けています。
たまにですね、製造が終了しているような試薬の注文を受けることがあって、取り継ぎ先にもその試薬がないということがあります。要は売るものがないということですよね。キャリーはですね、社長に提案をします。この試薬、僕が作ったら会社として買い取ってくれますかっていうふうに交渉するんですね。
おー、ビジネスマンですね。
ビジネスマンですね。社長のマックスもですね、面白いと思ってくれたのかOKしてくれました。またですね、材料となる薬品も会社にあるものを自由に使っていいよというふうに言ってくれたそうなんですね。
この辺り面白いなと思うんですけど、アメリカなんでですね、ちゃんとパーセンテージのマージンとかもですね、契約として作ってくれたみたいで、できた薬品は市場価格の60%で買い取りましょうという形で契約をしてくれたみたいなんですね。
アメリカはもう契約書がないとっていうところですもんね。
そうですね、本当もうこの辺り、僕今外資系で勤めてるんで、すごいよくわかるんですけど、何でも契約契約で固めてくるんですよね。
日本だと割とやり取り口約束とかでやってしまうことがあって、それだとダメだっていうのをですね、会社からすごい言われることがあって、この2人は自分でもう体験してるんでですね、こういったところでもきちんと契約、大学生といえども会社は結んでくれるんだなーっていうのは面白いなと思いましたね。
でもその契約書があるからこそしっかり仕事ができるっていうところだったのかなと思いますね。
そうですね、逆に日本がちょっとそこら辺は割とゆるゆる、なんか信頼関係とかそういったところでやり取りしてるんで、後々トラブルも多いのかなと思っちゃいますけれども。
そうですね、やっぱり訴訟につながったりとかっていうのもビジネスではよくありますからね。
うーんですね。これでですね、新しく主役を作るという仕事を得てですね、実験場が必要になります。
これはですね、さっき一緒にロケットを開発したりとか、サイエンスショーを一緒にやってたですね、ある友達の友人のあるですね、の家のガレージで行うことにします。
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で、キャリーとアルはですね、この時とある事実を見落としてました。
簡単に作れる主役はですね、市場に供給されてるっていうことなんですね。
あーなるほど。
だから売られてない主役っていうのは作るのが難しいわけですよね。
やっぱりこう、同じように作ってもその純度が低いってこともありますからね。
そうですね。
そうするとなかなか材料もたくさんいるしとかそういうケースもありますもんね。
そうですね、本当まさにキャリーたちが立ち向かったのはですね、そういったところでなかなか純度が高いものを作れなかったりとかっていうところで大変だったみたいですね。
で、社長のマックスはですね、もともとやっぱりそういうふうに自分でも実験をして主役を作ってた人だったので、重々そのことは承知だったらしいんですけれども、
何も言わずにですね、彼らに若き日の自分を重ねてやらせてみてくれてたみたいです。
彼らがですね、悪戦苦闘する様をですね、ちょっと楽しんでた部分もあったみたいですね。
成長を温かく見守るみたいなところでしょうかね。
そうですね。で、キャリーとアルはですね、よなよな実験を繰り返すという形で、まず大学の図書館でですね、無機化学合成法っていう本を借りてきてですね、そこから製造法を学びます。
で、いろいろな薬品をですね、混ぜ合わせて熱にかけてみたりとか、冷やしたりとか、いろいろな試行錯誤を繰り返した結果ですね、ドロッとしたですね、茶色い純度の悪い固形物をですね、100g製造することに成功します。
で、この成功した主役ですね、最初に成功したのはニトロベンゼンという主役だったらしいんですね。
ニトロベンゼンを作ったんですね。
はい、これを頑張って作ったみたいですね。
で、これはですね、純度も悪かったんですけれども、400ドルでですね、マックスが買い取ってくれたみたいで、大学生としては悪くない稼ぎを得ます。
ちなみにですね、当時のアメリカの平均月収がですね、250ドルぐらいですので、まあまあ本当にいい。
確かに、月収1.5倍、1.6倍ぐらいですかね。
そうですね、いい稼ぎになったと思いますね。
で、彼らはですね、さらに上を目指します。
本来ですね、純度の高いニトロベンゼンは白い塊のはずなので、彼らはですね、これを純化する方法をですね、試行錯誤するんですね。
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そしてついにですね、白い結晶を作り出すことに成功します。
お、ついに成功。
でですね、これをですね、会長のマックスの方に持って行ったらですね、彼は大変驚いたみたいなんですね。
経験の少ない若い2人がですね、ここまでのものを作れるとは思ってなかったみたいなんですね。
で、大変喜んでですね、2人を養子にしてもいいとまで言い出してくれたみたいなんですね。
えー、養子に迎えられるっていうのがまたそのアメリカを感じますけれども。
ね、これなんかどういう意味なんだろうなってちょっと考えてたんですよね。
なんかこう、私の想像だと遺産とかの相続とかそういうことなのかなーっていう気もしますけど。
そうですね、僕もそれぐらいしか遺産相続をしてやれるぐらいの関係になってもいいぜっていうことなのかなって思いますよね。
本当その私も薬学部出身なので合成の実験というか実習があってやってたんですけれども、本当にあの黄色く色がついたりとか、本当は白なのにやっぱりこう不純物が多いと色がついているケースが多くてですね。
それが自分がやってみるまでわからないので最後にこのできたものを見るまでは工程がいくつかあるので。
やっぱりこう最初不安ながらやってて白い塊が見えた時にはやっぱり嬉しかったですね。
僕も化けの実験は全然わかんないんで。
しらちゃんはあれなんですね、化けの経験がもともとなんですね。
そうですね、薬学部は科学、生物、物理の実習がそれぞれ入っているので、その有機合成の実験もやってました。
じゃあこのニトロベンゼンとかはもう何か作り方なんとなくわかる感じですか?
ニトロベンゼンはわかりますね、はい。
すごい。
なかなかその作るってなっても大変というか肉体労働みたいなのも中に入ってくるので混ぜてとか。
やっぱり不純物を除くにあたって液体から液体、2層の液体に分けてそっちの片方の方に欲しいものを入れるとかっていう風にやっていくんですけど、
ドレッシングみたいに分かれているものを振るっていう作業があるので、それを2リットルとかを頑張ってガシャガシャ振ったりとかですね。
やっぱり結構体力いる仕事だなーって思ってやってました。
今はもちろん工業的には機械化されているので大きな釜で混ぜたりするんですけど、実験室で作るってなるとやっぱりそういう形ですね。
面白い。
本当はその白いものができたっていう時の感動はすごい、やっぱり喜びというか、もう一回やってみようっていうモチベーションにもなるところであるので、きっとそこが、そういうのが彼らにとってのモチベーションだったのかなっていう気がしますね。
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なるほど。もうちょっとそしたらここ、化学式とか書いておいたらよかったな。
結構ね、いろいろ何と何を混ぜ合わせて、熱をかけてもこれ以上の温度になったらいけないからここの部分はちょっと冷やしてとか、そういう工程がものすごい細かく書いてあったんですよね。
なので、そこをちょっと書いておくと、志田ちゃんには面白く伝わったのかなと思って、ちょっと今反省しています。
いい、でも確かにそういうの見ると懐かしいなって思いながらもっていうところになるかもしれないですが。
リスナーさんにそこまで伝わらないかなというか、そもそも僕がそこの部分の化学の理解がないんでですね、生物系だけの知識しかないので、そういうもんなんだなと思って、ふーんと思ってだいぶ略して書いてしまったんですけど、ちょっとそういったところをご紹介させていただきました。
はい、ありがとうございます。
でですね、これで成功に協力した2人はですね、次のターゲットの合成を始めます。それはですね、集荷フェナルですね、を合成始めるということです。
集荷フェナルはわかりますか?
わからないですね。
名前がいくつかあるのかもしれないですね。
これ自体はですね、マーケットはとても小さいみたいでですね、どこのメーカーも取り扱ってなかったみたいです。
で、この合成の途中ではですね、集荷水素っていうのが発生してですね、これが腐食性のガスでとても臭くて毒性も強かったみたいなんですね。
実験室となったガレージの壁のですね、あるのガレージですね。あるの家にあったガレージ。やっぱりガレージでやるんですよね、こういうのね。
やっぱガレージなんですね。
で、ガレージの壁のファンを回しながらですね、実験をしてて、夜中の1時ごろにですね、一息つくために外に出たらしいんですけれども、
そうするとですね、近所一帯がですね、この毒ガスの臭気に包まれててですね、とんでもないことになってたみたいなんですね。
ララララララ。
で、もう朝にこの臭いは散っててくれっていう風に祈るしかなかったというところですね。
なんかあんまりイメージつかないかもしれないですけど、集荷水素って入ったらすごく臭うじゃないですか、氷の素材。
ああいう感じですね。なのでファーッと広がっていって、なんとも言えない、鼻をつくような匂いではないんですけど、ちょっと気持ち悪くなるような感じの匂いでした。
なるほど。面白い。どんな匂いかなと思ってたんで、すごいありがとうございます、大切。
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さらに彼らはですね、実験を進めたみたいなんですけれども、臭化フェナルの結晶がですね、エーテルの中で成長してきたということですね。
で、この辺りでですね、さらにですね、さっきとは全然違う刺激臭が広がったみたいなんですけれども、これがあの再類性のガスだったらしいんですね。
それは大変ですね。
いやーこれ大変ですよね。
大変ですね、それは大変です。
で、まあもちろん再類性なんで、2人はですね、とてつもなく目が痛くなってですね、ガレージから飛び出して目を水で洗ったらしいんですけれども、これ全然治らなかったみたいなんですね。
あとから調べるとですね、この再類性ガスはですね、浸浴性だったので、浸水性じゃなかったんで、水では洗い流せなかったからですね、いくら洗ってもダメだったみたいなんですけれども、まあだからもう涙で流れ出すまで、もう濃度が下がらなかったと思うんですよね。
これはもう我慢できないレベルですね、そうなってくるとね。でも本当にあの化学合成の場合、初めて合成する物質だとどういった特性を持ってるかわからないので、例えばそれがサリンみたいなものっていう可能性もあるんですよ。
なのでやっぱり実験をするときは、なんかやっぱ誰かがついてるっていうことが安全だなって改めて話聞いてて思いました。
それをもうまさに、あんまりやったことがない素人2人がですね、やってるんで。まさかね、再類性のものがガスが出てきて、それが浸浴性だから水で洗い流せないとかわかんないですよね。
本当わかんないですよね。いやでも本当大事に至らなくてよかったなっていうところでありますけれども、失明したとかそういうのだと本当に大変なことになりますけど。
そうですね本当に、いちいち彼らロケットで大木燃やしてみたりとかですね、子供の時には家中のコンセントをショートさせたりとかですね、なんか無謀なことをやりまくるなっていうのですごいなと思うんですけど、
本当ずっと大事に至らずにですね、よかったなという感じではありますけれども。で、ある程度ですね、その目の痛みが収まってからですね、彼らは身を低くかがめてですね、ガレージに入ってガスを裂けながらっていう感じですかね。
で、出来上がった集荷フェナルですね、エーテルの中のその結晶を回収して、ガレージのファンを最大限に回したみたいですね。それから扉にはですね、立ち入り禁止っていうふうに張り紙をしたそうです。で、ファンのですね、外に生えてたですね、カメリアの木はですね、枯れちゃってたみたいですね。
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おー、もうそれはかなりの毒ですね。
いや、やばいですよね。
はい、もうなんか、そんなに毒だったのにもかかわらず、目がこう、目というかそうですね、再累ガスっていうだけでよかったですね、本当に。
いやーね、本当。
失明とかしててもおかしくないぐらいの毒な気がしますよね。
そうですね、本当失明しなくてよかったなっていうのと、逆に防毒マスクとか、目のゴーグルとかも用意せず、普通に生身でこういう実験してたんだなと思って。
確かに、化学実験やる時でもやはり手袋ははめて、ゴーグルはしてっていうのはもうね、今時だと常識かなと思いますけど、でもそういうなんか大事に至らないっていうのも運なのかなと思いますし、そういう運があるからこそ前に進んでいけるのかなっていう気はしますね。
そうですね、まあ本当に大事に至らなくて、もう何回も言いますけどよかったなっていう感じですね。
で、翌日ですね、あるとですね、2人で家に行くとですね、あるのお母さんからですね、もうとんでもない目で睨みつけられたらしいんですね。
で、いつもですね、帰宅に口を聞いてくれるおばあちゃんはですね、もう全然口を聞いてくれなかったそうなんですけれども、どうやらですね、洗濯しようと思って、ガレージにですね、おばあちゃんが入って行ってですね、すごいガスにさらされてしまったらしくてですね、
立ち入り禁止の張り紙をちゃんと水に入っちゃったのかなと思うんですけれども、立ち入り禁止なんでね、自分家に書かれてあっても、なんじゃこれって入っちゃいますよね。
いやそうですよね、自分の家ですけどってなりますもんね。
そうですね。まあまあ本当に無茶苦茶なことをしたもんだなって感じですけれども、この事件の後ですね、実験室を移すことにするという形になります。
で、ガレージもう使うなって言われたんでしょうね、おそらくね。
そうなりますよね。
あるのですね、義理のお兄さんがですね、持ってた土地にですね、鳥小屋があったらしいんですけれども、
使われてなかった鳥小屋をですね、改装して新しい実験室としてですね、
それから2年間のですね、大学の夏休みの期間中は、ここで新しい化学合成試薬を作るというようなことをやってたそうなんですね。
いいところが見つかってよかったですね。
そうですね、本当なんかね、さっきのロケットも、もっと向こうにでかい空き地があるよとかですね、教えてくれる人がいたりとか、
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本当はアメリカらしいというか、こっちがいっぱいあるんだなーっていうのは羨ましいなと思いますね。
そんなこんなでですね、こんな大学生活を送りながら、1966年ですね、ジョージア工科大学で科学の理学志望を取得するということになります。
ちなみにちょっと、化学実験で志田ちゃんが作ったものって、どういったものがありました?
なんかこういう危険なものとかありました?
そうですね、やっぱり学生実験なのであんまり危険なものはなくてですね、基本的な実験操作を学ぼうみたいなところなので、
作酸エチルとか作ってみました。作酸とエタノールを混ぜて反応させるっていう、基本的なところですね。
ただ高校生だとそれを教科書で学ぶだけなので、大学生なので実際実験でやってみましょうと。
作酸エチルってグレープ、ブドウですね。ブドウ味のグレープの香りがするんですよ。
なのでその実験の後からちょっと私はグレープ味っていうのがすごく苦手になってしまって、ガムのグレープ味とかは食べないようになりました。
みたいなこともありましたけど、でもそんな感じで身近なもので、毒性がないものを構成するっていう実験でしたね。
そういうので練習するっていう感じですかね、体験するっていうか。
そうですね、はい。
で、あれですよね、当然ドラフトの中でやるって感じですよね、ドラフトチャンバーの中で。
学生実験だとそこまではできないので、実験の普通の実験台の上でやるっていう形に。
なるほど、だから余計にそういう毒性のないものでやるのか。
そうですね。
そのグレープの匂い自体はあれなんですか、その毒性は全然ない感じなんですか。
そうですね、食べてますし、そういう意味では全然全くもってそのものなので全然大丈夫です。
グレープに含まれてる匂いもそれが元っていうことですね。
あの香料の中に入っているものと同じ化学式だったと思います。
あ、そうなんだ、なるほど。
なので、そこは合成するものとか出てくるものに関しては毒性が基本的にはないもの。
で、例えば食品の中に含まれる色、色素を合成してみるとか、そういったこともやってます。
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ただ、中には発汗性があるものもあるので、そういったものはありますけど、
じゃあ、それがちょっと皮膚についたから癌になるっていうわけではもちろんないので、
まあその程度の危なさですね。
なので、間違って爆発しちゃったみたいなのは残念ながらというか、経験することはなかったですね。
あ、なるほどですね。
わかりました、ありがとうございます。
なんか化系の実験ってやったことがないんで、ちょっと興味本位でちょっといろいろ聞かせていただきましたけど、すごい面白いですね。
いや、そっか、高校生の化系だとやっぱり反応式とかは習うけど、実験しないですもんね。
そうなんですよ。最近はそれこそサイエンス章みたいなのも広がってきてますし、
少し前にはなりますけど、でんじろう先生も高校の教師として教鞭とられてましたし、
そういう実験が好きな先生でその余裕があると、そういった実験もあるかなと思うんですけども、
なかなか難しいところなのかな。
そうですよね、確かに。
高校とかもね、やっぱり詰め込みで実験時間とか取れないでしょうし、実験の予算とかもないんじゃないかな。
そうですね。私立の高校だったとして、少し資金余裕があっても、やはり受験のための時間に使ってほしいっていうことが。
保護者の方がニーズとしてあるので、なかなか実験はできないというお話を聞きますね。
なんかね、楽しく学びたいですよね。もったいないですよね、そういうのってね。
もともとそういう現象があって、これを説明するのが科学式だったり、理論だったりするので、
自然科学的にこういう現象があるんだよっていうところを原点に見れると、
もう少し学び方も変わってくるのかなっていうのは、研究者の立場としては思いますね。
うん、確かにそうですよね。
なんか、ちょっとなんか、現代の教育論に言ってしまいましたけれども、面白いですね。ありがとうございます。
では、ちょっとですね、キャリー・マリスのですね、大学時代のアルバイトの話を交えながら、ちょっとお届けをさせていただきました。
では、また次回に続きます。
次回もですね、大学時代の話になりますけれども、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
ありがとうございました。