フェイスシールドの写真をツイッターにアップしていますので、ぜひ皆さん合わせてご覧ください。
そもそもフェイスシールドを着目したきっかけみたいなのってあるんですか?
フェイスシールドってあんまり世の中に出てない。見たことなかったと思うんですけど、青いフェイスシールドって書いてあるやつとかがたくさん出てくるじゃないですか。
なんか行々しいし、見た目的にもかっこいいっていうものじゃなくて防御するものだなっていう形じゃないですか。
例えば百貨店の販売員さんとかが着けてるわけですよ。
スーツですっごい綺麗な格好をしてる人たちが急にあれ着けてるんですよ。
気になったきっかけではあったんですけど、調べていくとウイルスっていうのが付着して結構しないんですよね。
で、そうするとフェイスシールドについたウイルスを自分の手につけて飲み物とかにでなふりつけちゃうわけですよ。
触った手で。それはまずいだろうということでリケガードでちゃんと抗ウイルスになったもので作ったらどうなのかっていうの。
どうせやるなら見た目がかっこいいものにしたいなっていうのがあって作っていったっていう。
いろんな思いが入っている。
どこから始まったの?一番最初って。
フィルムと出会うところからですね。文京区の企業さんからリケガードフィルムっていうのをご紹介いただいてまして、
それをコロナ前から知ってたわけなんですけども、コロナが流行りだしてからそういえばあのフィルムを使えばいいかなと思って、
転用していったっていうところですよね。
だから最初大谷さんそのお話を聞かれた時はどう感じになってたんですか?
まさにね、出会うべきして出会ったなって、これはやるべきだって思ったんだけどね。
フェイスシールドいいなって思った一つがね、触ってね、その触った手でここで粘膜に全部ついてくるんですよ。
だからフェイスシールドをすることって、まあいいこともあるけどそういう反面もあるから、
そこの反面をこのリケガードフィルムでフェイスシールドを作ることで、世の中の人一人でもね、感染者を減らせるなっていうふうに思ったんだよね。
こだわったのがね、両面にコウイルスのコーティングした。これね、つまむんですよ、みんな人間って。
だから表も裏もコウイルスの加工をしたんですよね。
確かに前側しかあんまり思わないですけどね。
そのリケンテクノスさんのリケガードっていうフィルムはですね、SIAAっていう認証を取ってまして、これ取れてるとホンマモンのコウイルスの製品って感じなんですよ。
見込められてるものなんですね。
そうなんですよ。まあ選ぶときはやっぱりそういう基準のちゃんとついたものがいいなっていうので、日本で初めてですかね。
そうですね。SIA取ったのほとんどスタートアップがこのコウイルスで取ったのがリケンテクノスのリケガードですね。
これは公的機関ってあんまりなくて、ここのSIAっていう機関しかないんですけど、もともとは抗菌しかやってなかったのをコウイルスが出てきてコウイルスの企画を作ってきたっていうのがSIAの流れですね。
平本さんとの出会いはどういうきっかけで。
このヒラックスエアシールド作る前にスポンジタイプを作ってるんです。おでこに巻いていくような形のものなのでお化粧がついちゃったり、髪型が崩れたりとかっていうデメリットがあるんですね。
見た目的にもやっぱり巻くのでちょっとハチマキっぽい感じはどうしても出るじゃないですか。
それだと衣装性が悪いからもっと世の中に広めていくためには樹脂のフレームで作るべきじゃないかと思ったんですね。
樹脂のフレームでメガネタイプのやつよく見られると思うんですけども、見た目的にも眉毛のところとかちょっと隠しちゃいとかするので美人が美人に見えなかったりするわけですね。
ここにフレームじゃなくてもっと上にフレームを巻いていけば顔もしっかり見えるし視野も邪魔しないんじゃないかと思ってフレームを考えたんですけど、装着の仕方が困ったんですよ。
メガネフレームだったら鼻に当てて耳でやったら鼻と耳の4点で固定されるじゃないですか。
爬虫舎みたいにすると横っちょでどうしても止めなきゃいけないんですよ。ってなった時に横っちょで止めるってどうすんだって思ってパッと思いついたのがツーワンさんの浮くメガネだったんです。
ツーワンさんの浮くメガネっていうのは鼻当てがないメガネっていうのを歌ってて、でここの頬骨あたりで保持していくメガネなんですけど、これを押したらもしかしたらっていうことで平野さんのところに直伝しました。
えーいきなりですか。
その時平野さんのこと知らないですよ。
でもその2時間ぐらいにお店を直撃して。
報道力がすごいですね。
で平野さんが対応してくださってですね、最初結構予想的な感じだったんですけど、歳が近いなってわかるじゃないですか。
だめ的にですね。
僕実は昔バンドとかやってたんですよって言ったら、え、僕もやってましたよって。
ちなみにバンド名って何ですか。
スキャラワグっていうバンドです。
スキャラワグ?
僕対バンしたことあるんですよ。
まさかの共演していたという。
そうなんです。僕がグリッドっていうバンドやってた時に共演した経験があって。
じゃあもうバンドマンのパンク魂で一気にやりましょうよっていうことでね。
平野さんもびっくりされたじゃないですか。急に熱意を持った工場長が来られた時って。
そうですね。最初多業種さんとのコラボレーションっていうのは経験がなかったんで。
ちょっとまずお話をお伺いしないとっていう気持ちだったんですけど。
あれよあれよ言う前に、広島のバンドマンの実力を見せつけましょうよって。
あれ?
謎のテンションで。
そうですね。
始まったので。
せっかくですか、工場長からこれを機に聞きたいこととか、あの時どう思ってたみたいなのってあります?
そうですね。やっぱりまずはお二人に突撃系でお話を振っていったりとか。
正直どう思われてたかなっていうのをお聞きしたいんですけど、大谷さんいかがですか?
大変だったね。
僕はね、基本的に誰よりも開発スピードって早いと思って、自信持ってたんだけどね。
平岡さんのあれはどうだ、これはどうだ、あれよあれ、これよあれっていうのはね、すごい大変で。
この平岡さんのスピードについて聞くのは大変だった。
この平岡さんのスピードについて聞くのは大変だった。
僕でも大谷さん一言言っていいですか、これ。開くペアシールド作り始める時ですよ。
平岡さん、あなた僕のスピードについてこれますかって大谷さん言ったんですよ。
あら。
全く覚えてないけど。
僕らが今頑張って一日でも早く物ができれば、一人でも命を救うことができるかもしれないっていう思い。
なんか得体の知れないパワーがね、すごい出てきてて、ねえ平岡さん。
そうなんです。それについていくのは大変でしたね。
やっぱり僕だけじゃなくて、部下たちもみんなね、もう今こそやるべきだって。
僕何も指示しなくても、ほんと一生懸命ね、やってたね。
フィルムを作っていく時に厚みとか、その反射防止の問題とかいろいろ出てきたじゃないですか。
あれ開発する時の、御社側の苦労って僕あんまり聞いてないんですよ、実は。
何でも喋っちゃうので、たまに怒られるんですけどね。
大量生産しているフィルムをいかに使って、それに表面にコウイルスと反射防止と強度も全部含めた、全部のソーシャルバランスを取らなきゃいけないっていうね。
この分はとにかく早くやれっていう指示をしたので、いろんな形で試作をしましたよね。
試作したものを量産にかけた時に、やっぱり試作の回数も少なかったので、割とぶどまりが悪くて、当初は数十パーセント不良品になったりもしたんですね。
ペットフィルムにコウイルスのコートしたりだとか、反射防止のフィルムを貼ったりだとか、あれ何層でしたっけ?
3層ですね、簡単に言うとね。もう一つ上に入れるから全然5層ぐらいになる。
コウイルスのコーティングの仕方って言っちゃっても大丈夫なんですか?
基本的に2回塗りをしなきゃいけないところを1回塗りにするとか、コストダウンを含めて相当頑張ってやるようにしてるよね。
コーティングっていろんなものを混ぜたコーティングなんだけど、その中に同位温を入れてるんです。
同位温って何が起こるかっていうと、空気中の水分を吸収して、そこからヒドロキシラジカルというラジカルが発生して、それがウイルスに攻撃するっていう。
ラジカルで攻撃するっていうね、ヒドロキシラジカル。これがね、我々の製品の特徴で、これをね、分散させるんですね。
すごいちっちゃいです。だからウイルスもちっちゃいから、同位温もちっちゃくなきゃいけなくて、ラジカルデータから攻撃するんです。
世の中って結構銀とかでコウイルスってやってるんですけど、我々のものは小さいウイルスに対して小さい同位温でヒドロキシラジカルで攻撃するという。
この世界はね、たぶん未だにね、フィルムにしてこれだけ透明なものを作ってるのは、我が社だけでオンリーワンなんですね。
同位温がウイルスに付着して活性酸素を出して、それで攻撃して感染能力なくしていくっていうようなロジック。
そうなのですね。その活性酸素の一つがヒドロキシラジカルっていうことなんですね。
活性酸素。ヒドロキシラジカルが一番攻撃してウイルスを攻撃するっていうのが特徴の一つですね。一番大きい。
フィルム作っていく中で、クリーンルームで白い服を全部着て、エアーでぱーっとホコリを飛ばして、クリーンルームの中で温度調整がされてて、
っていう中でフィルムをきれいに作っていかないといけないんですね。しっかり品質管理されてますよね。
Zooma工場って大田にあるんですけど、そこは超クリーンルームになっていて、ホコリがほとんどない世界で作らないと、こういったきれいなコーティングってできないんですよね。
みんな本当に大変な思いをして、それこそウイルスを防御するみたいな格好をして、工場で物作りをしてるっていう、そんな世界ですね。