はじめは大統領ありきではなかったー。アメリカの13植民地が1776年の独立宣言後、初めて採択した憲法=連合規約にはそもそも、大統領職が規定されていませんでした。国王のように1人がコントロールできるような政治体制にしたくなかったからです。常備軍もありませんでした。しかしそれでは、内乱が起きても連邦政府が鎮圧を主導できないし、13州がバラバラなので外国から分断作戦を仕掛けられる。消極的な要請から生まれた大統領の位置づけは軽く、19世紀には大統領職は「上がりポスト」と見られることもありました。そのような状態から、大統領職はどのようにして国民、世界を率いる存在に変わっていったのでしょうか。
【出演】山岸敬和南山大学アメリカ研究センター長、岩田仲弘中日新聞社編集局国際部長
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